甲武信岳(西沢渓谷起点ピストン)道迷いで一瞬焦る・・・
- GPS
- 05:40
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,657m
- 下り
- 1,655m
コースタイム
09:05 塩山駅(バス)
10:05 西沢渓谷入口
10:10 西沢渓谷入口スタート
10:22 近丸新道入口(10:30)
10:46 この辺りで進路誤認。踏み跡のある道が2つあり、地図の通りヌク沢伝いの方を選択すると、沢へ下りる道だった、、、
渡渉を数回繰り返し、、、
11:10 堰堤
12:00 戸渡尾根合流点〜ここで昼食
12:20 戸渡尾根合流点出発
13:15 展望エリア
13:27 東側(破風山方面)からの稜線との合流点
13:33 木賊山(とくさやま)山頂 2,468.6m
13:45 甲武信小屋(トイレ拝借@100円)
14:00 甲武信岳山頂 2,575m
14:10 下山開始
15:10 戸渡尾根合流点〜徳ちゃん新道をひたすら走る
15:50 西沢渓谷入口バス停〜かろうじて最終バスに乗車
15:50 西沢渓谷入口(バス)
16:55 JR塩山駅
天候 | 晴れのち曇り、山頂は濃いガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
●下山後・・・上記と同じ |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コースタイムにも書きましたが、近丸新道に入ってからヌク沢沿いに歩くのですが、暫くして明確な踏み跡がある道の分岐に出くわしました(写真参照)。 1)進行方向右手にほぼ直角に登っていく道。沢から離れていく感じがします 2)ほぼ直進。沢から離れないで済む感じ。若干下っていたか。 正解は1)ルートだったと思うのですが、私は2)を選んで沢に下りてしまい、その後苦労しました。ルートに戻れただけでもラッキーですかね。2)は間違いなく、沢へ下りるための道です。記憶が曖昧ですが、どちらにも赤テープはなかったような気が・・・。 |
写真
感想
今これを書いているのが山行から2ヵ月後でして、記憶を辿りながら書いてみます。
この前週の富士登山で十数年ぶりに山行に復帰したばかり、という段階。まだ諸々拙い部分が色濃く感じられます。
スケジューリングもアバウトで、西沢渓谷入口の最終バスに間に合うためには、もっと前半とばさなければダメですね。ただ道迷いがあったので時間ロスはあったのですが。。。間に合わなかったらタクシーでいいや、と思いつつ、実際に時間が近付いたらタクシー代のことを考えて、必死で走っていましたw
ということで、全般的な感想は、というと・・・
展望エリアが殆どなく、地味な山でした。トレーニング(?)にはもってこいでしょう。山頂到着時に濃厚なガスに包まれて視界ゼロ。帰りはわき目もふらずにただひたすら下山に集中できたのがよかったです。
季節ごとでどんな様子かわかりませんが、雲取山のような人気コースではなさそうなので、奥秩父の静寂を味わいながら、自然を楽しむ登山を欲している人にはピッタリではないでしょうか。
それと今回の山行で、ごく私的に特に印象的だった出来事2つは、、、
1)往路ヌク沢でガチ道迷い、危険な道なき道を通るハメに
2)40分間ノンストップで下りを全力疾走
1)の道迷い。これは「もう今日の登山は中止か」と思ったくらいでした。
当該箇所は、ヌク沢沿いにいくところで、直進がちょうど沢沿い、直角に右手に、山側へ登っていく道が出現。はじめはより踏み固められているように見えた右折路を登っていったのですが、そうすると沢から離れていく感じがしたので、再度三叉路に下りて直進路を様子をうかがいながら進行。これは間違いない、と思ってそのまま進むが、段々踏み跡が薄くなってきて、終いには沢に下りてしまいました。ガイドブックに「沢を渡る云々。増水時に注意」という文言があったのをうっすら思い出して、浅いところを選んで沢を対岸へ渡りました。渡ってから、やはり何となく程度の踏み跡を頼りに進んでいくと、途中でほぼ踏み跡が消滅(!)まさかあの三叉路まで戻るのか、しかし沢から離れず進めば、いつかは正規ルートに戻れるはず、、、などと葛藤。前進あるのみな性格なので、とりあえず道なき道を進むのですが、急斜面で土、掴むところも殆どないところをクライミングの要領で進みました。つかめそうな木の根っこや枝も、グラついているものが多く慎重に。一歩間違えれば斜面を土まみれになって滑落し沢に転落、みたいな状況。写真の中にも斜面を撮ったものがあります。その写真の場所は、まだ踏み跡がちゃんとありましたが。
結局、登山者とは別に、単に沢に下りたい人たちがつくった踏み跡だったと思います。30分くらい格闘した後、再度沢に下り、左岸に渡る形に。そこでやっと沢のすぐ脇に正規ルートらしき道があり、ひと安心。その直後が堰堤でした。
2)はこれまでの人生で40分も山を全力疾走したことはないし、今後もないと思うっていうくらい走りました。ここで学んだことは「ニンジンをぶら下げていれば、人間がんばれる」ということ。往路で迷って時間をロスしてしまった時点で最終バスは諦めていたのですが(実際メールで嫁さんに予定より遅くなると連絡済)、合流点でなぜか「イケる」と思ったんですねー。往路で2時間かかっているところですが。
事前インプットしていた情報を解析しながら、、、
>往路で2時間かかったが、これから使う徳ちゃん新道の方が歩きやすいから40分でも迷わなければイケるかも
>仮にバスにギリギリ間に合わなかったとしても、帰る時間は早い方がイイ
と思い始めたら体中からパワーがみなぎり、ひたすらダッシュ。走りながら思ったのは「最後のバス停で「あと3分だった」とかギリギリで逃して後悔したくない」ってことで、そうするとまったく妥協のない走り(笑)になるんですね。ちっとも休まないという。
最後、林道というか車道に出てからの距離が予想以上に長くて、まるでマラソンランナーが最後の競技場に入ってから何周も走らされるような気分。5回くらい「あそこのカーブを曲がったらバス停が見えるはず」と思って、まだだった、というのを繰り返しました(涙)。ついにバス停が150m先に見えた時、バスはエンジンがかかっていて、まだ止まっていて、乗車する人がちょうど車内を歩いているのが見えました。
「何とか間に合う!」と思った瞬間、バスが走り出したので、たまらず「おーい!バス、待っでぐれ〜!」と大声で叫び、止まってもらいました。
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