赤岳・阿弥陀岳・御小屋尾根(八ヶ岳)
- GPS
- 27:18
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,884m
- 下り
- 1,884m
コースタイム
【11月5日(金)】
美濃戸口(標高1502m/11:27/登山開始)-美濃戸(標高1760m/12:04)-
堰堤広場(13:07)-赤岳鉱泉(標高2218m/14:01/初日山行終了)
【11月6日(土)】
(標高2218m/6:56/登山開始)-中山乗越(7:30)-行者小屋(標高2350m/7:37)-
文三郎分岐(標高2700m/9:07)-赤岳(標高2899m/9:30)-
文三郎分岐(標高2700m/10:08)-中岳(標高2705m/10:40)-中岳ノコル(10:53)-
阿弥陀岳(標高2805m/11:30)-摩利支天(11:47)-不動清水入口(13:13)-
御小屋山(別名:御柱山/標高2136m/13:45)-美濃戸口(14:45/全行程終了)
天候 | 【11月5日(金)】晴れ 【11月6日(土)】晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【★往路★】 ゝ王線350円区間 高尾-茅野(JR中央本線/2520円) 3野駅-美濃戸口(アルピコグループ諏訪バス/900円) 【★復路★】 “濃戸口-茅野駅(アルピコグループ諏訪バス/900円) 茅野-高尾(JR中央本線/2520円) 5王線350円区間 【●往路詳細●】 京王線350円区間-6:27高尾6:42-9:23茅野10:25-11:03美濃戸口 (京王電鉄・JR中央本線・諏訪バス) 【●復路詳細●】 美濃戸口15:00-15:40茅野16:42-17:04小淵沢17:12-17:57甲府18:08- 19:40高尾19:55-京王線350円区間(京王電鉄・JR中央本線・諏訪バス) 諏訪バス http://www.alpico.co.jp/suwabus/bus/ 【▲山小屋情報▲】 赤岳鉱泉(1泊2食9000円・1泊夕食8500円・1泊朝食8000円・素泊6000円) (テント泊の食事付⇒夕食2000円・朝食1000円) (ラーメン&カレー&牛丼800円・カップ麺400円<湯付き>) http://www.yatsugatakes.com/mountain-hut/akagakekousen/index.html 八ヶ岳山荘(仮眠室2000円/風呂/美濃戸口バス停前) http://www.yatsugatake.gr.jp/yatugatake.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
美濃戸口から赤岳鉱泉までの道で危険な箇所はありませんが、北沢沿いの道が所々に凍結しておりますので転倒などに注意が必要です。四本歯の軽アイゼンは必要ありませんでした。そして赤岳鉱泉から赤岳頂上までの文三郎尾根は日陰部分に積雪1cmほどの氷が所々に凍結しておりますので下り時には十分に注意して下さい。とくに赤岳頂上への岩場は下り時ほど慎重に行なうことで、赤岳頂上は雪はありませんでした。赤岳直下の文三郎分岐から阿弥陀岳と御小屋尾根は雪とは一切無縁でしたが、雪が積もるとかなり危険な道になる事でしょう。阿弥陀岳のハシゴ場は無雪期でも危険な部類ですので、十分に注意して下さい。そして阿弥陀岳から美濃戸口までの御小屋尾根はかなりのクセモノで胡散臭く八ヶ岳の一般登山道で一番の道迷いのメッカで、私も今回は3回も道迷いをしましたので下りで使う際は十分に注意して下さい。とくに不動清水入口の50mほど上の場所には道が迂回しているように赤テープが林の中へ点々とついておりますので、それに誘導されて進むとヤブ崖で下りれなくなります。さらに御小屋山(御柱山)頂上の北側にも登山道と間違えるような立派な仕事道がありますので、それに誘導されて進むと美濃戸山荘の前に出てくるようになってしまいます。さらに御小屋山(御柱山)から30分ほど下った場所にも訳の解からない仕事道が3本ほど交差しておりますのでそれにも十分注意して下さい。 |
写真
感想
【★感想と解説★】
今回は出発が平日でしたので茅野駅から美濃戸口へ向かうバスの車内は閑散としていて、土休日であれば多くの登山者でごったがえしている美濃戸口の八ヶ岳山荘も静かな佇まいでした。そして登山道も人が少なく紅葉(もみじ)や楓やダケカンバなどの紅葉(こうよう)を楽しみながら赤岳鉱泉まで歩きました。今回で赤岳鉱泉は3回目の宿泊ですが、行くたびに小屋の内装がモダンになっている面白い小屋で、例年おこなわれるアイスキャンディー(アイスクライミング用の氷のヤグラ)が着々と建てられておりました。この日は赤岳鉱泉に泊まった客は私を含めて9名で素泊3名と2食付6名とテント泊2食付が2名でした。夜間の小屋の廊下は0℃で外は氷点下6℃でした。
翌日は美濃戸の駐車場で車中泊をしている連中が登ってくるうちに早朝に急いで出ようと思いましたが、朝5:30は想像以上に寒かったので、6:56に出発しました。行者小屋までの登山道は誰もいなくて静かでしたが、行者小屋前には無断幕営のテントが2軒ありましたし、車中泊の一番組が南沢から登ってきておりましたので、行者小屋の前は数人の登山者がおりました。ここから文三郎尾根に取り掛かり、文三郎分岐から下は霜柱でしたが、文三郎分岐から上の赤岳の岩稜は凍結した雪がところどころに付着しておりましたが、アイゼンは必要ありませんでした。今日は天気が良かったですので、赤岳頂上からは北南中央アルプス、大菩薩連嶺、御嶽山など多くの雪山が一望できました。赤岳から阿弥陀岳までは中岳の登り返しがありますので、結構な体力を消耗しました。そして『文三郎分岐-中岳-阿弥陀岳-御小屋尾根』は雪が全くありませんでしたので赤岳に比べれば格段に歩きやすかったです。そして阿弥陀岳からの風景も風光明媚で言葉では表しきれない美しさでした。
この登山はこの阿弥陀岳までが最高でした。ここから御小屋尾根を通って美濃戸口へ行くルートは樹林帯のショボ山で、不明瞭な箇所が多いので3回も道迷いをしてしまいました。1回目の道迷いは不動清水入口の50mほど上の場所に道が2つに分かれておりまして、赤テープが付いている方に300mほど下ったら急峻な崖になっておりました。そしてもう一つの道迷いは不動清水入口から500mほど美濃戸寄りに行った場所に『原村菊沢区財産区・道⇒』と云う表示がありましたのでそれに従ってピンクリボンに沿って400mほど進んだらイノシシの糞がある猛烈なヤブにぶちあたってしまって、自分がどこから来たかも解からなくなり、太陽の高さと樹木の影と尾根風の向きで方角を割り出して30分のロスタイムで一般登山道に出られました。そしてもう一つの道迷いは御小屋山(御柱山)の頂上から美濃戸寄りに300mほど下った場所にいくつかの仕事道が一般登山道に交差しておりまして、全ての道は落ち葉で不明瞭になり、適当に進んでみたら途中で急激な下りになったので、双眼鏡で下の方を見ると緩やかな崖になっておりましたので、すぐさま引き返して一般登山道に戻れました。一日に3回も道迷いをしたのは今回が初めてですので、御小屋尾根は下りには利用しない方が良いと思いました。
御柱山から切り出す御柱はもみの木かアラマツといいうことか?
それにしてもそんなに太くて長い木がまだあるとは凄いですね。
御小屋山(御柱山)は古代からの信仰の山で、
諏訪大社の聖域でもあります
この山から切り出す御柱祭に使う樹木は樅の木らしいです
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