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記録ID: 94064
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雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

【北横岳】<強風に見舞われた2011年登り初め>

2011年01月09日(日) [日帰り]
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GPS
02:41
距離
5.4km
登り
281m
下り
285m

コースタイム

山頂駅9:26-9:34第一休憩所-10:08北横岳ヒュッテ-10:28横岳南峰-10:33北峰山頂10:35-10:42北横岳ヒュッテ11:05-11:31第三休憩所-11:40縞枯山荘11:43-11:58山頂駅
天候 曇り時々風雪
過去天気図(気象庁) 2011年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ロープウェイ営業は9〜16時。20分間隔で運行。
混雑時には10分間隔にもなる。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは山頂駅にあります。
危険な箇所は特にありませんが、道を少し外れると足が雪に50僂曚彬笋發譴訃豺腓△蝓
登山道は雪が思ったより固くなっているので軽アイゼンで十分。下りが楽です。
南峰直下の登り坂は新雪でやわらかいので雪に足をとられやすいです。

ちょっと道を外れると、こんな感じでずっぽりと腿まで埋まります。
(写真の左足は伸ばした状態で〜す。)
ちょっと道を外れると、こんな感じでずっぽりと腿まで埋まります。
(写真の左足は伸ばした状態で〜す。)
すべて銀世界。思い出すのはナルニア国物語。
すべて銀世界。思い出すのはナルニア国物語。
縞枯山荘が見えてきた。
縞枯山荘が見えてきた。
空が青ければ最高だったーーーっ。
空が青ければ最高だったーーーっ。
山荘の前の祠にも三角屋根。
山荘の前の祠にも三角屋根。
山頂駅に近づくにつれて下界の明るさが見えてくる。
山頂駅に近づくにつれて下界の明るさが見えてくる。
往きでは見えなかった景色が見える。
往きでは見えなかった景色が見える。

感想

午前4時20分、自宅を出発。
今回はスタッドレスタイヤ仕様の車。
いつも借りるお店ではもう空車がなかったので
別のお店で借りました。
眠くなったので途中の初狩PAで15分ほど仮眠。

午前7時45分頃、長野県茅野市のピラタス蓼科ロープウェイのりばに到着。

仮眠時間入れても横浜から3時間ちょっとで着きました。
駐車場は800台収容できて無料。
私たちが着いた頃はまだ建物前にも十分止められるぐらい空いてました。

ロープウェイで2,237mまで上がれるので
それほど大した登山ではありませんが、
今日は山の天気があまり良くないようで
厚い雪雲が広がっています。
ちなみに前日は快晴だったようで。。。
なんだっていつも遠出はこんな天気ばかりなんだろう。。。
と愚痴ってもしょうがないので、とにかく雪山を楽しむつもりです。

ロープウェイの運行開始時間は9時からなので
それまで車内で準備。
かなり寒い(事前調査では前日の山頂付近は-17℃)ので、いろいろと着込む。

<この日の私の服装>

*マムート長Tシャツ(保温・速乾性有)
*マムートフリース
*マムートダウンジャケット
*マムートレインウェア(上)
*ミズノサーモブレスタイツ
*マムートトレッキングパンツ
*マムートレインウェア(下)
*登山用靴下

その他
*泥よけスパッツ(足元防寒対策)
*手袋&厚手防寒手袋(2重履き)
*耳まで隠れるマムートバイザービーニー(ニット帽)
*顔も隠せるネックウォーマー

いろいろ着込んで着太り気味ですが、これで全然寒くありませんでした。
欲を言えば、膝上が冷えるのでそこをなんとかしたいかなぁ。。。

準備をしていると、続々と車がやってくる。
スキーやスノボー客たちの中、登山客も結構いる。

そろそろチケット買いに行こうかって車から出ると
隣の車のおじさんに「山登り?」と声をかけられてしばし会話。
おじさんも山男らしいけど、冬は危険だからと専らスキーらしい。
いいなぁ〜とちょっと羨ましがられた。

8時半過ぎになって、ロープウェイのチケットを購入。
大人1人片道900円。往復1800円。
往復のみ割引チケット有り。⇒http://www.pilatus.jp/pdf/10su_w.pdf

私たちは予定では帰りはロープウェイに乗らず、
自分の足で下りるかもしれないので通常料金の片道だけ購入。
8時40分の時点でもう改札前に行列ができてました。
私たちは20人目ぐらいかな。
ロープウェイは100人乗りなので、余裕で始発に乗れました。
約7分で山頂駅に到着。

標高2,237m地点。
ここからスキーやスノボーで滑走する人、
スノーシューで散策する人、登山する人それぞれが出発。
私たちも早速軽アイゼンを装着。
(駅構内及び出入り口付近でアイゼン装着は禁止されています。)
今回、スノーシューもチャレンジしてみようかと思ったのですが、
北横岳登山にはスノーシューは要らないと判断したのでやめました。
スノーシューは雪原で試してみたいし。

9:26 北横岳に向けて出発。

そういえば、それぞれが大きな三脚を持ってロープウェイに乗込んでいた
おばさん集団(50代後半?)もいました。
早速坪庭で写真撮影してましたが、
こんな天気じゃぁ、あまりいい写真撮れないだろうに。。。

服装は万全で寒くないのだけど、たまに吹込む雪があたると顔が痛い。
痛いし寒いのでネックウォーマーを顔まで伸ばすのだけど
息苦しくなる。。。

山頂駅から約40分ほどで北横岳ヒュッテに到着。
入って休憩しようかと思いましたが、
山頂までもう少しなのでここは我慢して帰りに寄ることにします。

ヒュッテを過ぎると、勾配が急になります。
新雪が降り積もり、足も雪に埋まって前に進まない。
アイゼンを利かせて登るのだけど結構難しい。

そして風も一層激しくなる。
初めてピッケルが欲しいと思った瞬間もあった。
体を出来るだけ屈めて風に飛ばされないように少しずつ進む。
冬の雪山は厳しいぃ〜〜っ!!

そして10:26頃、北横岳南峰に到着。
かなりの強風。
標示棒にしがみついていないと突風で飛ばされそうになります。
ここはまだ最高峰ではない。
北峰へ向かう。
5分ほどで北峰に到着。
標高2,480m。山頂です。
先ほどの南峰ほどではないけれど、それでも風は強いです。

写真と動画だけ撮って、早々と山頂を退散する。
強風だし何も見えないし、長居は無用。

下りは得意なので、アイゼンも利かせてザクザクと下る。
10分ほどで北横岳ヒュッテに戻ってきた。
アイゼンを外して、中に入る。
バッジと熱いお茶(300円)をいただく。
ちなみにここは休憩だけなら1人200円(15分)。

私は今回靴で失敗。
軽い靴を履いて来たら、足の指先が冷たくなってしまいました。
ヒュッテのストーブにあたっていたら
かゆくなってきた。。。。シモヤケか????
シモヤケって軽度の凍傷なんですよね。。。
気をつけなければ。
「靴下もっと分厚いのがいいのかな?」と話してたら
ヒュッテの人に「雪山は初めて?」と訊かれました。
「初めてじゃないですけど、2000超えは初めてです。」と言うと
「夏の靴はダメだよ〜。」と言われてしまいました。
そうかぁ、これって夏靴なんだなぁ。
「持ってるんですけどね、軽いのでこっちにしてしまいました。」
と言うと
「あ〜、持ってるけど置いてきちゃったかぁ〜。」だってw
それでもやっぱり-20℃近くなるところには、極厚靴下の方がいいかも。。。

ヒュッテの人ともお話できたし、熱いお茶とおにぎりで温まったし
よし、縞枯山荘まで足を伸ばして帰ろう。

下りは速い速い。
アイゼンをしているので、グサグサ刺して下ってゆく。
途中から少し視界が良くなってきた。

そういえば往きも帰りも途中登山道の真ん中で屈んでアイゼンをいじっている人がいて
(おそらく同じ人)、私たちはその人を避けようと道をちょっと外れたら、ズボッて足が雪道にめり込んで
とても怖かった。
雪で何もわからないから危ないんですよね〜。
そのまま落ちてしまうこともあるわけで。。。
細い道の真ん中で立ち止まったり、座りこんだりするのは危険なのでやめてほしい。

坪庭分岐まで戻ってくると風も弱くなってきて、周りが少し見えてきた。
天気はそれほどよくないけれど、雪山は楽しい。
ここから山頂駅まですぐだけど、ちょっと寄り道。縞枯山荘まで足を伸ばす。

分岐から5分ほどで縞枯山荘に到着。
特に何もせずに、写真だけ撮って山頂駅に戻ることにする。
もう少し歩きたいけどーっ。。。
名残惜しいが仕方ない。

山頂駅に近づくにつれて下界の明るさが見えてくる。
12時ちょっと前に山頂駅に到着。
快晴ならば、予定ではここからも歩いて下山するつもりだったのだけど
あいにくの雪雲模様なのでロープウェイで下ることにする。
アイゼンを外して、復路のチケットを購入。
乗車客が増えてきたようで、10分間隔で運行しているらしい。
12時10分のロープウェイに乗車。
下りで乗る人はわずか5,6人。

夏には観光客でロープウェイも2時間待ちにもなるという。
いつかまた夏に来れたらいいなぁ。
冬でもいいけど、今度は晴れた青空の日がいいw

ロープウェイを降りた後買い物をしたり、
高速に乗る前にゆっくりお昼ごはんを食べたりで
横浜の自宅に戻ったのは17時でした。
運転は疲れるけど、冬でも日帰りで長野の山が楽しめるのだから
なんてことはない。

今回は初めて-20℃の世界を経験。
今後の課題もいろいろ確認できた。
旦那さまは12本爪アイゼンカッコイイとか言い出すしwww
あ〜、今回は6本爪で十分でしたよ。
本格的な冬山になってしまう前に、もう一度ぐらいはどこか遠くの雪山に登りたい。。。なと。。。ボソ
2011年は標高2,480mの雪山行からスタート。
今年もまたいろんな山に登るぞーっ。





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