白山縦走〜三方岩から白山を経て三ノ峰まで


- GPS
- 33:32
- 距離
- 71.4km
- 登り
- 4,445m
- 下り
- 4,675m
コースタイム
- 山行
- 10:24
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 11:40
- 山行
- 11:29
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 13:10
天候 | 3日間とも早朝晴れのち曇り(雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コ−スに不明瞭なところはありません。 唯、笹が覆っているところもあり、スパッツでは厳しいところもあります。 |
写真
感想
白川郷から三方岩山に登って、北縦走路を経て白山へ。
白山より南縦走路で三ノ峰まで。
三ノ峰より六本檜軽油で上小池に下り鳩ヶ湯、そして勝原駅まで歩き通しました。
実は赤線つなぎ遊びで北は飯豊連峰から白川郷まで、そして西は勝原駅から大山を絡めて今治市までつながっていました。今回の山行で飯豊連峰から今治市までつながったことになりました。勝原駅まで歩いたというとみんな呆れていましたが、本人的には満足です(笑)。
3日間の山行でしたが、今年は天候がホントに不安定で朝のうちだけ晴れていて、午後から雨という残念な結果でした。唯、白山は本当に花は多かったです。唯、それ以上に虫も多く、アブやぶよの攻撃を受けまくりました。
詳細を以下にアップしました。
白山縦走する為に前日に、白川郷に入る。
夜行バスで高山まで来て、高山から白川郷まで始発バスという手もあるが白川郷に着くのが遅くなりすぎ、当日にゴマ平まで入れるかどうかが微妙になる。
白川郷の宿は素泊まりでも構わなかったのだが、そういうたぐいの宿はなく、一泊一万以上の非常にお値打ちの宿となったが、夕食は飛騨牛のステ−キとかもあり非常に美味しかった。
さて、初日、朝が明けるのと同時に歩き出す。猿が馬場の時もそうだったが、どうもこの魅力的な白川郷を見学するタイミングがない(笑)。茅葺の家々をぬって、白川郷ホワイトロ−ドを歩いて馬狩の先の料金ゲ−トの三方岩登山口に着く。料金ゲ−トはトイレもあり、ここでテントがあれば一晩過ごせそう。このゲ−トで地元の岐阜の登山者の方と少しお話し。この方はゲ−トが7時に空くのを待って三方岩直下の駐車場に行かれて登るということ。
自分は、登山口からえっちら登りだす。三方岩まで1000mの高度差があるからかなり厳しい。でも、道ははっきりとしていて安心。残念ながら天気は悪く山の頂上は雲がかかっている。道の傾斜が緩くなると稜線に出る。この先すぐが三方岩の山頂だった。
300名山の一つだが誰もいなくて少し寂しい。
ここから白山山系の縦走の開始だ。野谷荘司山、妙法山と越えていくが、他の方の記録を見るとアップダウンが厳しいということで快適な稜線漫歩とは言えないみたい。身構えて歩いたからショックはなかったがなかなか厳しい。野谷荘司山を越えたところで岐阜の方と会う。「大したことないね」と言われるが、いえいえ結構厳しいですと思いつつ「ええ」と答える。楽しみにしていたもうせん平は小さくてがっかり。妙法山を越えた先で、山の調査に来たパーティと出会う。この方達もゴマ平避難小屋泊らしい。避難小屋に一人は少し寂しいからちょっと安心。
このあたりから、雨が本格化してきた。加えて最後のゴマ平への登りが厳しい。ゴマ平避難小屋に着いた時はへとへとだった。さて、ゴマ平避難小屋には既に先客のパ−ティがいて、山の調査のパーティも後から着くと大混雑。一人で寂しいのと究極の一夜を過ごすこととなった。
雨で結構濡れてしまった衣服を再び身に着けるのが嫌で、翌朝なかなか出発できずぐずぐず。結局、4時発とする。出た瞬間は星空が見えたが雲がわき上がってくる。今日も天気は今一つみたい。ゴマ平から白山まではやはり標高差で1000m程度あり、避難小屋からいきなり厳しい登り。厳しい登りを登り切ると稜線に沿って歩き出す。稜線の先に白山が見える。でも雲がかかりそうだ。歩くに従って稜線沿いに花が出てきた。ふと気が付くとうぐいす平と書いてある。しかし、残念ながら雲が出てきて白山は隠れてしまった。花が多いなぁと思うと北弥陀ヶ原だった。しかし、虫が多い。虫の攻撃を受けまくっている。ゆっくり花を撮りたいと思っても虫でそれどころではない。目にも飛び込んでくるのはへきへきする。仕方なく、休憩もせず飛ばしまくる。お花松原も虫の攻撃を受けて飛ばして通過〜。やがて、白山の最後の急斜面が見えてきた。もうあと少しだと思っていたが、ここからの急登が厳しかった。ひぃひぃ言いながら、山の稜線に出た。稜線から平坦な道を歩くとお池巡りの山頂への道に着いた。ここからは観光登山の世界。人がいっぱい。お池巡りを経て頂上に着くと更に人がいっぱい。ちょっとうんざりして室堂へ下る。
室堂のビジタ−センタ−で一休み。その後、南竜ヶ馬場に向かう。南縦走路の始まりだ。南竜ヶ馬場は気持ちいいところ。ここでキャンプしたら本当に気持ち良さそう。後ろ髪をひかれる思いで出発した。赤谷を渡るところで水を4リットル担ぐ。ずっしり重い。ひぃひい言いながら油坂の頭を登る。牛歩で登っても遅い。しかし、雨が気になる為、そうそうゆっくり休んでいられない。油坂の頭を登り切って別山に続く稜線も花が咲き誇っていた。別山もひぃひぃ登りで別山を登り切ると雨が降り出した。
後は三ノ峰の最後の登りだけ。一旦下りに下ってからお約束の登り返し。ついに虫が目に飛び込んできた。痛い…。馬鹿野郎と思いながら、必死で取り出す。急な登りを登り切ると三ノ峰だった。そこから少し下ったところに三ノ峰の避難小屋があり、小屋に入った瞬間、叩き付けるような雨が降り出した。
小屋は誰もいなくて、ちょっと寂しかったが快適。朝、トイレに行ったとき、電気が付いたのには感激。太陽光発電のようだ。
朝はお約束の星空が出ていたが、今日ももくもくと雲が出てくる。三ノ峰から六本檜まではどんどん下る。夜が白みだすにつけて、今日も虫がまとわりつく(涙)。振り返ると三ノ峰が見える。実は六本檜から下山予定とした。調子が良ければ、赤兎そして経ヶ岳と縦走を楽しみたかったが、経ヶ岳への道は藪化しているようで自信がない。
六本檜に到着。いよいよ白山ともお別れだ。上小池へ向かって下る。このくだりもかなりの道だ。どんどん下って登山口へ。上小池に向かって歩いていくと虫が纏まり突き出した。20〜30匹はいる〜。助けてくれ〜。上小池でゆっくり休みたかったがそれどころではない。鳩ヶ湯に向かって、車道を飛ばしまくる。それでも虫攻撃を受ける。ハチみたいな奴にも刺さる。もういや(涙)。それでも鳩ヶ湯近くになるとさすがに殆どいなくなった。
鳩ヶ湯のバスが夕方までないことは知っていた。でも勝原の電車もないので、ここで一浴と思っていたが、なんと鳩ヶ湯に休業中の文字が!
「Oh My God」
諦めて、勝原の駅に向かって歩き出す。16キロぐらいあるだろう。山は曇りでも下界は炎天下。暑さに喘ぎながら、勝原まで歩き切った。
これで赤線が飯豊から今治までつながった。でもよく考えると我ながら馬鹿らしいことをやっている気もする(笑)。
コメント
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monohiroさん、いいですね〜白山の大縦走。
2日目までは天気イマイチみたいでしたが、勝原まで車道を7時間歩かれたとは、赤線ツナギだったんですね、納得。
鳩ヶ湯改修中とは誤算でしたが、赤線ツナギお疲れ様でした
ありがとうございます。
経ヶ岳であった方々に昨日実は勝原までというと驚かれていましたが、きっと呆れていたのかな
ほんとは三ノ峰から赤兎を経て経ヶ岳縦走したかった
だから、赤線を勝原までつなげて飯豊から四国の今治までつながったのですが、ずるしたみたいで複雑な気持ちです。
でも、白山はホントに花の山ですね。
どこに行っても花が咲いていました
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