北日高縦走(日勝峠〜芽室岳〜久山岳)
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- GPS
- 44:41
- 距離
- 55.8km
- 登り
- 4,674m
- 下り
- 5,929m
コースタイム
- 山行
- 8:09
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 8:23
- 山行
- 9:17
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 9:42
7:30(日勝峠)→8:53(国境稜線)→10:15(c1343m)→11:14(ペケレベツ岳)11:15→12:27(c1456m)12:30→15:25(c1576m)15:36→15:53(c1576mとc1499mのコル)C1
4日(水)
4:00(起床)6:04(発)→7:13(c1654mペンケヌーシ岳分岐)7:23→8:24(西芽室岳手前の最低コル)8:49→10:55(c1746m 西芽室岳)11:08→11:55(c1690m芽室岳夏道分岐)12:03→12:26(芽室岳)12:30→14:08(c1532mポコ)14:13→15:46(久山岳)15:56→15:59(山頂直下)C2
5日(木)
3:15(起床)5:46(発)→5:40(久山岳)5:46→5:53(久山岳夏道分岐)5:58→7:54(林道)→9:15(剣小屋) (全行程27.9km)
天候 | 晴れ後曇り(雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
雨具
バラクラバ
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
行動食
非常食
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
シュラフ
ポール
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ツェルト
テント
テントマット
|
感想
○日高の国境稜線をつなぐ山行。芽室岳→日勝峠の縦走は、2009年以来。前回は訳あって芽室岳を登って下山となった。国境稜線に出てからの風は激烈でc1690mから芽室岳までほふく前進した。芽室岳を下山し、帰札して用事を済ませてから日勝峠に戻り、ヌマさん達を追って狩振山に向かうも双朱別岳(co1383m)で終了となった。
○二泊三日の計画で山行案内したところ、JINから一泊二日での参加について相談があった。こういう前向きな相談は大いに結構、うれしい限り。JINの他にも一泊二日なら参加可能という者が複数名おり、一泊二日組は、JINをリーダーとする四人パーティにして、芽室岳まで一緒に行動することとした。私は単独山行扱いにして、芽室岳までの総合リーダーを担うこととする。
○直から山スキーでの参加を相談された。自分の経験に照らし合わせて、足回りはワカンかスノシューを使ってのツボ足にしてもらったが、結果論で言うと、日勝峠からc1576mまではスキー使用可だった。c1576mから芽室岳までは行程の多くをシートラすることになっただろう。総じて考えると、スキーを使わなくて正解だったと思っている。
○シェフmikanの食当を期待したメンバーがたぶんにいたと思う。俺自身大いに期待した。しかし、自身の経験に照らし合わせて、お湯入れご飯をメインとする各自が適当と判断した。別府さんが宴のツマミだけでも豊かにしたいとの思いでザックの奥に忍ばせてきた砂肝は格別の味。山では柔らかく暖かいものがうれしい。シェフmikanに感謝。行動計画に余裕がある時にシェフmikanの料理を堪能したい。
○ガソリンは1Lを計画。ガソリンボトルの容量の関係で800mlを装備。水15Lくらいか?を作って、ガソリン全消費。翌朝はmikanのガスを使ってお湯を沸かす。
○山行1週間前から毎日天気予報を確認。4日〜5日の朝方にかけて雨の予報だった。雨もさることながら、風を危惧した。7年前のような風が吹いたら縦走不可。山行二日目に激烈な風に見舞われたら、予備日を持たないJINパーティは下山遅れになってしまう。ペケレベツ岳までの山行とすべきか、芽室岳から登って久山岳までの山行とすべきか、山中一泊で芽室岳から西芽室岳までとすべきか・・・。色々思い悩んだが、3日朝の天気予報で4日の午前中くらいまでは天気がもつことを確認し、計画どおり入山することとした。実際、西芽室岳近くまでは雨・風にほとんど当たらず、計画どおり進むことができた。
○行動食はシリアル、チョコ3個、キットカット。シリアルは、焼酎のプラスチックのワンカップ容器に一日分を入れた。行動カロリー的には問題ないはずだが、物足りなさ感がある。
○夕食用のお湯入れご飯は尾西の2食用、朝食用は1食用にカップ麺とした。若い頃は毎食完食していたが、夕食のご飯は半分残してしまった。年を実感。皆と分かれた二泊目の夜はレトルトカレーにしたからか2食分を完食。まだまだいけるなオレ。
○芽室岳でJINパーティと涙の別れ(心の中で)。メンバー一人一人と固い握手を交わし、心の中でGood luck! 寂しさを見せないよう、前だけ向いて芽室岳を後にする。
○芽室岳とc1532mポコとのコルまでは、バリズボ地獄で歩きづらかった。
○先に久山岳に登った惇さんから久山岳から剣山までの雪の少なさについてメールをもらっていた。下り坂にある天気や心身の疲労から久山岳からの下山が決まりつつあったが、自分の目で見て決めることとし久山岳に登った。確かに雪は少なく苦労しそうな感じ。特に久山岳から次のコルまで広がる濃いエゾ?トド?マツの海は縦走意欲を萎えさせるに十分な濃さ。とはいうもの翌朝にもう一回、久山岳〜剣山までの稜線を見て決めることとし、山頂直下の傾斜地を切って幕営した。
○JINの卸したての新しいテント、エスパースデュオを借りた。快適で素晴らしいテント。街の明りを肴に一杯。一人上手な贅沢な夜を過ごす。
○翌日はまだ暗いうちに目を覚ます。テントの外は雨とガス。久山岳に登るまでなくモチベーション激落ち。天気予報を確認すると5時には雨が上がるらしい。
○雨は5時には上がらなかったが、6時には上がった。久山岳〜剣山までの稜線は真っ白なガスの中。下山決定。
○久山岳夏尾根には、惇さんたちのトレースが途切れ途切れに残っていた。標高1200mくらいまで尾根は広い。途切れがちなトレースを頼りに感覚で歩いていたら、恥ずかしながら右往左往。難しい。コンパスを切り、GPSも参考にして夏道に沿って下山。まもなくして雪はなくなり夏道が出てきた。
○林道に出てから剣小屋までの道についても惇さんからメールをもらった。メールをもらっていたにもかかわらず、すこしばかり右往左往。惇さんのメールがなかったら、遠回りして剣小屋に戻ることになったと思う。この場をお借りして、お礼申し上げます。
○入山前の天気予報、熊本大地震のことを思い、密かに暗うつな気分になりながら、無理のない安全下山をいくつかシュミレーションしてみたが、案ずるより産むが易しということで、想像していたような雨風には当たらず、ほぼ計画どおりの山行ができた。良き仲間に恵まれれば、山行の味わいが深まる。今山行の写真を見ながら、今一度思い返し、密かな充実感を感じるのであった。来年は、芽室岳からピパイロまで歩こう。芽室岳まで一緒に行動したメンバーに感謝。ありがとう。
○写真集は以下のサイトでも公開中
https://picasaweb.google.com/106857059891038306034/6281891682717408849?authuser=0&feat=directlink
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