白山 〜予報曇りから一転晴天 心は暗転〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,544m
- 下り
- 1,527m
コースタイム
御前峰11:45→(池巡り)室堂13:34→大倉山避難小屋15:01→16:35登山口
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道は素晴らしく整備されています。 1箇所を除いて危険なところはほとんどありません。 |
写真
感想
3回目の白山。
前回は一昨年の7月21日に登っているので、今回もその時と時期はほぼ一緒。
いつも同じ平瀬道ばかりというのも何なので、今回は石川県側から・・・、
っと思っていたのだが、登山口までのアクセスの良さの誘惑に負けて、結局いつも通りということになってしまった。 ( yamakikoさん、せっかくアドバイスをいただいたのに m(__)m )
ということで、深夜、東海北陸道を飛ばして登山口の白水湖に到着が5時20分。
靴を履き替えて5時32分登山口を出発した。
家を出る直前に検索した山の予報では、この日の白山は午前3時頃まで雨。その後6時以降は一日中曇りマーク。
来週になるともう花の時期は過ぎてしまうので、この際、雨マークが付いていないだけでも良しとしなくてはと思っていた。
が、どうしたことか登山口から歩き出して10分も経たないうちに朝日が射してきた。
見上げれば空はピーカン。
何はともあれ、いい方向に転んで何より。
夜来の雨で、ところどころぬかるんではいるものの、登山道はよく整備されてそれほど歩きにくいところはない。
このコースは(他もそうだが)ロングコースということもあって、帰りの終盤になるといつも膝にくる。
体力温存。無理せずじっくりと登って行く。
登り始めて2時間近く。右前方に御前峰と剣ヶ峰が見えてきた。
上空雲一つない青空のもと、二つの頂が朝日を浴びて輝いている。
このコースの中では最初に目に入ってくるこの景色が一番絵になるような気がする。
強い日差しに滴り落ちる汗が止まらないが、この時期らしからぬひんやり冷たい風がほんとに気持いい。
9時45分。長い登りもようやく終って、登山道は室堂センターへと続く平坦な道に変わる。
心地よい風を受けて、半ば散策気分で歩いて行く。
去年の10月、石徹白から縦走した別山が、賽の河原のすぐ向こうに迫っている。
いつの日か別山からこちらまで歩いてみたいものだが・・・。
そして、10時7分、室堂センターに到着。
休日、しかもこの天気の割には登山者で溢れかえっているというほどには見えないが、それでも結構人は多い。
一息つくことなくそのまま御前峰へ。
日帰り登山者にとっては、ここから頂上までが道中一番苦しいところかもしれない。中には飛ぶように登って行く人を横目に、コースタイムをかなりオーバーして11時4分、御前峰に到着した。
人込みを避けて頂上から少し離れたところで一人昼食を摂っていると、後ろから声が。道中、前後しながら登って来た北海道からという女性だった。
フェリーで新潟まで来て、そこから車でやってきたとのこと。明日一日移動日を挟んで明後日 立山に登る予定とか。
女性は強い。私だったら車移動だけでくたばってしまいそうだ。
前方に池巡りコース(全部で六つほどあるようだ)とその向こうに大汝峰。後ろに室堂センターを俯瞰しながらまったりと昼食。その後こちらも池巡りコースへと向かった。
多くの登山者が、来た道を室堂へと引き返す中、こちらに向かう人は少ない。
めっきり人通りがなくなって静寂な空気漂う中、のんびり池巡りと花畑を楽しんで右回りに室堂センターに戻った。
と、ここまでは全て順調にきたかのように思えた。が、落とし穴が待っていた。
携帯を落としてしまったらしい。
しかも、肝心なアドレスも電話番号も控えをとっていなかった。
落とした場所はだいたい見当がつくが、見つかるかどうかも分からないのに今更そこまで戻る気力はもうない。
不思議なのは悔しい気持ちが湧いてこないこと。
物事いいことばかりではない、ここはあっさり諦めろということだろう。
さすがに帰り道ではガスが上がってきて景色はすっかり遮られてしまったが、その景色も朝方の登り時にたっぷり堪能しているので特に残念に思う気持はない。
思いのほか膝に痛みがくることもなく順調に登山口まで帰ってくることができた。
感謝。
追記
落とした携帯。
本日(22日)昼12時に拾主さんが届けてくれたと、室堂センターより連絡をいただき、郵送してくださるとのこと。
拾って届けてくださった方、ありがとうございました。
そして、もし、このページをご覧いただくことがおありでしたら、ご連絡いただけたら嬉しいです。
道中、抜きつ抜かれつの北海道からの登山者です。
おかげさまで池巡りもお花畑も楽しめました。
携帯電話は災難でしたね。
いよいよ立山の麓までたどり着きました。
明日から室堂で一ヶ月勤務です。
来られることがありましたら、また、よろしくお願いします。
花にはあまり詳しくない私ですが、今年は雪が少なかったせいもあってか、幾分シーズンを過ぎた感がありましたね。
2年前の同じ時期にあった何種類かの花が今年はもう見られませんでした。
(私が見逃しただけかもしれません)
室堂で一ヶ月勤務とのこと。
「できたら一夏働いてみたい」とはお聞きしていましたが、速攻で決めてしまわれるなんて、 あなたらしいと思いました。
案じておられた激務でないことを祈っています(笑)
一ヶ月のうちには休日もあるでしょうから、立山以外にも少し足を延ばせそうですね。
くれぐれも気をつけて、本州の夏を楽しんでください。
予定通り白山行かれたんですね。
1up2downさんお住まいの方向だと、岐阜側が近かったですね。失礼しました(笑)
観光新道は次回ご検討頂ければと思います。
携帯電話は残念でしたね〜。
どなたか拾って届けてくれる可能性ありますから、室堂や南竜などの小屋に問い合わせてみるのも手かと思います。
出発直前まではあまり思わしくない天気予報だったんですが、この日は見事にその予報を裏切ってくれました。
白山は今回で3回目でしたが、登るたびに好きになっていきそうです。
あの懐深い山体の大きさがそういう気持ちにさせるんでしょうね。
yamakikoさんが数多く登られている気持ち、分かるような気がします。
白く姿を変えた別の顔の白山もいつか・・・。
なんていったって白山ですからね(笑)
携帯。室堂には問い合わせたんですが、南竜までは気が付きませんでした。
明日、あっ、もう今日ですね。早速問い合わせてみたいと思います。
機種自体はぼつぼつ替えどきと思っていたので、どうということはないんですが、中の情報が・・・。
おすすめの観光新道、次回はきっと。
こんにちは。
一昨年の秋に三方崩山ですれ違った者です。覚えていらっしゃいますでしょうか。
私は1up2downさんの印象的なお名前を覚えていたものですからコメさせていただきました。
しかし携帯見つかって良かったですね。
実は私も昨年カメラを山に置き忘れて1時間程下ってから気が付いた事がありました。
その時はすでに登り返す気力も無く半分諦めて下山し山小屋の方にお願いしたのが見つかった事がありました。
山に登ってる方はお互い様で親切な方が多いのでしょうね。自分も見つけたら届けるようにしようと思いました
コメントありがとうございましす。
その時は、確か途中で追い越されて(汗)一足先に下山されていきましたね。他に登山者がいなかったせいもあって、はっきりその時のことは覚えています。もう2年近くにもなるんですね。
今回は携帯が見つかったことももちろん嬉しかったのですが、それにも増して、まったく見ず知らずの人の親切がこんなにもありがたいものかと、ほんっとにつくづく実感させられました。
そういえば前回の山行きでも、私が水不足で困っていると察するや500mlの水を差し出してくれた方がいましたが、このところ人からの親切に預かりっぱなしの私です。
okie0893さんもおっしゃるように、逆の立場になった時には、この恩を返していかなければと思っています。
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