憧れの稜線歩き！常念岳～蝶ケ岳

2016年05月28日(土) [日帰り]

• GPS: 10:43
• 距離: 17.7km
• 登り: 2,096m
• 下り: 2,088m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:49
• 休憩: 0:55
• 合計: 10:44

距離 17.7km 登り 2,098m 下り 2,098m

4:59 スタート地点
5:12 三股登山口
7:59 8:00 前常念岳
8:51 8:57 常念岳
11:33 蝶槍
11:36 11:38 蝶ヶ岳三角点
11:44 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐(横尾方面)
12:06 蝶ヶ岳ヒュッテ
12:08 12:13 蝶ヶ岳
12:16 12:55 蝶ヶ岳ヒュッテ
12:59 13:00 蝶ヶ岳
14:40 まめうち平
15:11 15:12 ゴジラの木
15:32 三股登山口
15:43 ゴール地点

天候

くもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

安曇野ICより20分程度で三股登山口に入れます。道は舗装道です。
駐車場にはトイレもあります。

コース状況／危険箇所等

常念岳までは基本急登が続きます、おまけに前常念付近からは岩が多く歩き難くいです、道もペンキが薄く何回か外れる事もありました。
蝶ヶ岳までの稜線はアップダウンも激しく疲れます。特に常念からの下りは想像以上に下ると思ってください。蝶槍手前の樹林帯のは雪が残っていますが、アイゼンは必要ないレベルです。苦労して超槍まで辿り着ければ、その後は天国が待っています。
蝶ヶ岳より下山は2200m辺りまで雪があり、きわどいトラバースも多くあります、アイゼンは持って行った方が安心です。私は使用しませんでした。

写真

5/28 4:42

三股駐車場には多くの車が止まっています。
今日の天気は曇りですが百名山18座目の常念岳に登ります。

5/28 5:10

15分林道を歩き三股登山口です。登山届を出すと今日の登山が始まりました。

5/28 5:11

今回の計画は常念に登り、穂高が見え、かつ時間が9時前の場合は蝶ヶ岳まで縦走します。見えないか9時以降の到着の場合はピストンで下山する予定です。

5/28 5:12

空はドンよりしていますが奇跡を信じて、分岐は常念に進みます。

5/28 5:26

始めは緩い道を登りながら花を探します。

5/28 5:58

ウラシマソウですかね～

5/28 6:04

ツバメオモトはピンボケしました。

5/28 7:02

イワナシです、常念は花が少ないようです。

5/28 5:45

徐々に道も急になり、我慢の登りが続きます。

5/28 6:52

標高2150の尾根に上がりました。急登は終わりましたが樹林帯で眺望はありません。

5/28 7:22

暫く歩くと前常念が見えました！この後も厳しい登りが待っています。

5/28 7:23

ハシゴを登ると森林限界に飛び出しました。

5/28 7:24

思わず声をあげました！曇りの奇跡です。

5/28 7:47

八ヶ岳に富士山も見えます。今日はガスとの戦いになると覚悟していただけに感動です。

5/28 7:47

ただこの先は岩だらけです。

5/28 7:33

イワウメの蕾か？よくわかりません。

5/28 7:44

ミネズオウかな？

5/28 7:51

登りはこんな感じです、急で浮石もあります。

5/28 7:57

ガラガラで道が分からなくなる場面も何度もありました。

5/28 7:58

前常念です。避難小屋は岩に埋もれていました。

5/28 7:59

穂高だ！信じられません。後は時間の問題です。

5/28 8:06

これが前常念から常念までの稜線です。

5/28 8:08

日帰りピストンメインの私達は、稜線歩きは初心者です。

5/28 8:11

憧れの稜線は妻も足取りが軽く見えます。

5/28 8:24

キバナシャクナゲが沢山咲いています。

5/28 8:30

すると登山道に雷鳥です！初めてみました。まん丸で可愛いメスです。

5/28 8:35

オスは絶景を眺めています。

5/28 8:36

ハンサムボーイ。初めて見る雷鳥でこの写真が撮れ満足です。

5/28 8:39

常念岳山頂は目の前です。

5/28 8:39

肩からは槍も覗いています。

5/28 8:41

下に見えるのが常念小屋です。今日のコースでは立ち寄れません。

5/28 8:41

思わず絶句！くもり予報でこの眺望は奇跡です。

5/28 8:48

妻も駆け上がるように登って来ました。

5/28 8:51

常念岳！登頂おめでとう。槍に向かってV。

5/28 8:51

私も登頂！百名山18座目です。五月で5座登ることができました。

5/28 8:49

正面は槍ヶ岳！曇り予報でこの絶景、私！何か持っています。

5/28 8:49

こちらは穂高！上高地も見え大迫力です。

5/28 8:49

八ヶ岳に富士山と南ア！GWに登った金峰山も見えました。

5/28 8:49

有名な山達！名前は分かりません。

5/28 8:52

穂高の奥は雲海です。壮大な景色にお腹いっぱいになりました。

5/28 8:57

穂高が見え時間は9時前！縦走が決定しました！

5/28 8:57

遥か彼方の蝶ヶ岳へ続く憧れの稜線です。行きます！

5/28 8:58

その前に静かな山頂の様子。

5/28 9:03

計画では1時に蝶ヶ岳を下山したいので、4時間掛け稜線を楽しみたいです。

5/28 9:24

それではわ！常念より400m下ります。

5/28 9:27

曇りでも眺望あり！暑くもなく最高の登山日和です。

5/28 9:30

雄大な眺めに中々進めません。

5/28 9:42

ひとしきり展望を楽しみながら歩きます。

5/28 9:50

ところが稜線には登りが幾つもあり徐々に疲れも出始めました。

5/28 9:57

振り返ると常念からこんなに降りていました。

5/28 10:00

疲れたので槍をおかずにジェル休憩します。

5/28 10:07

すると足元には雷鳥カップルです。メスを追いかけるオスも可愛いです。

5/28 10:11

樹林帯に入ると雪が残っていました。アイゼンは必要ありません。

5/28 10:21

先週の白馬で散々歩いた雪は、足が疲れるので今日は嫌いです。

5/28 10:22

常念がこんなに遠くなりました。

5/28 10:37

蝶槍です！手前は相当下っていますね。

5/28 10:38

アタック前に花休憩します。恐らくシナノキンバイ。

5/28 10:42

オオバキスミレ。

5/28 10:43

ヒメイチゲ。

5/28 10:55

オオサクラソウ。

5/28 10:46

池の際を通過します。

5/28 10:59

蝶槍の登りも雪がありました。

5/28 11:23

雪で疲れた足に鞭を打ち続けると、ご褒美が待っていました。

5/28 11:28

蝶槍より穂高！

5/28 11:28

この先はキツイ登りはありません。

5/28 11:28

常念が小さくなって来ました。

5/28 11:30

まだゴールには着いていません。先を急ぎます。

5/28 11:37

蝶槍を振り返って見るとこんな感じです。

5/28 11:38

この先は歩き易く元気も出てきました。

5/28 11:39

天国です！

5/28 11:49

これぞ稜線にふさわしい場所です。

5/28 11:56

縦走して正解でした。

5/28 11:59

坂を登ったり。

5/28 12:00

槍を振り返ったりしていると。

5/28 12:03

蝶ヶ岳ヒュッテが見えました。山頂は裏手です。

5/28 12:09

最終目的地の蝶ヶ岳まで縦走完了！

5/28 12:12

何度見ても飽きない穂高連峰！

5/28 12:13

今日1日付き合ってくれた山達にお礼を言います。

5/28 12:13

時間は12時過ぎです。さ～ヒュッテに戻り13時までゆっくりしましょう。

5/28 12:25

今日の疲れは350では取れません。
穂高に乾杯です。

5/28 12:58

今日歩いた稜線を眺めます。随分遠くまで来れました！

5/28 12:59

さぁ下りましょう。

5/28 13:03

いきなり雪が出てきました。油断すると踏み抜きます。

5/28 13:08

枝も邪魔で足跡も沢山あり道が良く分かりません。

5/28 13:19

際どいトラバースは慎重に進みます。

5/28 13:50

朝歩いた前常念から常念！

5/28 14:08

嫌な雪渓を渡ります。

5/28 14:39

まめうち平からは歩き易くなります。

5/28 14:50

妻が写真を撮っている先には。

5/28 14:50

遥か遠くに常念岳！登れた私達を褒めたいです。

5/28 15:10

ゴジラの木。この後登山道下のササがガサガサっと動きました！小動物の音ではありません。とっさに逃げます！動物も同じ方向に進んでいる！マズイ。

5/28 15:19

暫くすると後ろの登山者も走って逃げて来ました。正体はみていないと！ヤツは一体...

5/28 15:24

そうこうしていると橋がありました。

5/28 15:33

襲われる事なく登山口帰還です。

5/28 15:43

駐車場は宿泊客で賑わっていました。憧れの稜線！北アはやめられません。

撮影機器：

iPhone 6 Apple

感想

ルピモさん

土曜日の週間予報は晴れマークです。常念岳周回の計画を練りながらワクワクした1週間を過ごしました。迎えた金曜日、天気予報を確認するとなんと曇り！しかも2時過ぎからは雨も降る予報に変わっています。ギリギリまで迷いに迷い、予備に燕、雨飾の地図を持ち、場合によっては、蓼科観光覚悟で安曇野ICを目指しました。ICを降りると目の前に常念岳が見えています！行き先は計画通り常念岳に決め、山頂に着いた時間と、眺望の有無で周回するかは山頂で判断しようと妻と話しながらAM5時歩き始めました。
内心はガスの中で山頂を踏む姿を想定して、今日はただ登るだけの山行になると思っていました。
ところが森林限界に出ると、目の前に雪が残る蝶ヶ岳の稜線と、遠くは富士山に八ヶ岳も見えているじゃないですか！奇跡です登ってよかった。こうなると穂高も早く観たい！気が焦ります。途中雷鳥の出迎えで和んだことも幸いして、私も妻も疲れなく常念まで登ることが出来ました。
山頂からは曇り空にもかかわらず、すんばらしい景色に二人ともお腹いっぱいです。景色ヨシ！時間ヨシ！体力ヨシ！蝶ケ岳目指し憧れの稜線歩きです。日帰りメインの私達には本格稜線歩きは初めてで、ひとしきり眺望を楽しみながら歩くことができました。特に蝶槍以降はまるで天国です。壮大な穂高に眼下は上高地！忘れることができない景色が目に焼き付きました。アップダウンも多く後半は疲労感も出てきますが、本当に周回して正解でした。私のホームは近い中アです、北アに変更しようかなと思い始めた山行になりました。

コメント

ベッカム

北ア中枢部に近づきつつありますね
槍や穂高を見たら・・・もう行くしかない。
常念蝶を日帰りできるなら・・・前穂は確実！
あまり煽ってもいけませんね。
安全が一番ですので。
雨飾りで会いたかったな、という気持ちもございます！

ルピモさん

Re: 北ア中枢部に近づきつつありますね
ベッカムさんコメントありがとう御座います。
そうですね！徐々に中枢部に近づきつつありますが
蝶からみた穂高は残雪も多く、まだ少し早いと思いました。
無理なく行ける山を選んで登ります。
所で百名山の穂高は前穂ですか？
先週やまさんは奥穂と言っていましたが、どこを登れば
クリアーできるのでしょうか？因みに御嶽は摩利支天ではダメですよね！
今週ベッカムさんは近畿ですか？
私は単独で行ける山を北ア以外で検討しています。

ベッカム

Re[2]: 北ア中枢部に近づきつつありますね
やまさんのおっしゃる通り「奥穂」が穂高の盟主です。
でも前穂も北穂もいいところです。
（西穂のみ未踏）
よく考えると奥穂が一番魅力ないのでは・・・
そこから見える景色は良いのですが
とんがり感がないのです。（笑）
前穂はとんがっているし
北穂の山頂小屋のテラスは超絶の絶景テラスです。

ルピモさん

Re[3]: 北ア中枢部に近づきつつありますね
ベッカムさん　こんばんは
了解しました！奥穂ですね。
今年タイミングが合えば登ってみます。
北穂の超絶の絶景テラスどんな所でしょう
さぞかしビールが美味しそうですが、妻は無理かも？
高所恐怖症の妻から「私が槍に行けるか下見してきて」
と言われています。
北穂も下見がいりそうですね。

やまさん

精力的ですね
北アに目覚めちゃいましたか？
私は最近槍穂専門店のようで…常念・蝶は行ったことないです(笑)
今年は歩いてみようかな～
雷鳥は基本的に天気の悪い日（ガスの日の楽しみ）にしか出てこないので良かったですね。

ルピモさん

Re: 精力的ですね
やまさん　こんばんは。
怪我は順調に回復していますか？完全に治るまで無理は禁物ですよ！
蝶から見る槍穂は迫力満点でした。
槍穂は登る事は当然魅力的と思いますが、
富士山と同じように見る価値も高いと思います。
あと蝶ヶ岳のテン場は天国ですよ！テント買ったら最初に行きたい場所です。
同じ日のレコを見てもみなさん雷鳥に出会っています。
常念でお喋りした方は、雨が降る前日はよく出没すると言っていました。
何れにしても初雷鳥で絵になる写真が撮れ嬉しかったです。
北アは魅力的ですね！やまさんが好きな槍穂は更に魅力的なのでしょうね！
早く行ってみたいです。

やまさん

Re[2]: 精力的ですね
おはようございます。
六月に入ったので今度の日曜日は低山ハイキングでもしてみようかと思います（笑）
槍・穂高連峰の「これぞ日本アルプス！」って雄大さは常念〜蝶や笠〜双六が最高の展望台ですが…槍から見る穂高、穂高から見る槍はアリーナ席！
もっと言うと穂高岳といっても連峰でそれぞれ独立しても日本でトップレベルの山々です。（ジャニーズ系みたいな…）
西穂からは奥～前、前穂からは奥～北、北穂からは奥～前やキレット越しの槍が圧倒的な迫力でそびえています。奥穂はその頂点で、すべてを見渡せるため極めた感が強いあまり…ベッカムさんのような意見になると思います(笑)どこを登っても感動的で何度登ってもまた行きたくなります。
ただし、奥穂は人が多いですよ

現状、御嶽の入山可能エリアは摩利支天が最高地点ですので摩利支天のピークでもって御嶽としてよいと思います。焼岳も最高地点の南峰は入山禁止ですので北峰でもって焼岳登頂となってますよね。深田久弥さんも北海道の山で入山禁止のため最高地点を踏めず、次に高いピークでもって登頂としたと書いてあったような…

ルピモさん

Re[3]: 精力的ですね
やまさん　こんばんは。
低山ハイキングで2000m超えとか言わないですよね！
これぞ日本アルプス！穂高の話は聞けば聞くほど行きたくなりました。
雪装備が必要なくなったら、どこかの穂高に登ります。
その際は、安全コース教えてください。

やまさん

Re[4]: 精力的ですね
ついていくかもしれませんよ(笑)

ルピモさん

Re[5]: 精力的ですね
やまさん！了解です。