日の出山・大岳山(御嶽神社&大岳神社初詣)
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,655m
- 下り
- 1,689m
コースタイム
天候 | 晴れ、無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:十里木BS⇒武蔵五日市駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
光仙橋〜日の出山のルートは、ガイドブック・地図に載っていません。 但し、道(踏み跡)は明瞭で危険個所もありません。 日の出山〜御嶽神社〜奥の院(男具那ノ峰)〜鍋割山〜大岳山のルートは、一般登山道です。 大岳山の南尾根は、ガイドブック・地図には載っていませんが、踏み跡は明瞭で危険個所もありません。 南尾根を下りきると、大岳山荘から馬頭刈尾根方面への巻道に合流します。 馬頭刈尾根のルートは、一般登山道ですが、途中急な岩場が多いので注意が必要です。 全ルートを通じて、雪はありませんでした。 また、地面は下が凍っているが表面は乾き歩き易い状態です。 アイゼンは不要です。 |
写真
感想
今年初めての山行に、いつも素通りしている御嶽神社と大岳神社への参拝を兼ねて、大岳山を選んだ。
しかも自分の脚で行けるところは交通機関を使わないことにし、御嶽駅から歩き日の出山北尾根を登ることにした。
<御嶽駅〜日の出山>
いつもの8:28奥多摩着の電車は、青梅駅では登山者でほぼ満席状態であった。8:12に御嶽駅で下車し、身支度・ストレッチをして8:20過ぎに出発した。
御嶽駅前から奥多摩方面に進み、神路橋を渡り吉野街道の大鳥居の前に出る。
鳥居をくぐりしばらく進んだ光仙橋のたもとにある階段が、日の出山北尾根の取り付きである。
階段を登った所には、「この先は危険ですので入山しないで下さい。」との看板が立っている。
革靴やハイヒールで入り込む観光客を防ぐものと思うが、一瞬ぎょっとさせられる。
看板の表示にかかわらず、この先はしっかり踏まれた作業道で、一部急斜面があるものの危険な個所は無い。
途中露岩交じりのところがあったり、大岩にも出くわすが巻き道も明瞭で通常のハイキングの装備であれば、なんら問題は無い。
尾根上に付けられた道(踏み跡)を追って行けば、取り付きから1時間40分ほどで、自然と日の出山頂上北側の石垣に到達する。
石垣の崩れたところを這い登り、左側にすすめば頂上への道にぶつかるが、そのまま目の前の斜面を這い登っても良い。
<目印をつける方へのお願い>
このルートに取り付いた直後から、目印につけたと思われるビニール紐が数メートルおきに立ち木に巻きつけられている。
人里近くかつ一本道の明瞭な道では、この様な目印は一切不要と思われるし、見通しがきくところに数メートルおきにつける意味が無い。
こうした目印は役に立たない単なるゴミに過ぎず、山林所有者に迷惑をかけるだけのものである。
しかも、自然に帰ることの無いビニール紐は永く自然を破壊する有害物である.
山を愛するハイカーならば、こうした行為をしないで下さい。
<日の出山〜鍋割山>
日の出山頂上には、既に3〜4名の登山者が休憩していた。
都心方面を見ると、霞んだ中に高層ビル群からちょっと外れたところに、ひときわ高いスカイツリーが見えた。
今日は晴れていて、北方の都県境尾根や西方の石尾根・雲取方面も見渡せる。
数枚写真を撮ってから御嶽神社に向かう。
正月なので人で一杯かと予想していたが、参道も神社前のお土産屋の通りも予想に反して閑散としていた。
行列することも無く拝殿に到着し、今年一年の山行の安全を祈願した。
ついでに、いつも御嶽を通っても神社は素通りしていることをお詫びした。
お参りを済ませ長尾平の広場で休憩した後、奥の院に向かう。
奥の院入口の天狗の腰掛杉周辺にも人影は無く、いつもと違い静かな山行になった。
奥の院の参道で一組の家族連れに出会ったが、町歩きに近い支度で足元もブーツでちょっと危なかっしい様に思えた。
奥の院でも山行の安全を祈願し、すぐ裏の男具那ノ峰に上る。
ここでは、15人ほどのグループが記念撮影や昼食休憩をしていたので、頂上の木に取り付けてある金属製の山名板を写真に収め、早々に鍋割山に向かう。
地図では1077mのはずだが、この山名板では標高1070mとなっている。
11:45に鍋割山に到着したが、いつもだったら昼食をしている登山者が大勢いるのに、1人もいなかった。
頂上の道標の根元には、トレイルランのコース案内札が置かれている。
正月の行事でトレイルランレースがあるのかもしれない。
<鍋割山〜大岳山>
早々に鍋割山から大岳山に向かう。
芥場峠からの道に合流するまでの間では、2人一組の登山グループとすれ違っただけだったが、合流後は何人にもすれったり数組のグループを追い越したりする様になった。
大岳山荘横のトイレに寄った際、閉鎖中のはずの大岳山荘の入口が明けられ、中でお湯が沸かされていた。
正月中だけ営業でもしているのか?
大岳神社に到着し、ここでも今年一年の山行の安全を祈願した。
そのまま大岳山頂上に向かい、12:40に到着した。
頂上には、いつもより少ないが20名程度の人が昼食休憩をしていた。
富士山が見えるかと期待していたが、雲がかかっていて見えなかった。残念!!
ここで昼食休憩とする。
<大岳山〜馬頭刈山>
昼食休憩後、13:15に馬頭刈尾根に向かい出発する。
先日上りに取った南尾根を下り、大岳山荘からの巻道に合流する。
その後しばらくは、自然林の中の明るい緩やかな尾根道を下り、白倉方面の分岐と大滝鍾乳洞への分岐を過ぎ、少し上り返して富士見台に到着する。
頂上の案内板には、富士山がきれいに見える場所と書かれているが、雲がかかり見えず。
ここからつづら岩に向かうが、途中にいくつかの岩場の上り下りがあり、急傾斜のところも数箇所ある。
中でも、鉄梯子がかけられたところとその先は急で、十分注意が必要。
ここの馬頭刈山側には、「この先道悪し」の注意の看板が設置されている。
さらに進み、大きな岩の壁になったつづら岩の下を巻き進むが、この先も岩場の尾根が続く。
4〜5つの岩場をよじ登り下りして、ようやく緩やかな尾根道に出てしばらく進み、再び岩場の尾根道を上った先が鶴脚山頂上となる。
ここには、東京都が立てた立派な山名柱がある。
但し、この先はさらに上りになっていて少し進んだところが実際の頂上と思われる。
実際ここに、手製の山名板が木の枝に結び付けれられている。
ここから、一気に100mくらい木の階段を下り、そこから上り返したところが馬頭刈山の頂上になる。
頂上には、3名の先行者が休憩をしていた。
大岳山頂上からここまでで初めて人に出会ったことになる。
<馬頭刈山〜十里木BS>
馬頭刈山に着いたのが15:20で、日暮れまでにあと1時間程度であったため、山名柱を写真に収めただけで、すぐに下山にかかる。
頂上直下の岩場の下りは、岩が枯葉に覆われ岩の様子が見極め難い上にすべるので、慎重に下る。
その後は、植林の中の尾根道になり高明山の頂上に着くが、頂上というより尾根上の小さなピークといった感じ。
このピークの少し下に、高明山神社の跡地がある。
跡地の真ん中に、平成4年に建てられた記念碑があるが、大典記念遷座とあり平成元年ころどこかに移された様だ。
境内の広さからすると、結構立派な神社だったと思うが、山奥過ぎて維持が大変だったのだろう。
ここからは、溝状になった山道を急いで下り、軍道BSに16:15に到着する。
バスの時刻表を見ると、30分以上待たないといけないので、十里木BSまで歩いたが、ここも30分程待ち時間があり、結局17:20頃武蔵五日市駅に着いた。
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