初の南アルプス!観音ヶ岳と薬師ヶ岳いいですね
- GPS
- 09:47
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 1,909m
- 下り
- 1,896m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:40
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所/ 落盤などの危険なところはありませんでした。標高1950m付近から登山道が凍り始め、2000m越でチェーンアイゼンを装着しました。4月6日は、路面氷結を見たら2回の氷結部分から装着した方がよかった気がする。道中は氷、雪で覆われているのでアイゼンは必携です。 トイレ/ 夜叉神峠小屋でトイレはみつからず。南御室小屋のトイレ使用可。南御室小屋裏の水場の水はほんのチョロチョロとしか流れてないので、10分位で1リットル貯められるかのようです。 道/ わかりやすいです。山頂付近の尾根では、雪で目印が画かれた岩が見えなかったり、雪の上に道以外でトレースがあったりと道をはずすようなところがありますが、歩きやすいところを選べば問題ないでしょう。 |
その他周辺情報 | 桜の季節は「わに塚の桜」はお勧め 山梨県韮崎市神山町北宮地624 |
写真
装備
個人装備 |
今回水 2リットル
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感想
まず、yamareco.comに鳳凰三山登山経験を披露していただいた、gluttonyさん、kozy さん、homeran さん、garnet0823 さんなど、その他の方々現地情報ありがとうございました。また、登山途中、ご一緒させていただいた町田の方。私の登り方から推察して、私が当初予定の薬師ヶ岳往復するだけでなく、観音ヶ岳まで往復できるとアドバイスをいただいた上に、他の面白い山の話をしていただきありがとうございました。さらに、地元の登山者の方から、当日がふもと付近にあるわに塚桜が満開という情報をいただき、ありがとうございました。
はじめての南アルプスに大感激。2800m付近の標高まで森林帯が続くのが驚きで、さらに西に見える北岳は同高度付近はしっかり雪の中のようですが、こちらの山頂付近は雪が積もってないのも驚きでした。登山道はわかりやすく、足を踏み外すと滑落するところもなく登山道の氷結以外は安心して歩くことができる快適なアルプスデビューとなりました。
5時に登山を始めるつもりでしたが車の移動時間を勘違いして出発したため、しっかり明るくなった6時前に駐車場に到着。平日のためか駐車場にはすでに4台の車が駐車していましたが、皆さんすでに出発されているようでした。駐車場は、道路の右左互い違いにあり、最近緑色に塗装されたばかりで白い塗料で駐車箇所がわかりやすく表示されていました。40〜50台くらい駐車できるようです。
道路の山側の小屋横に登山口があり、小屋中には登山届け筆記用具が机の上に用意されていました。
登山口から夜叉神峠尾根まではわかりやすい道が通じています。西のある南アルプスの白い山並みが見えたので大感激。峠に出たのに看板がないと思いさらに北に歩いて行くとすぐに山小屋があり、夜叉神峠の看板がでてました。椅子とテーブルがあり、まずは休憩。初めて見る雪の南アルプスに感激。
せっかく登ったのに薬師岳方面に進むと下り坂で、再び登らなくては成らないことを考え憂鬱になりかけながら進みます。一端下ってしまうので、再びのぼり始めると急坂の印象があり息が弾みます。急坂でふと振り向くと富士山が、小枝の間から見え始めます。
標高2000m近くになると周囲には氷や雪が無くても、登山道上の水が凍り滑ります。しばらく道の右左と氷のない場所を選びながら歩いていましたが、あまりにも氷が路面全面を覆うことが多くなりなりチェーンアイゼンを装着。ついでに手袋を暖かいテムレスに交換。
この後、500m位ツルッツルッの氷を一歩一歩足下を確認しながら確実に進みます。帰りにもここを通るので、氷の上を急いで降りることができないので下山時間は短縮できないと予想しました。
高度を上げるに従い徐々に雪が増えてゆき、気がついたら雪道を歩いていました。雪道になればつるつると滑ることがないので安心です。予想とは違い登山道はほとんど樹木の中をすすむ。小枝の間から真っ白な北岳などの山々がだんだんたくさん見えるようになるのが、唯一の楽しみか。
雪道のところどころにヒザまで踏み込んだような跡があります。なぜか、少し左右に中心からそれたところに踏み抜いたような跡があり、中心にはありません。中心に近いところを歩くことで、踏み抜きはしませんでした。
景色の開けたところで、写真を撮っていた先行者に追いつく。雪の上に腰掛けるつもりもないので、休憩できるところまでの距離を尋ねると、もうすぐ南御室小屋があると教えてくれる。
南御室小屋横の広場には3つくらいのテントがあり、誰も居なかったのですでに出発したようだ。テントに泊まったら、朝日を拝みに出発したいですからネ。
南御室小屋まで、標準タイムより約2時間先行していたのがわかりチョット安心。その方が木屋裏に水場があると教えてくれ、水場に消える。私はさっそくトイレを使用させていただくことに。しばらく休憩しても、先ほどの方は小屋裏から出てこないので、小屋裏からすでに薬師ヶ岳に出発したかと登山道を確認しに小屋を回り込むと、まだ水を汲んでいた。水の出が悪くなかなか水が溜まらないのだという。
ふたたび雪の山道をしばらく歩いてほどなく薬師岳小屋到着するが、それほど疲労感がないのでそのまま歩く。山小屋裏は雪がうっすらとひろがるなど、ほとんどなくなり黄色の砂地の上に灰色の花崗岩がゴロンゴロンと横たわる尾根になる。青く澄んだ空を背景に、黄色の砂と卵のように丸い灰色の岩の折り重なる景色は、他の惑星で見るの景色を想像させてワクワクしてきます。
山頂のような石を登りてっぺんに出る。薬師ヶ岳の山頂と思い、佇んでいる方に尋ねると、薬師ヶ岳はさらに奥だという。彼は今日ここまでで、これから早めに下山してわに塚の桜を見にゆくという。たぶん、今日が天気の良い満開最終日なので、急いで下山するつもりとか。また、薬師ヶ岳だけでなく、観音ヶ岳までゆけば、八ヶ岳全容が見えるからもっと素晴らしいはずだと力説してくれる。彼は地元の登山者。こんな素敵な山のそばに住んでいるなんてうらやましい。
余分な体力を使い余分なピークに来てしまったと反省しながらも、カッコイイピークに登れ、富士山から南アルプスの山々が広がる広大な景色を眺めることができて嬉しい。
薬師ヶ岳山頂は一番高いところが岩なので、山頂を示す棒は誰でも写真を撮りやすい砂地の高いところにに立っています。アドバイスをいただいた方に記念写真を撮っていただき、観音ヶ岳でランチにすることで別れる。何枚同じような写真を撮っているんだろうと思うほど、写真を撮りまくり観音ヶ岳に移動。
山頂の風の当たらない岩と岩の間に座り昼食のにぎりめしを食べながら、先ほどの方からいろいろな山のお話を聞くことができました。一人でばかり山歩きをしているで、自分の山歩きはどちらかというと早いほうだと、ほかの方から聞けたのはありがたかったです。
私のスピードだと4時前には駐車場に帰れのではとのアドバイスだったので、山頂をほぼ正午に出発。わに塚の桜を見ようと急ぎ気味で降りる。下りは1時間に一回程度の間隔で10分間くらいの休憩で一気に下山しました。それでも、南御室小屋手前の崩れたような道を下るところは、要注意でゆっくり下ります。また、登りに硬い氷に覆われていた道は温度が上がったため、氷が柔らかくなりアイゼンの雪へのくいつきが良くなり滑るなどの心配が少なく歩くことができました。
おかげで4時前に駐車場に戻り、無事わに塚の桜も見ることができました。当初予定していた薬師ヶ岳だけでなく観音ヶ岳を訪れ、わに塚の桜まで見ることができ充実した一日になりました。アドバイスをいただいた皆様ありがとうございました。
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