蝶ヶ岳から残雪の槍穂を観賞
- GPS
- 10:18
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,450m
- 下り
- 1,450m
コースタイム
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 2:52
- 合計
- 10:19
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
6時30分で7割程度 |
コース状況/ 危険箇所等 |
まめうち平以降の標高2,000m標識過ぎた急斜面から残雪 登り:ノーアイゼン。Wストック でOKでした。 下山:念のためチェーンスパイク装着 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
【天気と計画。そして実行】
あっという間にGWが過ぎ、次の週末の天気をチェックしていますと、
なっなんと木金に続き土日とも晴れ、指数Aではありませんか!
絶好の残雪北ア観賞Daysが訪れました。
木〜金がお釣がくるぐらいの晴れだったので、週末までもたないかもの懸念はありましたが、迎えて日曜日、朝から抜けるような青空が広がりました。
テンションMaxの中、三股から常念分岐を左折し蝶ヶ岳へと歩を進めます。
力水で力をもらい、ゴジラさんにご無沙汰をして尾根沿いを登り終えるとめうち平に到着。初夏を通り越して夏のような日差しと気温の中、既に汗びしょ、500mlの水分を費やしていました。
【残雪と期待。そしてキタァー】
「まめうち」から平坦な道を進み、標高2000mの看板過ぎから残雪登場です。
が、土交じりの腐り雪でアイゼンつけるまでもなく、やがて樹林帯の急登に差し掛かりますがここもアイゼン無しでステップ通りに歩を進め、ようやく樹林抜けた直登コースに出ました。
このころになると下界からガスが上がり始め、100%の眺望期待は50%ほどにダウン。加えてテンションも下がり気味で、惰性で山頂直下の残雪を進みます。
山頂や槍穂までもがガスっていたら、いの苦行はいったい何?との思い払拭できず、残雪道抜けハエマツ帯を抜け、槍の穂先を目で捉えることができた瞬間、30%ほどに下がった期待感が一気に振り切れんばかりの100%Maxに跳ね上がります。
一歩一歩進むごとに、槍の穂先がだんだん広がり、そしてついには見事な槍〜キレット〜穂高の全景が一気に視界に飛び込んできました。
「キタァー」の俗語はこのためにあるようなもんでしょう。
【1枚に全部入らねぇージャン】
そして目の前の前穂、奥穂、柄沢、北穂の大きさと、キレットに代表される急峻な山容に圧倒され、ちょっと気を抜くと2歩3歩後退りを覚える(ナイナイ)この絶景は蝶ヶ岳ならでは。
他のどの山頂からもそうは望めるものではないのではないでしょうか?
ここから見る北アを代表する槍ヶ岳〜キレット〜穂高連峰は大きすぎて、広すぎて、標準レンズではその全景が一枚に収まらねぇージャン、あっちこっち向けながらのシャッター押しまくりで山頂に辿り着きます。
山頂標識が「蝶ヶ岳山頂」を入れるとバックに穂高が写らず、「標高2,667」を入れると乗鞍方面が写らずでここでもシャッター押しまくりです。もっとも乗鞍方面はガスで眺望はいまひとつでしたが・・・。
【槍さんはガス知らず】
そんな中、単独ハイカーさんとも話が盛り上がり、気が付けば12時を過ぎていましたので早速担ぎあげたBeerと簡単な山飯のあと、ザックをヒュッテ前にデポして、なだらかな登山道を蝶槍方面へ散策です。
風もそれほど強くなく、増して日が照ると暖かさまで覚える中、目の前の穂高連峰は徐々にガスで山頂が隠されていきますが、槍ヶ岳の穂先だけは下山するまで隠れることなく見送ってくれていました。
【そして本日の山行きもチョーラッキー】
一時は諦めかけていたチョウ望期待が見事に復活、増してチョっとガスりかけたおかげで初夏の天気を思わせる中、まだまだ残雪多い雪渓を残した槍穂をはじめとする北ア全容を眺めることができ、蝶ヶ岳だけに「チョウ」ラッケーな岳行きでした。
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