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記録ID: 889467
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ハイキング
甲斐駒・北岳

カイコマ(初山行は黒戸尾根からの甲斐駒ヶ岳)

1991年09月22日(日) ~ 1991年09月23日(月)
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GPS
--:--
距離
12.8km
登り
2,512m
下り
1,245m

コースタイム

1日目
山行
4:20
休憩
0:35
合計
4:55
10:35
40
崩壊地
11:15
11:30
50
12:20
12:35
15
12:50
35
刀利天狗
13:25
25
五合目 屏風小屋
13:50
13:55
25
14:20
七丈小屋
2日目
山行
3:50
休憩
1:45
合計
5:35
7:20
45
七丈小屋
8:05
8:15
55
八合目
9:10
10:20
15
10:35
10:40
45
11:25
11:35
25
12:00
12:10
45
双児山
12:55
北沢峠
天候 一日目 曇り&ガス  二日目 快晴!
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
往路:JR日野春駅→(バス)→横手バス停
復路:北沢峠→(バス)→広河原→(ジャンボタクシー)→JR甲府駅

現在も日野春駅と横手を結ぶバス路線はあるが、当時は朝8時台の便があった。
当時住んでいた国分寺を早朝出発し、鈍行を乗り継いで日野春駅に着くと、バスの時間にちょうどよかった記憶がある。   
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
七丈小屋
なんだかんだで刃渡り。
それほど怖くなくてほっとした。
なんだかんだで刃渡り。
それほど怖くなくてほっとした。
五合目を過ぎるとハシゴと階段が連続する急坂になる。
初日は、七合目にある七丈小屋に泊まった。
1
五合目を過ぎるとハシゴと階段が連続する急坂になる。
初日は、七合目にある七丈小屋に泊まった。
翌朝、七丈小屋からのご来光。
前日はガスに覆われていたので余計に感動した。
雲海に浮かんでいるのは奥秩父の山々かな…
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翌朝、七丈小屋からのご来光。
前日はガスに覆われていたので余計に感動した。
雲海に浮かんでいるのは奥秩父の山々かな…
鳳凰三山&富士山。
はじめての雲海に感動しきり…
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鳳凰三山&富士山。
はじめての雲海に感動しきり…
八合目の御来迎場。
現在、この鳥居は柱だけが残っているようだ。
八合目の御来迎場。
現在、この鳥居は柱だけが残っているようだ。
山頂が目の前…。
山頂が目の前…。
北岳が視界に入るが、当時はよくわかっていない。
北岳が視界に入るが、当時はよくわかっていない。
甲斐駒ヶ岳、初登頂!
30年前の方がおっさん臭い。
そして棒立ち(笑)
この山名標がまだ現役なのがすごい。
3
甲斐駒ヶ岳、初登頂!
30年前の方がおっさん臭い。
そして棒立ち(笑)
この山名標がまだ現役なのがすごい。
山頂は360度の大展望!
目の前には仙丈ヶ岳。
山頂は360度の大展望!
目の前には仙丈ヶ岳。
北岳と間ノ岳。
手前の尾根は早川尾根。
北岳と間ノ岳。
手前の尾根は早川尾根。
鳳凰三山と富士山が重なっている。
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鳳凰三山と富士山が重なっている。
八ヶ岳。
こっちは北アルプスかな?
こっちは北アルプスかな?
これは中央アルプスか?
とにかく初めての光景に興奮しまくった。
これは中央アルプスか?
とにかく初めての光景に興奮しまくった。
景色を十分に堪能した。
山頂をあとにし、北沢峠へ向かう。
景色を十分に堪能した。
山頂をあとにし、北沢峠へ向かう。
摩利支天に立ち寄る。
甲斐駒を甲斐駒たらしめているのは摩利支天の存在であろう。
摩利支天に立ち寄る。
甲斐駒を甲斐駒たらしめているのは摩利支天の存在であろう。
双児山から甲斐駒ヶ岳を振り返って…。
人生初山行は大満足の結果に終わった。
カイコマを勧めてくれた親父に感謝!
この山行を機に、山にハマることになる。
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双児山から甲斐駒ヶ岳を振り返って…。
人生初山行は大満足の結果に終わった。
カイコマを勧めてくれた親父に感謝!
この山行を機に、山にハマることになる。

感想

学校の遠足やファミリー登山以外で、初めての山行である。
日付は1週間前だったかもしれない。
とにかく9月の連休だったのは確かである。

夏休みに青春18きっぷを使って東北旅行をした際、切符が1枚だけ余ったので(当時は5枚バラだった)9月にはいってから、山梨へ日帰り旅行をした。
そのとき、甲府周辺や小淵沢から見た八ヶ岳やその他の山々に感動してしまい、なぜか無性に八ヶ岳に登りたくなってしまった。
後日、実家に寄った際、そのことを登山経験のある父親に話したら「カイコマのほうがおもしろいぞ」と言われ(当時甲斐駒ケ岳という山の存在を知らなかった)、じゃあそうするかとなり、とりあえず登山地図、ザック、オーロンのTシャツとポリプロピレンの水筒を父親から借りた。
ついでにガイドブックも借りて、甲斐駒について調べ「横手から黒戸尾根を登り、七丈小屋に1泊してから山頂に立ち、北沢峠に下りる」という計画を立てた。

当日、鈍行を乗り継いで8時過ぎに日野春駅で下車すると、連休なのに他に登山者が一人もいないことに驚き、ものすごく不安な気持ちでバスに乗ったのを覚えている。
他には地元の乗客が2〜3人だけ。

終点の「横手」まで乗っていたのは自分だけだった。
「山と高原地図」をたよりに、横手駒ケ岳神社まで行くが、神社の奥が登山口になっているということに気付かず、神社を素通りし、山の方に向かう車道をくねくね登っていき、なんか違うなあ…と思いなおし、神社に戻って奥の方にある道標に気付くという、最初から不安を抱えてのスタートになってしまった。

いざ歩き始めると、道型は明瞭で道標もしっかり整備されており、不安だった「刃渡り」もそれほど恐ろしいものではなかった。
天気は終始曇りで、登るにつれて薄いガスが漂うようになった。
ガイドブックには五合目にも小屋があるようなことが書かれていたが、自分が行ったときは廃墟と化していた。
結局、2〜3組の登山者とすれ違っただけで、14時過ぎに宿泊地の七丈小屋に着いた。

連休なのにこんなに登山者が少ないのかと驚いたが、それは小屋番さんも同じだったようで、ほかに登山者はいなかったかを聞かれ、いなかったと答えるとその後はしきりに小屋の前を人が通らないか気にしていた。
結局この日、七丈小屋に宿泊したのは、某山岳会に所属している単独行の女性と自分の2人だけだった。
女性は自炊だったので、自分だけのために小屋番さんに食事を作らせることになってしまったが、夕食時にベテラン2人から山の話を聞けたのは貴重な体験だった。

翌朝、前日のガスが嘘のように消え、雲海からのご来光を見た感動は忘れられない。
ヘロヘロでたどり着いた山頂にそこそこ登山者がいたことに安心し、北沢峠に下山する間に三々五々登ってくる登山者とすれ違い、こっち側から登るのが一般的なのかと合点した。
北沢峠には、結構な人がいて登山基地らしい雰囲気を醸し出しており、こんな世界もいいなあと思った。

甲府駅に到着後、北口の銭湯(当時3軒ほどあった)で汗を流し、甲州名物ほうとうを食し、最高の気分で家路に着いた。
その後、山にハマっていったのはいうまでもない。

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