白馬岳主稜
- GPS
- 15:41
- 距離
- 24.7km
- 登り
- 2,222m
- 下り
- 2,219m
コースタイム
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 8:34
天候 | 9日 晴れ 10日 晴れ〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
8峰下〜7峰の間で雪が切れて部分は、ちょっと嫌らしい。 今後融雪が進むと、上部も割れてくるので登り難くなるのか? |
写真
感想
二股の駐車場に着くと3パーティくらい出発準備をしているが、他の車で何処かに行ってしまった。
栂池から周回するためデポなのか?準備し猿倉まで5.1Kの舗装を歩いていく。1時間半で猿倉に到着。
ここから雪上となりトレースを追いながら、林道をショートカットし1箇所の渡渉があって白馬尻に着くと、
白馬主稜の末端側から登っている3人が見えた。クレバスに注意しながら大雪渓を横断し、白馬主稜に
取り付く。トレースを追って2080mまで登ると先行者に追いつく。主稜線に乗る手前で雪が切れていて、
潅木を掴みながらの強引によじ登ると景色が開け、山頂までの稜線が見えた。各峰の登りが厳しそう
なので、ここでヘルメット、ハーネスを装着する。8峰手前の急斜面で雪が切れていて、右の岩の乗り
越すが、高度感有りで緊張。その後は、急峻な雪稜を詰めて行き、どこが何峰かわからず登っていく。
それでも2時過ぎで6峰付近。そろそろ幕営地を探しながら登っていく。3時で4峰まで登ってしまい、
この先ナイフリッジが続くみたいなので、ちょっと登り過ぎてしまったが、狭いリッジを整地してテント
設営。相方が明日のビレイに不安があるみたいなので、スタンディングアックスビレイの練習をして、
やっとテントに入り込む。宴会しながら水作り、夕飯食べて7時に就寝。夜中3回ほど突風が吹き、
テントが飛ばされそうでヒヤヒヤで、あまり寝付けなかった。
2日目 3時起きの5時出発。テント撤収して準備していたら、1個下のパーティが抜いていった。
朝方の雪面は、硬くしっかりアイゼンの歯を効かしながら登っていく。2峰の下の岩を左から巻いて
登ると、1時間半であっという間にラストの雪壁の前に着いた。先行パーティが最初に取り付き30分の
順番待ちとなる。コルから山頂までは、60mなので、中間でピッチを切る事になるので、20m程登り、
スノーバーで支点構築し、セカンドを引き上げる。昨日練習したスタンディングアックスビレイは、
しっかり支点が取れているので、ビレイ器での確保とした。2ピッチもトップで登り、中間にスノーバーで
ランナーを取って、右にトラバースする。雪屁を横から乗り越すと白馬岳の道標が見えたが、
西側が開けたので、強風がすごい。雪屁近くにピッケルで支点構築し、セカンドビレーに入る。
相方も雪屁を乗り越しえて、白馬岳主稜を無事完登できた。ゆっくり山頂で休憩したいところだが、
風速20m程の強風に耐えられないので、ロープだけ纏めて白馬山荘の脇に逃げ込んで、装備解除と
大休憩。気温が高いせいか、霞んだ先に剱岳が見える。下山は、大雪渓を下る。頂上宿舎付近は、
雪面が硬く傾斜も急なので、慎重に下る。標高が下がるにつれ沈むようになり、古いトレースを広い
ながら下る。1時間で白馬尻に着き、腐り気味の雪の林道を歩いて猿倉で大休憩。舗装路の林道を
メンタルで1時間歩いて12時過ぎに二股に帰還。
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