双六渓谷「九郎右衛門谷」遡行 (2days ソロ テント泊)

2025年08月23日(土) ~ 2025年08月24日(日)

• GPS: 22:12
• 距離: 53.6km
• 登り: 4,387m
• 下り: 3,916m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:17
• 休憩: 0:26
• 合計: 9:43

距離 28.1km 登り 2,765m 下り 1,621m

4:19 スタート地点
4:31 金木戸発電所
6:09 6:11 池の尾発電所
7:14 7:17 広ヶ原取水堰堤
7:28 小倉谷出合
8:46 8:52 壊れた吊り橋(通称)
9:12 9:19 打込谷出合
11:18 11:26 センズ谷出合
14:02 蓮華谷出合

2日目

• 山行: 10:19
• 休憩: 1:55
• 合計: 12:14

距離 25.5km 登り 1,623m 下り 2,295m

4:13 蓮華谷出合
5:02 5:49 九郎右衛門谷出合
8:36 8:45 黒部五郎小舎
9:36 三俣蓮華岳巻道分岐
10:06 三俣蓮華岳
10:28 丸山
10:46 中道分岐
11:12 11:15 双六岳
11:37 11:40 双六岳中道分岐
11:42 双六岳巻道分岐
11:55 12:13 双六小屋
12:16 12:17 双六池
12:37 12:40 くろゆりベンチ
12:49 花見平
12:56 12:58 弓折乗越
13:23 13:32 鏡平山荘
13:34 鏡池
13:55 13:56 シシウドヶ原
14:08 イタドリが原
14:17 チボ岩
14:31 14:33 秩父沢出合
14:56 小池新道入口
15:13 わさび平小屋
15:22 15:23 笠新道登山口
15:32 中崎橋
15:43 お助け風穴
15:55 15:58 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
16:04 中崎山荘 奥飛騨の湯
16:13 16:26 新穂高温泉無料駐車場
16:27 ゴール地点

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

◽駐車場
新穂高温泉無料駐車場を利用 ( 前日PМ5:30到着で満車率80%程 )。※ シーズン中のみ最下部に仮設トイレあり。

◽自転車
下山口の新穂高駐車場から登山開始の金木戸発電所前の駐車場スペース (約3台) へ自転車移動 (距離27.1 km・登り135 m・下り742 m・1時間超え) 駒止橋まで概ね降りのため自転車が有効。タクシーも可能 (要予約／15000円程)

コース状況／危険箇所等

⚪️金木戸発電所〜壊れた吊り橋
広ヶ原取水堰堤まで林道歩き(15km)は作業車両も通過するため歩きやすい。そこから”壊れた吊橋“手前まで廃道(5km)となるのため難路です。基本的に歩きやすいが支流の横断のたびルートを見失いやすく際どい崩落地(古いトラロープ完備)の通過もある。進めない程の激藪は無いのでそれをルーファイの判断基準とした。【 なお、最初の林道(15km)において電気工事による通行止めが (9:00〜12:00 ＆13:00〜17:00 工期 8月1日〜9月30日まで、との看板あり　施工者 三井金属エンジニアリング�蠖晴�支店(0578825346)に要確認。】

⚪️壊れた吊り橋〜九郎右衛門谷〜黒部五郎小舎　難所は3箇所、�� 泳いでへつる箇所 (数m 泳いで 左岸に這い上がりへつり越える �� キンチヂミ (岩の隙間直下までヘツリや泳いぎで向かい空身やショルダーで這い上がる �� 九郎右衛門谷のF1の高巻 (蓮華谷へ少し進み最初の右岸ルンゼを登りつめ1920m地点で笹薮トラバースで入渓は懸垂下降 (ダケカンバを支点に30mで少し余裕あり) 。／双六渓谷の渡渉は序盤ほど危険箇所が多くなるべく迂回 оr 慎重に行っている。／脱渓は藪漕ぎはなく黒部五郎小舎に出る 。／宿営地は蓮華谷出合。

※装備
ピッケル(ルンゼで大活躍)。／チェンスパ(ルンゼで大活躍)。／ロープ30m✕2 (シングル使用)。／靴はラバー(源頭部のみ滑りを感じた)。

写真

8/23 6:14

発電所があるから林道が維持管理される、ありがたい。

8/23 6:26

15kmながい林道「人間すげぇ」と思いました。

8/23 7:38

問題の廃道。小倉谷出合を過ぎると道が悪くなったので上部に見えた石垣を目指しこのルンゼを直登してみると…。

8/23 7:43

この石垣(堰堤)沿いに廃道が通っていた。ホッとしました。

8/23 7:49

ワイルドなトンネルも健在、道を見失わなければ歩きやすい。林業鉄道の遺構だうです。

8/23 8:05

支流の横断が多いので水には困らない。

8/23 8:51

出発から4時間30分、いよいよ双六渓谷に入渓です。

8/23 8:59

水流が激しく「何処かで撤退になるかもしれない」と安心出来ない。

8/23 9:01

秋です

8/23 9:05

エメラルドグリーン

8/23 9:09

癒やされる

8/23 9:18

美しい

8/23 10:26

大きな谷です

8/23 10:49

渡渉は慎重に…。

8/23 10:51

巨石の世界。これらを乗り越えたり巻いたり時間を要する。

8/23 10:53

ここの原始最高です

8/23 11:17

丸々と太った岩魚が泳いでいる (禁漁区です)

8/23 11:21

綺麗

8/23 11:22

美しい

8/23 11:28

なだらかなになる

8/23 11:31

センズ谷出合から平和な河原が始まる

8/23 11:40

美しいは終わらない

8/23 11:54

癒やしも終わらない

8/23 12:05

綺麗です

8/23 12:15

支流の滝が凄い

8/23 12:51

難所�� 写真中央部まで泳いで這い上がりへつる (赤線)

8/23 13:08

支流の滝

8/23 13:27

難所�� キンチヂミ (写真左上の岩の隙間直下まで歩き оr 泳ぎで向かい這い上がる (赤線))

8/23 13:29

ここまで歩いて行けた

8/23 13:31

「岩の隙間直下」からふりかえる。今回は余裕で登れました。

8/23 13:38

相変わらず美しい谷

8/23 14:46

蓮華谷出合の幕営地 (完璧なほど平地の高台 ! ! )

8/23 14:50

ビールたちを冷やします

8/23 15:13

この出合には薪がなく、 ザックを背負って拾い集めに出かけました ( 写真は第1便 )

8/23 16:48

流木に巻き付けた生ソーセージを遠火で炙る (これ時間がかかります)。

8/23 17:05

鰻重が食べたかったんです

8/23 17:10

眺めながら飲める、最高に幸せな時間。

8/23 17:22

これがお酒に合うんだわ…。

8/23 17:31

もう秋なので「秋味」買っちゃった。

8/23 17:48

炙り始めて1時間ほどで完成。食べやすいようソーセージの繋ぎを千切って並べる。

8/23 18:04

おやすみなさい

8/24 5:16

⚪️⚪️⚪️ 翌朝 ⚪️⚪️⚪️
九郎右衛門谷の大滝「こりゃすげぇ」でした。

8/24 5:29

難路�� ルンゼを直登 (チェンスパ＆ピッケルを使うほど悪い部分があった )

8/24 6:02

見下ろすと高度感

8/24 6:02

標高1920mでルンゼから外れて笹薮トラバースへGO

8/24 6:27

谷へは懸垂で戻る (ダケカンバ支点)、難所��に1時間も費やしておりました。

8/24 6:49

九郎右衛門谷

8/24 7:10

滝は多いが難しくはない

8/24 7:16

綺麗

8/24 7:51

やはり源頭になると滑る…。

8/24 7:59

オトコエシ

8/24 8:03

水流もチョロチョロ

8/24 8:24

服ごと自分を洗う

8/24 8:31

今年、悩まされたトゲトゲ草たちは秋の味覚だったことに気付きました。

8/24 8:39

黒部五郎小舎に脱渓。最初に出会った人間がなんと同郷の「しんもんさん」握手した手が暖かったです。

8/24 12:10

双六小屋のスイーツ、10個くらい食べたいけど鏡平小屋の珈琲フロートも飲みたいので控えました…。

撮影機器：

TG-7 OM Digital Solutions

感想

ナオト

巨石とエメラルドグリーンの異世界、これが貸し切りなんだから贅沢だけど恐怖でもありました。蓮華谷出合、薪を集めるのには苦労しましたが高台平地で最高の晩酌を迎えることができました。いい幕営地です。楽しくも気の抜けない秋の始まりとなりました。

コメント

makkuroneko

あいかわらずステキな
バーベキューだけ参加させてーって無理でした

ナオト

makkuronekoさん、こんにちは。コメントありがとうございます！！

山でいつもステキな食事をされているネコさんに「ステキ」と言って頂けるとは嬉しです。これからもステキなバーベキュー追求していきたいと思います(笑)。