乳頭山ー八瀬森からの裏岩手縦走。滝ノ上温泉から。

2016年05月27日(金) ~ 2016年05月29日(日)

• GPS: 46:32
• 距離: 44.3km
• 登り: 2,633m
• 下り: 2,633m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:38
• 休憩: 0:19
• 合計: 3:57

距離 6.7km 登り 875m 下り 224m

12:17 滝ノ上温泉登山口
13:34 13:43 白沼
15:03 白沼上水場
15:40 15:49 乳頭山
15:56 15:57 黒湯分岐
16:14 田代平山荘

2日目

• 山行: 11:05
• 休憩: 0:50
• 合計: 11:55

距離 26.4km 登り 1,384m 下り 1,222m

4:46 田代平山荘
5:34 蟹場分岐
6:53 6:54 小白森山
7:59 8:10 大白森山荘
9:25 9:26 大沢森
10:42 10:47 曲崎山
12:06 12:07 八瀬森
12:19 12:20 八瀬森山荘
12:21 12:25 大場谷地
12:27 12:52 八瀬森山荘
12:53 大場谷地
16:01 八瀬森分岐
16:16 16:17 大深岳
16:24 大深岳分岐
16:37 大深山荘水場まで0.4km道標
16:41 大深山荘

3日目

• 山行: 4:58
• 休憩: 0:34
• 合計: 5:32

距離 11.2km 登り 381m 下り 1,181m

5:13 大深山荘
5:18 5:19 大深山荘水場まで0.4km道標
5:36 大深岳分岐
5:44 大深岳
5:55 八瀬森分岐
6:36 6:51 小畚山
7:14 7:16 三ツ石 覘標ノ台
7:25 三ツ沼
7:52 8:01 三ツ石山
8:27 三ツ石山荘
8:31 8:38 三ツ石山荘水場
9:06 滝ノ上温泉分岐
10:45 滝ノ上温泉登山口
10:45 ゴール地点

天候

27日曇り。28日、29日晴れ。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口は滝ノ上温泉。委細はググってください。

コース状況／危険箇所等

滝ノ上温泉ー乳頭山　小乳頭のあたりに雪渓があってロスト注意。

乳頭山ー蟹場分岐　問題なし。田代平小屋の水場は未確認。

蟹場分岐ー八瀬森分岐　コースの9割方はものすごい藪。倒木も多数で、コースのササ藪に沿って倒木してると迂回が地獄。ぬかるみも沢山で、長靴のほうがよさそう。とにかくササの密度がすごく、ロストしたら復帰が壮絶。関東森から八瀬森分岐のP1384からP1420の間は雪渓と倒木で道がわからない。ピンクテープもまばら。各小屋の水場は未確認。

八瀬森分岐ー大深山荘　大深岳以降雪渓があるが、踏み跡あるし、ピンクテープもあるので問題なし。水は大深山荘のそばの沢で給水。

大深山荘ー滝ノ上温泉　問題なし。三ツ石小屋の水場はちょろちょろ出てます。

その他周辺情報

滝ノ上温泉は6月以降の開館だそうです。近くの温泉は網張温泉ですかね。
買出しは国道付近で済ませたほうがいいです。滝ノ上温泉付近は営業前なのか、販売機もありません。

写真

5/27 12:09

まずは乳頭山へ。

5/27 13:26

ツバメオモトですかね。

5/27 13:28

シラネアオイですかね。

5/27 13:29

意外にでかい白沼。

5/27 13:42

サンカヨウですかね。

5/27 13:54

群生。

5/27 14:00

イワカガミでしたっけ。

5/27 14:34

小乳頭の雪渓。

5/27 14:49

田代平小屋の水場は当てにならないらしいから、雪渓の雪解け水を給水。

5/27 14:50

デブの元。

5/27 15:09

山頂付近はガスってる。

5/27 15:09

サクラは最盛期。

5/27 15:14

幻想的。

5/27 15:19

おっ乳頭。

5/27 15:34

最後は急登になる模様。

5/27 15:41

乳頭山頂です。

5/27 15:53

分岐をこなし。

5/27 16:10

田代平小屋。今日のお宿。

5/27 16:10

小屋前の沼。

5/27 17:45

晩飯はハンバーグタケノコ添え。

5/28 3:28

無事に早起き。

5/28 4:46

昨日はガスで見えなかった秋田駒。

5/28 4:46

雲海ですなぁ。

5/28 4:47

これから行く方面。

5/28 4:49

この辺まではキレイ。

5/28 4:49

霞がかっていいですね。

5/28 4:52

湿原にたくさん咲いてた花。

5/28 4:54

今朝は霜が降りたんですね。

5/28 6:50

小白森。ここまでそこそこ藪こぎ。

5/28 6:50

小白森からの秋田駒。

5/28 6:50

小白森もきれいな湿原。

5/28 7:24

変わって大白森。間の写真がないのは、藪漕ぎだから。

5/28 7:25

眺めは抜群。

5/28 7:25

大白森から見た秋田駒。

5/28 7:27

大白森山頂。

5/28 7:33

うっすら岩木山。

5/28 7:56

泊ってみたい大白森小屋。

5/28 8:19

写真真ん中の低いササの下が登山道。

5/28 8:46

このように登山道を倒木が覆ってます。

5/28 9:22

大沢森。まったく展望なし。

5/28 9:34

登山道の様子。

5/28 10:39

藪と急登に泣かされた曲崎山。

5/28 12:02

藪漕ぎでやっと八瀬森。

5/28 12:13

八瀬森山荘。

5/28 12:26

ここで昼食。水場が発見できず、水もないので池塘の水を恐る恐る飲む。

5/28 13:14

ここも藪漕ぎで関東森。

5/28 14:31

P1233付近。

5/28 14:50

P1283の湿原だと思われる。藪漕ぎ休憩。

5/28 15:48

これはもう道とは呼べないんじゃないか。

5/28 16:00

八瀬森分岐以降。ホッとする。

5/28 16:13

大深岳。

5/28 16:38

一年ぶりの大深山荘。きれいですばらしい。

5/28 17:51

晩飯は上野御徒町駅そばのデリーのインドカレー。

5/28 18:11

弘前の銘菓。素朴でうまい。

5/29 5:07

こんな部屋が欲しい。

5/29 5:21

今朝もいい天気。

5/29 5:36

ナイスなトレイル。

5/29 5:40

においを嗅ぐと桜餅の香りがします。

5/29 5:44

これから行く山々。

5/29 5:49

登山道沿いは行者ニンニク畑。やわらかくてうまそう。

5/29 5:50

霞がかった岩手山。

5/29 6:44

小畚山。漢字が変換で出てこない。

5/29 6:45

歩いてきた方面。

5/29 6:47

すばらしい道。

5/29 6:59

あんな遠くから歩いて来たんだなと自己陶酔。

5/29 7:11

覘標の台。

5/29 7:16

三ッ沼俯瞰。

5/29 7:22

三ッ沼。カエルの卵がすごい。

5/29 7:50

ついに最後の山。

5/29 7:55

三ツ石山山頂。足が短い。

5/29 7:56

三ツ石山から八幡平方面。

5/29 7:56

三ツ石山から岩手山。

5/29 8:22

三ツ石山荘。ここにも泊ってみたい。

5/29 8:26

三ツ石山荘の水場の様子。

5/29 9:13

タケノコを取りつつ下ります。

5/29 9:23

タケノコを取ろうとしたらヘビ。あぶねぇ。

5/29 10:41

急登の下りでヘロヘロ。

撮影機器：

SH-1 OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 ロールペーパー 携帯 時計 タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ 寝袋 マット 着替え ラジオ 食料 ウイスキー 缶チューハイ ハイドレーション

感想

oyama56

当初は26日〜30日までの6連休だったので、遠出して鳳凰三山か南北八ヶ岳縦走と考えてましたが、実家の田植が遅れに遅れて、連休が1日2日と農作業に吸収されて、自由な時間は半分の3日となったので、気になってた八瀬森から乳頭までの縦走に裏岩手を足した今回の山行。本来は八幡平スタートでしたが、計画にビビったのと30日が田植になってしまったので短縮した形となりました。

27日は午後から天気が上がるような予報だったので、午後スタートで田代平小屋まで。風もなく静かな夜でした。

28日。ここまではルンルンでしたが、ここから八瀬森まで10時間半の藪こぎになるとは夢にも思いませんでした。藪こぎ、倒木、ぬかるみ、無風、ハエがたかる、急登、渇水の八重苦でした。水場は発見できず、登山道を流れる雪解け水や池塘の水を恐る恐る飲んでなんとかといった感じでした。熊のウンコも3，4回見まして、周辺は人の気配がゼロなので、恐ろしかったです。蟹場分岐から八瀬森分岐までは今までの僕の登山経験上ワースト1でした。GPSがなきゃ無事踏破できたか怪しいです。こんなところはやはり残雪期に行くべきでした。無事に大深山荘に着いて晩飯を食いましたが、あまりの疲労で食べた晩飯を全リバースしてしまい、疲れすぎると飯が食えないと聞き、自分には関係ないと思ってましたが、食いしん坊の僕でもこんな貴重な体験をできて良かったなとウイスキーがぶ飲みで10時間睡眠。

29日。裏岩手は、快晴の空とさわやかな風とすばらしいトレイルで、ゆっくり味わいながら歩きました。三ツ石小屋以降は足が痛くなってきたので、晩飯のおかずでタケノコを取りつつものんびり下山。しかし滝ノ上温泉に向かうにつれ坂の角度が急になり最後は悶絶の足痛でゴール。下山後はお山の湯で3日分の汗を流して、ドデカミンを2本一気飲み。その後西根IC近くの名店「むら重」でラム定食をご飯大盛り。ご飯は1合以上あるような盛りで、絶対食えないと思いましたが、前日から何も食えなかったのでアッサリ完食でした。

下山後にドデカミン2本とどんぶり飯を食ったのに、自宅で体重を測ったら2キロ痩せてたので、ダイエットにはいいコースかもしれません。

コメント

ゲスト

ガクブル
ひえ~！
こんなに熊熊熊と騒がれている中、よくこのタケノコシーズンに八瀬森に向かいましたね(^_^;)
ご無事でなにより（笑）
お疲れ様でした！

oyama56

bechikoさま。
藪こぎでヘロヘロだったし場所が場所だけに、熊に会ったとしても、怪我で済まさないで殺してくれって思ってました。
本当にお疲れ様でしたよ。

remu77

どMだな〜〜〜
危険地帯に 単独は危ないよ
まじで行くとは・・・無理は禁物ですよ
bechikoちゃんが言うとうりクマさんだらけの・・秋田、青森は危険タケノコ地帯は

無事で何よりです お疲れ様です

oyama56

remu77さま。
単純に知らなかったんです。あそこがあんなだとは知ってたら行きませんでしたよ。
熊鈴がなかったので、ストックでカチカチ鳴らしながら歩きましたが、藪にストックが絡まってウンザリでしたよ。

ぽんた

水
水に苦労されたようですが
お腹は大丈夫でしたか？
かなりサバイバルなコースでしたね
お疲れさまでした

oyama56

shunpontaさま。
水は流れがあるところ、冷たいところを選んで給水したので、旨かったです。が、今だったら飲む気がしませんね。

ゲスト

私と概ね逆コース
八瀬森の水場は、昨年1時間探しましたが見つかりませんでした。有るのかなと疑問です。
ヤッパリ食う寝るが基本なんですよね🎵
ワースト1でしたかぁ(>_<)
ご無事で、お疲れさまでした。

oyama56

marusoraさま。
笹が極太くんだから、掻き分けるのが大変で、倒木の迂回とかは一苦労でしたね。水場がないのも困り物でした。
あれに比べれば、南八甲田は登山道ですよ。

syasyu

藪すごい
一ヶ月前とは全然違うコースのようだね。
水場やら藪やらで大変だったのか
無事下山お疲れさんでした。

oyama56

syasyuさま。
あれは残雪期に行く山だった様です。夏に二度と行きません。行ったとしても鶴の湯から大白森ピストンかなと思います。

ゲスト

お疲れさまでした
２日目のサバイバルが壮絶過ぎて、見てるこちらが怖くなってしまいましたよ
でも無事にゴールできてよかったですね！
oyamaさんはメンタルが強くて羨ましいです。
早くも今年の目標を達成しちゃいましたね

oyama56

slow_songさま。
写真にあるのは、カメラを取り出して撮影する余裕があったから撮れたもので、同じ所を行ったり来たりしてる時は、大いに余裕がなくなり、切なくなりましたよ。
その代わり、裏岩手の素晴らしさを身を以て感じる事が出来ました。

macky3

はじめまして、oyama56さん
oyama56さん、３日間本当にお疲れ様でした。
私は体験したくないサバイバルコースですね。

私が去年から一番行きたくて縦走してみたいコースなんですよ。
ただ、相当藪や道がひどいみたいですね。
ちょっと、水と藪と熊の問題があるので、コースを考え直した方がいいみたいです。

くまさんに会ってはいないんですが、前日迷ヶ平で山岳協会か熊監視の方に
熊いるから、山に入るなと言われたので。熊出そうな山は今後考えてしまいますね。

oyama56

macky3さま。
はじめまして。
ある意味印象深いルートなので、行くとすれば、これ以上悪くなる前に行くか、残雪期かでしょうねぇ。乳頭温泉から、大白森、田代平小屋泊で乳頭山に登って帰るとかだとそんなに藪漕ぎがないから大丈夫そうですよ。