野伏ヶ岳 ダイレクト尾根 360度パノラマの絶景の雪山
- GPS
- 07:50
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,163m
- 下り
- 1,173m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所はないと思いますが、雪が湿って緩んだ箇所が多く、踏み抜き注意 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
輪カンジキ
アイゼン
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
|
---|
感想
残雪期限定の山、野伏ヶ岳に行ってきました。
登山歴1年の新参者の私がこの山の存在を知ったのはつい最近でした。
手軽に行ける近場の滋賀はもう雪が無く、福井の取立山にでも行こうかと計画していたのですが、でも京都から遠いし、どうしようかな・・・と思ってた矢先にヤマレコで見つけたのが”野伏ヶ岳のダイレクト尾根”
これは面白そう!
で、今更ながらですが、早速行ってきました。
行きの道中、ウイングヒルズ白鳥リゾートが見えた所で同時に目に飛び込んで来た景色に思わず車を止めて写真撮りました。
真っ白に雪化粧した野伏ヶ岳が太陽に照らされ、キラキラと輝いていたのです。
これからあそこに行くのかぁ・・・とまずはテンション上がる♪
あっという間に白山中居神社に到着。
用意しながら30分程、スマートフォンの充電待ちしてから出発しました。
川に出た所から所々にドカンと残雪。
そして木々の上から雪山が見えてる。
やはりこの辺りは豪雪地帯なんだな・・・と。
林道を歩き、山登り開始。
川を渡る所らへんには雪がタップリありますが、山道に入るとまったく雪はない。
標高850mくらいから雪は再び現れる。
少し上がれば、道にはドッサリ、ガッチリと雪道に変身しました。
しかもほとんど凍ってる!
傾斜がとても緩やかな道のため、滑ることはありませんでしたが、やはり滋賀の比良辺りとは様子が違います。
皆さんの通られたルートのGPSデータをスマートフォンで見ながら歩くと、ショートカットして直登されているようですが、道から外れた所の雪は既にズボズボ状態に近かったので、少し遠回りですが普通にのんびりと夏道から登りました。
でも確かに、意外に距離がありますね。
しばらくすると前方の視界が開けました。
出てみると広々と広がる雪原、そして鮮やかな雪山の景色。
綺麗!ここが和田山牧場跡なんですね。
左に目をやると野伏ヶ岳と薙刀山がそびえてる。
こちら側は暗い雲に覆われているが、反対側の大日ヶ岳方面は晴れ。
見てる間に吹雪いてきましたが、雪原の山側を歩きやり過ごしてるとまた晴れました。
これから登る野伏ヶ岳のダイレクト尾根もしっかり見える。
後にも先にも人の姿はなし。静寂な雪原でした。
少し歩くと、ダイレクト尾根の取り付きに到着。
薮なのか樹林帯なのかよくわからん斜面を登りにかかります。
なかなかの急斜面ではあるが、比良のコヤマノ岳を思い出す。
雪が緩んでいるので、時々ゴボッと踏み抜きながらの登りです。
踏み抜くかと思うと、急斜なのに雪がゆるくて滑りそうになる箇所も。
正直、大きな滑落事故になるような状況ではありませんが、結構邪魔くさい急登という表現が正しいでしょうか(笑)
キックステップで足場を固めたりしながらまずは尾根まで登り切りました。
そしていよいよダイレクト尾根の登りです。
真っ白な雪の稜線。
既に少し薮が顔を出してはいますが、この日の時点ではまだまだ大丈夫。
両端は展望が開け、なかなかの眺望の中の尾根登りが楽しめます。
それにしてもこの日の天候は不安定。
晴れては曇り、そして吹雪になる。
そしてまた晴れては曇り、また吹雪になる。
結局、下山するまでこの繰り返しでした。
この尾根はなかなかの斜度で眺望も高度感もとても良い。
距離があり、斜度もそこそこで思いのほか時間がかかったのと、疲れがきました。
何度か立ち止まり、景色を写真に撮りながら小休止
山頂直下辺り、ここから最後の登りなんですが、傾斜がキツいのと雪が少し凍っていて滑る。
足場が定まりにくいので、少し下の緩やかな場所まで下り、やはりここでアイゼン装着です。
すると・・・おおっ!、アイゼンの前爪がよく効く!軽快に登れるやん♪
もう少し早めにつければ良かったな。
すると山頂の稜線に出ました。
稜線の表面は踏むとバリバリと音が出るくらいの状態。
でも、ここもアイゼンの爪がよく効く♪
しかし凄い風。しかもまたもや天候不安定。
360度、遮るものは一切なしの大パノラマ。
見渡す限りの山、山、山、そしてそのすべてが雪化粧された雪山。
文句なしの絶景です!
薙刀山から石徹白にかけての山々、
小白山あたりまでの雪の稜線、
どれをとっても絶景です♪
高い山でも本格的な雪山登山は経験ないのですが、残雪期とはいえ、この辺りの山の景色も雪も比良辺りの雪山とは様子が違い過ぎますね。
さすが白山の近くの豪雪地帯ですね。
なかなか迫力ある美しい雪景色が堪能出来ました♪
後は白山、別山が見れたら最高なんやけどな・・・
晴れ間があるうちに写真撮って、後は白山拝むための天候回復待ち。
晴れ間→曇り→雪
晴れそうや・・・アカン、また吹雪や・・・
短時間にこれの繰り返し。
吹き付ける風に耐え、約40分程待ちましたが、いい感じに晴れ間が出ても白山だけは現れず。
山頂にて3度目の雪。
今日の所は諦めて下山することにしました。
本当は薙刀山にも行きたかったのですが、思ったより時間がかかり、予定下山完了時刻考えると、そろそろリミット。
しかも思った以上に足もしんどかったので、今日はこれにて下山です。
登って来たダイレクト尾根から下りるピストンで戻ります。
ダイレクト尾根は急斜面なので滑らないよう、高度感楽しみながらもゆっくり下りました。
ダイレクト尾根を下り、和田山牧場跡に到着。
ここでようやく昼食。
それにしても誰にも会わないね。
さすが平日(っていうか、私は常に平日ハイカーです)
足跡は2つ。
一つは靴、もう一つはワカン。
時間考えると、ゆっくりもしてられない。
さっさと食事済ませ、少し休憩し、靴ひもなおして下山再開。
行きは凍ってた雪もゆるくなっていた。
思ったより早く白山中居神社の駐車場まで戻って来れました。
いやぁ〜、野伏ヶ岳、思った以上に楽しかったです。
そして思った以上にしんどかったです(笑)
それにしても寒かった、
しかしそれ以上に景色も山登りも楽しかった!
また是非、ここらへんの山に来たいです!!!
今日も無事安全な山行で楽しむことが出来、感謝です。
お付き合い頂き、ありがとうございました♪
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