燕岳(中房温泉、燕山荘、二泊三日)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 29.5km
- 登り
- 2,116m
- 下り
- 2,116m
コースタイム
1月9日 7:20中房温泉-8:50第二ベンチ-11:05合戦小屋(昼)11:25-13:00燕山荘13:25-燕岳14:15-14:50燕山荘
1月10日 7:40燕山荘-9:20第三ベンチ-10:10中房温泉-途中1時間昼食-14:05宮城駐車場
天候 | 8日快晴 9日吹雪 10日晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
10日 15:50穂高温泉しゃくなげの湯-中央道-19:15浦安(渋滞無し) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は取り立てて無し。 合戦小屋までの樹林帯は明瞭なトレースあり。かなり踏み固められているので早めのアイゼンの方が歩き易い。 合戦小屋からは燕山荘、燕岳まで5〜10メート間隔で赤旗有り。トレースが消えるも、ルートを外さなければラッセルは無し。外すといきなり股まで潜る。 登山ポスト 宮城ゲート,中房温泉登山口に有り。 トイレ、駐車場無し。中房温泉登山口有り。 日帰り温泉 しゃくなげの湯 400円 中房温泉 通年営業。一泊二食9,200円 燕山荘 9日の宿泊で冬季営業終了 一泊二食10,000円 |
写真
感想
今期、燕山荘がこの三連休まで営業をしていることを知り,千載一遇のチャンスとこの山行を計画しました。正月休みを山には使えない家庭事情が・・・。
まあ、この山行も、実施三日前にメールで妻に知らせる始末でして、冷や汗もんです。
登山の方も、8日は冬型がゆるむも9,10日と寒気が流入、冬型が強まる予想でかなり厳しいものになりそうでした。参加者には、展望はおろか登頂も出来ないかもしれないことを納得してもらい中房温泉、燕山荘の予約をしました。
予報は的中、8日は無風快晴、林道の陽だまり、帰りの分のビールまで飲み干しルンルン気分。ただ、これが明日までもってくれることを祈っていました。
残念ながら、9日は朝から雪、稜線は吹雪きとのこと、予報どおりの天気になりました。合戦小屋あたりから、風が強まり、おちおち食事もできなくなりました。森林限界を過ぎると、トレースも時々消え、踏み外すとこけるほどです。しかし、主稜線の東側にあるため思ったほどの風ではありませんでした。
山荘手前の急斜面を登り、山荘を西から巻き始めると、凄い風にさらされました。この間の長いこと、なかなか正面玄関に着きません。入口を通り過ぎ、元のところに戻るのではないかとの錯覚に陥りました。周るのを止め、雪の斜面を登ると山荘の屋根に登ってしまい、あわてて戻る始末でした。
山荘の玄関に着き、表でアイゼンを外していると、扉が開き、そのまま中へどうぞと、従業員の方が迎え入れてくれました。
中に入ると、すぐに熱いお茶のサービス。ありがたかった。地獄から天国です。
ここで、しばし思案。靴を脱いで上がってしまったら、もう外に出る気はなくなるでしょう。勢いが大事です。山荘の方にはこのまま山頂に向かうことを告げました。山荘から、今日は誰も山頂に行って無いことを聞きましたが、明日はもっと条件が悪くなる可能性が強いので、行けるとこまで、また、K女史が無理と感じた時点で、引き返すことを条件に出発しました。
いざ、山頂に向かいますとそれほどの風でもなく、赤旗も頻繁にあり、歩き始めこそ、手が凍傷になるかと思うほどかじかみましたが、身体が温まると寒さも感じなくなりました。ただ、吹雪の為、完全にホワイトアウト、ゴーグルを掛けるとよけ視界が悪くなるので、私は付けませんでした。結果、眼球を相当、傷つけたらしく、12日現在でも目が痛い。
翌、10日は予想に反し晴天、風も無く、朝日に山々が神々しいまでに輝いていました。興奮のあまり、氷点下24度の中、素手で写真を撮りまくりましたが、10分程で
私の手より、カメラがダウンしてしまいました。後は目に焼き付けるまでです。
そして、下山。樹林帯に入ると逆光にダイヤモンドダストが輝いていました。あまりに幻想的な風景に皆、呆然。
今回、吹雪の中の登頂は大変でしたが、これは最後の大展望とための演出だったようです。最初から最後まで、大変楽しめた山行でした。
お疲れさまでした。
9日は吹雪という情報があったので、どうなったかなぁと心配してました。
逆に10日は素晴らしい天気でしたね。−24℃は想像を絶するけど・・・
今年も、よろしくお願いします。
間近に見る真っ白な北アは迫力ですね。
10日は、北アでも南に行く程、天気が良かった様子で、なによりです。
当方は家族スキーで白馬にいっていました。
北の方でも、10日は天気回復しましたが、
白馬、五竜、鹿島槍だけはスッポリ雲がかかり、その真っ白な姿を拝むことは、最後まで叶いませんでした・・・
kotsさん、beingさんありがとうございます。
今となっては吹雪の燕岳もいい経験だったと思います。いいアクセントになり、翌日の晴天が劇的に感じられました。
中房温泉も燕山荘も大変心地よく、機会があればまた企画します。
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