お礼を伝えに富士山へ 金鳥居から痛みに耐えて
- GPS
- --:--
- 距離
- 44.6km
- 登り
- 3,061m
- 下り
- 3,065m
コースタイム
- 山行
- 15:44
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 17:04
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません 北口本宮冨士浅間神社〜中ノ茶屋までの道の脇には排水溝があるので、転落注意 |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
感想
7月に入り、以前からのひとつの願いが叶いました。7/16に初めて登頂した富士山山頂の浅間大社奥宮でお参りし、願いが叶ったことのお礼をして、願いの継続を祈ってお守りを購入しました。
今年初めて施行される「山の日」には、日本一高い場所からその願いの継続をさらにお祈りしようと考え、富士登山のメージャールートの中で一番キツイとされる御殿場口から登ることにしていました。ところが、前日の8/10に残念ながらその願いは中断してしまい、富士登山は中止しました。
途方に暮れ、ひとしきり泣いたお盆休み。泣いたのは、8年前に母親が亡くなった時以来でしょうか。天気が良いのに登山どころではなく、しかし1日くらいは近場でもいいから遊ぼうと8/16に忍野八海へ観光に行き、たまたま北口本宮冨士浅間神社の存在を知りました。私自身4年ぶりの忍野八海でしたが、登山をしていなかった当時は、ここの存在には気が付きませんでした。
当然立ち寄ってみると、境内に「富士登山ガイドマップ 吉田口登山道」が置いてありました。何気なく手に取ってみると、金鳥居から山頂を目指すルートが詳しく解説されていました。いつか馬返しから登ってみようと考えていましたが、それよりも長丁場となる金鳥居スタート…。
往復で40km近くあり、久しぶりにドМ登山の匂いがプンプンと漂いましたが、富士登山の歴史を散策しながら先人の足跡を辿ってみるのも面白いかな。そして、ごく短期間ではあっても願いが叶ったことのお礼を伝えたい。このためには、それなりのルートでなければ意味がない…と考え、決行することにしました。
ご来光渋滞が解消するくらいに登頂して早めに下山することを狙って、22:00スタートを計画していましたが、台風の進路が読めず、迷いました。駐車場まで行ってみて、天気が悪かったら諦めよう。結局、自宅を出発したのが21:00過ぎとなりました。
中央道の八王子料金所あたりから雨が降り出し、これはダメかな?と諦めていると、大月JCTを過ぎたあたりから雨が上がりました。さらに車を走らせると、富士山の小屋の灯りと、山頂に向けて登っている方のライトの列が見えました。あれ?富士山が見えるということは、晴れているのか?駐車場に到着して空を見上げると、月だけではなく星までもがクッキリ。これは期待できるかも。準備をして出発です。全行程の半分は舗装路歩き(金鳥居⇔馬返し)となるので、外秩父7峰縦走時と同じくランニングシューズでスタートしました。
○(国道北駐車場〜)富士山駅⇒北口本宮冨士浅間神社 標高差41m、距離1.9km
まずは、駐車場から金鳥居を目指します。片道で約2kmの道のりで、帰りもこの道を歩かねばならないので、合計4km弱が上乗せされることになるな…。標高差は41mあるそうです。まだ元気なので、テクテク歩いて金鳥居に到着。スタートの写真を撮ろうにも、私のカメラはフラッシュが付いていないので、金鳥居が撮れません。これでは証拠にならないので、富士山駅まで歩くことにしました。
富士山駅で写真を撮って金鳥居に戻り、いよいよ本当のスタートです。緩やかに登りながら浅間神社に戻り(あとでもう一度ここを歩かねばならないと思うと憂鬱でした)、登山の無事を祈りました。
○北口本宮冨士浅間神社⇒中ノ茶屋 標高差250m、距離3.8km
拝殿の右手から進むと、舗装路に合流します。この先は街灯がなくなりますが、月明りのおかげで暗さに目が慣れれば、馬返しまでライトを使う必要はありませんでした(自分の存在を知らせるために、車が接近してきたら点灯する程度でした)。さらに直進して吉田口登山道本道(県道701号)に合流すると、こんな時間なのに車が何台も走っています。しかもハイビームで眩しい。遊歩道に入らずに車道(登山道)を歩くことにしていましたが、確か道路の脇に排水溝があるとか。ハイビームのせいで目の前が白っぽく見える中、紅白模様の柵がうっすらと見えたので、あそこまで戻っていったん落ち着こうと思った矢先のことでした…!?
身体が宙に浮いて、そのまま下に落下。何か固い物で右手の掌と左手首を豪快に擦り、右足の膝と薬指、左足の踵と強打。イテテテテ…何が起きたの???状況を理解するまで10秒以上は経過したと思います。しまった、排水溝に落ちてしまったのか。まずは身体の確認。とりあえず、骨折はしていないみたい。徐々に暗闇に目が慣れてくると、手を伸ばしても這い上がれる高さではないことがわかりました。しかし、数m先に胸丈程度の段差があり、そこによじ登ってからもう一度よじ登って脱出することができました。
自分の不注意とはいえ、初っ端からまさかの展開。気持ちを落ち着かせてから試しに歩いてみると、両足に痛みが走ります。でも、歩けないことはない。どうしよう?中止にするか。
ここで、考えました。今回の目的は何?絶対に登頂して、お礼を伝えたい。雷と強風以外は敗退しないという強い気持ちで臨んだはず。とりあえず、バスが運行している5合目まで行けば何とかなる。そこまで頑張ってみて、判断しよう。テント泊装備ではなくて良かった。
歩くペースを落とすことにして、富士五湖道路の下を潜ってさらに進み、緩やかに傾斜が出てくると、ようやく中ノ茶屋に到着しました。
○中ノ茶屋⇒馬返し 標高差350m、距離3.8km
中ノ茶屋に到着して、迷いました。これまで歩いてきた道は左方向に続いていますが、ゲートがあったりと登山道とは異なる雰囲気だったからです。ライトを照らして周囲を探すと、登山道を示す標識が見つかりました。左方向には進まず、中ノ茶屋の前を通過して進みます。すると、これまでのように平らな道ではありませんでしたが、それでも一応舗装されている道となります。しかし、デコボコしている分、足に負担がかかりました。
加えて、台風の影響でしょうか。湿度が高く、普通に歩いているだけなのに結構な汗が出てきます。両手の傷に汗が流れると、痛くて仕方がありません。これは眠くならなくていいかな?とアホなことを考えながら進みました。
遠いなぁ、まだかなぁ、と呟きながら歩き続け、目の前が開けてきて馬返しに到着。車は2台しか停まっておらず、若干拍子抜けでした。天気予報のせいかな?ようやく金鳥居から富士山頂のほぼ中間点。バス停の前で登山靴に履き替え、バス停横の柵を越えて進みました。
○馬返し⇒5合目 標高差850m、距離3.5km
ここから登山道らしくなります。この先5合目までは、登山道に残る歴史的遺産についての説明版、合目ごとに標識が設置されていて、これまでのどこを歩いているのかイマイチわからなかった道中と比べれば、気持ち的に楽になりました。ただ、登山靴に履き替えたために足が固定された分、負傷箇所がぶつかるために痛みが走り、痛くならない歩きの感覚を掴むまでは苦労しました。
小屋らしき建物があり、鳥居をくぐります。富士山禊所跡があり、かつてはここで身を清めたとのことです。既に汗臭いし、傷だらけだし、私は大丈夫かな?程なくして1合目。鈴原天照大神社がありました。2合目には、朽ち果てた建物があって立入禁止ロープが張られていて、よく見ると御室浅間神社でした。江戸時代までは、女性はここまでしか登ることが許されなかったのですね。
橋を渡って石段を上り、柵を越えると林道にぶつかります。右斜め方面から登山道に入ってからしばらく登ると3合目。三軒茶屋の跡地で、かつての登山者は早朝に出発して、ここで昼食をとることが多く、中食堂と呼ばれたそうです。現在でも、倒壊した建物が残っています。
さらに歩いて4合目。大黒天が祀られていたそうです。4合目だけ、合目を示す標識が見つかりませんでした。石畳の九十九折れの道となり、足が痛いよ〜と我慢しながら登ると、「日本橋」と刻まれている大きな岩(御座石)が出てきます。なぜ、日本橋?と不思議に思いながら隣の建物を確認してみると、上部には「五合目焼印所」と書かれていました。しかし、ここはまだ4合5勺。よくわかりませんが、とにかく5合目まであと僅か。頑張ろう。
しばらく進むと、林道に合流。麓の灯りが綺麗でした。林道を歩き、登山道に入ります。しかし、再び林道に合流。ゲート脇から上がり、目の前にある登山道に入ってしばらく登ると、ようやく5合目の佐藤小屋に到着しました。ここで朝食にする予定でしたが、多量の汗をかいたので何か飲み物を購入したくてもまだ売店が閉まっていることと、暗かったことにより、もう少し登ることにしました。
○5合目⇒6合目 標高差90m、距離1.0km
佐藤小屋を抜けると、階段が見える左へ曲がります。ここを曲がらずにまっすぐ進むと、富士スバルラインの5合目に向かってしまうので注意です。ここまで来れば、最悪の場合はバスで富士山駅まで戻ることができるため、ホッとしました。
さて、どうしよう?痛みはひかないけれど、ここから先はあまり足に負担はかからないはず。人はたくさんいるし、何とかなるかな。予定通り、山頂を目指すことにしました。
程なくして、里見平☆星観荘に到着します。佐藤小屋と同じく売店が開いている時間ではないので、先に進みます。日蓮上人が修行をしたという経ヶ岳に着きました。お経を埋納したそうでうすが、どこに埋納したのだろう?六角形の六角堂を横目に、さすがに明るくなってきたので、ご来光に間に合うように木々に囲まれた部分を早く抜けよう、と少し急ぎました。
6合目は富士スバルライン5合目からの合流点でもあり、大変賑わっていました。まだ始発のシャトルバスが出ていないはずなのに、おかしいな?もっと空いているはずなのにな?と思って休憩していた方に尋ねてみると、「観光バスは乗り入れることができる」とのこと。そうか、しまった!「マイカー規制」で通行が規制されるのは「マイカー」のみで、バス、タクシー等は対象外なのか。。。登りの渋滞を避けることを計画していたのに、この時点できちんと調べていなかったことを反省しました。
ご来光は、残念ながら厚い雲に覆われていて、地平線から徐々に太陽が昇ってくるシーンは見られず、多くの方がガッカリされていました。ご来光に興味がない私は、皆さんが立ち止ってため息をついている間に、そそくさと登り始めました。
○6合目⇒吉田口山頂 標高差1,320m、距離4.8km
昇ってくる太陽を時折眺めながら、お腹がグーグーと鳴るのを我慢して登り続けると、花小屋に着きました。売店が閉まっていたので、小屋の方に確認すると売店を開けてくれました。ここでスポーツ飲料を購入してガブ飲みし、パンを頬張りました。ここまで行動食を一切口にしていなかったので、元気を取り戻した感じがしました。
前回富士山に登った際は、高山病対策で小屋ごとに5分休憩しましたが、今回は麓から徐々に標高を上げてきているので高山病の兆候は一切なく、日の出館、トモエ館、鎌岩館、富士一館と順調に進みました。
鳥居がある鳥居荘の手前でご年配の団体さんによる渋滞が発生しましたが、そこを抜けてまた順調に進み、東洋館を過ぎて太子館が見えてくるところで再び渋滞が発生。しかも今回は、先ほどの渋滞と違ってなかなか進みません。どうしたのかな?と思って上方を確認すると、先頭のガイドが自分のお客のために、1歩ずつ、ゆっくり、ゆっくりと進んでいました。そこまでしなくても、お客は十分についていくことができているのに。。。あまりに進みが遅く、後ろを振り返ると東洋館のあたりまで渋滞の列がつながっていました。先頭のガイドはその様子に気付いているようですが、完全に無視。
これには、そのツアー客以外からブーブーと文句が出て、後ろの女性が「他人のことを全く考えない、ひどいツアーだわ。あれはきっと、近○ーね」とツアー会社を推測し出す始末。このツアーの方たちは、太子館に荷物を置いて休憩、山頂アタックをするようなので、のんびりでも構わないのでしょう。しかし、後続の様子に気が付いているのであれば、どこか広い場所で道を譲るべきですね。
この団体さんを太子館でサクッと追い抜き、ひたすら登ります。蓬莱館、白雲荘、元祖室、トモエ館と順調に進みましたが、さすがに疲れてきたので、本8合目の富士山ホテルで小休止。元祖室あたりから発生したガスは、トモエ館、胸突江戸屋を通過する頃に晴れてきて、山頂が期待できました。最後の小屋となる8合5勺の御来光館を通過し、硬貨が挟まれた鳥居を潜ると9合目に到着。山頂はもうすぐ…のところで、また団体さんによる渋滞が発生。今度は、先頭のガイドの牛歩だけではなく、お客が一人ずつ山頂手前の鳥居で写真撮影を始めたため、全然進みません。またか・・・と思いつつも、ここまで来てイライラするのはやめようと考え、素直に待ちました。そして、ようやく吉田口の山頂に到着しました。
○お鉢巡り 最大標高差70m、距離2.4km
天気が良いうちにお鉢巡りへ。「時計回りが本来のお鉢巡りらしいが、登りが多めになるから反時計回りにしよう」と進路を相談している声が聞こえてきて、なるほど!と思いました。しかし、今回の目的は、浅間大社奥宮でお礼を伝えること。時計回りに進んだ方が早く到着するので、前回と同様に時計周りを選択しました。
不注意で下山道に入ってしまい、復帰するまでに7分ほど要してしまいましたが、酸素の薄さは気にならず、浅間大社奥宮に到着。早速お参りをします。「結果は残念でしたが、ありがとうございました」とお礼を伝え、再度願いが叶うようにお願いしました。
お参りを済ませると、ちょうど団体さんが頂上富士館から剣ヶ峰を目指して出発したところでした。かなりの人数で、撮影渋滞は必至です。慌てて追い抜き、剣ヶ峰に到着。山頂標識と少し奥にある剣ヶ峰よりも高いと言われる場所で撮影を済ませ、お鉢巡りに戻ります。
吉田口山頂に到着し、前回と同じデザインのバッジを買おうと山口屋支店を覗いてみると、見当たりません。キーホルダー等を売っていた若い男性に尋ねると「今年の分は売り切れちゃったね。他の店ならまだ売っているよ」との返事。あぁ、残念(富士山の山小屋で働く方の多くは敬語を使いませんので、そのようなものだと思いましょう)。ガッカリしても仕方がないので、隣の扇屋で別のバッジを購入し、日付を刻印してもらいました。ここで昼食を済ませました。
○下山
当初予定よりも45分遅れで下山開始。過去に須走口から登頂したことがあるkazuruさんから事前に「御殿場口の大砂走りほどではないけれど、下りは楽だよ」と伝えられていたので、安心して九十九折の道をひたすら下ります。所々で滑りやすい部分もあり、注意しながらもノンストップで下ることができました。気を付けなければならないのは、須走口との分岐で間違えないこと。標識ごとに意識的に確認し、下江戸屋分岐できちんと吉田口方面に進むことができました。
このあたりからガスで真っ白になってしまい、先が見えないのであとどれくらい下ればよいのかわからないままひたすら下りました。日頃あまり運動をしていないのでしょうか、カーブごとにぐったりして座り込んでいる方が多く、一般的な登山者並みに体力つけておいて良かったと思いました。緊急避難所、7合目公衆トイレを過ぎ、6合目に到着。ほぼ全員が富士スバルライン5合目方面へ進む中、私だけ吉田口方面に進みます。
5合5勺の経ヶ岳から先は、往路では暗くて読みにくかった小屋跡等の案内板を読み、歴史を学びながら下山することにしました。六角堂などを眺め、フムフムと満足してから先に進みます。休憩する予定であった佐藤小屋に到着すると、トレランの方が美味しそうにコーラを飲んでいて、ついつい私も購入してしまいました。コーラを飲みながら休憩していると、小屋の方から「浸透桝の枠の木が滑りやすく、転倒する人が多いから気を付けて」と忠告されました。ありがとうございます。
さて、ここから馬返しまでは、足に負担がかかるはず。痛みに耐えらるかどうか。とりあえず馬返しに辿り着けば、バスが出ているから何とかなる。足を滑らせても踏ん張ることができないと困るため、ゆっくりめで慎重に進むことにしました。
歴史を学びながら順調に進みます。思ったよりも石畳が濡れていたり、往路では感じなかった浸透桝の多さに注意しながら下り続け、富士山禊所跡に到着。よし、馬返しはすぐそこ。往路で小屋らしき建物と認識していた場所は、富士山お休み処大文司屋でした。女性から「バスの発車時間までまだ時間があるから休んでいきなよ。無料だよ」とお声をかけていたただきましたが「金鳥居まで歩かなければならないので、先を急ぎます」と返して馬返しに到着。ここでランニングシューズに履き替えました。
登山靴の圧迫感から解放され、足が軽くなりました。しかし、その分地面の硬さが足に伝わりやすくなるので、負傷箇所に痛みが走ります。特に、馬返しから中ノ茶屋までは、舗装されているとはいえデコボコしている部分があり、この上を歩くときは呻き声を発してしまうほどでした。心が折れそうでしたが、そのたびに今回の目的を頭に浮かべて自らを奮い立たせ、先に進みました。
中ノ茶屋から先は綺麗な舗装路。足への負担は減りましたが、日差しを遮る木が少なくなり、暑さに参りました。途中で目の前にタクシーが停まり、「バスに乗れなかったの?どこまで?」と乗車を勧められましたが、お断りしてひたすら歩き、観光客で溢れる北口本宮冨士浅間神社に到着。今回の無事の下山を報告しました。すぐ近くの駐車場に停めてある車にザックを置いてからゴールを目指そうか心が揺らぎましたが、それでは意味がありません。上宿交差点を右折して最後の直線に入ると、驚くことが待っていました。
なんと、「富士山に登ったのかい?よく頑張ったねぇ」と地元の方が話しかけてくるのです。2名のご老人に話しかけられた後にも、8/26、27に予定されている鎮火祭の準備をしていた2名の若者にも「富士山ですか?お疲れさまでした」と。さすが、かつて富士講の信仰者を迎え入れる宿坊であった御師の町。富士登山者に対する心遣いは、時代を経ても変わっていないのでしょう。疲れた顔・痛そうな顔をして歩くわけにはいかず、背筋を伸ばして真顔で歩き、金鳥居に到着。肩の力が抜けましたが、ここがゴールではありません。富士山駅に寄ってから再び元の道を戻ってゴールとなりました。
○感想
富士山と言えば、5合目まで車で行くことができるイメージですが、金鳥居は「一ノ鳥居」とも呼ばれ、ここから先の北口本宮冨士浅間神社の大鳥居から山頂まである幾つもの鳥居のうち、一番最初の鳥居にあたります。山頂付近で「鳥居がたくさんあるから信仰の山なんだね」と言う女性がいましたが、金鳥居から登ると、本当の意味で「信仰の山」であることを感じることができると思います。日帰りは難しくても1泊するとか、下山時は富士スバルライン5合目をゴールとしてでも、一度は金鳥居スタートで歴史を感じながら登ることをお勧めします。また、金鳥居スタートだとおそらく高山病は無関係だと思いますので、富士登山で高山病に悩まされる方にもお勧めします。
次回に願いが叶った際は、きちんと継続してくれますように!
○おまけ
私がこれまでに歩いたルートとの比較です。排水溝に落ちて負傷していなければ、評価は変わったかもしれません。
同程度の距離では・・・ 外秩父7峰縦走 <<< 金鳥居スタート
長時間の歩きでは・・・ 奥武蔵最強ルート < 金鳥居スタート
標高差がある中では・・・ 黒戸尾根 < 金鳥居スタート
ただし、私は舗装路歩きが大の苦手であるため、これがなければ・・・
馬返しスタート <<< 奥武蔵最強ルート
馬返しスタート <<<<< 黒戸尾根 となります。
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kenboさま、おはようございます(≧∇≦)★
うっひゃ〜〜〜!!富士山駅から!しかも日帰り!(笑)しっかりお鉢巡りもっ(゚Д゚)やりますね〜〜!!✨✨✨登りは何とかなったとしても、下りきるまでのモチベーションを保ち続けられるのがすごいです!!✨しかも、絶好の富士山日和♥空の色が美しいですね〜〜〜✨麓から歩いてのお参り、きっと、kenboさまのお礼の気持ちもお願い事も神様に届いたことでしょう♪( ´▽`)排水溝の傷は多少良くなられましたか?💦かなりすっぱりと切れてしまっているご様子で痛々しいです(T ^ T)そんなに深い排水溝が蓋や柵もなくあるのはちょっと怖いですね💦傷を負いながらも、試練を乗り越え見事に全うされ素晴らしいです✨8月、相当お辛いことがおありだったご様子、これ以上ない願掛けをされて、9月はいい月となってくれることでしょう(≧∇≦)見事な歩きっぷり、楽しませていただきました✨
排水溝への転落時の負傷のため、あまりの痛みに最後は気力で歩いていました。
手の傷は3日ほどで気にならなくなりましたが、右足の薬指の痛みは徐々に回復しているものの、今でも相当なものです。
骨にヒビが入っているような気がしています。
気づかぬうちに右足を庇って無理な歩き方をしていたのでしょうか、お風呂に着いて車から降りる際に、右足首の激痛でしばらく立つことができませんでした。
普段は痛めることがない場所まで痛めてしまったようです。
あぁ、情けない・・・。
金鳥居スタートであっても、そこは富士登山。
全体的にとても整備されていて歩きやすため、コースタイムを気にしなければ、普段から登山をしている人にとって、体力面では特に問題ないと思います。
でも、浅間神社〜中ノ茶屋のナイトハイクは、女性にはおススメできません。
車が多いので、クマよりも変な輩に襲われるかもしれませんからね。
もっとも、chi-suke様なら、浅間神社〜馬返しは走ってしまうと思うので、ナイトハイクをする必要はないでしょう。
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