ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 93395
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

天気は最高 体調は最悪 水晶岳

2010年07月23日(金) ~ 2010年07月25日(日)
 - 拍手
GPS
20:46
距離
32.2km
登り
2,507m
下り
2,503m

コースタイム

1日目
5:52高瀬ダム-6:18ブナ立て尾根-9:24烏帽子小屋9:35-12:44野口五郎小屋

2日目
4:19野口五郎小屋-4:36野口五郎岳-7:14水晶小屋-7:52水晶岳8:02-8:41水晶小屋8:53-10:51竹村新道分岐-12:05南真砂岳-13:47湯俣岳-15:58晴嵐荘

3日目
6:19晴嵐荘-8:34高瀬ダム
天候 晴れ/快晴/晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
車は七倉山荘前まで
駐車場にはきれいなトイレあり
タクシー(七倉から高瀬ダム)は5時過ぎから動いてましたが、季節によって変動あり要確認
コース状況/
危険箇所等
1日目

渓流釣りの方とタクシーを相乗りし、(沢登りをして目的のポイントまで行くとのこと。山登りよりもハードです)高瀬ダムへ。
ダム左の手にあるトイレによってから出発。

実は数日前から夏風邪気味で、なんとか熱を下げたものの相変わらず体はだるい。
本当に目的地(水晶)までたどり着けるのか?と思いつつ、せっかく1日休みをもらったし、天候も良さそうなので、当然ゴーサイン。

ブナ立て尾根の登り口で10人くらいのツアー客に道を譲ってもらい、快調に飛ばします。
北アルプス3大急登などと呼ばれていますが、道はよく整備され、適度に休憩ポイントもあり、たいへん登りやすいコースだと思います。

烏帽子小屋の前で大休止。握り飯を食べて(というか無理やり胃袋に入れ)スポーツドリンクを飲んで、エネルギー充填。
ここから本日のお宿「野口五郎小屋」までは、好天(時々日が陰ってくれたのも有難い)楽しい稜線散歩。のはずですが、どうもペースが上がりません。
仕方ないので、ライチョウをまったりと眺めたり、高山植物を観察したりしながら、マイペースで進みます。

コースは全く問題ないです。ただ地図上のどのあたりを歩いているのかがはっきりつかめず、小屋までが遠く感じました。烏帽子小屋から先は3名の方にあっただけでした。

小屋に着いて、温かい飲み物を頼んだ後、速攻で昼寝。
本日の宿泊は、表銀座縦走のツアーの方々と讀賣新道(早立ちして奥黒部ヒュッテまで行かれるとのこと)へ行かれる単独行の方で10名ちょっと。
夕食もそこそこ出されましたが、半分以上残して(おばちゃん、すみませんでした)、朝飯はキャンセルしました。山小屋で食事を残したのは、10年以上前に騙されて登った富士山の山小屋以来です)

2日目

朝はカロリーメイトだけ口に入れて早立ち。
水晶や槍がモルゲンロートに染まり、本日も好天です。(これが後で効いてくる)

途中、朽ちた真砂岳分岐の看板あり。道は岩礫の登りできつそうなのでパス。
真砂岳を回り込むようにざれた道を進みますが、風もさほど強くないし、特に問題ないと思います。

竹村新道分岐を過ぎ、水晶小屋へ向かいます。

東沢乗越までは、地図では緩やかなアップダウンにみえますが、ちょっとした岩場もあり、コースタイム以上に時間を要してしまいました。

乗越から水晶小屋までの登りは、左側が大きく切れ落ちていて恐ろしげにみえますが、ここは快調に登ることができました。
ただ道はザレ気味なので強風時は注意が必要です。

小屋から水晶までは前半は楽々歩き、後半は岩場が出てきますが、特に高度感のある箇所はありません。
山頂は岩屑の上といった趣ですが、周囲の山が一望でき、達成感を味わうことができました。
ついでに5分ほど先の三角点にタッチして、往路を戻ります。

今日は縦走した三日間で一番の好天でしたが、その分日差しが強く、遮るもののない稜線では、じりじりと体力を奪われるような感じでした。

いよいよ問題の竹村新道です。ここはあまり情報がなく、コースの状況がよくわかりません。
写真もほとんど撮らずに歩行に専念します。
やはりあまり歩かれていないようで、竹村新道でお会いした登山者は10人程度(1人を除いて登り)でした。

前半は真砂岳の南西側を巻くようにして南下します。道はところどころザレており、特に斜面をトラバースする箇所は気休めのロープが張ってありますが、すばやくかつ落ち着いて通過しなくてはなりません。
あと2か所ほど雪の上を歩くところがありました。
雪を踏むのは数歩だけでしたが、早い時期は下るのはアイゼンがあったほうがよいかも。

南真砂岳を通過すると樹林帯に入り、一応一安心ですが、まだまだ先は長いです。

湯俣岳から先は急降下になりますが、道はかなり踏まれています。(登りは大変そう)

竹村新道の後半は、早く温泉に入りたい、休みたいしか頭になくてあまり記憶に残っていません。

晴嵐荘ではゆっくりお風呂につかり、同室者(讀賣新道に行くとのこと。結構人気があるのでしょうか?)と情報交換したりしてのんびり過ごしました。

夕食は体調不良でそばを頼んだだけでしたが、温泉のご主人からおでんとか漬物とかサービスでいろいろといただきました。(普段なら余裕で平らげるのですが・・・)
行動食も相当残っています。
今度は体調の良い時に泊まりたいです。

3日目

川沿いの道(ほぼ遊歩道)を淡々と歩くだけ。
幸運にもダムにタクシーがいたので、すぐに七倉に戻ることができました。

お風呂は葛温泉(3箇所あり、いずれも外来入浴可)ですが、10時からということなので、大町温泉で汗を流して帰宅しました。
烏帽子小屋の前
2010年07月23日 09:24撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
7/23 9:24
烏帽子小屋の前
小屋から縦走路を望む
2010年07月23日 09:35撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
7/23 9:35
小屋から縦走路を望む
ライチョウに遭遇
2010年07月23日 10:01撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
7/23 10:01
ライチョウに遭遇
高山蝶タカネヒカゲ
2010年07月23日 10:17撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
7/23 10:17
高山蝶タカネヒカゲ
先は長い
2010年07月23日 10:59撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
7/23 10:59
先は長い
小屋はまだか
2010年07月23日 11:36撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
7/23 11:36
小屋はまだか
やっと着いた
2010年07月23日 12:44撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
7/23 12:44
やっと着いた
強風から身を守るための要塞といった感じの野口五郎小屋
2010年07月23日 15:05撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
7/23 15:05
強風から身を守るための要塞といった感じの野口五郎小屋
早朝の縦走路
2010年07月24日 04:39撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
7/24 4:39
早朝の縦走路
水晶が紅に染まる
2010年07月24日 04:55撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
7/24 4:55
水晶が紅に染まる
槍が紅に染まる
2010年07月24日 04:58撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
7/24 4:58
槍が紅に染まる
道の左側が崩壊しています
2010年07月24日 06:53撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
7/24 6:53
道の左側が崩壊しています
水晶からの眺望
2010年07月24日 07:54撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
7/24 7:54
水晶からの眺望
竹村新道分岐付近。
陽に炙られてバテバテ。
2010年07月24日 10:51撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
7/24 10:51
竹村新道分岐付近。
陽に炙られてバテバテ。
南真砂岳から縦走路を振り返る。
ここでやっと一息つけます。
2010年07月24日 12:10撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
7/24 12:10
南真砂岳から縦走路を振り返る。
ここでやっと一息つけます。
温泉が目の前に!!
2010年07月24日 18:13撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
7/24 18:13
温泉が目の前に!!
お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1218人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら