大佐飛山・男鹿岳 最後にドッキリが
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 44.1km
- 登り
- 1,899m
- 下り
- 1,892m
コースタイム
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:25
- 山行
- 9:18
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 10:40
天候 | 21日:雪のち時々晴れ、強風 22日:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
男鹿岳の西側はヤブが非常に濃いです。例年ならこの時期は大丈夫だと思いますが、今年はあまりに寡雪で、1.5か月くらい季節が進んでいる感じです。 本当は男鹿岳から山王峠に下山する予定でしたが、激ヤブに時間を取られ、更に意図せず支尾根に誘い込まれてしまい、福島県側に下山してしまいました。そもそも今回コンパスを忘れてしまったのが失敗だったのですが、それを鑑みてピストンにすべきでした。雪が少ないのも仇になりました。疲労困憊でもうヤブは当面見たくもありません。 |
その他周辺情報 | 塩原温泉そまの湯 600円。シャワーはないし、蛇口は水しか出ませんが、お湯が良い(源泉豊富で垂れ流し状態)ので気になりません。 |
写真
感想
3/21(月) 雪のち時々晴れ
WILD FIELDおじかの駐車場に止めて歩きはじめる。林道を延々歩くが、雪が全くなくなく非常にはかどる。途中の尾根から登ろうと思ったがこれは林道を使った方が早いので、胡桃橋まで行くことにする。さすがに橋手前で雪道になる。胡桃橋をわたり、次の橋も渡ったところから尾根にとりつく。WEB記録では胡桃橋のところの尾根からのアプローチを見かけるが、途中急なところがあるとのことで今回はもう一本北の尾根から登った。この尾根は記録を見る限りほとんど使われていないが、危険な個所は無く、林道に雪が無ければ非常に利用価値が高い。
順調に稜線まで上がれたが、いかんせん天気が悪く、時々吹雪くのには参る。この風では瓢箪峠のプレハブ小屋を使わせてもらうに限る。小屋は朽ち果てかけているが、中にテントを張れば全く問題ない。風よけには十分だった。
小屋から見ると大佐飛山方面は晴れており、このチャンスを逃すわけにはいかない。瓢箪峠との連結尾根は非常に急なので体力がいるが、危険ではなかった。大佐飛山塊に入って一山超えるとそこは快適な雪山ロードだった。最高の景色の中、大佐飛山に到着。苦労してたどり着いただけあって最高の山頂だった。
瓢箪峠までは地獄の登り返しになり、体力が尽きかけた。ヘロヘロになってプレハブまで戻ってきた。
3/22(火) 快晴
夜中に寒くて何回か目を覚ました。水筒の水が凍っており、ボンベのガスも低温のためなかなか火が付かなくて参った。幸い、天候は快晴。至福の日の光の中、男鹿岳を目指した。男鹿岳はなかなか落ち着いた山頂だ。天気も最高で時間もあるのでダラダラした。ここからは那須連山が圧巻だ。
男鹿岳の西尾根は難しいときいていたので慎重に行くが、幸いにもトレースがあった。1362鋭鋒までの間いくつか注意がいる個所があるが、すべてうまくいった。1362前で激ヤブになり、この山塊のヤブの恐ろしさを知った。山王峠までたどり着けるだろうか?と不安になる。視界があまり効かないので尾根からの下りを二度間違う。コンパスが無いのが致命的だった。二回目は気づくのが遅れ、30分ほどかけて元のピークに戻った。
しばらくは順調にいったが、1188から下る方向を間違った。途中で気づいたがこの尾根はマーキングが細かくあるし、このペースでは山王峠まで行くのは厳しい。下っても良かろうと判断した。しかし、この時は栃木県側に降りていると思っており、まさか福島県側に下っているとは夢にも思わなかった。
尾根を下り切り、林道を歩いていると、どうも様子がおかしい。南に向かっているはずだが、太陽の方向からどうも西に向かっているようだ。ここで詳細に読図してようやく福島県に下ってしまったと気付いた。コンパスを忘れたのがそもそもの原因だが、我ながら派手なロストをやってしまった。
幸い電車で栃木県まで戻ることができる。七が岳登山口駅まで歩いたが電車が出た直後で、16:17の列車に乗った。男鹿高原からスタート地点のWILD FIELDおじかまで30分ほど歩き、この長い一日を終えた。陽がずいぶん長くなったので助かった。
―――
男鹿岳は2012年に登るつもりが悪天候で二岐山に切り替え涙をのみました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-176056.html
4年越しで願いがかないました。そして大佐飛山にも登ることができ、この山塊のエッセンスを雪の時期に堪能出来て大満足でした。しかしコンパスを忘れたにもかかわらず、男鹿岳の西尾根のルートどりは少々甘く見ていました。反省。
コメント
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junjapaです。ご無沙汰です。頑張りましたね。ここは先日行こうと思っていたところですが、同行者が食指が動かないといって八ヶ岳に転身したのでした。いい山みたいですね。。ところでコンパスを忘れるとは!? 珍しいミスですね〜!無事でよかったよー!
junjapa様
とにかくきれいでした。この山塊は冬〜春が良いですね。しかし八ヶ岳に比べるとちょっと渋い山ではあります。
コンパス忘れは不覚でした。忘れたにもかかわらず、西尾根を行ってしまったのはちょっと冒険が過ぎました。降りた尾根のマーキングがあまりにもしっかりしていて、かつ地図にもない道なのが今でも不可解です。。
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