いまもそこにある白馬岳 (栂池高原〜猿倉)
- GPS
- 26:04
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,353m
- 下り
- 1,908m
コースタイム
- 山行
- 3:42
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 3:52
天候 | 1日目 雨のち晴れ 2日目 晴れ 大雪渓のみ濃霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
長野駅〜栂池高原 ¥2,000 栂池ゴンドラ&栂池ロープウェイ 栂池高原〜栂の森・栂大門〜自然園 ¥1,920 バス 猿倉〜白馬駅 ¥1,000 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険なところはありませんが、 天狗原から乗鞍岳の間はゴロゴロした岩場が続くので歩きにくいです。 大雪渓は霧がかかりやすく視界がとても悪いです。 モンベルのチェーンスパイクを使用しましたが6本爪アイゼンのほうがいいかもしれません。 |
その他周辺情報 | 白馬大池 幕営料 ¥1,000 |
写真
感想
前回の北奥千丈岳の山行のあと、風邪を引いてしまった。
若い頃と違って年齢を重ねてくると、完治まで結構長い時間がかかってしまう。
今回もたいした風邪ではなく、日常生活には何の支障もないけれど、完治まで三週間くらいかかってしまった。
人間というものはうまくできているというのか、体調が良くない時は後ろ向きなことを考えるようで、ふと、あと何年山に登ることができるのだろうか?
最近そんなことばかりをずっと考えていた。
山で出会う諸先輩の方々は皆様お元気なご様子で羨ましい限りなのですが、自分自身がその年齢になった時、果たして山に登っているのだろうか?
今の私にはその自信は全くない。
そう思うと人生において山に登れる時間はそんなに長くはないと思われる。
「山は逃げない」という言葉があるが、最近になって、それは違うんだと思うようにもなってきた。
私の人生においては登ることのできる山の数など高が知れているのである。
山歩きの機会を一度失う度に、登る山の数はその分だけ確実に減っていくのである。
そんなこんなで、今回は白馬岳です。
直前まで天気予報がよろしくなく、焦っていました。
機会を失う度に山逃げていくのです。
次の機会に白馬岳を登ることができたとしても、その日他の別の山を登る機会を失うことになってしまうでしょう。
白馬岳には2012年の8月に今回と同じく栂池から入りその時は白馬三山を巡る計画を立てていましたが天候不順の為に中止にしてしまいました。
その後も、いつかは白馬三山を!と思い続けていたわけですが、山中2泊の山歩きをする機会が多く見積もっても年に2度や3度くらいしかない身で、なおかつ次々と登りたい山が現れてきてしまう優柔不断の身としては、栂池からの白馬三山に拘っていたら、永遠に白馬に行くことがないような気がしてきたのでした。
そこで今回はその拘りを捨てて、特に歩いてみたかった栂池から小蓮華山の稜線を選んでみました。
これなら1泊行くことができます。
歩きはじめはやはり雨でした。
初日は濡れる覚悟でやってきたわけなんですけど、雨降りですとやはりげんなりしますね。
仕方がないのでレインウェアを着ましたがととても暑いんです。
どっと汗がでる。
なので、どのみち濡れるので脱いやろうかと思っている矢先、天候は急速に回復してきました。
予報よりもかなり早く、自分自身の予想よりも早かったです。
白馬大池のテント場のロケーションは素晴らしく、今回ここを選んで良かったと思います。
自分史上、最高のテント場ですね!
思っていたより混み合っていなかったことも良かったですね。
翌朝、いよいよ憧れの稜線へ。
夏の山でこれほど晴れ渡ったのはいつ以来のことでしょうか?
ほとんど初めてのような気がしないでもないです。
私にとっての夏山は霧の思い出しかない!といっても過言ではありません!!
とにかく、もう一度歩いてみたいと思わせる素晴らしいコースです。
けれども、他の山、別のコースも歩いてみたい。
なので、ここを再び訪れることはもうないかもしれませんし、もしかしたらあるかもしれません。
先のことはわかりませんが、とにかく目の前の一歩一歩を悔いないように歩いていくのでした。
ちょうど僕らと逆コースですね!
小蓮華山と三国境の間ですれ違ってますねー
一日目 最後晴れたんですねー
僕らはずっと霧の中でした。
翌日の晴天ですべて報われましたね!
コメントありがとうございます。
大池の周辺は比較的早く回復したようですが
上の方はそうでもなかったのですね。
やっぱり、好天の稜線歩きは最高ですね!
山は逃げないのかも知れませんし逃げているのかも知れません。
でももし逃げているとしたらいまは先に行かせて、
あとで追いつけばよいことのように思います。
ninotsugiさんの山行はあせらずのんびりとでよいと思います。
(結果追いつけなくてもそれはそれ)
bird_playさん、ありがとうございます!
ハイっ、あせらずのんびり、ボチボチ歩いていきますよ。
楽しむことを忘れないようにね。
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