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Yamareco

記録ID: 83673
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

下ノ廊下/欅平〜阿曽原〜黒部ダム

2010年10月20日(水) ~ 2010年10月21日(木)
 - 拍手
GPS
14:24
距離
25.6km
登り
2,320m
下り
1,438m

コースタイム

10/20 欅平駅9:14→水平歩道始点10:05→蜆谷10:42→志合谷11:32→大太鼓12:00→折尾谷12:38→折尾ノ大滝12:45 (20分大休止)→阿曽原温泉小屋14:30

10/21 阿曽原温泉小屋5:42→権現峠6:10→人見平6:32→仙人谷ダム6:44→東谷吊橋7:00→半月峡7:50→作廊谷合流点8:02→十字峡8:38 (展望台往復22分)→白竜峡9:46→黒部別山谷10:30 (20分大休止)→新越沢合流点11:46→鳴沢小沢12:14→ (この途中12:50より20分大休止)→内蔵助谷13:20→ダム下14:08→黒部ダム14:50
※写真を大量に撮りながら歩いていたので若干遅めです
天候 10/20 曇ときどき晴
10/21 曇
過去天気図(気象庁) 2010年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
往路 黒部峡谷鉄道 宇奈月→欅平 (1,660円)
復路 関西電力トロリーバス 黒部ダム→扇沢 (1,500円)
   路線バス 扇沢→信濃大町 (1.330円)
コース状況/
危険箇所等
下ノ廊下の山行記録は数多ありますが、欅平から出発する方はあまり多くないようなので、同じルートを計画中の少数派の方々にとって参考になるように書いてみました。
そのため、以下は原則的に欅平発を前提としてのコース情報になります。

●出発前
宇奈月からのトロッコ列車は、普通車 (いわゆるトロッコ車両) と特別車・リラックス車 (窓つきの一般的な車両、別料金要) があります。
欅平まで1時間半近くかかる上、普通車は吹きさらしなので、こちらに乗る場合は防寒対策が必須です。
私はレインウェアを上だけ着て手袋をしていましたが、下半身が寒かったです…。
少しでも体力を温存したいという場合は特別車以上のほうがいいでしょう。まあ、そこまで心配しなくてもいいとは思いますが。

ちなみに豆知識ですが、欅平駅から少しでも早くスタートしたい場合は、特別車以上を選ぶことをお勧めします。
というのは、欅平駅に到着した列車はホームの一番奥まで進んで停車するのですが、改札口はその反対側、進行方向に向かってホームの一番後ろにあるからです。
この駅のホームは2本の列車を同時にさばくために相当長くなっていて、端から端まで歩くと結構な時間がかかります。
通常の列車の場合、普通車は編成の最前部、特別車は最後尾に連結されているため、特別車に乗ったほうがホーム後方の改札口に近く、その分ホームを歩く距離が短くてすむので早く外に出られる、というわけです。
逆に言えば、普通車だと改札口までかなり遠いということなのですが…。

欅平に登山届の提出場所のようなものは見当たりませんでした。
以前は駅横にある「欅平ビジターセンター」で提出できたと聞きますが、この時は建て替え工事中。
今回は事前に富山県警察本部あてにメールで送付しておきました (これについては後日談あり、感想参照)。

●欅平〜阿曽原
欅平を出て最初の登りがきつい。ストックがあれば、水平歩道始点まで使うといいでしょう。
水平歩道に入ってからは、途中に桟道や道幅の狭い箇所もありますが、基本的にフラットで歩きやすい道です。もちろん、足元には十分注意です。
途中でトンネルを何箇所か通過しますが、ライトは志合谷のトンネル以外は必要ありません。
その志合谷トンネルですが、湧水があるので足元に注意、また天井が低いので頭上にも注意してください。また天井からも水が垂れてきますので、気になる方はザックカバーをしてもいいと思います。
折尾谷の少し先にある折尾ノ大滝では水が補給できます。
阿曽原への下りにかかるところからは再びストックが使える場面になります。逆に言えば、この下りと、先述の欅平からの登り以外ではストックはかえって邪魔になるかもしれません。

●阿曽原〜東谷吊橋
小屋からは10分ほど急登になります。暗いうちから出発する場合は足元に気をつけてください。
登りきった先の権現峠トンネルは、長さ的には折尾谷堰堤以上・志合谷トンネル未満といった感じで、出口は見えているのですが、大きな石が足元にゴロゴロ転がっているので、外が明るくてもライトを点けて通行することを勧めます。
仙人谷ダムの先、東谷吊橋までの車道にもトンネル区間がありますので、暗いのが苦手な人はそこまでライトを準備しておくといいでしょう。
東谷吊橋を渡る手前は広場になっているので、このあたりで休憩を入れる場合は橋を渡る前のほうがよいと思います。渡った先には広い場所はありません。

●東谷吊橋〜黒部別山谷
東谷吊橋を渡るとすぐ登りになり、そこそこ急な箇所もあります。
十字峡の吊橋を渡ってハシゴを登ると小さな広場があり、そこから十字峡を見下ろせる場所まで下りていけます (写真参照)。吊橋の上からでは見られない景色なので、ぜひ立ち寄ることをお勧めします。
白竜峡から先は、道幅が狭くなり桟道も増えるのに加えて、時間的に黒部ダム方面から来る人たちとすれ違うようになります。すれ違いができる場所は限られているので、道の先のほうも確認しながら進んでください。向こうから来る人を早めに発見できると、すれ違い場所の確保もスムーズにいくと思います。
それでも、週末や連休など人の多い時はある程度のタイムロスを覚悟しておいたほうがいいかもしれません。

●黒部別山谷〜黒部ダム
黒部別山谷は毎年遅くまで雪渓が残るところで、残り具合によって通過の方法が異なります。
今回は沢沿いまで下りるルートでしたが、足場の少ない2〜3mほどの壁を下りることになり、通過が大変でした (写真参照)。
別山谷の少し先のハシゴの高巻きと、屏風岩の大ヘツリを通過すれば、あとはそれほど危険な箇所はないと思いますが、落石のあった区間も途中にありますので注意はしておいたほうがよいでしょう。
新越沢合流点から先になると、景色的にはほとんど樹林帯か河原のガレ場になるので若干飽きてくるかもしれません。
水は、随所に沢があるのでそこで補給可能です。

●コース全般について
言うまでもないことですが、落ちたらまず助からないと思いますのでそのつもりで。
道幅に余裕がある区間は快適に歩けるのですが、丸太の桟道など「ちょっと危ないな」と思ったところは、そのままのスピードで突っ込んだりせずに、いったん立ち止まって一呼吸入れてから通るといいかもしれません。
また、景色を眺めたり写真を撮ったりするだけでなく「時計の確認」「水補給」「カメラの出し入れ」などよそ見を伴う行為全般は、必ず立ち止まって手すりのワイヤーなどをつかんだ状態で行うことを勧めます。
そのワイヤーですが、必ずしもコース上の全区間に張られているわけではありません。「あれ?ここってこんなに狭いのにワイヤーないの?」というところが随所に出てきます。張ってあっても結構たるんでいる箇所があるので、ワイヤーを過信しないほうがいいでしょう。
さらに、樹林帯では頭上に木の枝が張り出してきているところが多いので、足元だけでなく頭上にも注意してください。私自身、何度か太い枝に頭をぶつけて帽子を飛ばしました (ちなみに私は身長169cmです)。
休憩については、コースの性質上どこででも休めるというわけではないので、休憩によさそうな場所があれば、「まだしばらくはいいや」と言わずにちょっと一息入れていくのがよいかもしれません。
欅平駅から出発
2010年10月20日 08:54撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 8:54
欅平駅から出発
駅前広場の横にある階段を上って登山道へ出る
2010年10月20日 09:14撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 9:14
駅前広場の横にある階段を上って登山道へ出る
ザックを引っかけないよう注意
2010年10月20日 09:17撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 9:17
ザックを引っかけないよう注意
しばらくは急な登りが続く
2010年10月20日 09:25撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 9:25
しばらくは急な登りが続く
ここを右へ(左は送電線巡視路)
2010年10月20日 09:35撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 9:35
ここを右へ(左は送電線巡視路)
ここを左へ(右は欅平へ戻る道)
2010年10月20日 09:41撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 9:41
ここを左へ(右は欅平へ戻る道)
ここまで来れば後はほぼ平坦
2010年10月20日 09:59撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 9:59
ここまで来れば後はほぼ平坦
鉄塔のすぐ先が水平歩道の始点
2010年10月20日 10:05撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 10:05
鉄塔のすぐ先が水平歩道の始点
さっそくこんな道
2010年10月20日 10:08撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 10:08
さっそくこんな道
かと思えばこんな道
2010年10月20日 10:17撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 10:17
かと思えばこんな道
送電線の巡視路が分岐している
2010年10月20日 10:32撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 10:32
送電線の巡視路が分岐している
水平歩道とはいっても完全に水平なわけではない
2010年10月20日 10:41撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 10:41
水平歩道とはいっても完全に水平なわけではない
蜆谷のトンネル
2010年10月20日 10:43撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/20 10:43
蜆谷のトンネル
道は緩やかな登り基調で進んでいく
2010年10月20日 11:01撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 11:01
道は緩やかな登り基調で進んでいく
なぜかハチ取り器
2010年10月20日 11:02撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 11:02
なぜかハチ取り器
途中にはこんな広い場所も
2010年10月20日 11:05撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 11:05
途中にはこんな広い場所も
頭上注意
2010年10月20日 11:07撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 11:07
頭上注意
蜆谷に続く素掘りのトンネル
2010年10月20日 11:12撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/20 11:12
蜆谷に続く素掘りのトンネル
こんな切り通しのところも
2010年10月20日 11:26撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/20 11:26
こんな切り通しのところも
志合谷トンネルに突入
2010年10月20日 11:32撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/20 11:32
志合谷トンネルに突入
数メートルも入っていったら真っ暗に
2010年10月20日 11:39撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/20 11:39
数メートルも入っていったら真っ暗に
足元と頭上に注意
2010年10月20日 11:39撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/20 11:39
足元と頭上に注意
ライトだけだとこんな雰囲気
2010年10月20日 11:43撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/20 11:43
ライトだけだとこんな雰囲気
脱出。10分弱かかったかな
2010年10月20日 11:48撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 11:48
脱出。10分弱かかったかな
少し先で振り返る。トンネルを掘るのも納得のすごい谷だ
2010年10月20日 11:54撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/20 11:54
少し先で振り返る。トンネルを掘るのも納得のすごい谷だ
岩をえぐった道
2010年10月20日 12:00撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/20 12:00
岩をえぐった道
大太鼓近く
2010年10月20日 12:01撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/20 12:01
大太鼓近く
桟道が連続
2010年10月20日 12:08撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/20 12:08
桟道が連続
補修用資材のメモだろうか?
2010年10月20日 12:08撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 12:08
補修用資材のメモだろうか?
頭上の枝に注意
2010年10月20日 12:14撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 12:14
頭上の枝に注意
間もなく折尾谷の堰堤
2010年10月20日 12:36撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 12:36
間もなく折尾谷の堰堤
突入
2010年10月20日 12:38撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/20 12:38
突入
中はこんな感じ
2010年10月20日 12:39撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/20 12:39
中はこんな感じ
折尾ノ大滝
2010年10月20日 12:46撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 12:46
折尾ノ大滝
阿曽原温泉小屋が見えてきた
2010年10月20日 13:56撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 13:56
阿曽原温泉小屋が見えてきた
この先から下りになる
2010年10月20日 14:01撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 14:01
この先から下りになる
どんどん下っていく
2010年10月20日 14:11撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 14:11
どんどん下っていく
小屋がだいぶ近づいてきて、テン場もはっきり見える
2010年10月20日 14:20撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 14:20
小屋がだいぶ近づいてきて、テン場もはっきり見える
阿曽原谷に架かる橋
2010年10月20日 14:23撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 14:23
阿曽原谷に架かる橋
テン場から一段高いところにある小屋へ上っていって…
2010年10月20日 14:27撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 14:27
テン場から一段高いところにある小屋へ上っていって…
到着〜
2010年10月20日 14:30撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 14:30
到着〜
部屋の様子。先客の方が休憩中
2010年10月20日 15:05撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 15:05
部屋の様子。先客の方が休憩中
御布団の敷き方
2010年10月20日 14:57撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/20 14:57
御布団の敷き方
テン場から温泉へ下りていく道
2010年10月20日 15:27撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 15:27
テン場から温泉へ下りていく道
5〜10分ほどかかる
2010年10月20日 15:31撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 15:31
5〜10分ほどかかる
奥の青いシートで隠れているトンネルの中から引湯しているとのこと
2010年10月20日 15:33撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/20 15:33
奥の青いシートで隠れているトンネルの中から引湯しているとのこと
浴槽の下は黒部川の河原
2010年10月20日 15:35撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 15:35
浴槽の下は黒部川の河原
帰りはまた上っていかなければならないのが辛いところ
2010年10月20日 16:04撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 16:04
帰りはまた上っていかなければならないのが辛いところ
食事の時間を待つ間、小屋が紹介されている番組のDVDを食堂で観覧中
2010年10月20日 16:42撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 16:42
食事の時間を待つ間、小屋が紹介されている番組のDVDを食堂で観覧中
夕食はおなじみのカレー、制限時間(約30分)内はお代わり自由。ちなみに今までの最高記録は4杯半だとか
2010年10月20日 17:32撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/20 17:32
夕食はおなじみのカレー、制限時間(約30分)内はお代わり自由。ちなみに今までの最高記録は4杯半だとか
夕食の時間が終わるとテーブルを片付けて…
2010年10月20日 18:54撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/20 18:54
夕食の時間が終わるとテーブルを片付けて…
飛び込み客の寝るスペースに
2010年10月20日 18:58撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/20 18:58
飛び込み客の寝るスペースに
朝食は6時からなので、それより前に出る場合はお弁当を頼むことになる。5時半くらい以降なら食堂で食べていくことも可能
2010年10月21日 05:05撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 5:05
朝食は6時からなので、それより前に出る場合はお弁当を頼むことになる。5時半くらい以降なら食堂で食べていくことも可能
出発〜
2010年10月21日 05:42撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 5:42
出発〜
いきなりの急登。薄暗いうちは注意
2010年10月21日 05:45撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 5:45
いきなりの急登。薄暗いうちは注意
10分ほどで平らな道になる
2010年10月21日 06:03撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 6:03
10分ほどで平らな道になる
権現峠トンネル。出口付近の足元が悪いので注意
2010年10月21日 06:11撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 6:11
権現峠トンネル。出口付近の足元が悪いので注意
トンネルを抜けると黒部川の上
2010年10月21日 06:12撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 6:12
トンネルを抜けると黒部川の上
ここから左側へ急な下り
2010年10月21日 06:19撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 6:19
ここから左側へ急な下り
下りきったところで関西電力の人見平宿舎の横に出る
2010年10月21日 06:33撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 6:33
下りきったところで関西電力の人見平宿舎の横に出る
宿舎横の緑色の道を進んで…
2010年10月21日 06:33撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 6:33
宿舎横の緑色の道を進んで…
この扉から中へ
2010年10月21日 06:35撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 6:35
この扉から中へ
施設内の通路をまっすぐ進む
2010年10月21日 06:36撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 6:36
施設内の通路をまっすぐ進む
トロッコ軌道を横切る。右側から高熱隧道の熱気が押し寄せてくる
2010年10月21日 06:39撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 6:39
トロッコ軌道を横切る。右側から高熱隧道の熱気が押し寄せてくる
さらに通路を進んで…
2010年10月21日 06:42撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 6:42
さらに通路を進んで…
このドアを開けると…
2010年10月21日 06:44撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 6:44
このドアを開けると…
仙人谷ダムの横に出た。右の階段を上って堰堤の上へ
2010年10月21日 06:44撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 6:44
仙人谷ダムの横に出た。右の階段を上って堰堤の上へ
階段を上って左へ。右へ行くと仙人池方面
2010年10月21日 06:45撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 6:45
階段を上って左へ。右へ行くと仙人池方面
ダム堰堤上から下流側を撮影。屋根つきの橋はトロッコ軌道、その下は黒四発電所からの送水管
2010年10月21日 06:45撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 6:45
ダム堰堤上から下流側を撮影。屋根つきの橋はトロッコ軌道、その下は黒四発電所からの送水管
綺麗なエメラルドグリーンの水
2010年10月21日 06:46撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 6:46
綺麗なエメラルドグリーンの水
この車、どうやってここまで持ってきたんだろう
2010年10月21日 06:47撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 6:47
この車、どうやってここまで持ってきたんだろう
車道を行く
2010年10月21日 06:47撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 6:47
車道を行く
対岸に仙人池方面へのハシゴが見える
2010年10月21日 06:50撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 6:50
対岸に仙人池方面へのハシゴが見える
スノーシェルター?のようなところを通過
2010年10月21日 06:55撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 6:55
スノーシェルター?のようなところを通過
車道終点の広場奥、立て札の脇からコンクリート階段を上り下りすると…
2010年10月21日 06:58撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 6:58
車道終点の広場奥、立て札の脇からコンクリート階段を上り下りすると…
東谷吊橋
2010年10月21日 07:00撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 7:00
東谷吊橋
揺れると聞いてたが、確かに結構揺れる
2010年10月21日 07:08撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 7:08
揺れると聞いてたが、確かに結構揺れる
吊橋を渡るとすぐ登り
2010年10月21日 07:11撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 7:11
吊橋を渡るとすぐ登り
送電線出口がほぼ正面に見える
2010年10月21日 07:19撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 7:19
送電線出口がほぼ正面に見える
このあたりから水平な道に
2010年10月21日 07:23撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 7:23
このあたりから水平な道に
さっそく来た
2010年10月21日 07:28撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 7:28
さっそく来た
下ノ廊下らしい道になってくる
2010年10月21日 07:41撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 7:41
下ノ廊下らしい道になってくる
半月峡
2010年10月21日 07:46撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 7:46
半月峡
岩室。緊急時のビバークに使える?
2010年10月21日 07:46撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 7:46
岩室。緊急時のビバークに使える?
道の下はスパーンと切れ落ちている
2010年10月21日 07:49撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 7:49
道の下はスパーンと切れ落ちている
なぜか古レールが飛び出ている
2010年10月21日 07:54撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 7:54
なぜか古レールが飛び出ている
崩落発生箇所
2010年10月21日 07:59撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 7:59
崩落発生箇所
作廊谷合流点。このあたりの対岸に関電の作廊谷宿舎があるようなのだが、確認できず
2010年10月21日 08:02撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 8:02
作廊谷合流点。このあたりの対岸に関電の作廊谷宿舎があるようなのだが、確認できず
下がもろに見えて迫力
2010年10月21日 08:04撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 8:04
下がもろに見えて迫力
車なんか入ってこれないだろ…
2010年10月21日 08:18撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 8:18
車なんか入ってこれないだろ…
阿曽原温泉小屋のサイトでも紹介されている場所
2010年10月21日 08:29撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 8:29
阿曽原温泉小屋のサイトでも紹介されている場所
振り返って撮影
2010年10月21日 08:31撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 8:31
振り返って撮影
十字峡の吊橋が見えてきた
2010年10月21日 08:36撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 8:36
十字峡の吊橋が見えてきた
ここもやっぱり揺れる
2010年10月21日 08:37撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 8:37
ここもやっぱり揺れる
吊橋の上から撮影。真下の剣沢の水量が多くて大きな音を響かせている
2010年10月21日 08:38撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 8:38
吊橋の上から撮影。真下の剣沢の水量が多くて大きな音を響かせている
吊橋を渡った先にある小広場。中央奥のペンキ印のついた岩の裏から十字峡近くへ下りていく道あり
2010年10月21日 08:40撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 8:40
吊橋を渡った先にある小広場。中央奥のペンキ印のついた岩の裏から十字峡近くへ下りていく道あり
狭く急な坂なので注意
2010年10月21日 08:51撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 8:51
狭く急な坂なので注意
ここからもう一段下へロープ伝いに下りることもできるが、今回はここでいいや
2010年10月21日 08:52撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 8:52
ここからもう一段下へロープ伝いに下りることもできるが、今回はここでいいや
再び広場に戻って出発。作業着を着た2人組の方が上で休んでいた
2010年10月21日 09:00撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 9:00
再び広場に戻って出発。作業着を着た2人組の方が上で休んでいた
山側から沢の水が流れてきている
2010年10月21日 09:06撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 9:06
山側から沢の水が流れてきている
足元が盛大に濡れるので覚悟!
2010年10月21日 09:07撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 9:07
足元が盛大に濡れるので覚悟!
増水時は注意が必要かも
2010年10月21日 09:08撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 9:08
増水時は注意が必要かも
つかの間空が開ける
2010年10月21日 09:10撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 9:10
つかの間空が開ける
もう少し先にまた徒渉点あり。スパッツがあるといいかも
2010年10月21日 09:14撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 9:14
もう少し先にまた徒渉点あり。スパッツがあるといいかも
資材置き場。これのおかげで安全に通行することができるんだなあ。感謝!
2010年10月21日 09:44撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 9:44
資材置き場。これのおかげで安全に通行することができるんだなあ。感謝!
このあたりではまだ雪が残っているようだ
2010年10月21日 09:45撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 9:45
このあたりではまだ雪が残っているようだ
いよいよ白竜峡へ突入
2010年10月21日 09:46撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 9:46
いよいよ白竜峡へ突入
高巻きのハシゴ登場
2010年10月21日 09:47撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 9:47
高巻きのハシゴ登場
高巻き区間は100mほど
2010年10月21日 09:50撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 9:50
高巻き区間は100mほど
向こうから人がやってこないことを祈りつつ通過
2010年10月21日 09:53撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 9:53
向こうから人がやってこないことを祈りつつ通過
高巻きを下りたところ。この少し先で今日最初のすれ違いがあった
2010年10月21日 09:56撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 9:56
高巻きを下りたところ。この少し先で今日最初のすれ違いがあった
まさに深山幽谷
2010年10月21日 10:01撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 10:01
まさに深山幽谷
断崖絶壁の狭い道ばかりではなく、こんな箇所もある
2010年10月21日 10:05撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 10:05
断崖絶壁の狭い道ばかりではなく、こんな箇所もある
黒部別山谷
2010年10月21日 10:23撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 10:23
黒部別山谷
この下降で難儀…足元が見えなくてハシゴより怖かった
2010年10月21日 10:25撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 10:25
この下降で難儀…足元が見えなくてハシゴより怖かった
下りたところ
2010年10月21日 10:32撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 10:32
下りたところ
見上げたところ
2010年10月21日 10:52撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 10:52
見上げたところ
スノーブリッジが川幅全体を覆っている
2010年10月21日 10:59撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 10:59
スノーブリッジが川幅全体を覆っている
本日2回目の高巻き
2010年10月21日 10:59撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 10:59
本日2回目の高巻き
すぐ先なんだけどな…
2010年10月21日 11:00撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 11:00
すぐ先なんだけどな…
最後のハシゴを下りる時、ズボンの裾のドローコードが針金に絡まってしまいちょっと焦った
2010年10月21日 11:07撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 11:07
最後のハシゴを下りる時、ズボンの裾のドローコードが針金に絡まってしまいちょっと焦った
下りきったところ。この奥が崩壊しているため高巻きになっているようだ。桟道でも渡して通れないものか?
2010年10月21日 11:11撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 11:11
下りきったところ。この奥が崩壊しているため高巻きになっているようだ。桟道でも渡して通れないものか?
頭上注意
2010年10月21日 11:17撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 11:17
頭上注意
危ない箇所はこのあたりで最後
2010年10月21日 11:21撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 11:21
危ない箇所はこのあたりで最後
樹林帯の道になってきた
2010年10月21日 11:35撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 11:35
樹林帯の道になってきた
対岸に新越沢の滝が見える
2010年10月21日 11:38撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 11:38
対岸に新越沢の滝が見える
新越沢合流点
2010年10月21日 11:46撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 11:46
新越沢合流点
河原が近くなってくる
2010年10月21日 11:59撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 11:59
河原が近くなってくる
必然的にガレ場が多い
2010年10月21日 12:09撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 12:09
必然的にガレ場が多い
標識頑張れ
2010年10月21日 12:14撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 12:14
標識頑張れ
対岸の鳴沢小沢
2010年10月21日 12:15撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 12:15
対岸の鳴沢小沢
内蔵助谷で休むつもりが、なかなか着かないので手前で休憩。しかし吹きさらしの場所なので体が冷えてしまい、失敗だった
2010年10月21日 13:09撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 13:09
内蔵助谷で休むつもりが、なかなか着かないので手前で休憩。しかし吹きさらしの場所なので体が冷えてしまい、失敗だった
内蔵助谷。休憩した場所のほんの10分先だった…
2010年10月21日 13:20撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 13:20
内蔵助谷。休憩した場所のほんの10分先だった…
谷を渡ってすぐ、真砂沢方面からの道(右)と合流
2010年10月21日 13:24撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 13:24
谷を渡ってすぐ、真砂沢方面からの道(右)と合流
落石のあった区間
2010年10月21日 13:47撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 13:47
落石のあった区間
このあたりは対岸が人工護岸になっている
2010年10月21日 13:50撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 13:50
このあたりは対岸が人工護岸になっている
工事用車両が走っていた
2010年10月21日 13:59撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
10/21 13:59
工事用車両が走っていた
ダムが見えてきた!
2010年10月21日 14:05撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 14:05
ダムが見えてきた!
ダム下の橋。残念ながらデジカメのバッテリーがここで終了…
2010年10月21日 14:08撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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10/21 14:08
ダム下の橋。残念ながらデジカメのバッテリーがここで終了…
ここから携帯のカメラで撮った写真。橋の上からダムを見上げたところ
2010年10月21日 14:16撮影 by  911T, TOSHIBA
10/21 14:16
ここから携帯のカメラで撮った写真。橋の上からダムを見上げたところ
橋のところにも工事関係者の方々が
2010年10月21日 14:16撮影 by  911T, TOSHIBA
10/21 14:16
橋のところにも工事関係者の方々が
黒部ダムまで最後の登りにかかる
2010年10月21日 14:18撮影 by  911T, TOSHIBA
10/21 14:18
黒部ダムまで最後の登りにかかる
工事用資材置き場らしき小屋
2010年10月21日 14:19撮影 by  911T, TOSHIBA
10/21 14:19
工事用資材置き場らしき小屋
このあたりまで来ると紅葉もだいぶ進んでいるようだ
2010年10月21日 14:22撮影 by  911T, TOSHIBA
10/21 14:22
このあたりまで来ると紅葉もだいぶ進んでいるようだ
ここから緩やかな登りになって道幅も広くなる
2010年10月21日 14:42撮影 by  911T, TOSHIBA
10/21 14:42
ここから緩やかな登りになって道幅も広くなる
上にダムの施設が見える
2010年10月21日 14:44撮影 by  911T, TOSHIBA
10/21 14:44
上にダムの施設が見える
ゴールはもう間近
2010年10月21日 14:46撮影 by  911T, TOSHIBA
10/21 14:46
ゴールはもう間近
トロリーバストンネルへの入口
2010年10月21日 14:50撮影 by  911T, TOSHIBA
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10/21 14:50
トロリーバストンネルへの入口
ここから入っていく
2010年10月21日 14:51撮影 by  911T, TOSHIBA
10/21 14:51
ここから入っていく
ドア横に貼ってあった案内
2010年10月21日 14:52撮影 by  911T, TOSHIBA
10/21 14:52
ドア横に貼ってあった案内
「出口」と書いてあるが、上ってきた場合はもちろん入口
2010年10月21日 14:53撮影 by  911T, TOSHIBA
10/21 14:53
「出口」と書いてあるが、上ってきた場合はもちろん入口
案内に従って横坑へ
2010年10月21日 14:54撮影 by  911T, TOSHIBA
10/21 14:54
案内に従って横坑へ
横坑の突き当たり左はトロリーバス乗り場への通路。右へ行くと階段を上ってダム展望台へ
2010年10月21日 14:55撮影 by  911T, TOSHIBA
10/21 14:55
横坑の突き当たり左はトロリーバス乗り場への通路。右へ行くと階段を上ってダム展望台へ
おまけ:展望台から見た黒部ダム
2010年10月21日 15:05撮影 by  911T, TOSHIBA
10/21 15:05
おまけ:展望台から見た黒部ダム
展望台から歩いてきた方向を見る
2010年10月21日 15:09撮影 by  911T, TOSHIBA
10/21 15:09
展望台から歩いてきた方向を見る
観光客で賑わうダムを後に帰宅の途へ
2010年10月21日 15:31撮影 by  911T, TOSHIBA
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10/21 15:31
観光客で賑わうダムを後に帰宅の途へ
撮影機器:

感想

初日、始発のトロッコ列車で欅平駅に到着。
同じく阿曽原へ向かう他の登山者の方々が先発する中、ちょっと準備に手間取って9時過ぎに出発しました。
最初の急登でいきなりメゲそうになりましたが、水平歩道に入ってからは歩きやすくなり、快調に飛ばしていきます。
崖側に木が茂っているところが多いせいか、高さもそれほど気にはなりませんでした。
逆方向から来た方々とすれ違いつつ、阿曽原へ。

阿曽原温泉小屋は、電気は来てるしトイレは水洗だし、そしてもちろん温泉もあるしで、山小屋とは思えないほどの快適さ。
心配していた宿泊者数もこの日は70名程度で、ご主人の佐々木さんが「めでたく1人で布団1枚」と笑いながら言っていました。
定員50名のこの小屋、ちなみに今までの最高記録は?と聞いてみたら「218名」とのことだそうです。いったいどんな恐ろしいことになっていたのでしょうか…。

翌朝、欅平へ下っていく方々を見送った後で、黒部ダムを目指して出発。
権現峠への登りと人見平への下りがきつかったですが、その先は関西電力の宿舎やら仙人谷ダムの施設やら、そして関電のトロッコ軌道やら、面白いものがいろいろあって楽しいです。
十字峡では剣沢から黒部川に流れ落ちる水の音が響き渡り、なかなかの迫力でした。
白竜峡に入ったあたりで最初のすれ違いがあり、その後もポツポツと黒部ダム方面からの方々と行き会いましたが、運のいいことにハシゴや桟道などの狭いところでバッタリということはありませんでした。
すれ違い自体も予想より少なくて助かりました。平日だったからでしょうか。

危険箇所を通過して普通の道(?)になってからは、緊張が緩んだのかずっと歩き通しだったからか、ちょっと疲れが出てきましたが、無事に黒部ダムに到着できました。
あまりに写真を撮りすぎて、黒部ダムまでもう少しということころでデジカメのバッテリーが切れてしまうというハプニングがあり、また天気も抜群とはいきませんでしたが、まあ雨が降らなかっただけ良しとしましょう。
(実は黒部別山谷のあたりで小雨がちょっとパラついていたのですが、雨具を出すかどうか迷っているうちに止んでしまいました)

行く前は、単独で下ノ廊下というのはちょっと無謀か?とも思っていたのですが、実際に行ってみると単独の方が他にも結構いて、ちょっと心強かったです。
下ノ廊下を歩いてみたいけど大丈夫かなあ…と迷っている方、行く価値のあるところだと思いますので、ぜひチャレンジしてみてください!

これから先は余談ですが、下山して携帯の電源を入れると富山県警の山岳警備隊から留守電が入っていて、「あなたの提出した登山計画書について聞きたいことがある」とのこと。
何か記入に不備でもあったのか、それとも「こんな甘甘の計画で下ノ廊下へ行くつもりなのか?ああん?」なんて怒られるのだろうか、恐る恐る折り返し電話してみたところ…
「メールに添付していただいた登山計画書が文字化けで読めませんでした」。
なーんだ、と一安心。
…いや、安心するべきではないのですが。

ちなみにその登山計画書は、富山県警のサイトからダウンロードしたファイル(リッチテキスト形式)に記入したものをメールで送ったのですが、担当の方によれば「PDFなど他のファイル形式でも構わないし、またメールでなくともファックスなどで送ってもよい」とのことです。参考までに。


※詳細な記録はブログに書いていますのでよろしければそちらもお読みください。
http://d.hatena.ne.jp/JamesMaki/20101019
また、元サイズの写真は
http://photozou.jp/photo/list/74507/2788443
で公開していますので、「写真小せーよ!」という方はそちらへどうぞ。

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無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [2日]
下ノ廊下(黒部ダム〜阿曽原温泉〜欅平)
利用交通機関: 電車・バス
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3/5
体力レベル
4/5

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