雁坂嶺〜雁坂峠〜雁峠〜白沢峠(道の駅みとみからの周回)
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- GPS
- 08:58
- 距離
- 29.6km
- 登り
- 1,982m
- 下り
- 1,980m
コースタイム
- 山行
- 8:02
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 8:58
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース全体 コース全体を通して危険箇所や道迷いするような箇所はありませんでした。 ●道の駅みとみ〜雁坂嶺 道の駅みとみの道路を挟んで反対側の登山口からスタート。 笛吹小屋キャンプ場を脇を通過して1度林道をショートカットしたのち、 雁坂トンネルの料金所を横目に見ながら進みます。 舗装された林道を3kmほど進むと沓切沢橋が現れ林道の終点となり、 ここから登山道が続きます。 前半は沢沿いに進んでいきます。沓切沢出合など3〜4か所ほど 沢を渡渉しながらゆっくりと標高を上げ、井戸ノ沢出合を過ぎると沢から離れます。 ここから九十九折の登山道となり、高低差400m弱登ると雁坂峠に到着です。 標高を上げていくに従い富士山が綺麗に見え、植生も笹へと変わっていきます。 雁坂峠からは顕著な尾根筋を辿り標高差200mほど登ると雁坂嶺へと至ります。 この稜線は立ち枯れたシラビソが取り囲んでいます。 ●雁坂峠〜雁峠 奥秩父主脈縦走路を緩やかにアップダウンしながら進みます。 雁坂峠から水晶岳までは奥秩父らしい苔むした道となり、 古礼山付近は笹原が中心となります。 古礼山は眺望が開けている上に、美しい笹原に取り囲まれており、 とても素敵な場所だと思いますので巻き道が付けられていますが、 山頂を通ることをオススメします。 燕山(2004m)は地味で縦走路から少し外れたところにピークがありました。 燕山から高低差200m強下ると雁峠に到着です。 ●雁峠〜白沢峠 雁峠小屋(廃屋)を通過して小さな分水嶺を経て笠取小屋へと進みます。 この付近だけ別世界でたくさんのハイカーが思い思いに好天の中楽しんでいました。 笠取小屋からヤブ沢峠を経て鳥小屋分岐点までは林道歩き。 鳥小屋分岐点からゲートを通過して作業道へ入り笠取小屋から7kmほど歩くと 白沢峠に至ります。白沢峠には荷台から木の生えた廃車が出迎えてくれます。 ●白沢峠〜道の駅みとみ 白沢峠からしばらくは荒れ気味の九十九折の登山道を下ります。 登山道の取り付きまで下ると白沢沿いに付けられた作業道を進んでいきます。 国道140号に出るとおよそ4kmの車道歩き。 広瀬ダム手前までは歩道がないのでクルマに注意。 |
写真
感想
夏山始めです。
ここのところ「歩けなくなった」と言うkomemame。
その真偽を確かめるために、また雪山から気持ち切り替えるためにも
梅雨に入る前に、少し長めに歩いておこうということで奥秩父へ。
この時季の奥秩父は天気が良くても空気はカラっとしているので
新緑の中を歩いていてとても気持ちがいいし。
雁坂峠までは沢沿いの道で新緑と相まってとても気分が良い。
雁坂峠で奥秩父主脈縦走路に合流し、
雁坂嶺までは立ち枯れたシラビソの独特の雰囲気が広がってました。
雁坂峠から水晶山にかけては奥秩父らしい苔むした雰囲気が素晴らしい。
キレイな笹原が広がる古礼山、燕山付近はシャクナゲ地帯。
変化に富んでいて雁峠まで飽きることがありませんでした。
雁峠からは新地平へ下ってもよかったんだけど、
木がニョキリと生えた廃車を見たかったので白沢峠へ。
白沢峠に至る林道の途中でも1台ありましたが、
峠の廃車はオーパーツ感満載。在りし日の繁栄が偲ばれました。
白沢峠からは再び沢沿いの下り。
名前の通り白砂の沢で、ナメがキレイ。
最後の車道歩きは車道の照り返しがキツくて、
フラフラになって道の駅みとみに到着。
笠取小屋周辺を除くと、出会った人もほんの少し。
縦走路は気持ちの良い風が吹き抜けていました。
ところで、komemameの歩けなくなった説はどうだったのでしょうか?
それは本人から。
そろそろ梅雨の気配が…
なかなか山にいけなくなっちゃう前に。
ちょっと長めのコースに若干ひるみながらも、
「雪のない山を楽しむこと」
「歩けないこの体をどうにかすること」
をテーマに5月最後の山歩きをしてきました。
頑張って歩いてよかったなぁ、、というのは毎回思いますが、
今回はよりそう感じるものでした。
とにかく気候がいいです。
太陽は出ていて、汗はかくけど風が冷たくて気持ちがいい。
視力がアップするんじゃないかってくらい、緑が綺麗で。
あちこちに咲きはじめた花が疲れを癒してくれて。
そしてこのコース、そんなにアップダウンもなくて優しいです。
稜線に乗って雁坂峠からの道は、天国のようでした。
南アルプスや富士山がはっきり見えたし、
緑と青と茶の「ザ・山」的な色を、
そこだけパッと華やかにしてくれるシャクナゲのピンク色。
うっすら暗いコケコケした樹林のなかも涼しかったなぁ。
雁峠の広々としたあの感じは、ここにずっといたいなぁ、
と思わせる。
さいごは長い長い林道だけれども、
突如現れるぼろぼろの自動車があったりする。
しかも、人っ子一人いないもんだから、
静かな気持ちで、はるか昔に想いを馳せていると、
なんとも不思議な空間に身を置いているようか感覚におちいった。
それはとても気分のいいものであり。
長かったけど、いろんな経験のできるコースでした。
なんとか最初のテーマも達成できたようだし、めでたしでした。
おしまい。
コメント
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こんにちは!
地図でこの山域を初めて見たときに、「燕山」だったり、「水晶山」だったり北アのような山名で「ニセ北ア」と勝手に名付けていましたヾ(o´∀`o)ノ
笠取小屋から古礼山と道の駅から雁坂峠までは歩いたことあるのですが、繋いではいなくて、こんな道なんだなぁと興味深く拝見しました(*´ω`*)
でも、1番興味深いのは廃車です((≧艸≦*))
なんかめっちゃおしゃれに見えるのはdanyamaさんの写真の腕でしょーか♪
車から木が生えてるなんて面白いですねーっ
がっつりハードな雪の北アから、苔むした静かな奥秩父の山まで、バリエーション豊富なお二人の山行、これからも楽しみにしてまーす♪
私も夏山に向けてリハビリをしなきゃっ
ruonickさん
こんにちは〜!!!
ですねー。なんちゃってナ山がいっぱいですよね〜。
だいぶ雰囲気が違うので、だいぶニセ入ってます。
そうそう、廃車は今回のハイライトのひとつでした!
このあたり人もいなく静かだし、
廃車のまわりの雰囲気はなんだか時間の流れが違うかんじで、
不思議空間でしたよー。
ここでうつらうつらと眠ってしまったら、
タイムトリップで違う時代に行ってしまう、とか本当にありそうな…笑
ぜひぜひruonickさんにも味わってほしいです。
にしても、雪山と夏山はからだを使うところがぜんぜん違うんでしょうか。
ほんとリハビリ必要です〜。
お互いがんばりましょ
ruonickさんたちの夏山の旅も注目してますっ、特にテン泊山行!
いつも楽しそうで、いいなぁって思います〜!!!
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