小松原湿原/ワタスゲ咲く忘れられた湿原
- GPS
- 09:29
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 720m
- 下り
- 713m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■危険箇所 特に無いが、木道は老朽化して損傷が激しいので足元注意。雨の日などは良く滑りそう。 |
その他周辺情報 | ■温泉 ゆくら妻有 600円。露天有(眺めはイマイチ)。 http://nakasato-yukura.com/ |
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1
1/25,000地形図
ガイド地図 1
コンパス 1
笛 1
筆記具
保険証 1
飲料 2L 飲用1.5L、ラーメン用0.5L。全て消費。
ティッシュ 1
三角巾 1
バンドエイド 5 靴ずれ用
タオル 1
携帯電話 1
計画書
雨具 1
防寒着 1
ストック 1
水筒 1
時計 1
非常食 2 行動食、おやつ
カメラ 2
虫よけ 1
日焼け止め 1
ガスバーナー 1
クッカー 1
折り畳み椅子 1
ナイフ(十徳) 1
昼飯 1
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共同装備 |
サバイバルシート 1
ファーストエイドキット 1
医薬品
車 1
GPS 1
|
感想
電車・バスはもちろん、自家用車での移動でさえ遠く、登山口へはまず林道を長く歩かなければならない。近くには苗場山があるし、湿原に行きたいのなら尾瀬の方が首都圏からはずっと近いし規模が大きく見所も多い。あえて小松原湿原へ行く意味はあるのだろうか?
〜〜〜
梅雨の晴れ間は貴重ですから、明日は日の出から歩き出そうと思ったのですが、会社から帰って準備を終えると既に午前0時。日没も遅いのでついつい仕事を片付けるのも遅くなり、まだ夜は始まったばかりと思ったら既にこの時間。この時期は夜は8時間しか無いのですね。冬の間は夕暮れが早いので山歩きの時間の確保が大変なのですが、この時期は逆に睡眠時間の確保が難しい。
結局直ぐに出発して、途中のパーキングで2時間程睡眠を取って6時前に大場ゲートに到着。群馬県境に近い所ですが、十日町から回り込んで来なくてはならないので関東からは遠い所です。
大場ゲート前には他の車はありませんので、私が今日最初の入山者か・・・というか今日唯一の入山者かも知れない・・・と不安になりかけますが、天気も良いので気持ちよく出発!
林道は入り口がちょっと鬱蒼としていますが、すぐに空の開けた明るい雰囲気となります。道脇にはタニウツギが沢山咲いていて気分も上々・・・ですが1時間を過ぎるとさすがに飽きてきます。あと週始めからの風邪気味が治っておらず、息がゼイゼイ苦しいゼイ・・・。今日は登山口で引き返そうか?まあ早くスタートした分時間はあるのだから今日はスローペースで行きましょう。
CTを大幅にオーバーして2時間程で登山口に到着。綺麗なトイレがあります。これは良いですね。道を挟んでトイレの反対側が登山口・・・は壊れかけの看板が傾いて立っていて、登山道は草や木に塞がれている様に見える。厳しそうだったら今日は引き返そうと思いましたが、入ってみると木道がひかれていて思ったより歩きやすい。といってもその木道も老朽化して自然に還り始めている。あちこちで崩れたり折れたり傾いたりしているので多少の注意は必要。
少し歩くとすぐに下屋敷の湿原。ワタスゲが咲いていて長閑。そうそうこういうのが歩きたかったんだよなー、と敗退気分はすっかり無くなった。2つほどの湿原を過ぎると下屋敷は終了で樹林帯へと突っ込みます。
この樹林帯がブナの森で良い雰囲気。木漏れ日に白い幹と緑の葉が綺麗です。紅葉の頃も良さそうだ。下屋敷と中屋敷の標高差は150m程でこれを登るのだけど距離は無いが結構急。階段があって歩きやすいが息が上がってしまう。
中屋敷と上屋敷は広い湿原で池唐も所々に有ってとても雰囲気の良いところ・・・なのですが先程までの気持ち良い青空はすっかり曇ってしまって良い景色も魅力が残念ながら半減してしまった。予測よりも曇るのがだいぶ早かったな。ワタスゲでも愛でながらゆっくり歩こう。
避難小屋は上屋敷の湿原を出て少し進んだところにあった。トイレは無く、水場は小屋前の沢というか流れの弱い小川で余り飲みたい気はしない。ここで昼飯休憩。避難小屋は2階建てで十分使えそう。寝具は無かった(2F は見てませんが)。
帰りはさらにのんびりと往路を戻ります。上屋敷でタイミングよく日差しが出たのでパノラマを撮る事ができた。
結局この日は2組3人としかすれ違わなかった。ひっそり静かで良い所でした。
関東から見れば、公共交通機関で行くのは難しく、車でも遠回りする必要があり、最初に2時間近い林道歩きがあるなど面倒(他のルートも色々制約があって結局このルートが最短)な上、よりインパクトのある尾瀬や苗場の方が簡単に行けるのだから、人が来ないのは当然。そのため木道も作ったもののメンテはされず、アプローチの改善もできず、更に人が来なくなるという状況も仕方ないと思います。
しかし天気のおかげもあるのでしょうが、長い林道歩きも明るい雰囲気で意外に楽しめましたし、湿原以外の山の中も綺麗なブナの森があったり、今回は行けませんでしたが日陰山からの眺めも素晴らしいようです。
また、のんびり静かな山に浸りたくなったら来てみようかと思える所でした。
小松原湿原
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