やっぱりいい山、乗鞍岳 登山後某所で宴会
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 442m
- 下り
- 440m
コースタイム
天候 | 晴れときどき曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ほおのき平駐車場から畳平までバス 往復で2,300円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし 登山者かなり多く、すれ違うのが大変 |
その他周辺情報 | 下山後はほおのき平の『宿儺の湯』500円(割引券使用) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
タオル
カメラ
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感想
南岳は北アルプスの景色が最高らしい。
せっかく買ったHの一眼レフは、天気に恵まれず満天の星の北アルプスを撮ることがほとんど出来ないでいた。
そんな訳で、前々からHが行きたがっていた南岳に行こうと、N君を車で拾って出発した。
生まれて4ヶ月のN君の娘と奥さんが私達を見送ってくれた。
N君は今職なし、奥さんは産休中だけど、気持ちよく送り出してくれる奥さんはなんと心が広いのか。
去年のこれくらいの時期は、同じメンバーで悪天候で明神東稜を諦めて、焼岳に登ってる。
今回も天気予報は微妙だった。
高山市街地を越えて山道に入ると雨が降り出し、3人ともテンションだだ下がりになった。
新穂高の無料駐車場に、日が変わる前に着くことができた。
あと5台くらいしか駐車スペースは開いておらず、今年の山事情もいろいろと厳しそうだと思った。
少し宴会してから車泊したけど、結構な雨が降っていた。
雨は上がっていたけど、翌日決断が迫られた。
遠くの山の姿はほとんど見えず、川も増水していた。
私、「突っ込みたい」
H、「乗鞍岳に変更」
N君、「帰りたい」
と、意見はバラバラだった。
槍平小屋までは川の渡渉もあるし、行けても帰って来られなくなるかもしれないし、雷雨もありそうなのは確かだった。
テント泊予定なので、尚更気持ちは乗らないのは仕方ない。
結局、乗鞍岳に登る事になった。
ほうのき平の駐車場に着くと、乗鞍大雪渓でスキーをするために、私のかつてのスキー仲間の照れ屋さんとAさんがバスに乗り込むところだった。
「また後ほど!」
と私はお二人に告げると、身支度をはじめた。
寝袋やテントマットなんかを取り出すと、ザックがペッタンコになった。
なんか毎年やってる作業。
HもN君も乗鞍岳は初めてだった。
私はスキーしてた頃に何回も通った山だったけど、山頂に行ったのは確か一度だけ。
毎年シーズンが終わりスキー場が閉まっていくと、乗鞍の大雪渓に行って毎週のように滑っていた。
私は平成15年から始まった乗鞍のマイカー規制の2年位前から大雪渓に通い始めた。
長野県側の肩の小屋バス停の目の前が大雪渓だった。
だからとても思い出深い山なのだ。
雪が溶けて来ると、下から氷の斜面があらわれる。
エア台を飛んで固いところでこけて、肩を脱臼したこともあった。
マイカー規制が入る前は、夜登って来る車はなかったから、道路に大の字に寝転んで天の川を見上げていた事もあった。
天体観測所があるくらいなので、乗鞍の星空はそれは素晴らしかった。
同じように車泊していた照れ屋さん達と初めて出会ったのはこの場所だった。
照れ屋さんの天然パーマをパンチパーマと思ってたり、Aさんからのプレゼントの腕時計が金色に光っていたので、いろいろ勘違いが重なり、その道の人だと思っていた私は、酔っ払って照れ屋さんにもんもん(入れ墨)見せろとか言ってた。
もちろんやくざではなく、医療関係の仕事をしているとってもいい人なので、よくビールや缶チューハイ、ご飯をご馳走になっていた。
私たちは3人で登山道を歩き始めた。
バスターミナルから少し行けばお花畑と池があり、コマクサも咲いていて、お手軽にハイマツの広がる高山特有の景色を味わえる。
肩の小屋に着くと12時前だったけど、ご飯を食べようということになった。
持ってきたビールを早速開け、カップ麺を作り始めた。
H君は無職のくせに贅沢にも、山小屋で山菜うどんとほう葉寿司を注文していた。
歩き始めると、トレランぽい人達もいて、登山道は激混みですれ違うのも大変。
そしてあっという間に山頂。
すでに森林限界から歩き始めるコースタイム90分の登山。
この日は遠くの景色はあんまり見れなかったけど、御嶽山の姿が少し見えた。
やっぱり乗鞍の景色はいい。
魅力を再発見した気分になった。
初めて乗鞍に来たのは父に連れられ、中学生のとき。
あのときは、父が登山道が混んでるのが嫌で、山頂とは反対方向にある山に登って、そこでブロッケン現象をみた。
あのときの不思議な体験があって山の魅力にはまったのかもしれない。
帰り道は大雪渓でスキーしてた照れ屋さん達に会いに行った。
どこかのスキークラブの練習チームやテレマーカーやモーグルをやってる人達がいた。
今年は驚異的に雪が少なく、例年の3分の1くらいしかない。
Aさんが、道具を貸すから滑ってみる?と言われたけど、もう10年くらいスキーはしてなかったのでやめておいた。
雪渓は狭いしまあまあ斜度があるので、コースアウトして血だらけになってる人を見たことがある。
ある程度の技術がないとここで滑るのは難しい。
周りの岩はむき出しで、ぶつかったらただでは済まない。
人はイメージできる事は実際にできるらしいので、10年以上も続けていたのでコブ斜面を滑るイメージは出来るけれども、本当のところはどうなんだろう。
照れ屋さんたちと肩の小屋から山頂までバスに乗り、下山。
ほうのき平で温泉に入り、ビールを飲み始めた。
大して動いてないのに最高だ。
夕立が降り始めたが、しばらくしたら止んでそのまま宴会に突入。
私たちは七輪でホルモンや鶏ちゃんを焼き始め、照れ屋さんはホットプレートでBBQを始め、Kさんの持ってきた自家製野菜と、N部長さんの釣った岩魚の塩焼もあってなかなか豪華だった。
今年は諸事情で、ひつまぶしは中止だそうだ。
翌日、また雪渓に向かう照れ屋さん達を見送った。
Kさんがせっかく焼いたピザとヘルメットをバス停においたままバスに乗ってしまったので、私はバスに乗り込み、「Kさん、忘れ物!」と言ってKさんに忘れ物を渡すと、乗客から注目を浴び、ちょっと恥ずかしかった。
Kさんは定年をとっくに迎え、夜8時には寝て、起きるのも早いけど、毎週愛知から乗鞍に通う元気がすごい。
温泉に入って帰ろうということになり、下呂温泉から御岳方面に行ったところにある、ひめしゃがの湯に行った。
N君は初めてで、二人でおいしいから飲んでみてと、源泉を飲ませたけど、顔をゆがめるN君。
体にいいらしいが、鉄の味が混じるやばいやつで、私たちも試してみたけど飲みこむことができなかった。
下呂で鶏ちゃんを食べて、スーパーに寄った。
鶏ちゃんの店は有名店らしいが、やたら食べ方の説明書きが多い店だった。
おすすめというやきそばを頼んだら、肉が焼きあがるタイミングより早かったらしく、一旦下げられた。
別に置いておいてくれればいいのに。
おいしかったけど、次行くかどうかは微妙だ。
N君を家に送り届けると、沖縄出身なので家から送られて来たマンゴーまでいただいてしまった。
今度このメンバーで行くときは天気に恵まれますように。
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