リトル比良・見張山〜いきものふれあい室・リトル比良の自然に親しむ〜
- GPS
- 07:57
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 702m
- 下り
- 697m
コースタイム
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく踏まれています。 ときどき粘土質のところで登山道がぐちゃぐちゃです(たいしたことはないです) 道標は、高島ロータリークラブさんが整備を進めてくださっていました。 鳥越峰から、見張山の下りで、倒木が目立ちました。手で除けられるものは、処理しておきました。 |
その他周辺情報 | 白髭神社 御朱印 9時〜17時 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
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感想
朝日新聞滋賀版に、「淡海だより」が水曜日に連載されている。
青木先生は、2014年4月9日から、山で生きる人として連載されていた。残念ながら、2016年3月16日、第27稿「ブナの帽子をかぶった山」を紹介されて、最終稿となった。
リトル比良を初めて訪れたときは、鳥越峰にたどり着き、つぎへ足を進めるだけで精一杯で、まわりを見る余裕もなかったのだが、
コラムを読んで、珍しいブナの林の存在を知って、今度は、ゆっくり歩いてみたい、山を感じて歩いてみたいと思っていた。
2016年度のいきものふれあい室観察会が始まった。
第1回は、「リトル比良の自然に親しむ」
音羽から入山し、ケヤキやアカガシの巨木を見る。
今は、1本しか残っていなくても、この辺りの数十年、○百年前の森の姿を想像してみる。
樹形をよく見て覚えておくように指示があった。
株立ちになっているアカガシは、炭焼きのために伐採されてきたあかしだそうだ。アカガシは硬くてよい炭ができるそうだ。
少し南の地域になるが、地蔵峠の下にはコメカイ道という名の道が残されている。葛川側の人々は、炭を担いで上がり、高島側の人々は米を担ぎ上げる。峠で出来上がった炭と米を物々交換するために比良の峰を行きかった人々。それを持ち帰って、煮炊きして、美味しいご飯をいただく。子どもたちは、その食事を楽しみにしたのだろう。外食を楽しみにする今の時代とは違って、質素だけど、山から下ってきた親の姿をみてほっとし、時には、お前も大きくなったのだから、ついてこいと言われて荷を担いであるいたのだろう。そして、手を合わせて、一膳をいただく。「ご馳走さま」なのだ。
しばらくすると、「弁慶の切石」の傍に立つアカガシ。
(見どころは、まず樹木なのがいいのである。・・・打下城跡はさらりと。青木先生とあるく山は、だから面白い!)
今度は、株立ちではない。嶽観音さまの神聖な山域として、守られた木。
暮らすためには、山を使い恵みをいただかないと生きていけないが、厳しさも見せる自然には、手を合わせて願うしかない人間の姿もここにある。
立派な木が残されているのは、観音さまへの信仰と、行きかう人々の安全を願って残されたのであろう。
鳥越峰のピークは702m。
このピーク付近に十数本のブナ林がある。
生息高度がこの辺りでは700m前後なのだろう。
だから「ブナの帽子をかぶった山」なのである。
いよいよ、新聞で紹介されていたブナにご対面。
高切りされ、株立ちの姿からは、ブナも炭に焼かれ、この地域の生活を支えてきたことがうかがえる。アカガシほどよい炭が焼けるのではないそうですが、ブナも暮らしを支える木として使われてきたのです。
その後、燃料は、石油やプロパンガスにかわり、炭はほとんど焼かれなくなりました。
切られてから40年は経過しただろう。
青々と葉を茂らし、幹も太り立派な姿だった。
今日は、風が心地よく、ブナの木陰で一息ついた。
抱きしめるとほっとする。
君に巡り会えてよかった。
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