鈴鹿テン泊縦走 入道,鎌,雨乞,イブネ(椿大神社~甲津畑)


- GPS
- 14:38
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 2,798m
- 下り
- 2,704m
コースタイム
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 9:19
天候 | 21,22:晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
近鉄四日市8:19-(バス800円)-9:14椿大神社 復路:甲津畑10:20-(ちょこっとタクシー甲津畑線200円)-10:32永源寺支所10:32-(ちょこっとバス市原線乗継無料)-11:20近江鉄道八日市 八日市11:40-(近江鉄道450円)-11:59近江八幡 JR近江八幡12:09-大阪行き新快速 |
その他周辺情報 | ちょこっとタクシー(甲津畑線): 甲津畑10:20発 200円 ※30分前までに永源寺タクシー(0748-27-1157)に要予約 ※乗継券提示で、ちょこっとバス市原線への乗継は無料 |
写真
感想
今日は、鈴鹿にテントを担いで行きました。
鈴鹿は、神戸から遠く、また、ヒルの山という印象が強く、これまで訪れる機会がありませんでした。前回の山行きで、稲村ヶ岳のテン場でたまたま出会った方(四日市在住)から、鎌ヶ岳の稜線歩きが良いこと、また、5月はまだヒルが出ないこと、等を聞いて、急遽計画を立てて、行ってきました。
以下、道中記録です。
◆1日目 椿大神社登山口~入道ケ岳~鎌ケ岳~雨乞岳~イブネ(テン泊)
朝4時起床で、JRの始発を乗継ぎ、4時間かけて椿大神社に到着!ここまでが遠かった。でも電車から見えた鈴鹿のお山(鎌、御在所)に気持ちはワクワクです。まずは、椿大神社にお詣りしました。
登山口で準備を済ませて、入道ケ岳へ登り始める。途中、道をロスト。渡渉すべきところをピンクテープに誘われて、間違って登ってきたことに気付く。すぐにGPSでコースを確認して復帰した。(鈴鹿のお山は、メジャーな登山道でも、ときどき判りにくい分岐があります)。
急坂を登り切ると、植生が変わり、笹原が広がっていた。入道ケ岳の山頂は、とっても気持ちがよく、多くの方が休憩されていました。私もゆっくりしたい所ですが、今日は行程が長いので、休憩もそこそこに先を急ぐ。
まずは、イワクラ尾根を進む。ここは結構登山道脇が切れ落ちている所が多く、気を使いました。長いイワクラ尾根を歩ききり、鎌尾根の稜線に乗る。カッコイイ鎌ケ岳を見ながら、とっても気持ち良い稜線歩きができました。鎌尾根、最高!
次第に鎌ヶ岳が近付いて来る。あんな岩場登れるのか?と思っていましたが、実際には立派な巻道が付いていました。鎌ケ岳山頂でランチ休憩としました。四日市から来られた方と、山のお話をさせて頂く。鈴鹿にはよく日帰りで来る。アルプス等も経験豊富で、日帰りで富士山や、1泊で槍に車を利用して行った、とのこと。すごいタフな人だ!よく聞けばもう65才を過ぎており(全然お若く見えます)、定年されているとのこと。山はゆっくり登ればいつまでも楽しめるよ!と聞いて、なるほど、と思った。私が「今日は雨乞岳に向かい、イブネでテン泊予定」と山を指差しながら話したら、あっちの方面は行ったことがないとのことでした。
山頂での休憩の後、鎌の砂の吹いた急斜面を下る。武平峠の舗装路まで下りて、そこから雨乞岳へ登り返す。
登山道を歩いていると、近くの上空をヘリが飛んでいた。救急車の音も聞こえてくる。なにかあったのか?
少し進むと、ちょうど、登山道脇の沢に滑落して動きが取れなくなった方の救助作業の真っ最中でした。既に救助作業が進行中であり、自分には特に手伝えることがないことを確認後、気を引き締めて先に進む。
雨乞岳までの樹林帯の道のりは長かった。東雨乞岳手前で視界が開け、気持ち良い稜線歩きとなる。雨乞岳山頂には、なんとか17時に到着!これでイブネのテン場に日没までにたどり着けそうで、ホッとした。山頂からはイブネのテントも見えた。
いったん杉峠に下り、登り返す。佐目峠近くの水場で、水を汲んだ。イブネに到着後、テントを張ったら、日が落ちた。テン場から正面に見える御在所岳,鎌ケ岳がカッコ良かった。夕食を食べて、シュラフに潜り込んで眠りに落ちた。長い一日が終わった。
◆2日目 イブネ~タイジョウ~カクレグラ~甲津畑登山口
日の出を見ようと、4時に起床。(テントを出てみると、周りはガスガス。日の出は見れず。残念。)
このガスだと、破線ルートは無理かなと、杉峠から林道経由で下りることを考えていた。でもテントを撤収して出発する頃には、すっかりガスは切れて、これなら破線ルートでも大丈夫だろうと、タイジョウ、カクレグラ経由で進むことにした。(でも、時間が読めない。予定では4時間くらいで付けるだろうと考えていた)。
タイジョウに到着。更に先を急ぐ。タイジョウから直ぐにルートをロストし、岩場に突入。急な岩場を慎重に下りた。(先人のGPSログを持参したが、先人のミスコースまでを踏襲してしまった。参考にするGPSログは、2つ以上持参すべきことを学習した)
8時過ぎにタクシー会社に電話が繋がり、ちょこっとタクシー甲津畑10:20発の便を予約した。尾根沿いの稜線は長く、なかなかスピードが上がらない。カクレグラに到着したときには、タクシー出発の時間まで、残り1時間半しかない。ペースを上げて進み、最後は送電線の巡視路を早足で下る。眼下に小さな集落(おそらく甲津畑)が見えたが、まだまだ遠い。間に合うのか?
ようやく、川の音が聞こえるところまで下りて来たものの、崖で行き詰まる。少し登り返し、下れそうな斜面を川まで下りた。最後に渡渉。右足を少しドボンするも、対岸に渡ることができた。そこは、渓流の管理釣り場だった。ようやく舗装路に出会うも、距離が長い。もうだめか?と思った時に、道端に「甲津畑街道。バス停まで15分」という看板を見つける。渡りに舟、残り時間は10分少々だが、ショートカットの旧街道を駆け抜ける。バス停には10:20ジャストに到着。間一髪で間に合って、ホッとした。タクシー、バスを乗継ぎ、八日市へ到着。そこで、かわいい近江鉄道に乗り換え、JR近江八幡駅から新快速に乗り、神戸への帰路についた。
予定していた鈴鹿セブンの3座を無事登ることができました。特に鎌ケ岳の稜線歩きが気持ち良かったです。残りの4座もいつか訪れてみたい。
鈴鹿の奥座敷、イブネは本当に良い場所でした。今度行くときはもっと早くテン場に到着し、ビールを飲みながら、まったりしたいと思います。
(今回は一番遅くに到着し、朝早くに出発。クラシも行けず)
今日も良い山でした。
(1日の消費量 水2.0L(行動中のみ、食事除く)、燃料80ml(夜30ml+朝30ml+昼20ml)
荷重13kg、アルファ米 2食/4食、行動食 500ml×0本)
※水は2.0Lで足らず、長時間行動時は2.5L程度は必要
コメント
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初の鈴鹿だったんですね。しかも入道〜雨乞〜イブネとkickeyさんらしいがっつり縦走!お疲れ様でした!
僕も入道〜鎌の鎌尾根とイブネはお気に入りなので気に入っていただいて光栄です(笑)とくにイブネは無駄に早くついてビール飲みながらダラダラするのがおススメなので次回はぜひダラダラしにイブネへお越しください
鈴鹿デビュー戦を飾ってきました。遠くから見ても一目で分かる鎌ケ岳は本当にカッコイイお山でした。鈴鹿のお山は、車で麓まで来て、日帰りで楽しめる山が多い。お話した殆どの方は、お近くの方でした。地元の方に愛されている良いお山ですね。
イブネはとっても良いテン場ですね。私が泊まった日も、10張くらいはあったんじゃないでしょうか?皆さん、想い想いの場所に張り、イブネを満喫されている様子でした。
あんな場所が近くのお山にあるなんて、nishimonさんが羨ましいです。
今回、欲張りな行程を立てたので、イブネはテントを立てて、寝ただけ。。。
ロング行程で、重荷となるビールは持参せず。次回はビールを担ぎあげて、まったりとした時間を過ごしたいなぁ、と思います。
kickeyさんも近くでテン泊されてたんですね!
いい夜でしたね♪
そして、いい旅ですね。
きっと昔の人もkickeyさんのように、三重から滋賀へと山を越えて旅をしたことでしょう。無事にタクシーに乗れて良かったです。
samayoiさん、こんばんは!
ナイトハイクで、ジャンを越えて来られたんですね。流石です。
お月様が明るくて、本当に気持ち良い夜でした。
いつも公共交通手段を利用して移動するので、バスの時間に合わせて、
山を駆け下りるのは、しょっちゅうですが、いつになくドキドキしました。
でも、諦めなければ、なんとかなるものですね。間に合って良かったです。
ちょこっとタクシーの運転手さんの話しでは、
登山者がときどき利用することがあり、
・10人位の大パーティが利用することがあって、1台のタクシーに乗れず、断る場合もあった
・出発時間を15分過ぎても登山者が現れず、帰ることもあった
等々。
元々は、過疎の村の生活を支援するために自治体が始めたサービス。
登山者は、謙虚な気持ちを持って、利用させてもらいたいものですね。
今度は、ゆっくりイブネを楽しみたいです。
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