利尻山(長官山までで時間切れ)
- GPS
- 06:12
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,055m
- 下り
- 1,055m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 6:12
天候 | 快晴、ただし強風(暴風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
船
移動時間は10分ほど、料金は1300円程度です。 帰りの予約はできませんでした。 北麓野営場に到着するちょっと前にでも電話で呼び出ししておくことをおすすめします。 携帯の電波は、北麓野営場から甘露泉あたりまで問題なく入りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
冬山の基本ですが雪崩地形、雪庇に注意して登りましょう。 |
その他周辺情報 | 帰りのフェリーの時間に余裕があれば、下山後、利尻富士温泉に入ることをおすすめしますが、無理であれば、稚内についてから稚内健康増進センター稚内温泉童夢で利尻島を見ながら露天風呂につかるのも良いかと思います。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
バラクラバ
日よけ帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
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感想
ずーっと天気の悪かった2016年のゴールデンウィーク。
最終日となる8日だけは何とかなりそうだぞと、ずーっと天気予報とにらめっこしていました。
7日の夕方の予報で、8日の天気は良いことを確信し、登山を決行しました。
ただ気になるのは強風の予報。7日に抜けた低気圧の影響がまだ残り等圧線の間隔が狭いままです。午後にかけその状況は緩和されると見込まれるものの、海上の独立峰では、どれほどの強風が吹き荒れてもおかしくありません。
早朝に稚内フェリーターミナルに着き、6:40の始発で鴛泊に向かいます。
船中ではほぼ爆睡でしたが、途中に見た利尻富士は山頂に雲は少しあるものの、快晴の天気の中、その雄々しい姿をくっきりと見せていました。
約1時間半の船旅で鴛泊港につくと、時間節約のためにタクシーで北麓野営場まで向かいます。スキーはトランクに無理矢理詰め込みました。
9:00丁度に北麓野営場を出発。
帰りのフェリーは16:40なので、16:00までにはここに帰ってこなければなりません。
事前に調べた情報では、山頂からここまでの下りは3時間ほどかかる見込みだったので、13:00には山頂に居なければ行けない計算です。それが無理そうなら山頂はあきらめということになります。
登山道の雪は一部残っていますが、スキーで歩ける状態ではありません。林内には雪はあるようですが、上まで繋がっているか確信が持てなかったため、甘露泉までスキーを担ぐこととしました。甘露泉から沢に入り込み、スキーで登ります。今年の雪解けはやや早いという情報もありましたが、甘露泉からは問題なくスキーで登っていくことができました。
林内は快適に進むことができましたが、森林地帯を抜けたところで、灌木に行く手をはばまれ、やや難儀しました。
森林地帯を過ぎると目の前に長官山などがドンっと見えるようになります。登り方は色々考えられましたが、左手に針路を取り、長官山の手前で尾根上の夏道登山道に合流することとしました。
山腹斜面はかなりな傾斜でしたが、天気が良く、いい感じに雪が軟らかくなっていたおかげで直登することができました。
しかし中腹を越えた当たりで、強風にさらされることとなり、思うように前に進めなくなります。時折ものすごい追い風で上り坂を一気に上がっていくこともできましたが、横に飛ばされそうになったり、下に落とされそうになったりです。
尾根上の夏道登山道に合流すると以外にも風は弱まりましたが、所々スキーで行くには狭いところなどがあり、そういった部分は道から外れた雪面を登ります。長官山手前で雪面が氷の様に堅くなりスキーでは登れなくなったことから、スキーを担ぎ、ハイマツ地帯を縫う夏道登山道を登ることとしました。滑落の危険性は無かったためアイゼンはつけず、万一のためにピッケルは手にしました。
ハイマツ帯を抜けると長官山に到着です。
目の前に利尻富士の本体が現れた時の感動はなんとも言えませんでした。
強風を避けるために長官山の石碑に隠れ、一休み。
時間は13:30、当初の予定では山頂に13:00に着いていなければ帰りのフェリーに間に合わない計算だったことから、今回は残念ですが、ここで下山することとしました。
神々しい利尻の姿を目に焼き付け、必ず今度は山頂に着いてやると心に誓います。
下りは長官山から少し先に進んだところにある沢を滑り降りました。上部はカリカリだったため、安全に滑れるところまで、慎重にスライドターンを繰り返します。
中腹以降は雪面も軟らかくなり、テレマークターンを満喫することができました。
結局北麓野営場についたのは15:00を少し過ぎた頃。長官山からなら1時間30分で降りてくることができました。1時間ほど余裕があったので山小屋くらいまでは行けたのかな等と思いつつも、まずは無事に下山できたことに感謝です。
帰りも行きと同じタクシーに乗せてもらい、時間に余裕があったことからフェリーターミナルでのんびりお土産などを買って、16:40の最終便で稚内に戻りました。
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