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Yamareco

記録ID: 83140
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無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

木曽駒ヶ岳と宝剣岳<初めての中央アルプス>

2010年10月16日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
04:10
距離
4.6km
登り
509m
下り
504m

コースタイム

7:00千畳敷駅-7:19八丁坂-7:47乗越浄土-8:05中岳-8:30駒ヶ岳山頂8:34-8:45木曽小屋9:05-9:43中岳-10:10宝剣岳山頂10:25-11:10千畳敷駅
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
通年マイカー規制あり。
菅の台バスセンターの大駐車場(普通自動車500円)に100台弱ほどのスペース。その
先にも小さな駐車場はあるので菅の台が満車の際には駐車できる。
バス等運行時刻はシーズン中は変更がかなりあります。駒ヶ岳ロープウェイのHPで随時確認してください。⇒http://www.chuo-alps.com/index.html
また、大雨などで道路状況が悪くなるとバスの運行が見合わされることもあるので
要注意。
先週は5時過ぎの始発バスが8時まで延期になりました。
コース状況/
危険箇所等
登山届を提出するよう駅の放送で言われる。
ロープウェイの千畳敷駅を出たところで届出用紙があったような気がする。。。

駒ヶ岳への道は正規ルートならば危険箇所は無し。
中岳のまき道は危険と書いてありました。
宝剣岳へは岩場の鎖場が続き、特に山頂直下の鎖場は足場が狭いので怖いです。(過去滑落事故多発<積雪期>)
かなり慎重に登りましょう。(特に女性)
登れば同じ崖を下らなければいけないこともよく考えた上で自己責任で。

向かって右が切符買いの列、左はバス停
向かって右が切符買いの列、左はバス停
紅葉はもう終わっていたけど、それでも綺麗。
紅葉はもう終わっていたけど、それでも綺麗。
鱗雲がかわいい。
鱗雲がかわいい。
右に伊那前岳
左に宝剣岳
三沢岳???
中岳から宝剣岳を見る。尖っている。
中岳から宝剣岳を見る。尖っている。
向こうには御嶽山。
向こうには御嶽山。
中岳を越えると駒ヶ岳。
中岳を越えると駒ヶ岳。
ガレ場。
駒ヶ岳山頂。
冷たい風が強くて超寒い。
体感温度低し。
駒ヶ岳山頂。
冷たい風が強くて超寒い。
体感温度低し。
あまりに寒いので少し下ったところの木曽小屋で休憩。
あまりに寒いので少し下ったところの木曽小屋で休憩。
お茶休憩。
かりんとうもついてきました。
お湯はポットごと用意してくれました。
お茶休憩。
かりんとうもついてきました。
お湯はポットごと用意してくれました。
駒ヶ岳を下りたところ。
登山客がぞろぞろ増えてきた。
駒ヶ岳を下りたところ。
登山客がぞろぞろ増えてきた。
中岳山頂にもタッチ。
中岳山頂にもタッチ。
下は渓谷。。。
宝剣岳山頂。
宝剣岳山頂直下の千畳敷を臨む。
宝剣岳山頂直下の千畳敷を臨む。

感想

10月15日(金)22時横浜を出発。
先週のリベンジに向かう。
天気はばっちり。
今度こそ駒ヶ岳いくでーっ!
(前回は大雨でバス運行が延期されて断念)

今週は天気がいいから、きっと人も多いだろうし。
早め早めの行動が要。

午前2時前に駐車場に到着。
よしよし、今回は何事もなくすんなりと入れる。
すでに10台ほどの車があって、みんな仮眠中のようだ。
私たちも静かに仮眠に入る。

が、眠れない。
遠足前の興奮状態か。。。
しかも近くに止まっていた車の人たちがうるさい。
ハッチバックを開けて喋りながら準備をしている。
みんな寝てるのに。。。

薄明かりのついているバス停に目をやる。
2,3人の人がタバコを吸ったり温かい飲み物を飲んでいるのが見える。
こんな時間からバス停で待つつもりか??
とは思ったけどさすがに寒いのか人気もなくなる。

朝に近づくにつれて気温が下がってきた。
タオルケットに包まって横になっていたけれどそれでも寒い。
防寒用のフリースを出して着こんだけど、それでも寒かった。
毛布が要るなぁ。

横になるけれど眠れない。
何時から行列ができるのかが気になって仕方がない。
もう眠るのは諦めた。
車も徐々に駐車場にやってくる。

午前5時前。
周りの人たちが起き出して準備を始め出したようだ。
バス停にもちらほらと人がやってくる。
列をなしているようには見えない。
起き出してバス停まで偵察に行ってみると、バス停のベンチの上に
デポされたザックの列が目に入る。
順番取りかっ。
そして何やら切符売り場に列ができ始めている。
係の人が来たようで、5時15分ぐらいから切符売り場を開けるらしい。
並ばなければっ。
とりあえずザックをベンチにデポって、切符売り場に並ぶ。
私は前から15番目ぐらい。
「切符売り場に並ぶのは代表1人だけにしてください。」
代表以外の人たちはバス停に並び始める。
荷物デポも行列の一部。

準備を終えた旦那さまがやってきたので
交代して切符売り場に並んでもらう。
バス停に行くと私のザックの隣に人が座っていて
ちゃんと順番取りの役目を果たしていた。よしよし。
少しして切符売り場が開き、切符チケットを手にした旦那さまもバス停の列に合流。

実は割引切符というのもあって、ここで列に並ばなくても
事前にローソンまたはチケットぴあで購入することができる。
往復バス&往復ロープウェイで1人3500円。
通常より300円お得でホテル千畳敷でのドリンク500円サービスもついている。
これを事前に購入しようと思ったけれど、
また天候云々でダメになっても払い戻しができないのでやめておいた。
3800円×2人+駐車場代500円=8100円
結構するなぁ。。。

バス停に長蛇の列ができ、駐車場まで伸びている。
6時5分前ぐらいにバスがやってくる。
何人乗れるのかなぁ。
これに乗れなければ2台目のバスだろうな。
と思っていたら、あと2席というところでギリで乗れてしまった。
私たちの前にいたのが3人組だったおかげ。。。
「すいません、お先です。」と言って乗込む。
基本立ち席は無いらしい。定員60人ほど。
補助席も利用するが途中のバス停でもお客を拾うことも考えて
2席ほど補助席を空けて6時に出発。
あとで気づいたのだけど、定刻バスは6時12分発で
私たちが乗ったのはその前に臨時で出たバスだった。

30分弱でしらび平駅に到着。
バスを降りてロープウェイ乗場に並ぶ。
7時少し前に始発ロープウェイに乗車。
定員が61名ということで、同じバスに乗ってきた人たちがそのまま乗れる。
ロープウェイからの眺めはとても綺麗だった。
特に紅葉。一番いい時期だ。
撮影をしたかったのだけど、結構ぎゅう詰めだし、
ガラス越しだったのでやめた。
7分30秒で高低差950m(日本一)を一気に上がる。

7時過ぎに千畳敷駅に到着。
建物を出ると目の前は千畳敷カールっ!
もうカッコ良すぎて。。。萌える。。。

八丁坂からは結構な勾配になる。
息遣いが激しくなってくる。
あれ?ちょい空気が薄いかな?

千畳敷カールを越えると駒ヶ岳の姿が見える。
ここからはしばらくはなだらかな道。
山荘などがあって休憩もできる。

まずは中岳を越えなければいけない。
中岳を越えたくない場合はまき道の選択肢もあるが、
道幅が狭くて危険らしい。

中岳を超えてガレ場の道を登って行くと
千畳敷駅から1時間半ぐらいで駒ヶ岳山頂に到着。

それにしてもかなり寒い。。。
風がとても強くて体感温度はかなり低い。
この日はMAMMUTの長袖Tとフリースを着ていたのだけど、
急いで防寒用にレインウェアを着る。
顔が寒いぃぃ〜っ。痛いぃぃぃぃ。
痛いほど寒い。今までの山行で一番寒い〜。
あまりに寒いので、駒ヶ岳から少し先に下ったところにある木曽小屋で温かいものをいただくことにする。

木曽小屋までは4分ほど。
凍えそうになりながら小屋に入る。
お客は私たちだけだった。
ま、朝早いから山頂にもほとんど登山者はいなかったし。
「お茶休憩させてください〜。温かいお茶お願いします〜。」
休憩代だけなら1人300円。
ボンベ等持ってきていたけど、面倒なので温かいお茶をいただくことにした。
お茶休憩は1人500円。
かわいらしい小柄のおじさんがポットとお茶セットを持ってきてくれた。

温かいお茶も少しするとすぐに冷めてくる。
ここってどんだけ寒いねん。。。泣。

少し休憩してトイレ(200円)を借りて小屋を出る。
(水洗で紙ゴミ箱あり。)

温かいお茶を飲んでもあまり温まらない。
こうなったらやっぱり体を動かすしかない。
歩みを止めたら死ぬっwww

駒ヶ岳山頂に戻ると人がかなり増えていた。
そのままスルーして下山する。

まだ10時前。
今から下りたらロープウェイもバスも余裕でガラ空きだな〜♪

と、、、中岳から乗越浄土に向けて下山していたのだけど、
登ってきた道から逸れていつのまにか宝剣岳への道を登っていた私。。。
危険な箇所があるのを知っていたので寄らずにスルーして帰ろうと思ってたのだけど知らず知らずのうちに宝剣岳に足を踏み入れてしまっていた。
時間もまだあるし、ここまで登ってきたし、、、行けるところまで行ってみることにする。

と思っていたのに、旦那さまがどんどん先に登ってしまい、
ついついその後について登ってしまった私。。。

でも最後の鎖場に到達したとき、思い悩む。。。
「これは。。。ちょっと。。。」
此処こそがネットでも‘かなり怖い’と書かれている場所。
やっぱり怖い。かなり怖い。鎖はあるけど、足場は約10僂曚匹靴ない。
下は言うまでも無く崖。
ここをカニの横這いのように歩けと。。。

うぅぅ。。どうしよ。。。怖い。
止まって躊躇していると、後ろから来たおじさんが
「上から下りてくるのを待ってるの?」と声をかけてきた。
確かに山頂から下りてくる人たちも向こうで止まってる。
「あ〜、そうなんですけど、、、進むのを躊躇してるというのが正しいです(苦笑)」と私。
とりあえず下りてくる人を待つ。
2,3人は下りて来たけれど、上で男の人が私の上がってくるのを待ってくれてる感じ。。。
「ど、、、どうぞぉ〜。」と譲ってみたけれど、向こうも「いえ、お先にどうぞ〜。」って。。。

覚悟を決めて登る。
鎖があるから大丈夫。
下は見るな。
ゆっくり慎重に。
言い聞かせながら進む。

残念ながらこの辺りは一切撮影していない。
そんな余裕、微塵も無い。

やっとの思いで旦那さまの待つ山頂に到着。
体が震えてる。
やっぱり怖かった。かなり怖かった。
旦那さまに「よく頑張ったなぁ〜。」と褒めてもらう。

でもよく考えたら、、、
下りるのもっと怖いんじゃ。。。。。(泣)
下りるときのことを考えると‘鬱’に。。。
うぅぅ。大丈夫か?わたし。
山頂で写真撮影をして下りる。
下りるのも怖かったのですが、登る時の恐怖ほどではありませんでした。
ただ必死に慎重に下りるのみ。

世の中にはもっと怖い鎖場いっぱいあるし。
多くは望まないけど、適度な鎖場を少しずつこなしていけたらいいかな〜。

鎖場を下りると、そこで断念してパートナーを待っている女性もいました。
そうだよね、怖いよね。
無理だと思ったら引き返すのも正しい選択。

でももう一度同じルートで宝剣岳登れって言われたら
私は登れる自信はつきました。
(ただし雨・積雪期は除くw)

宝剣岳を無事下山。
緊張の糸が切れたかのようになんだか体がフラフラ〜。
とっても疲れた。

帰りのロープウェイには10分ほどですぐに乗ることができ、
バスにもそのまますぐに乗れて13時までには駐車場まで戻って来れた。

基本、シーズン中は午前中に帰りのロープウェイに乗れる行程ならば
待つことなく帰れるらしい。
私たちがロープウェイを降りると、乗り場の外にはたくさんの人が整理券を持って
順番が来るのを待っていた。
待っているのはやはり観光客ばかり。
バスも臨時便が次から次へと出されていて駐車場に着くまでに何台ものバスとすれ違った。
今回は寝ないで偵察していたおかげで、バスもロープウェイも全く待つことなく、
予想以上にスムーズに山行をこなせたので大満足。
二週連続で長野まで頑張って運転してきた甲斐がありました。

そろそろ山は冬支度。
もう遠出できるのも今回でしばしお預けかも。。。

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