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Yamareco

記録ID: 84831
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

室堂〜立山三山〜真砂岳〜別山〜剣沢〜剣岳〜剣沢〜真砂ロッジ〜ハシゴ谷乗越〜内蔵助平〜黒部川〜黒四ダム

2006年08月25日(金) ~ 2006年08月28日(月)
 - 拍手
n-yokoyama その他4人
GPS
73249:38
距離
23.2km
登り
2,296m
下り
3,223m

コースタイム

【25日(土)】
西国分寺23:55〜扇沢BT3:00
【26日(日)】
扇沢BT7:30〜黒四ダム〜大観峰〜室堂9:40〜立山三山(雄山3003m、大汝山3,015m、富士ノ折立2,999m)〜真砂岳2,861m〜別山2,874m〜剣沢2,520m(16:25幕営)
【27日(日)】
剣沢6:43〜剣岳10:25(2,999m)11:00〜往復〜剣沢14:23
【28日(月)】
剣沢5:40(2,520m)〜真砂沢ロッジ7:25(1,749m)〜ハシゴ谷乗越10:00(2,035m)〜内臓助平11:25(1,700m)〜黒部川14:15〜黒四ダム16:40
過去天気図(気象庁) 2006年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
【25日】
西国分寺23時55分〜扇沢BT3時00分
【28日】
扇沢BT17時40分〜大町温泉18時50分〜中央道〜自宅0時10分
コース状況/
危険箇所等
真砂ロッジで黒部川の状況を入手する。丸山沢については巨大なブロックが水平歩道を阻んでいる。川原に50m位フィックスを張ってあるのでそこを下り通過するようにアドバイスを受ける。
水平歩道から黒部川の河原まで高さにして約50m位、フィックスがあるが下降には懸垂下降となり荷物がある場合は結構ヤバそう。たまたま居遇わせた日電歩道補修の作業員に状況を確認した処、丸山沢のブロックはシュルンドが開いておりそこを通れるとの事、一人一人空身になり通過するが、上部には今にも崩れ落ちそうな巨大なブロックが覆い被さっていた
予約できる山小屋
2006年08月26日 03:20撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月26日 06:04撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月26日 07:57撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月26日 08:26撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月26日 08:46撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月26日 09:36撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月26日 10:37撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月26日 11:19撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月26日 11:54撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月26日 11:53撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月26日 11:54撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月26日 12:52撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月26日 11:05撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月26日 14:31撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月26日 13:32撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月26日 15:25撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月26日 15:21撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月27日 18:36撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月27日 09:37撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月27日 09:46撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月27日 09:57撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月27日 10:29撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月27日 11:10撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月27日 11:32撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月27日 12:15撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月27日 06:45撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月26日 17:02撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月28日 05:43撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月28日 15:15撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月28日 15:17撮影 by  E3100, NIKON
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2006年08月28日 15:50撮影 by  E3100, NIKON
8/28 15:50
撮影機器:

感想

【25日(金)前夜行】高速から信濃大町・扇沢まで
 国分寺駅23時集合、山田の車に乗込み一路信州路に向かう。扇沢バスターミナル3:00到着、きっぷ゜売り場前でテントを張り仮眠するも5:30頃分けの判らない団体の話声で目が覚める。バカヤロー!トロリーの始発は7:30ダゾー!と思いながらもテントを撤収する。外は快晴模様。駐車場から針ノ木岳の稜線(縦走路)が朝日に浴びて美しい。

【26日(土)天候:晴れ】室堂から剣沢まで
 7時30分のトロリーバスにて黒四ダムへ、天候は上々でダムサイトからは最終日に渡る黒部川の橋が眼下に望まれる。ケーブルカー、ロープウエイ、トロリーバスと乗継ぎ室堂へ向かう。途中の黒部平から大観峰の立山ロープウエイからは針ノ木岳2,821mの雄姿や黒部湖の遥か奥に100名山の水晶岳や鷲羽岳が望まれ今回の山行の好天が期待される。予定通り9時15分室堂に降立ち装備を分担し歩きだす。室堂側も快晴である。一ノ越までは殆ど舗装道路であるが今日は雄山まで身障者の団体がおりペースがつかめないまま一ノ越に着く。団体の隙をつき登るが雄山までは結構な急登と渋滞で時間を消費させられる。雄山山頂では海抜0mからの山岳マラソンを行っておりゴールでの完走者には女性が目立っていた。
 雄山で休憩後、大汝山に向かうが雄山の立山信仰も此処までで雄山の喧騒とはうって変わり静けさを保っている。大汝山〜富士ノ折立からは多少ガスが出ているものの室堂方面を見ながら明るい縦走路で快適に歩く。しかし、真砂岳2,861m辺りに来ると昨日の寝不足や高度障害で体がだるくなってくる。平均年齢50ウン歳にはキツイ所である。別山2,974mを越え今日の幕営地である剣沢に向け、急な尾根を下降する。予定より遅れ16時25分2,520mの剣沢到着。テント設営後、ざるソバに冷麦、サラダとアルコールで入山祝いを行い早めに就寝する。
【行動時間:約6時間45分】

【27日(日)天候:晴れ/ガス/一時スコール】憧れの剣岳へアタック!!
 5時起床、剣沢周辺は晴れているが、剣は一服剣が望まれるだけで上部はガスッている。6時43分出発。雪で押し潰された剣山荘(建設中)を過ぎ一服剣に到着する頃には、ガスも少しづつ上がり前剣が壁の様に望まれる。一服剣から一旦下降して前剣に向かう。前剣のガレ場を横山を先頭に山崎、山田、千葉、宗片とオーダーを決めゆっくり確実に登る。前剣からはガスの切れ間から遠く日本海が望まれるが、本峰は薄いガスに包まれている。前剣から平蔵の頭〜コルそして山頂までが剣らしい岩場(鎖)の連続となる。夏休みの後半なので入山者もさほど多くなく、平蔵の頭のトラバースやコルへの下降にも順番待ちが無く順調に進む。カニの縦這では先行パーティがザイルを使用(小学校4年生の男児)していたため、多少順番を待つが、その分高度感を楽しみながら登攀し貴重な写真も撮れた。10時25分剣岳山頂到着。日本海側から吹上げるガスのため展望は利かないが、薄日が差すなどまずまずな天候である。11時下山開始。時よりガスが晴れて視界が利く、平蔵の頭〜前剣と非常に高度感のある絶景である。カニの横這い、平蔵のコルへのハシゴを慎重に下降、平蔵の頭を登り返し12時15分前剣に着く。前剣からのガレ場を浮石に注意しながら慎重に下降し、14時23分剣沢のテントサイトに到着する。
 剣沢小屋でBeerを仕入れ天気予報を確認する。明日の天気は晴れ/曇りと言うだけでハシゴ谷乗越方面の情報は得られなかった。この頃になると、剣はガスの中で一服剣が望まれるのみで、時よりスコールが降る。テントの中で無事登頂の喜びと満足感に浸りながらカンパイ!翌日の行動を思い早めにシュラフに潜り込む。
【行動時間:約7時間40分】

【28日(月)天候:晴れ/曇り】剣沢〜ハシゴ谷乗越〜内臓助平〜黒部川〜黒四ダム 4時起床、5時40分出発。剣沢の雪渓で山田、千葉、山崎は軽アイゼンを付けるが、横山、宗片はそのまま雪渓上を歩く。スプーンカット状の所はアイゼン無しでも歩き易いが外は結構凍っており、真砂沢ロッジまで横山は二回もスリップダウンし泥だらけになっていた。
 真砂沢ロッジで情報を聞くが、今年は非常に残雪が多く、ルートもようやく整備できたとの事である。ハシゴ谷の取付けは剣沢の雪渓を横断して尾根に取付く、内臓助平から丸山東壁は下部が崩落して頭上からの落石による注意が必要、黒部川の水平歩道は丸山沢雪渓が例年になく登山道を覆っており、シュルンドを通るか、水平歩道から黒部川の河原に約50mフィックスロープが垂らしてあるのでそこを下降するようにアドバイスをうける。
 7時50分、真砂ロッジを後にハシゴ谷乗越に向かう。ルートはピンクのビニールテープが目印となり鮮明に判断できる。幾分曇っているのでしのぎ易いがそれでも暑い。ハシゴ谷乗越しから見る剣は八峰、源次郎尾根上部はガスの中である。ここで剣とはお別れである。ハシゴ谷乗越からは内臓助平を見ながらジグザグに樹林帯を下り、途中から涸沢をガンガン降り見通しの利かない内臓助平に到着する。黒部丸山東壁の右岸を下るが崩落がは激しくピンクのビニールテープを頼りに落石に注意しながら慎重に下る。一人バテ気味であるが14時15分黒部川合流に到着する。ここから黒部川の下ノ廊下(水平歩道)で黒四ダムまであと一息であるが、丸山沢で水平歩道を巨大な雪のブッックが行く手を阻んでいる。水平歩道から黒部川の河原まで高さにして約50m位、フィックスがあるが下降には懸垂下降となり結構ヤバそう。たまたま居遇わせた日電歩道補修の作業員に状況を確認した処、丸山沢のブロックはシュルンドが開いておりそこを通れるとの事、一人一人空身になり通過するが、上部には今にも崩れ落ちそうな巨大なブロックが覆い被さっていた。15時50分黒四ダム下に架かる橋を渡る。トンネル内のトロリーバス停まで高度差約200m最後の力を振り絞り16時40分トンネル入り口に到着する。帰路、大町温泉で汗を流し高速に乗り深夜に帰宅する。【行動時間:約11時間】             

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