記録ID: 837603
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ハイキング
中国
琴石山から三ヶ岳へ」
2016年03月24日(木) [日帰り]
kariogaryu
その他2人
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 691m
- 下り
- 593m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:15
9:00
375分
スタート地点
15:15
ゴール地点
柳井漁港がスタート・ゴール地点。反時計回りに一周。実質歩行時間は約4時間。
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
琴石山(545)〜三ヶ岳(495)縦走 日時:2916年3月24日(木) 天気:晴れ時々曇り コース:柳井漁港〜白潟林道〜耳切り峠〜琴石山登山口〜琴石山〜川谷峠〜三ヶ岳〜大師 山〜金剛寺〜白壁の町並み〜JR柳井駅〜(JR)〜JR柳井港駅 メンバー:3人 個人的には3度目の琴石山でようやっと三ヶ岳まで縦走出来た。琴石山は柳井市の北方にあって山頂からは柳井市のみならず大島をはじめ瀬戸内海の島々が俯瞰できる展望良好の山。舗装された林道を使えば登山口からわずか25分足らずで登れる親しみやすい山である。 今回は柳井港に車を駐めさせてもらって(無料)9時 出発。はじめ国道188号線を東に向かって10分ばかり歩くと琴石山への大きな案内板があり、ここで左に折れてJR山陽線を横切る。その後点在する民家の中を25分ばかり歩くと民家の最奥部に達し、狭い舗装路はT字路となる。ここにも案内板があり、直進すると谷間の道を経て尾根伝いに登る(上るほど傾斜はきつくなり、最後は琴石山の北西すぐ隣の小ピークに出る)コース。 今回我々はこのコースに入らず右手に折れる。するとじき「林道白潟線3.1辧廚良玄韻あり、この林道を歩く。コンクリート舗装され危険箇所もないので車での走行も可能である。途中琴石山への登山口が2か所そしてトイレのある広場兼駐車場もあったが、これらを見送りながら40分あまり歩いていると林道が分岐する峠にさしかかった(耳切峠)。 ここには惑わされやすい標識が立っていたが、そのまま直進して下るのではなく左に折れて山に向かって上がるのである。すると1分ばかりで琴石山登山口(700m)に出くわした。舗装路はさらに伸び、20m位先には簡易トイレもある広い駐車場があった(これより先は進入禁止となていた)。 登山口から手入れの行き届いたツバキの多い急斜(道はいろいろあるが同じ道)を15分あまり登ると稜線に達し「ツバキの小径」の看板が現れた。ここからわずかに左に歩むと瀬戸内海が眼下に見渡せる明るい展望地がありベンチもあった。これを引き返し琴石山に向かって10分ほど歩くと展望良好の山頂直下の小ピークに達した。ここにもベンチが置かれ、静かに佇むには絶好の場所だ。ここから丸太の階段を2分ばかり登ると琴石山の山頂だった。山頂一帯は小さな城があったらしく平坦地でその端には祠のようなものも見えた。山頂からの眺めは素晴らしく柳井の町を始め瀬戸内海に浮かぶ大島や遠く佐田岬半島まで見えた。 展望を楽しんだ後は三ヶ岳に向かって縦走。三ヶ岳手前の川谷峠までは琴石山山頂直下の下りが少しばかり急ではあるが、それ以外は明るくてゆるやかな尾根道のアップダウンの繰り返し。そして最後に視界の閉ざされた樹林帯の中の長い下り(と言っても10分余り)を終えるとも林道に出くわす。ここが地蔵さんの祭られている川谷峠で簡易トイレもあり道路脇にも駐車出来る。そのためここを起点に三ヶ岳と琴石山への往復も可能である(所要西岳への往復も含めて2時間30分位ではないか、また三ヶ岳とは東岳、中岳、西岳の総称らしい)。 川谷峠から林道は三方向(いずれも舗装路)に走っているが、三ヶ岳へは真ん中の山の高い方に向かっている林道に入る(間違わない事)。分岐より3分ばかり上ると右手に山の中に入る小径があったので入る。標識も何もなく入口も狭かったので間違ったのかと思ったが、そのうち道幅は広くなり踏み跡もしっかりしてきたので間違いではないと判断した。すると5分位で皇太子(昭和天皇)手植えの松の移植地と記された石碑と出くわし、さらに3分ほど歩くと我々が利用した林道と接し、さらに3分ほど歩くと同じ林道に近づいた。と言うことは林道から登山道への入口は3か所もあると言う事だ(林道はすぐ近くの鉄塔まで伸びている)。 この三つ目の最後の登山道入口あたりから周辺の木々が伐採され明るくなる。すると丸太の階段の急登が始まり、7〜8分で三ヶ岳の最高点である東岳(501mの標識あり、ところが最新の地形図には495mとある)に達した。山頂と言っても大きなパラポラアンテナや四角な小屋風の建物もあり、山頂と言った感じはしない。瀬戸内海方面の展望は目の前の木々で遮られ、かろうじて琴石山の山頂や北側の展望が利くだけである。 東岳から狭い稜線をわずかに下って上る事、5分足らずで中岳(483.8)に。山頂と言っても小さなピークで縦走路の通過点に過ぎず立ち止まるだけのスペースはない。中岳から2分ばかり下った小鞍部の少し上が日積割石山への分岐であった。この分岐からわずか1分ばかり登ると三角点のある西岳(486.9)だった。山頂は狭いながらも平らに整地されており小さな祠もあった。展望は歩んできた方向(東)だけが閉ざされ、目の前の三方向は明るく雄大で琴石山からの展望と引けをとらない位素晴らしかった。東岳より標高は低いものの三ヶ岳の主峰(雄峰)と言っても差し支えなかろう。 西岳より金剛寺に向かう。西岳直下には高さ5〜6m位に岩場があるが、どこにでもあるような手がかりや足がかりもしっかりしているので心配するほどでもない。岩場を下り切り、すこしばかり上ると明るい展望台に達する。ここからわずかばかり急な下りが始まるがそのうちルートは尾根から外れ(直進しないこと)、南側の斜面を下る。すると5分ばかりで石井ダムに繋がる林道(未舗装)と出くわし、右手に少しばかり歩いてこれを横切る。その後、再び山の中に入り明るい尾根をどんどん下る。小ピークを二つほど越すと目の前に石仏群が現れてくると(お)大師山。ここから登山道脇の四国八十八か所の番号が付けられた石仏を拝見しながら5〜6分下ると金剛寺(真言宗御室派)だった。古びた山門のすぐ下には駐車場もあったのでここに車をとめて山に登ること(琴石山への縦走を含め)も可能である。金剛寺より柳井の白壁の町並みを歩いてもJR柳井駅までは30〜40分位だった。 柳井駅からJRに乗って東隣の柳井港駅に向かった。列車の運行は1時間に1ないしは2本程度。運賃は140円だった。 (追加) 琴石山と三ヶ岳を結ぶ縦走は琴石山から取っ付いた方が楽だ。なぜなら金剛寺から取っつくと三ヶ岳までほぼ上り一方(時間にして90分位)。さらに川谷峠から琴石への最初の上りが15分近く続く。その上、琴石山頂上直下も短いものの急登があるので全体的に上りが多い。 ただ琴石山から取っつく場合、どのコースを選ぶか(私の知る限りでは4コース)によって体力の消耗度が違ってくる。中でも一番楽でしかも最も縦走路が長いのが今日登ったコースではないだろうか(実歩行時間4時間余り)。 |
その他周辺情報 | 金剛寺からJR柳井駅までは白壁の町並みを歩いた。柳井駅から柳井港駅まではJR利用。1時間に1〜2本、運賃は140円。 |
写真
感想
この山の良さは里からも近く瀬戸内海の展望に優れていること。琴石山は親父のごとくそそり立ち柳井の町をにらみつけている感じだが、三ヶ岳までのなだらかな稜線は柳井の町を包み込むような暖かい母親の愛を感じる。
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