夜行日帰り 燕岳 (中房温泉起点の周回コース)
- GPS
- 08:34
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,616m
- 下り
- 1,607m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR:国分寺〜穂高 「青春18きっぷ」1回分利用 (行きは立川からムーンライト信州、帰りは普通列車を乗り継いだ) バス:穂高駅〜中房温泉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■平--東沢乗越--中房温泉 ・砂地・湿った土の急傾斜、木の根、笹竹の上など滑りやすいところが多い。 ・路面が谷側に傾いているところが多い。 ・砂防堰堤を超えるところの補助設備が貧弱でこわい。 他の補強や補助の設備も老朽化し多少不安を感じる。 ・沢沿いの道は右へ左へと頻繁に向きを変えるので見失わない様に注意する。 ・川岸の道、渡渉するところが多いので増水すると通行が困難になる。 |
写真
感想
2泊3で燕岳から霞沢岳への縦走する計画を立てたが、
22、23日に台風が来るとの予報。
山の中での事故はもちろんだが、予定通り帰宅出来ない場合でも
言い訳のしようがなくなるので、またもや中止。
天気予報が比較的良好な21日だけの日帰りで燕岳に行くことにした。
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19日の夜、仕事から帰宅し準備し23時頃に出かけ
立川駅でムーンライト信州に乗車した。
台風情報のためか空席が目立つ。自分の隣も誰もいなかった。
大月を過ぎても隣の席が空席のままだったので、横になって眠った。
穂高駅でバスに乗り05:50に中房温泉に到着した。
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06:20 中房温泉を出発
出発の時の天気は晴れ。水は3ℓ持った。
思いのほか暑かったので、小まめに水分補給をしながら順調に登る。
7時を過ぎた頃から徐々に下山者とのすれ違いが多くなってきた。
08:19 合戦小屋に到着
いつの間にか曇っていて青空が見えなくなっていた。
日曜の朝ということもあってか賑わっていた。
小屋の売店で飲料水を1ℓ分購入。飲んだ分を補う。
10分ほど休んで再出発
曇っていると登りのペースを維持しやすい。
09:14 燕山荘に到着。
とりわけ小屋に用事は無かったのでそのまま燕岳へ向かう。
独特の形状の岩々を見ながら30分、緩やかなアップダウンを
数回繰り返し最後に岩を這い上ると燕岳山頂だ。
09:39 燕岳山頂に到着
雲は多いが時折遠方の景色が見えることがあった。
山座道程は苦手なので、槍ヶ岳だけを探したが見つけられなかった。
人が多かったので早々に北燕岳に向かった。
燕より先は一気に人が少なくなる。
09:57 北燕岳に到着、燕岳からは約10分だった。誰もいない。
ここでザックをおろして座って休憩。食事にする。
自分と同じ高さあたりに雲が浮かんでいる。
西側には谷を挟んで南北に山が連なっている。
尾根は雲に隠れて見えないが、三俣蓮華から野口五郎あたりだろうか。
約25分滞在し、雲がなくなるのを待ったが駄目だった。
ちなみ休憩中も誰も来なかった。
北側を見ると尾根沿いには踏み跡、少し下には巻道が延びていた。
とりあえず、尾根沿いを進んでみたが、1〜2分でこれは自分には無理
という状態になり引き返した。皆はどうしているの気になるところだ。
北燕岳から30分程歩いたところで尾根は二手に分かれる。
東沢乗越に行くには右手に進む。
直進する尾根にも踏み跡があるが地図に道は書かれていない。
なだらかの丘の雰囲気でちょっと興味があったが、この後に控えている
沢沿いの道で雨に降られると後悔すると思い、寄り道は我慢することにした。
東沢乗越までの下りが始まると道の状態が徐々に険しくなってきた。
森の中の道は土や木の根が湿っており、とても滑りやすかった。
尻餅をつくことは無かったけれど何度か転びそうになった。
また路面が谷川に傾斜している場合も多く油断できない。
ここの下りで餓鬼岳から登って来たソロハイカー2人とすれ違った。
11:33 東沢乗越に到着
慎重に歩いたのでかなり遅れたかと思ったが、まだ予定より約50分早い。
この先も予定通りに進める自信はないので、この貯金は嬉しい。
休まずに進む。
沢までの道がつづら折れの下りだとういう事は事前情報で知っていた。
マイペースで下り続ければ良いだけだと思っていたのだが甘かった。
つづら折れなのに、なおも急傾斜で滑りやすい砂地だった。
掴める木も無いので半屈みになり慎重に歩く。それでも時折転びそうになった。
更に下りて行くと倒木も出てきて跨いだりくぐったりと
下りなのに汗をかき体力を消耗する。そんな事を繰り返しようやく沢に出た。
沢の水量が増えた場所で休憩。顔を洗い頭を冷やすと気持が良い。
渡渉ヶ所が多く、また倒木の上など予想外のところが進路になっていたり
するので、一見コースが分かりづらいことがある。
目印のオレンジ色のテープとペンキの赤丸を頼りに進めばよいが
コース上を歩いていても印が見えず不安になる場合がある。
そんな時は、第一候補の方向にちょっと歩いてみて、
何もなければ一度戻って別の方に行くと印が見えるという感じだった。
幸運なことに沢の水量が少かったので、どの渡渉も比較的容易に渡れた。
沢沿いの道を歩き始めてしばらくの間は比較的歩き易かった。
しかし、砂防堰堤が現れてからは状況が変わった。
砂防堰堤を乗り超えるところの処理がやや雑で怖い。
実際ちょっと落ちかけた。
また、砂防堰堤のために高巻く場合が結構多い。
人造物の為に、沢の景色から離れ、繰り返し高巻きを強いられるのは
正直あまり楽しくないし疲れる。
奥馬羅尾沢出合で右岸から左岸に渡り、そこから再び高巻きになるが
これが小さな山ほどの高低差があった。予想外という事もありしんどかった。
再び沢に下りて、それ以降は比較的穏やかな道が続いた。
金属製の吊り橋を渡った後は20分程度で中房温泉だが
登山道の終わる直前の沢で最後の休憩をとった。
沢の水で上半身・顔・頭の汗を洗い流して新しい服に着替えた。
そこから旅館などを通り過ぎ10分程歩くと出発点の登山口だ。
14:53 中房温泉登山口に戻った。
バスの時間は15:55だったが、それより早い時間に乗り合いバスが発車した。
そのおかげで予定より早く帰宅する事ができ、リオ・オリンピックの
男子マラソンのゴールシーンを自宅のTVで見ることが出来た。
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何度も滑って転びそうになったことなどが原因だろうが
今回は登りよりも下りで疲れた感じがする。
この周回コースは以前から気になっていたので、今回はそれを歩くことが
出来て満足だ。が、この1回で十分だと思った。
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