一の沢から大天井岳日帰り、眺望は最高!
- GPS
- 11:00
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 2,050m
- 下り
- 2,051m
コースタイム
- 山行
- 8:57
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 10:58
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
5月は田圃が始まり、代かき・田植え・草刈等で忙しい、それに山菜採りもあって山には行っているのだが、登山にはしばらく間が開いてしまった。
今週末も好天だというのに、疲労残っているのか気持ちが前に出ないでいた。
しかし当日2時過ぎに目が覚めてしまい、まぶしい月夜を見ていたら山に行かなきゃもったいないと惰性的な気持ちで決行した。
シーズンになると混み合う山もこの時期なら空いていて快適だろうと、久しぶりに一ノ沢から常念岳あたりに登ろうと思っていた。
3時前に家を出発して一ノ沢登山口に5時前に到着、出だしはまずまずだ。
登りながら、常念乗越に8時前に到着できて、気力体力があれば大天井岳方面に行ってみようかと密かに思いつつ歩き出した。
山の神から先、登山道が荒れていたが直ぐ横を流れる沢の音を聞き、咲き始めた花を見ながら涼しい山の中は快適だった。
途中はトレランの男性に会っただけ、駐車している車の割に人に会わなかった。
長い沢沿いの登山道が終わって笠原沢から雪渓をながめ、雪渓を少し登って尾根への梯子に取り付き順調に登っていた。
最終水場を過ぎてからの急登になったところで頭痛がしてきた。
睡眠不足から、もしかして初めての高山病?と心配になったが、ここから何度も休憩と栄養補給をしてペースダウン、そのせいか乗越稜線の雪を見る頃には頭痛は治まった。
乗越で7時40分、小屋前にも人はおらず静かだ。なんとなくの疲労感はあるものの、とりあえず東天井岳付近まで行ってみようと歩き出した。
先ず横通岳へ登っていくのだが、これが思った以上にきつかった。
乗越で休憩してから登れば良かったと思いながら、先行する2名の若者の大きなザックを追いかけた。乗越から大天井岳へのルートで一番きつかったのはこの箇所だった。
横通岳まで来ればあとは水平のなだらかなトラバース道が続く、眺望の良い気持ちの良いコースだった。また時折雪渓を横切ったりするのも変化があって面白かった。
2名の若者より先行させてもらってからは、大きな山塊に我が身一人といった稜線歩きになって、気分最高だった。
しかし行けども行けども大天井岳が遠く、あれだと思った山頂が違ってその先に目指す頂きと山荘が見えた時は、がっかりした気持ちと安堵感が入り交じったものだった。
小屋付近にも誰もいなかったので、山頂独り占めと喜んで登っていったら、燕山荘から来た富山からの若者3人がいたのにはびっくりした。
しかし山頂から北アルプスの眺めは最高で、全て見渡せた、東側は霞がかって駄目だった。澄み渡った時なら最高眺望点といっても良いのではと思った。
何よりも直ぐ下の大天荘のテン場は、最高で此所に今日泊まれないことが残念でならない。こんなところまで来ての日帰り登山は、満足感より後悔のほうが強かった。
とにかく駐車場からは片道12キロを越える長道だけど、横通岳さえ登ればあとは急登もなく歩きやすい登山道だ。
小屋が開く前のこの時期こそ、静かに昼の眺望夜の満天の夜空を堪能出来そうで、是非また訪れてみたいと思った。
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