誰もいない雲取山と水根往復
- GPS
- 11:26
- 距離
- 34.0km
- 登り
- 2,392m
- 下り
- 2,387m
コースタイム
- 山行
- 10:44
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 11:22
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
水根から水根山への尾根にたどり着くまでの広葉樹林帯の山道は、路肩が崩れやすく、注意が必要。特に1本の登山道を横切っている木は木自体が不安定なので、乗り越えるのは危険。 |
その他周辺情報 | 奥多摩駅そばの、まるにや肉店のコロッケがおすすめ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図(ブック)
携帯
時計
タオル
カメラ
|
---|---|
備考 | 暖かくなったので水を1リットルから2リットルに増量。帽子。 |
感想
今回は、10時間くらいの山歩き練習をかねて、小河内ダム下の小根から雲取山に登り、鴨沢に下る予定で出発しました。
山歩きの練習なので曇りなら良いと思い、前日に天気図と天気予報を確認すると、曇りで遅くなると雨ぽい。
朝4時頃起きて外を見ると、空が真っ暗で雲が厚そうなので天気が悪いと判断して二度寝しました。寝ようとしましたが曇りでも練習なら良いかと思い直し出発。なんと、外が暗いのは薄く雲がかかった空に下弦の月のために、空が暗かっただけでした。まあ、気圧配置も微妙だし、天気予報も晴れではないしで期待しないでだれもいない水根駐車場に到着。
道路標識が完備しているのは嬉しい誤算でしたが、私的には看板が小さくて目立たないので看板を見つけにくい感じ。外国の方々にはつらいのではないでしょうか。
朝早いのでたぶんソウシチョウがうるさい位あちこちで鳴いています。。道はハッキリしているので迷うことはありませんでしたが、急傾斜面を横切る細い道なのでなんとなく、年を取りバランス感覚がなくなっていた私としては路肩を踏み外しそうな怖さがありました。
しばらくは緩やかに登る谷東側斜面を進み、途中で河川に降り西斜面に移りしばらくは、そのまま緩やかな上り坂を進むハイキングコースのような道を進みます。渓流の西斜面に移りしばらく行くと、登山道を横切るように道を塞いでいる倒木があります。たちが悪くて木の根が道路を塞いでいるので、木をまたいでやり過ごすことができません。さらに、その木は足をかけると、その重さで下にずり落ちそで、ずり落ちるとその影響ですぐ横に倒れている細木を巻き込んで落ちそうです。できれば、この木を避けるように大回りした方が良いでしょう。
倒木がたくさん倒れる小さな谷を横切ると、尾根を登るようにジグザグの急傾斜の道が尾根近くまで進みます。渓流脇を歩いている時、山頂方面に陽が当たるのが見え、うれしくなります。やはり、曇りよりは晴れている方うれしい。
尾根に出てしまえば急傾斜の道は無くなり、比較的緩いのぼりの道となります。このあたりの高度になると種類は分かりませんが木にも標高が高くなったことを感じさせる木が多くなります。
まだ若葉が出ず、比較的見通しの良い森林内を朝日を背中に受けながら歩くので、帽子を忘れたことに気づきます。曇り予想をしていたので、まさか日差しが強いことを考えてませんでした。そのかわり、尾根付近を歩くのは風も強くなく気持ちが良い。あんまり気持ちが良いので、尾根を巻くのではなくピークからピークへの尾根歩きしたくなる気持ちが出てきましたが、初めての長丁場の山歩きで余分な体力消耗は防がなくてはならないので尾根歩きは断念。
それでも、鷹ノ巣山と七つ石山だけは体力に余裕がある往きで寄ってしまいました。おかげで期待していなかった富士山を拝むことができたし、思ったより至近距離で鹿さんたちと合うことができたし良い思い出となりました。
七ツ石山西斜面は道にも雪が残り、皆さん歩くところを工夫されているようでした。西斜面に雪が残るのは、午後には晴れることが少ないのでしょうか。鴨沢からの道が合流するブナ坂から、こちらのサイトでどなたかが書かれていたダンシングツリーなるものを見たくて探しながら雲取山山頂まで歩きましたがついに見つからず。
昨年9月から今回で4回目の雲取山登山ですが、初めて誰にもお合いしていないのに気づきました。10時頃になり早朝の鳥の鳴き声もおさまり、人もいず、風がわずかに木枝を揺らす音が聞こえるだけと静か。今までは、必ず誰かが休憩していた奥多摩小屋の前にも誰もいません。平日はこんなものなのでしょうか。それとも4月1日だからでしょうか。嘘でしょうか。
雲取山避難小屋が見えてきましたが、空が急に暗くなり、東に見えていた大岳山、御嶽山が見えなくなり始めます。まずい。せっかくここまで来たからには山頂にタッチしてすぐに引き返すことを考えます。
山頂付近の道はぬかるんでいて、靴を汚したくなくても山頂にタッチするためには泥道を歩くはめに。山頂の写真を撮っている間にも、今登ってきた尾根を雲が北から南に横断し始めます。さらに、今まで見えていた飛龍山方面へも雲取山を覆った雲が向かい、見えなくなりました。前回までは鴨沢から雲取山まで約3時間とそれほど疲労は感じなかったのですが、今回は山頂まで約6時間歩き足がお疲れモードを発してます。
11時30分頃。雨の中を歩く覚悟をしながら、栄養補給とストレッチを素早く済ませさっさと下山開始。本人は飛ぶように歩いているつもりで下山。途中、ブナ坂手前でアレッ。もしかしてダンシングツリーってこれ?。とりあえず帰ってから確認するために、写真を一枚パチリ。
午後1時くらいになると、雲が空を覆っているだけで、風が出たり、湿度が上がりそうもないので、雨の心配がチョットなくなり安心です。こころなしか、雲の厚みも薄くなった感じ。ブナ坂から鴨沢まで約2時間。水根まで約4時間と見積もりました。足の疲労は気になりますが、どちらも基本的には下り道で、足へのインパクトは登りほどないので4時間でもいたわりながら歩けばなんとかなるかな。特に今回は10時間くらいの山歩き練習もあるので水根まで戻ることに決定。
ブナ坂から約2時間で鷹ノ巣山避難小屋に到着。途中疲れを感じたら、ちょっと腰掛け、水分補給と軽くマッサージ。鷹ノ巣山非難小屋ではストレッチ、マッサージ、水分補給をしたりで結構ゆっくりしたつもりでしたが記録を見ると5分休んでなかったようです。新しい電池を入れたので問題ないと思っていたガーミンGPSが、電池切れが近いことを警告してきたので予備電池と交換。
時間的には余裕があるにもかかわらず、なんとなく暗くなるのが早く感じたので心落ち着かずというところでしょうか。特に同じコースの往復だとGPS軌跡があると、コース全体と現在位置の確認ができ歩く計画が立ちますね。日の入りが18時頃で、山中が暗くなるのが4時30分位からだと考えていたのでまだ4時なら十分明るいと考えていたのですが、誰とも会えなかったためか暗くなるのがチョット早い気がしてきました。そのため、下りはちょっと焦りがでて休むに休めない感じになります。
登りに使った道は下りも使ったのですが、路肩が崩れやすかったり、落石が多そうだったりと、動物の感覚を研ぎ澄ました方が良い道だと感じました。
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