シャクナゲの見頃を迎えた甲武信ヶ岳でのんびりテント泊
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,555m
- 下り
- 1,542m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 5:55
天候 | 5/28 曇り 5/29 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(4:00時点で8〜9割埋まっていました) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません |
写真
感想
今回は、kenboさんの仕事関係のDさんと3人で甲武信ヶ岳へテント泊に行ってきました!
甲武信ヶ岳に登るのは3度目。
一度目は一人テント泊の時徳ちゃん新道から登り、2度目は去年「奥秩父縦走」の時に通過しました。
今回はまだ登ったことのない、毛木平からスタートです。
朝5時、ほとんど満車状態の毛木平駐車場を出発。
最初は、沢沿いの歩きやすい道をユルユルと歩いて行きます。
千曲川の源流までは、本当に緩やかな道でだんだんと飽きてきますが、kenboさんとDさんの会話が面白かったので退屈しないで済みました(笑)
源流から先は、一気に標高を上げる急登。
奥秩父縦走路との合流地点に到着してしばらく進むと視界が開けて、富士山や八ヶ岳、南アルプス等の山々が綺麗に見えました。
天気は曇りですが、ガスや霞がないので遠くまで見渡せて気持ちが良かったです。
その後、道はザレた岩に変わり、あっという間に甲武信ヶ岳山頂へ到着。
ここからは、去年真っ白で見えなかった「金峰山〜国師ヶ岳〜甲武信ヶ岳」の奥秩父縦走路がはっきり見えたので嬉しかったです。
また、はるか遠くには北アルプスの槍ヶ岳や穂高岳も見えました。
去年はあそこを歩いたんだなぁ…
山頂は相変わらず人が多く狭いので、写真を撮って景色を堪能したらテント場へ向かいます。
テント場のある甲武信小屋は、山頂から15分ほど下ったところにあります。
シャクナゲの季節は小屋もテント場も大変混むので、早めに到着しようと思ったのですが…テント場に着いたのは午前9時15分。
今日の行動終了!早過ぎました!
…しかもテント場は一番乗りでした。
時間が有り余っているので、去年巻いてしまった木賊山へ行ったり、お昼寝をしたりのんびり過ごしました。
最近は時間に追われる山行ばかりしていたので、こんなに山でゆっくりしたことがなかったなぁ…としみじみ。
たまにはこういうのも良いですね!
お昼を過ぎる頃にはテント場も賑わってきて、15時過ぎにはもう満杯になってしまいました。
小屋の前ベンチも大賑わい。
運よく空いたベンチで、お疲れ様会という名の飲み会をしていると、曇っていた空に日が差してきました。
明日は晴れそうだなぁ♪
2日目は甲武信小屋から十文字峠へ下ります。
カラッと晴れた清々しい天気のもと、まずは埼玉県最高峰の三宝山へ。
小屋から山頂までは30分ちょっと、テントを小屋に置いて空身で登ってきている人もいました。
山頂は展望がないですが意外と広く、「埼玉県最高峰」の標識があったので記念写真をパチリ。(元埼玉県民なので)
三宝山からアップダウンを繰り返し、1時間ほど進むと「尻岩」というユニークな巨岩がありました。
たしかに巨大なお尻に見えなくもない…かも?
尻岩を過ぎて、武信白岩山(山頂は登山禁止)を過ぎると、道にだんだんとシャクナゲの花が目立ってきます。
途中ですれ違ったおじさんが、「十文字小屋のシャクナゲが見頃だった。あんなに咲いているのを見たのは初めてだ。」と言っていました。
そう言われると期待に胸が膨らんでしまいますね〜
十文字小屋に着くと、小屋の周りはシャクナゲが今まさに満開の状態!
とりあえず荷物をデポして、群生地である「乙女の森」へ行ってみます。
小屋から5分ほどで「乙女の森」へ。
木の展望台へ上がってみると、そこはシャクナゲの花が所狭しと咲いていました。
たしかにこれは凄い!
この時期、十文字小屋や甲武信小屋が混雑する理由がわかりました。
その後、10分程先にある「かもしか展望台」を見て、十文字小屋へUターン。
kenboさんは、大好きな甘酒と十文字小屋の山バッジを買ってご満悦でした。
十文字小屋から後はひたすら下るだけ。
1時間30分かかる道を1時間ちょっとで毛木平の駐車場に着きました。
今回は珍しくのんびりテント泊でしたが、天気にも恵まれ、シャクナゲの花も見られて大満足でした!
仕事でお世話になっているDさんと久しぶりに登ることになりました。一昨年の7月の乾徳山以来です。
Dさんのご希望で、毛木平スタートの甲武信ヶ岳周回に決定。本当は日帰りで計画していたコースですが、Dさんが今年はまだテント泊をしていないこと、∋笋梁猟瓦優れないことのため、甲武信小屋でテント泊のユルユル登山にしました。今の時期はシャクナゲ満開でおそらく甲武信小屋のテント場は満員御礼となるはず。 銑の理由を勘案し、十文字小屋経由から甲武信ヶ岳経由に変更しました。
5/28
4:00に毛木平に到着すると、既に8〜9割が埋まっていてビックリ!ある程度の混雑は覚悟していましたが、予想以上でした。さて、この中のどの程度がテント泊か?ここをスタートにすれば、徳ちゃん新道を登ってくる方よりは早く甲武信小屋に到着することができるはずですが、少し焦りながらのスタートです。
ゲートを超えると、千曲川源流遊歩道なる沢沿いの緩やかな登りが続きます。同じような風景が続くため、普通なら飽きてくるところですが、Dさんとバカ話をしながら進んだのでそんなに苦ではありませんでした。
ナメ滝を見学し、昨年の奥秩父縦走時に気になった千曲川源流に到着。雄大な川の源流を見ることができると、妙に嬉しさが込み上げてきます。ご丁寧にコップが用意されていますが、ナルゲンボトルで汲んでみました。何やら小さなものが浮いていたので、上澄みをそっと救う必要があります。
ここから先は、地図には「樹林帯の急坂」となっています。昨年に大弛峠から歩いてきた合流地点で、息を切らして登ってこられる方が多かったことを思い出し、少し気合いを入れて登りました。しかし、千曲川源流遊歩道でユルユルと標高を稼いでいたせいか、呆気なく合流地点に到着してしまいました。しばらく進んで道がザレてきて、甲武信ヶ岳に到着。
昨年は真っ白で見えなかった金峰山〜甲武信ヶ岳の奥秩父縦走路だけではなく、富士山、八ヶ岳や南アルプスが綺麗に見えました。また、まだ雪が積もっている北アルプスも見えて少し感動。大キレットの大きさは、遠くから見る方が実感できますね。
この時間で空身の方がいらっしゃいました。徳ちゃん新道を登っているならまだ到着していないはず、毛木平スタートで十文字峠経由ならまだ到着していないはず、私たちと同じコースで日帰りなら、わざわざ甲武信小屋に寄ることもないだろう。テント泊か?と少し焦り、写真を撮って景色を堪能したら甲武信小屋に向かいます。
サクサクと下り、甲武信小屋に到着。早速テント場を確認すると…なんと、1番乗りでした。シャクナゲの時期は大変混むとのことなので、後で区画整理されても移動しなくて済むように、選びたい放題の中から隅っこの平らな場所にテントを設営しました。
テントを設営しても、まだ昼食するには早すぎるので、昨年巻いてしまったために宿題となっていた木賊山に行きました。1時間ほどして戻ってくると、テントの数が3つ増えていましたが、まだガラガラ…。ほぼ徹夜スタートで眠い中登る必要はなかったかな?昼食兼お疲れさま会をして、少しお昼寝をすることにしました。
外からの賑やかな声で目が覚めました。2時間ほど経過していて、外に出てみると、テント場はかなり込み合っていました。しかし、まだテント泊装備の方が続々と到着し、皆さんキョロキョロと設営場所を探していました。
中には諦めて(団体さん用の大きなテントなのでしょうか?)「テント泊の若い人が増えたから迷惑だわ」と小屋泊に変更される年配の方や、「受付を済ませたけれど、平らな場所がない。何とかしてくれ!」と小屋番さんにクレームをつけている方も。ん?こんな時間に到着して、強制的に小屋素泊まりにされることなく、設営できるだけマシですよ!?これで文句を言っていたら、涸沢とかでは絶対に設営できないだろうなぁ。
小屋の前のベンチは、小屋泊とテント泊の方が入り乱れて大賑わい。運よく入れ替わりで席を確保することができ、本日2回目のお疲れさま会。お酒が大好きなDさんはお酒とおつまみを大量に持参されていて、グビグビ飲んでご満悦そう。私も体調不良のくせに調子に乗っていつも以上に飲んでしまいました。
周りからは「徳ちゃん新道のシャクナゲがきれいだった」「十文字峠もきれいだったよ」との情報が耳に入りました。今日は全く見ることができなかったので、明日が楽しみだ!
5/29
少し肌寒い晴天の中、ちょっとした急登を進みます。山頂付近にあると思われる三宝石の分岐表示を見逃さないように歩いていたつもりでしたが、表示がなかったか、それとも見逃したか、広場のような三宝山山頂に到着。木々に覆われてしまって残念な感じですが、近くにある石に登ってみると、周囲の山々が綺麗に見えました。
ここで、元埼玉県民のkazuruさんが「埼玉県の最高峰に登ることができた。昨年に他県に跨らない埼玉県だけの最高峰の和名倉山にも登ったから、これで両方とも制覇できた」とご満悦でした。三宝石に登ってみたかったな…。
アップダウンを繰り返して鞍部にある尻岩に到着。大きな岩で、いくつか縦に割れ目があります。どこが本当のお尻だろう?と迷うことでしょう。その先には、通行禁止を示すロープが何箇所か設置されており(武信白岩山山頂は登山禁止)、梯子と鎖場が登場。
このあたりから、待望のシャクナゲがボチボチ咲き始めました。鎖場を超えてすれ違った年配の男性に「十文字小屋のシャクナゲが見頃だったよ」と声をかけられ、これは期待できます。
どこでも歩けるような登りを超えて大山に到着。ここは眺望良く、先ほど歩いてきた三宝山方面だけではなく、先週に登った両神山もきれいに見えました。
次第にシャクナゲが増えてくると、十文字小屋に到着。小屋番さんと歩荷の方達が楽しそうに談笑していました。「甘酒1杯100円」に飛びつくことを我慢して、ザックをデポして往復30分程度のカモシカ展望台に行ってみることにしました。
途中に「乙女の森」と書かれた分岐があり、何だろう?と左方面に進んでみると、手作り感が漂う木の梯子と展望台がありました。上がってみると、まさに満開!先ほどの男性が仰った通りでした。シャクナゲは、終わりかけで枯れる直前のお花しか見たことがなかったので、感動モノでした。
この時期にこのあたりを歩くなら、是非乙女の森に立ち寄ることをお勧めします。その後、カモシカ展望台に進むと、毛木平方面の畑が見えました。
十文字小屋に戻り、後はひたすら下るだけです。ここを登るのは辛いだろうな…毛木平スタートなら千曲川源流遊歩道から進むべきだな…と考えながらゴールとなりました。
私としては初めて時間が有り余るテント泊で、時間がもったいないなぁと思いながらのスタートでしたが、満開のシャクナゲを楽しむことができたし、Dさんとの親睦を深めることもでき、大満足でした。たまにはこのような山行も良いかもしれません。また、お手軽なため日帰りで十分なコースですが、テント泊デビューにはお勧めかもしれません。
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