青梅黒姫山へ フズリナの化石発見!石灰岩の山
- GPS
- 07:50
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 1,147m
- 下り
- 1,147m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 8:50
3:40 安曇野穂高発
5:50 清水倉登山口着
<復路>
16:10 S氏下山
16:20 清水倉登山口発
18:30 自宅着
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
県道155号線へ 「黒姫登山口」表示あり 清水倉橋登山口へ(橋渡る) カネヨリサイクルセンター前は駐車禁止 その先に狭いが数台駐車可能 |
コース状況/ 危険箇所等 |
石灰岩が露出しているところが多く滑る 雨の後(今回)石灰岩・粘土質・急登のため滑るので注意 |
その他周辺情報 | 親不知ピアビーチここの海鮮丼が美味しい 親不知観光ホテル 栂海新道登山口にあり下山後入浴できた |
写真
感想
2016(平成28年)8月31日(水)
青梅黒姫山へ
「肌つるっと 青海の黒姫 石灰まとい」
黒姫山というと
すぐに信州の北信五岳を思い浮かべる。
そのお隣新潟にも黒姫山がある。
今回はその糸魚川にある青梅黒姫山を目指した。
日本三百名山でもあり、日本海に面した独立峰。
そして石灰岩からできた山で
カルスト地形も見られ、
その石灰岩からは、
2〜3億年前の古生代の化石がたくさん出るという。
そこで山に登るというだけでなく
山頂で化石を見つける楽しみもある青梅黒姫山だ。
山頂では砕かれた石灰石があり、
良く見るとその表面に化石が見られるものが稀にある。
今回はフズリナの化石を山頂で見つけることができた。
一緒に行ったS氏が地質を学んだ人で
間違いないものだという。
登山口の清水倉橋のたもとからも
石灰岩が掘られる荒々しい白い壁を持つ小山が見える。
この青梅は石灰岩の採石所がいくつかあるようだ。
石灰石・石灰岩は
日本が現在自給できる原材料でもある。
コンクリート、歯磨き粉、白線用の粉、乾燥剤、土壌・水の中和剤など
多方面に使われている。
登山口からは涼しく暗い樹林の中を
一本杉、夫婦縄文杉、そして金本平へと進む。
金本平からが、これでもかという急登に入る。
沢というか雨の水路というか深く掘られた登山道は
急登の中でも特に歩きにくく
水分を含んだ泥、粘土状の土に悩まされた。
さらに、ごろごろと石灰岩が転がり露出していた。
これほど石灰岩が登山道に見られる山は初めてだった。
滑ること滑ること!
石灰岩も滑り、土も滑りと
一歩一歩足を使い、慎重になる。
ことに下山、疲れてきた足にはかなりこたえるものがあった。
眺望はというと
急登がこれでもかと続き、
ぱっと飛び出る西稜から山頂にかけては
360度の大展望が待っていた。
白馬・朝日岳そして日本海の親不知まで伸びる栂海新道の稜線。
犬ヶ岳・白鳥山の山小屋も日の当たり方によって見ることができた。
目の前には岩登りで知られた明星山があり、
その先に雨飾山・頸城の火打山・焼山が美しい。
山容がごつごつした西岳・戸隠・高妻山も見渡すことができた。
そしてもう一つの黒姫山も霞んではいたがもっこりとした姿があった。
さらにギザギザした見るからに格好の良い
鉾ヶ岳・鋸岳・鬼ヶ面山が目を引いた。
眼下には日本海が姫川から流れ出た水との境を作り
青く輝いて広がっていた。
登りも、下りも滑ってきつい山だったが、
最高の大展望を見せくれた。
それに化石のおまけもついた山行となった。
ふるちゃん
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