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Yamareco

記録ID: 835033
全員に公開
アルパインクライミング
日光・那須・筑波

日光白根山 西面3ルンゼ、北西稜 今年も登れました!恒例のバリエーションルート

2016年03月26日(土) [日帰り]
 - 拍手
yamamossan その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:20
距離
6.1km
登り
1,061m
下り
1,070m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:14
休憩
1:04
合計
6:18
距離 6.1km 登り 1,071m 下り 1,071m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
丸沼高原スキー場の駐車場に駐車しました。(無料)

ロープウェイチケット購入時に登山届の提出を求められますので、先に記入して置きましょう。登山届はチケット売り場手前側の出入り口と、カウンターの奥側に有ります。

ロープウェイ往復2000円+保証金1000円で、下山しカードを返却して保証金1000円は返ってきます。カード返却時に氏名を告げて下山報告となります。

ロープウェイ運行時間は8:30〜15:30ですが、混雑時は運行開始前からロープウェイ待ちの列が出来ますので、早く出発したい場合は並んで置いた方が良いです。
コース状況/
危険箇所等
西面ルンゼ取り付き付近までは一般ルートを行きます。トレース有り。

一般ルートを外れてから西面ルンゼ取り付きまでの状況は日によってまちまちで、樹林帯のラッセルになる事も有りますが、トレースが有る事もあります。過去の例ではトレースを辿って楽々取り付けたことも有りますが、ワカンで腰ラッセルになった時もありました。スノーシューなら万全ですが、全くのお荷物になることもあります。最低限ワカンが有れば安心です。

西面ルンゼから3ルンゼまでは気温によって雪質が変わります。クラストしたカリカリ雪面+粉雪の吹き溜まりの時もあれば、腐れ雪と踏み抜き地獄だった事も有ります。この辺りで状況に応じて、アプローチ装備からアイゼンやクライミング装備への変更を行います。

西面3ルンゼ内は日陰の為、割合的にはカリカリ雪面が多くなります。寒い事が多いので登攀装備に変更する際に、それに応じた服装に調節しておくと良いです。中間に氷化した部分が出来ていて、長さに差は有るものの3月位なら例年存在します。規模が小さければ避けて登れますが、大きい時も有りますのでダブルアックスの方が安心でき、積極的にアイスパートを楽しめます。

アイスパートをクリアすると二俣っぽい感じで左右に登れそうな所に出ます。左側の方が容易ですが北西稜に乗ってしまいます。3ルンゼを完登したい場合は右側を登ります。

右側の上部は降雪の少ないシーズンや、時期によっては雪が少なく岩が出ているところがあります。日が当たっている場合は岩の結合が脆くなって剥がれたり、落石が起きたりします。フッキングの見極めとテスティングを行い、安易に荷重しないように、優しく登りましょう。

初心者には必要に応じてロープを出しますが、ボルトとか無いので支点はシャフトを埋め込んだアックスに取ります。2本有ればそれなりに信頼感も増しますので、ここでもダブルアックスが有効になります。

3ルンゼを抜け、右に見える雪壁を登れば山頂のあるピークに至ります。

下山に使用する北西稜ですが上部は薄藪と岩がらみの急斜面で、踏み抜き等で足首にダメージを受け易いので注意が必要です。中間部は雪交じりの草付きですが、ここでも足の置き方によっては足首ダメージがありえます。下部になると雪が多くなります。

北西稜を忠実に降ると七色平避難小屋付近に出ますが、藪が濃くなるのでそれを避ける為、左へ向かって高度を下げます。樹林とルンゼに落ち込む岩壁の間を抜ける感じにルートを取りますが、時間的にアイゼンに雪団子が付きスリップによる滑落注意です。肩掛けリーシュが有効で、何時でもシャフトを雪面に刺せる様にしておきましょう。

北西稜下部では全層と言う事は無いと思いますが、雪質によっては雪崩れます。今回は固雪の上に新雪が乗り、表面が陽光で腐り始めていました。上から雪を押しながら降っていた所、幅5m位ですが2度ほど表層が雪崩れました。
丸沼高原スキー場ロープウェイ山頂駅から見る白根山。山頂に2つ凹みが有りますが、左の凹みに繋がるルンゼが西面3ルンゼです。さらにその左の尾根が北西稜。3ルンゼの雪は繋がっている様で一安心、コレなら登れます。
2016年03月26日 08:46撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 8:46
丸沼高原スキー場ロープウェイ山頂駅から見る白根山。山頂に2つ凹みが有りますが、左の凹みに繋がるルンゼが西面3ルンゼです。さらにその左の尾根が北西稜。3ルンゼの雪は繋がっている様で一安心、コレなら登れます。
天気は快晴で申し分なし。二荒山神社で登山の無事を祈願してからスタートです。
2016年03月26日 08:55撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 8:55
天気は快晴で申し分なし。二荒山神社で登山の無事を祈願してからスタートです。
樹林帯の一般ルートを行きます。トレースバッチリです。
2016年03月26日 08:57撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
3/26 8:57
樹林帯の一般ルートを行きます。トレースバッチリです。
適当な所で一般ルートを外れて西面ルンゼの取り付きへ向かいます。一般ルートを外れるとトレース無しで新雪のラッセルになります。
2016年03月26日 09:51撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 9:51
適当な所で一般ルートを外れて西面ルンゼの取り付きへ向かいます。一般ルートを外れるとトレース無しで新雪のラッセルになります。
早めの時間のサラサラ雪が嬉しい。ツボ足で膝位のラッセルなので、ワカンは使いませんでした。
2016年03月26日 09:55撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 9:55
早めの時間のサラサラ雪が嬉しい。ツボ足で膝位のラッセルなので、ワカンは使いませんでした。
西面ルンゼの取り付きで、ストックを仕舞い、アイゼンやアックス、ギア類を身に着けました。
2016年03月26日 10:44撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 10:44
西面ルンゼの取り付きで、ストックを仕舞い、アイゼンやアックス、ギア類を身に着けました。
西面ルンゼを登って行きます。左奥に西面3ルンゼの入り口が見えます。
2016年03月26日 11:01撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
3/26 11:01
西面ルンゼを登って行きます。左奥に西面3ルンゼの入り口が見えます。
西面3ルンゼの入り口です。
2016年03月26日 11:34撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 11:34
西面3ルンゼの入り口です。
気持ちの良い急斜面。雪はカリカリでアックス、アイゼンが良く効きます。
2016年03月26日 11:37撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 11:37
気持ちの良い急斜面。雪はカリカリでアックス、アイゼンが良く効きます。
突然電池切れ。ふくらはぎパンプ中(笑)
2016年03月26日 11:43撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
3/26 11:43
突然電池切れ。ふくらはぎパンプ中(笑)
途中で氷化したアイスパートが出てきます。今シーズンのアイスパートは例年よりも長めで楽しい!
2016年03月26日 11:43撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 11:43
途中で氷化したアイスパートが出てきます。今シーズンのアイスパートは例年よりも長めで楽しい!
嫁さんから「ロープぅ〜」リクエストが出たのでアックスにセルフ取ってロープダウン。肩がらみで確保しました。
2016年03月26日 11:52撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 11:52
嫁さんから「ロープぅ〜」リクエストが出たのでアックスにセルフ取ってロープダウン。肩がらみで確保しました。
アイスパートをクリアすると二俣っぽい感じで左右に登れそうな所に出ますが、左を登ると北西稜に乗ります。3ルンゼを完登したいので右を登ります。
2016年03月26日 11:57撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 11:57
アイスパートをクリアすると二俣っぽい感じで左右に登れそうな所に出ますが、左を登ると北西稜に乗ります。3ルンゼを完登したいので右を登ります。
氷化した部分から、ミックスぽい上部へ。打ち込みからフッキングやトルキング等、ルートコンディションに応じたアックス、アイゼンワークを試せます。
2016年03月26日 12:05撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 12:05
氷化した部分から、ミックスぽい上部へ。打ち込みからフッキングやトルキング等、ルートコンディションに応じたアックス、アイゼンワークを試せます。
最後のミックス部分も下から「ロープぅ〜」コールが出たのでロープを出しました。
2016年03月26日 12:16撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 12:16
最後のミックス部分も下から「ロープぅ〜」コールが出たのでロープを出しました。
そろそろ3ルンゼを抜ける辺りからルンゼを見下ろします。
2016年03月26日 12:30撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
3/26 12:30
そろそろ3ルンゼを抜ける辺りからルンゼを見下ろします。
3ルンゼを抜けた所から右に雪壁をつなげて行くと、山頂の有るピークに乗る事が出来ます。
2016年03月26日 12:32撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 12:32
3ルンゼを抜けた所から右に雪壁をつなげて行くと、山頂の有るピークに乗る事が出来ます。
山頂到着〜。嫁さんがグッタリしているので大休止します。
2016年03月26日 12:42撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 12:42
山頂到着〜。嫁さんがグッタリしているので大休止します。
日光方面の景色。今日の山頂は風も無く、良い天気に恵まれました。
2016年03月26日 12:42撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 12:42
日光方面の景色。今日の山頂は風も無く、良い天気に恵まれました。
さて下りです。山頂を後にし、北ピークから北西稜へ向かいます。
2016年03月26日 13:14撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
3/26 13:14
さて下りです。山頂を後にし、北ピークから北西稜へ向かいます。
左が3ルンゼ、右のリッジが北西稜です。
2016年03月26日 13:20撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 13:20
左が3ルンゼ、右のリッジが北西稜です。
少し降ると、西面3ルンゼが山頂へと繋がる景色を見る事が出来ます。登ったルンゼを間近に見る事が出来るのがこの下山ルートの魅力です。
2016年03月26日 13:22撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 13:22
少し降ると、西面3ルンゼが山頂へと繋がる景色を見る事が出来ます。登ったルンゼを間近に見る事が出来るのがこの下山ルートの魅力です。
北西稜へは一旦ピークへ登り返します。
2016年03月26日 13:29撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 13:29
北西稜へは一旦ピークへ登り返します。
北西稜ピークから見る西面3ルンゼ。右下から左上へ繋がる雪のラインを登りました。
2016年03月26日 13:32撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 13:32
北西稜ピークから見る西面3ルンゼ。右下から左上へ繋がる雪のラインを登りました。
北西稜ピークは北を巻く事も出来ますが、藪が邪魔なのでリッジを超えました。
2016年03月26日 13:38撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 13:38
北西稜ピークは北を巻く事も出来ますが、藪が邪魔なのでリッジを超えました。
北西稜のピークから暫くは岩っぽい降りとなります。
2016年03月26日 13:39撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 13:39
北西稜のピークから暫くは岩っぽい降りとなります。
北西稜上部は、場所に寄っては正対してクライムダウンした方が安全です。
2016年03月26日 13:46撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 13:46
北西稜上部は、場所に寄っては正対してクライムダウンした方が安全です。
岩っぽい上部を過ぎると、草付きの緩斜面がダラダラと続きます。
2016年03月26日 13:58撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 13:58
岩っぽい上部を過ぎると、草付きの緩斜面がダラダラと続きます。
北西稜を振り返った所。
2016年03月26日 14:10撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 14:10
北西稜を振り返った所。
北西稜を素直にトレースすると七色平避難小屋付近に出ますが、下部はヤブヤブなので適度なところで左側へ降ります。
2016年03月26日 14:14撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
3/26 14:14
北西稜を素直にトレースすると七色平避難小屋付近に出ますが、下部はヤブヤブなので適度なところで左側へ降ります。
急斜面なので状況に寄って後ろ向きで降ります。降りのストレスで雪面が切れ、数センチの表層雪崩が2回起きました。
2016年03月26日 14:24撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 14:24
急斜面なので状況に寄って後ろ向きで降ります。降りのストレスで雪面が切れ、数センチの表層雪崩が2回起きました。
無事下山できました。二荒山神社で無事下山できたお礼をしてロープウェイ山頂駅へ。
2016年03月26日 15:08撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 15:08
無事下山できました。二荒山神社で無事下山できたお礼をしてロープウェイ山頂駅へ。
ロープウェイ山頂駅から今回のルートを振り返り満足感に浸るひと時、なんてのもこのルートの良さです。肉眼では自分達の刻んだトレースが見えました。
2016年03月26日 15:11撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
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3/26 15:11
ロープウェイ山頂駅から今回のルートを振り返り満足感に浸るひと時、なんてのもこのルートの良さです。肉眼では自分達の刻んだトレースが見えました。
おまけ1
2011年3月5日の日光白根山。このシーズンは標準的積雪かな?通常は3月前半なら雪が繋がっていて登れます。
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おまけ1
2011年3月5日の日光白根山。このシーズンは標準的積雪かな?通常は3月前半なら雪が繋がっていて登れます。
おまけ2
2012年4月1日の日光白根山。雪が残っているシーズンでした。4月8日も行きましたが3ルンゼは繋がっていました。
おまけ2
2012年4月1日の日光白根山。雪が残っているシーズンでした。4月8日も行きましたが3ルンゼは繋がっていました。
おまけ3
2013年3月13日の日光白根山。このシーズンは何故か白根に雪が着かなかったシーズンで、3月前半にもかかわらず3ルンゼは繋がっておらず登れない状態でした。
おまけ3
2013年3月13日の日光白根山。このシーズンは何故か白根に雪が着かなかったシーズンで、3月前半にもかかわらず3ルンゼは繋がっておらず登れない状態でした。
撮影機器:

感想

今年も恒例の日光白根山西面3ルンゼへ。無積雪期は落石の巣ですが、凍結している今の時期なら登れます。

今までは単独で訪れていたルートですが、今シーズンは嫁さんがアイスと阿弥陀北稜で技術を磨き、先週の西穂高岳で高度慣れして仕上がって来たので一緒に行って見ました。

八ヶ岳等の混雑したルートと異なりマイナーなルート故に人影も無く、岩稜に囲まれたルンゼに自分達のトレースが刻まれアルパイン気分が盛り上がります。難易度は低いものの描かれるルートの合理性や様々に変化するコンディションが楽しめ、自分にとってアルパインクライミングの原点となるルートです。

降りは北西稜を使いましたが、こちらは下部が急斜面の堅雪に新雪で、時間的に表面が腐り2回ほど雪崩れたりして緊張しました。

下山に関しては通常ルートか、旧登山道を使用するほうが北西稜に比べて安全確実でしかも早いように思えますが、登ってきた3ルンゼを間近に見る事が出来るのが魅力的で、ついこちらのルートを使ってしまいます。

西面3ルンゼの適期は概ね3月一杯までですが、シーズンに寄っては3月でも雪が切れてしまい登れない事が有ります。

雪の繋がり具合は丸沼高原スキー場のライブカメラで確認するのが確実ですが、細かい所が見えづらいので西面ルンゼの岩の露出具合で判断しています。おまけで白根の過去3年間の画像を載せておきました。西面ルンゼの状態と3ルンゼの繋がり具合の関係が参考になるかと思います。

過去の西面3ルンゼの記録はこちらです。

2015年 下降は北西稜
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-605117.html

2014年 下降は旧登山道
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-417792.html

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体力レベル
2/5

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