浅間山系 角間山・湯ノ丸山〜鹿沢温泉から

2016年06月18日(土) [日帰り]

• GPS: 06:03
• 距離: 10.1km
• 登り: 750m
• 下り: 740m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:47
• 休憩: 1:10
• 合計: 5:57

距離 10.1km 登り 750m 下り 751m

8:21 駐車場
8:44 鹿沢スキー場跡交差
9:17 九十番観音分岐
9:30 角間峠
10:01 10:19 角間山
10:47 角間峠
11:43 12:24 湯ノ丸山（北峰）
12:32 12:38 湯ノ丸山
13:11 13:13 鐘分岐
14:01 14:04 鹿沢スキー場跡交差
14:18 駐車場

○コース参考
・昭文社　山と高原地図　「19　浅間山」（2016年版）

天候

アクセス

利用交通機関：

自家用車

府中スマート→小諸　中央道・圏央道・関越道・上信越道　197.8km　4,370
小諸I.C.→鹿沢温泉　約20km
鹿沢温泉近くの駐車場


起点・終点：鹿沢温泉近くの駐車場

駐車場→紅葉館　100mくらい

鹿沢温泉　紅葉館

紅葉館→地蔵峠　約3km

地蔵峠

地蔵峠→小諸I.C.　約17km
小諸→府中スマート　上信越道・関越道・圏央道・中央道　197.8km　4,370

コース状況／危険箇所等

・難しいところはなく、概ね歩きやすい道。
・道標も多くある。
・鐘分岐から鹿沢温泉方向に向かう道は、山と高原地図では破線ルートになっていて(迷)マークが付いているところがある。
　でも、道は細めではあるが明瞭で歩きやすく、難しいところはなかった。
　ただ、他のルートに比べると歩く人は少ないようなので、クマには注意。
　乾燥したフンのようなものが随所にあった。

その他周辺情報

○温泉　鹿沢温泉　紅葉館　500（蕎麦付きのセットもある）
　熱めのお湯でとても温まる。少し濁り湯。
　10人は厳しそうな小さめの浴槽。
　水はあるけどアルコール類とジュース類は提供していない（蕎麦処も含めて）。

写真

6/18 8:21

鹿沢温泉近くの駐車場。
地蔵峠はすでにいっぱいだったけど、こっちは空いている。

6/18 8:22

駐車場のすぐ前にある登山口から登る。

6/18 8:26

道脇にたくさん咲いているのは、シロバナノヘビイチゴ。

6/18 8:33

1つだけ、ギンラン（銀蘭）を発見。

6/18 8:36

ベニバナイチヤクソウ（紅花一薬草）。

6/18 8:38

ツマトリソウ（褄取草）は至るところで咲いていた。

6/18 8:42

山菜も。これはコゴミかな？

6/18 8:42

大きな四阿がある広場に出る。
正面に湯ノ丸山。

6/18 8:46

広場の向こうに、桟敷山と小桟敷山。

6/18 8:49

ぶら下がってる変わった花・・・
と思ったら、落ちかけたムラサキヤシオ。

6/18 8:50

オトコヨウゾメ、だろうか。

6/18 8:52

そして、主役のレンゲツツジ。

6/18 8:55

レンゲツツジにも赤とかピンクとかオレンジとかいろんな色がある。
これは中の方がオレンジ色。

6/18 8:56

所々で広場に出て、見晴しがいい。
正面に角間山。

6/18 9:08

橙色のツツジ。

6/18 9:11

木のてっぺんで鳴いているのは・・・

6/18 9:11

トリミングしてみると、モズだったみたい。

6/18 9:25

見上げると、サラサドウダン。

6/18 9:29

緩やかに登って、角間峠。
左手に大きな四阿がある。

6/18 9:33

角間山への道は、見晴らしがいい。
向こうに見えるのは浅間の山々。

6/18 9:33

そして、湯ノ丸山。

6/18 9:50

角間山の山頂はすぐ目の前。

6/18 9:54

イワカガミがたくさん。

6/18 9:55

コケモモ（苔桃）。

6/18 9:55

クロマメノキ（黒豆の木）。

6/18 9:56

見上げると、サラサドウダン。
これは赤が濃い。

6/18 9:59

サラサドウダンと湯ノ丸山。

6/18 9:58

眺めのいい道から、突然に薄暗い森へ。
ヒンヤリしていてとても涼しい。

6/18 10:01

樹林を飛び出すと、山頂に到着。

6/18 10:02

角間山の山頂からは、期待以上の大展望。

6/18 10:11

湯ノ丸山と烏帽子岳。

6/18 10:12

湯ノ丸山の頂稜部分。
手前が北峰で奥が山頂。
山頂にはたくさんの人が見える・・・

6/18 10:15

東には浅間山。

6/18 10:17

北には四阿山と、脇に控える根子岳。

6/18 10:18

東側の眺め。
・・・あ、虹。
そして、右下に蝶も写ってた。

6/18 10:19

角間山の山頂は、ほぼ貸切状態だった。
眺めもいいし涼しいし、ずっと居座りたいところだが、惜しみつつ出発。
多くの人でごった返す湯ノ丸山へ・・・

6/18 10:32

角間山からの下り道。
これから向かう湯ノ丸山。

6/18 10:34

レンゲツツジは散っているものもあればツボミのものもある。

6/18 10:41

赤とオレンジを混ぜたような不思議な色。

6/18 10:47

角間峠に戻ってきた。
今度は湯ノ丸山の方へ。

6/18 11:01

赤が濃いサラサドウダン。

6/18 11:07

近くにもあった。
真っ赤なサラサドウダン。

6/18 11:10

シャクナゲのツボミ。
咲くのは数週後だろうか。

6/18 11:12

真っ赤なレンゲツツジ。

6/18 11:13

少し色が付いている、ゴゼンタチバナ（御前橘）。

6/18 11:22

ミシン目のような虫食い後。

6/18 11:26

しばらく登ると、傾斜が緩んで見晴しが良くなる。
振り返ると、角間山が下に見える。

6/18 11:29

双子のツマトリソウ。

6/18 11:38

山頂はすぐそこ。

6/18 11:40

岩陰のイワカガミ。

6/18 11:41

湯ノ丸山の山頂が見えてきた。
やっぱりもの凄い人・・・

6/18 11:41

下に見えるのはレンゲツツジが群生するコンコン平（つつじ平）。
上からだとレンゲツツジはあまり見えない・・・

6/18 11:43

湯ノ丸山の北峰。
なぜかここだけに巨岩が密集している。
山頂は混雑しているようなので、ここで休憩にする。

6/18 12:08

北峰からの浅間山。

6/18 12:09

浅間山グラデーション。

6/18 12:15

北峰から、四阿山。

6/18 12:17

岩間のイワカガミ。

6/18 12:18

北峰から、烏帽子岳。

6/18 12:19

北峰から、西側の眺め。
うっすらと北アルプスも見えた。

6/18 12:21

北峰の岩岩。

6/18 12:23

湯ノ丸山へは、とても眺めのいい穏かな稜線。

6/18 12:23

北峰から、東側。
どの方向を見ても絶景。

6/18 12:32

北峰から10分もかからずに、湯ノ丸山の山頂。
ここは平らな岩が重なっている。

6/18 12:34

隙を見て、湯ノ丸山の山頂。
人が多くてなかなか空かない。

6/18 12:35

向こうは佐久平。

6/18 12:37

左手が、歩いてきた稜線。
北峰と角間山。
さらに下ると鍋蓋山。

6/18 12:46

これは・・・
スノキ（酢の木）か
ウスノキ（臼の木）か。

6/18 12:49

マイヅルソウ（舞鶴草）。

6/18 12:50

いろんなところで見られるツマトリソウ。

6/18 12:54

コケモモ。

6/18 13:00

イワカガミ。

6/18 13:00

レンゲツツジ。

6/18 13:05

葉っぱに赤つぶつぶ。
虫の卵かなにかがついているのかな？

6/18 13:11

花を見ながら急斜面を下って、鐘分岐。
この柵を抜けて鹿沢温泉の方に戻る。
が、その前につつじ平を見物。

6/18 13:13

鐘分岐からの湯ノ丸山。

6/18 13:15

記念写真スポット。

6/18 13:16

まばらに咲くレンゲツツジ。

6/18 13:21

レンゲツツジと湯ノ丸山。

6/18 13:22

もうひとつ。
レンゲツツジと湯ノ丸山。

6/18 13:23

レンゲツツジの群生地を抜けて、鹿沢温泉への道を行く。

6/18 13:25

つつじ平はもっとオレンジ色に染まるのかと思っていたが・・・

6/18 13:26

日当たり良好。

6/18 13:29

レンゲツツジと篭ノ登山。

6/18 13:33

アイイロニワゼキショウ（藍色庭石菖）。
広場にたくさん咲いていた。

6/18 13:33

ウマノアシガタ（馬の脚形）。
これも広場にたくさん。

6/18 13:35

この広場から先は道が少し細くなる。

6/18 13:36

篭ノ登山と、池の平・三方ヶ峰。
今ごろ三方ヶ峰にはコマクサが咲いているのだろうか。

6/18 13:42

道は細いが明瞭で、レンゲツツジもたくさんある。

6/18 13:44

オレンジなレンゲツツジ。

6/18 13:49

サンリンソウ。

6/18 13:49

オククルマムグラ（奥車葎）。

6/18 13:55

まだチゴユリがあった。

6/18 13:58

朝に通った広場に出てきた。
正面に角間山。

6/18 14:00

桟敷山。
短時間で登れて眺めがいいらしい。
いずれ行ってみたい。

6/18 14:16

きのこ。

6/18 14:09

エンレイソウは実が付いていた。

6/18 14:14

きれいな形のツマトリソウ。

6/18 14:18

駐車場に到着。
休憩込みで6時間。
けっこう手軽に花と大展望が楽しめるコースだった。

6/18 15:33

すぐ近くの紅葉館で温泉。
ここは温泉と蕎麦のセットがある。
なのでもちろん蕎麦付きで。
山かけそばとミニ天丼のセット。
思わず撮り忘れて食べ始めてしまったので、一部なくなっているものがありますが・・・

6/18 15:55

鹿沢温泉の紅葉館。
熱めのとても温まるお湯。
ここは、飲み物は水とお茶だけで、アルコールとかジュース類はありません。

6/18 16:03

なので、地蔵峠に寄ってソフトクリームとコーラ。

6/18 16:07

こちらは木いちごのソフト。

撮影機器：

NEX-5N SONY

PENTAX K-3 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

WashiTabi

湯ノ丸山は8年前の7月に地蔵峠から、烏帽子岳と合わせて歩いたことがある。
今回は、湯ノ丸山の北にある角間山から湯ノ丸山へ、鹿沢温泉を基点にして歩いた。
今年初の2000m越え。
といっても登山口が1600mくらいあるので、お手軽ハイクではあるけれど。

季節の頃はレンゲツツジ。
翌日にはレンゲツツジ祭りがあるということで、混雑しているだろうと思ってはいたが・・・
朝8時頃、鹿沢温泉に向かう途中、湯ノ丸山への最寄の登山口である地蔵峠に車で通りかかると、
駐車場はすでに一杯、たくさんの人が登っている姿が見えた・・・
鹿沢温泉の駐車場が空いてるか心配していたが、まだ半分以上空いていた。
（地蔵峠より北側にある数ヶ所の駐車場は、どこも余裕で空いていた。）

駐車場で準備をしていると、通りかかった爺さんからいろいろと話を聞けた。
（御歳は聞かなかったけれど、見たところ80は越えてそうな感じ。違ってたらスミマセン；；；）
近くの上田市に住んでいるという爺さんは、湯ノ丸山には度々登っているらしく、
地蔵峠から登ろうと思っていたけど、人が多かったのでここから登ることにした、とのこと。
そして、4日前に来たときには、地蔵峠のリフトの辺りにクマがいた、とのこと！
登る人が多い山なのでクマはいないだろうと思っていただけに、びっくりな情報。
（つつじ平にも、6/10に熊が目撃されたという貼り紙があった！）
爺さんによると、いまどきのクマは熊鈴とかラジオは効かないらしく、逆に興味を持って寄ってくるとか！
笛が効果的ということで、ホイッスルを吹きつつ山に入って行った。
自分もホイッスルを用意しておこうかな・・・

で、角間山と湯ノ丸山。
一番に良かったのは、展望。
角間山は登る途中の道からも眺めが良く、特に山頂からは西面以外を広く見渡せて、期待以上に素晴らしい展望だった。
その上、ほぼ貸し切り状態。
涼しくて大展望。
離れるのが惜しいくらいに長居したくなるようなところ。

湯ノ丸山は2000mを越えると高い木がなくなって、大展望の稜線歩きが楽しめる。
さずがに湯ノ丸山の山頂は、人でごった返していて落ち着かないが、
北峰であればいくらか人は少なくなるので、休憩するならこっちがいい。
北峰も360度の大展望。ここも涼しくて、長居したくなるところ。
また、花はコース中全般で見られ、レンゲツツジも至る所に咲いていた。

標高がそれなりにあるのでとても涼しく、その上に登る量は少なくて見晴らしはとてもいい。
下界の猛暑はどこ吹く風。
なんとも贅沢な花と大展望の稜線歩きだった。
そして、日焼けした・・・


○すべての写真
https://goo.gl/photos/UzPLrP5zzGpCwQkP8

○過去の浅間山系
・2013年9月　高峰山・水ノ塔山・篭ノ登山・池の平・三方ヶ峰
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-344469.html
・2011年9月　浅間山（前掛山）
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-198907.html
・2010年7月　黒斑山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-204691.html
・2008年7月　東篭ノ登山・三方ヶ峰
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-237834.html
・2008年7月　湯ノ丸山・烏帽子岳
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-238084.html