庚申山のお山巡り〜コウシンソウとコウシンコザクラ〜

2016年06月18日(土) [日帰り]

• GPS: 06:08
• 距離: 15.7km
• 登り: 1,681m
• 下り: 1,670m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:34
• 休憩: 0:35
• 合計: 6:09

距離 15.7km 登り 1,681m 下り 1,682m

7:26 スタート地点
8:11 一の鳥居
8:15 庚申七滝
9:07 9:21 庚申山荘
10:27 10:46 庚申山
12:50 12:52 庚申七滝
12:54 一の鳥居
13:35 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●駐車場
　かじか荘の先にある駐車場　15台程度　7時30分時点で満車。
　林道終点にも4台程度。　7時30分で満車。
　満車の場合は、かじか荘のキャンプ場の駐車場をお借りします。

コース状況／危険箇所等

●道の状況
（1）かじか荘先の駐車場〜一の鳥居
　林道で危険箇所なし。最初は舗装道のあとダート道になります。
（2）一の鳥居〜庚申山荘
　よく整備されており、危険箇所ありません。猿田彦神社跡まで116丁目と石碑があり、石段も多数あり。歴史の道です。
（3）庚申山荘〜庚申山
　庚申山荘から程なく岩場となりますが、鎖やはしごはしっかりしているので、注意しながら登れば問題ありません。岩場にコウシンコザクラがいっぱい咲いています。コウシンソウは、お山巡り分岐の先の岩、2箇所にありました。
（4）お山巡り
　鎖、はしご多数あり、痩せた岩場の道です。鎖、はしごもしっかりしているので、注意すれば問題ありません。初心者はやめたほうが良さそうです。コウシンコザクラはいっぱい、コウシンソウはわずかに残っていました。

その他周辺情報

●登山後の温泉
　国民宿舎かじか荘　：　単純アルカリ泉　つるつるするお湯です

写真

6/18 7:25

かじか荘先の駐車場スタート。7時25分自分の車で満車になりました。ほぼ同時に来た方には、駐車できず申し訳ないと思いながら、ちゃっかり駐めました。

6/18 7:26

最初は舗装された林道です。ここが林道ゲートです。ここにも数台駐車はできますが、もういっぱいでした。

6/18 7:33

道端には、コアジサイ。

6/18 7:34

いつもわからない白い花の木。オオバアサガラです。（snow_dropさん、ご教示有り難うございます）

6/18 7:44

舗装道を1kmほど進むとダート道になります。

6/18 8:00

岩ゴロゴロの天狗の投石を通過。

6/18 8:10

一の鳥居に到着。ここで林道終了。ここから登山道となります。

6/18 8:10

関東ふれあいの道なんですね。

6/18 8:12

しばらく、沢沿いの雑木林の道が続きます。こういった広葉樹の林はホント気持ちいい。

6/18 8:21

九十四丁目という丁石。磐裂神社から庚申山信仰・猿田彦神社(跡)まで百十四丁目まで続いているようです。

6/18 8:27

木にあるあのマーク。皇海山、鋸山の笹ヤブによく見かけます。

6/18 8:36

鏡岩。どこでもこういう岩には、つっかえ棒がつきものですね。

6/18 8:43

夫婦蛙岩。庚申山には珍しい岩がいっぱい。秩父系の複雑な地層系統で、岩や地層マニアにはたまらん山です。

6/18 8:50

仁王門をくぐります。

6/18 9:01

猿田彦神社前です。歴史ある石の道。また熊野古道歩いてみたいなぁ。

6/18 9:02

猿田彦神社跡です。昭和21年に焼失。残っていたらな〜。今は、良い旧休憩場です。ここが、お山巡りのコースと庚申山荘への道の分岐でもあります。数年前はここに、クリンソウが多くあった記憶がありましたが、今はちょろちょろでした。

6/18 9:08

庚申山荘に到着。全然変わらないですね。山荘の裏が庚申山の尾根です。水も直ぐ近くにあり、素泊まりには最適です。

6/18 9:18

庚申山荘の裏のクリンソウ。こちらは、変わらず一杯咲いていました。よかった〜。

6/18 9:22

庚申山荘から庚申山に進むときには、クリンソウロードになってました。ここの楽しみの一つです。

6/18 9:25

水場でたっぷり水を汲みました。冷たくてとても美味しい。ここから岩場となります。

6/18 9:30

カラマツソウ。岩場の痩せたところに一杯。

6/18 9:30

毎度わからないよくみる花。先週の三峰山でも見かけたなぁ。クルマムグラでした。（snow_dropさんのレコ参考にさせていただきました）

6/18 9:32

上から滴り落ちる水のある岩場。まずお目当ての、あの花はあるかな〜。

6/18 9:35

あったあった。コウシンコザクラ。ピンクで可憐な花が岩にいっぱい咲いています。

6/18 9:37

足元は、ナントカクワガタが咲いてました。

6/18 9:37

こんな感じの岩の道です。岩にステップが切られているので、歩きやすいです。

6/18 9:39

これもよくみる白い花。ヒメウツギでした。

6/18 9:40

キジムシロかな。イワキンバイかな？

6/18 9:40

ニガナの仲間ですね。

6/18 9:40

ヤマオダマキ。この花も庚申山には多いですね。特にお山巡りのコースに一杯あります。

6/18 9:42

地層も独特です。見ていたらきりが無いので、先に進みましょう。

6/18 9:45

南総里見八犬伝の伝説があるんですね。犬飼現八が妖猫退治。NHKの人形劇を思い出しますが、結局どういう物語なのか、記憶ないですね。

6/18 9:46

岩の間には、しっかりしたはしごがあります。

6/18 9:56

一ノ門をくぐりますと、

6/18 9:56

お山巡りの道の分岐です。

6/18 9:57

マイズルソウかな。

6/18 10:02

まだまだ急な岩の坂が続きますが、しばらくすると展望がよくなり、

6/18 10:08

こんな感じの笹の道になります。このちょっと先の右側に大きな岩があります。ここにお目当てのあの花があるはず。

6/18 10:12

うぁ〜、コウシンコザクラが一杯。あの花は〜？

6/18 10:12

いました。コウシンソウ。今年は咲く時期が早かったため、個体の数は少なかったです。でも見つけられてよかった。

6/18 10:13

コウシンコザクラも花が固まっていると、とてもゴージャス。

6/18 10:12

もうひとつの岩場には、コザクラは余り無いものの、コウシンソウがひっそり咲いていました。

6/18 10:19

遭難の碑を通過。登りは一段落して、木の根っ子が一杯ある鬱蒼とした森の中を歩きます。

6/18 10:26

ほどなく、庚申山頂上です。展望はありません。でも、ちょっと進むと、

6/18 10:41

素晴らしい展望です。

6/18 10:28

皇海山が目の前です。近いようで結構大変。以前鋸山から六林班峠経由で庚申山荘で戻った時、あの笹ヤブはすごかった記憶があります。

6/18 10:28

北方面。白根山、男体山もバッチリ。

6/18 11:05

一旦元に戻って、お山巡りコースに進みます。その前に、直前の大胎内をくぐってみます。昔はここからの道があったそうですが、今は無理のようです。

6/18 11:09

ここからお山巡りです。注意書きの看板です。岩場がメインのコースで、鎖とはしごが一杯ある楽しいコースです。

6/18 11:13

ヤマオダマキが多いです。

6/18 11:13

ウスユキソウですね。久しぶり。

6/18 11:14

こんな感じの橋とかあって、尾根を巻くように進みます。

6/18 11:15

庚申の岩戸です。せっかく来たのでお参りしましょう。

6/18 11:15

岩戸に進んだ所です。

6/18 11:17

岩戸から先の道の様子です。狭い岩の道なので、慎重に進みましょう。

6/18 11:25

鎖もいっぱいあります。ちょっとヘズって慎重に進みます。

6/18 11:28

めがね岩を通過。あれ！？、駐車場にいた方ではないですか。

6/18 11:30

このはしごは、指が挟まって嫌なんですよ。

6/18 11:34

痩せ尾根を進みます。

6/18 11:44

この橋の上には変な土偶のような形の岩があります。この岩の下には、このコースのお目当ての花があります。

6/18 11:48

コウシンコザクラもおめあてなんですけど。

6/18 11:49

あった〜。かろうじて残ってました。

6/18 11:53

別の岩にもちょっと残ってます。

6/18 11:54

岩場の先は、あとは笹の下りとなります。

6/18 11:56

この階段を降りて、

6/18 12:06

ジグザグの樹林帯を下れば、

6/18 12:10

嶺峯山荘があります。ここは使われていないんでしょうね。猿田彦神社あとは直ぐ下です。

6/18 12:49

帰りは庚申七滝に行ってみましょう。

6/18 12:49

え〜。通行止め。

6/18 12:50

遊歩道の先の沢のところで通行止めでした。

6/18 13:38

帰りは、国民宿舎かじか荘でゆっくり風呂に入りました。良い花見が出来ました。

撮影機器：

XZ-1 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

くぼやん

庚申山のコウシンソウを見学するのも、今回3回め。今年は花が咲く時期が早くて間に合わないと心配したのですが、なんとかギリギリみることができました。

コウシンソウも希少なのでお目当てなんですけど、コウシンコザクラほか一杯花があるんですよね。6月の梅雨時に訪れる山に最適ですね。

お山コースも岩場の楽しいコースで花見あり、岩場歩きもできてとても良い山。また次回は、庚申山荘に一泊して、鋸山〜皇海山を周回してみたいなぁ。あの笹ヤブどうなっているんだろう。

コメント

niini

意外にお花の山なのですね♪
kuboyanさん おはようございます

コウシンソウの他にも固有種があるのですね

ここから皇海山のコースは、山歩き始めた頃から気になっているのですが
なかなか実現しません
都合が合えば御一緒したいですね

くぼやん

Re: 意外にお花の山なのですね♪
niiniさん、こんにちは。

ここはいろいろ花があって面白いですよ。中々アプローチが大変なんですが。
一度わたらせ鉄道で行ってみたいですね。

皇海山のコースは1度やったことは有りますが、笹ヤブが凄くて大変だった覚えがあります。
日帰りはしんどいですね。庚申山荘で1泊できれば丁度良いですので、いつかはご一緒したいですね。
毎度、コメントありがとうございます。

snow_drop

こちらこそ、はじめまして。
kuboyanさま、こんばんは。
snow_dropです。
コメントいただき、どうもありがとうございます。

庚申山は、花に奇岩に展望に、とても良い山ですね〜
私も、固有種のコウシンコザクラやコウシンソウを見ることができて
とても楽しかったです。

kuboyanさんは、修験者の道だった皇海山へのクラシックルートも
歩かれているのですね。なかなか厳しい道だそうですね。
私もいつか皇海山を目指してみたいけれど、大変かな〜？

ところで、写真No.4は、オオバアサガラ（大葉麻殻）だと思います。
林道で、たくさん花を咲かせていましたね

くぼやん

Re: こちらこそ、はじめまして。
snow_dropさん、おはようございます。
花の名前、ご教示ありがとうございます。No.４は、オオバアサガラですか。花の名前は中々調べるのも大変。レコを拝見させて頂いて、いつも助けてもらっています。今後共よろしくお願いします。

久しぶりに庚申山の展望場で見た皇海山。ふと昔の記録を掘り起こして、また行ってみたいなと思いました。結構時間がかかるんですよね〜。 朝４時に銀山平から日帰りする人もいるそうですが、庚申山荘を拠点にすれば、楽できると思いますよ。

コメントありがとうございました。