毛無山〜御飯岳〜土鍋山〜破風岳・老ノ倉山

2016年09月01日(木) [日帰り]

• GPS: 06:10
• 距離: 10.4km
• 登り: 931m
• 下り: 918m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:45
• 休憩: 0:55
• 合計: 5:40

8:00 御飯岳登山口
8:15 毛無山
9:15 9:30 御飯岳
10:20 毛無山
10:30 御飯岳登山口
10:35 破風岳・土鍋山登山口
11:10 11:15 五味池・破風高原分岐
11:45 12:10 土鍋山
12:15 土鍋山三角点
13:00 13:10 破風岳
13:35 毛無峠
13:40 御飯岳登山口

【老ノ倉山】
13：50万座峠分岐道路脇
14：05老ノ倉山山頂14：10
14：20駐車場所
　　　歩行時間25分

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【御飯岳・破風岳・土鍋山】
上信越自動車道「須坂長野IC」降車
県道112号線で万座温泉方面を目指し
万座峠手前の分岐を右折、行止りが毛無峠
峠に駐車場所は余裕

【老ノ倉山】
万座峠分岐まで戻ると、標識横が登山口
道路脇の数台分のスペースに車がおけます

コース状況／危険箇所等

・御飯岳登山口〜御飯岳
標識、登山道は良く整備され、特に危険箇所はありません
・土鍋山・破風岳登山口〜土鍋山
登山口〜破風岳山頂までの登山道に問題はありません
五味池・破風高原分岐から鞍部にかけて笹が茂り出し
藪漕ぎ状態で歩きにくくなっています
初めて来た方は道迷いの可能性があるかもしれず
止めておいた方が良いかもしれません
笹の下の踏み跡は掻き分けてみるとまだはっきりと残ってはいます

【老ノ倉山】
車道脇から往復30分程度の山なのですが
笹藪が茂り放題になっており、笹を掻き分け
藪下の踏み跡を探しながらの登山になりました
かつて登っているので何とか踏み跡を辿りましたが
初めて登られる方は躊躇してしまうかもしれません
最近は登山者も殆どいないと思われます
ガレ場の下が切れ落ちている箇所があります
滑落にご注意ください

その他周辺情報

子安温泉
鉄分を含んだ茶色の温泉、体が温まりました♪
http://www.koyasu-onsen.com/

写真

9/1 7:33

おはようございます
今朝の長野市街はぼやけて、すっきりしない感じ。

9/1 7:42

毛無峠が見えました。土鍋と破風の間にちょっとだけ顔を覗かせているのは四阿山ですね(*_*)

9/1 7:42

破風高原
北側は切り立っています

9/1 7:43

万座峠への道と別れた車道はやや下り加減で毛無峠へ

9/1 7:46

土鍋山（左）破風岳（右）。この雰囲気が好きです

9/1 7:49

遠くに高妻、妙高が見えているのに、残念ながら写真では分かりません

9/1 7:50

平坦で細長い草原の毛無峠には既に車が数台

9/1 7:50

左の小さな尖峰は老ノ倉山。往復30分なので、帰りに余裕があったら寄りたいと思います。

9/1 7:55

浅間隠〜鼻曲〜小浅間〜浅間山遠望

9/1 7:55

破風岳
北は垂壁ですが、笹原をジグザグに付けられた道が登高意欲をそそられる山肌。登山が目的でない方も、気軽に登っていました。破風岳山頂往復だけなら一時間くらい。

9/1 7:59

まず御飯岳に登ります。朝飯前なので…(^^ゞ

9/1 8:02

笹原の上の空の美しさに目が覚めます♪

9/1 8:03

オヤマリンドウの藍が目にしみます。暦の上でも秋。

9/1 8:03

小串鉱山の名残の鉄塔は、これからもずっと立ち続けるのでしょうか？シンボル的存在！

9/1 8:12

毛無山なので樹木は生えていません

9/1 8:13

笹原の行く手には密に茂る針葉樹林帯。緩やかな稜線は浦倉山までの尾根に良く似ています

9/1 8:14

毛無山山頂はケルンのみ。山頂標識、三角点はありません。

9/1 8:14

一旦下ってはっきり分かる踏み跡を辿ります

9/1 8:16

12年前に来た時はこの先、酷い藪でした。夏道が整備されたと聞いて、いつか再訪したいと思っていましたから、どんなか楽しみ(^^♪

9/1 8:21

御飯岳はオヤマリンドウの山

9/1 8:27

空に惹かれます

9/1 8:31

長野市からは見ることのできない破風岳の裏側の険しい山容

9/1 8:32

シラビソの林に入りました。涼しくて気持ちが良い道。

9/1 8:35

以前来た時は、大人でも隠れるほどの笹藪を漕ぎましたっけ。おかげで新品のズボンが毛羽立ってしまい、大ショックでした(T_T)

9/1 8:49

なんとも素晴らしい散歩道！

9/1 9:01

シラビソと笹原のせめぎ合い

9/1 9:13

歩きやすくて最高!(^^)!

9/1 9:14

横手山
樹間にこの山が見えたと思ったら山頂はすぐ先でした(*_*;

9/1 9:14

山頂に着きました。以前は全く眺望がなく薄暗いシラビソの林の中でしたが、木々がかなり伐採され、眺めが良くなっています(*_*;三等三角点？

9/1 9:15

古い山頂標識は見覚えがあるような気がするのですが、地面に落ちていました。

9/1 9:15

四阿山と根子岳

9/1 9:27

標識はそのままでも雰囲気のすっかり変わってしまった山頂にさようなら

9/1 9:43

振り返った御飯岳最難関の急坂

9/1 9:50

前方に四阿山

9/1 10:03

毛無山の後ろに繋がる幾つもの山の重なりが懐かしくなります。破風高原から浦倉山まで縦走して往復した日は笹原の日差しの強さに泣かされました。

9/1 10:03

この下りから樹木は姿を消し、広い笹原に

9/1 10:06

オヤマリンドウは花が開き切ることはあまりないそうですが、晴れた日に一生懸命に開こうとしている姿がいじらしく見えます

9/1 10:16

振り返った本白根方面

9/1 10:16

さようなら御飯岳

9/1 10:16

遥かに榛名山のシルエット

9/1 10:20

毛無山のケルン

9/1 10:30

御飯岳登山口に帰還。これから破風岳・土鍋山に向かいます

9/1 10:36

毛無峠
小串鉱山跡地は立ち入り禁止

9/1 10:36

標識完備

9/1 10:37

ちょっと雲に邪魔されますが、流れが早いので

9/1 10:38

すぐに晴れてきます♪

9/1 10:46

毛無峠は車で簡単に来れ、登山だけでなく飛行機を飛ばしている人もいました。気流の関係もあって人気なのでしょうか？門外なのでよくわかりません(^^ゞ

9/1 11:01

笹原の脇は切り立った岩場

9/1 11:03

分岐
先に土鍋山に向かうので左に行きます

9/1 11:05

こんな標識も分岐にあります

9/1 11:06

こんな標識は中間点でも数箇所にあります

9/1 11:15

五味池・破風高原分岐
浦倉山に縦走した時はこの道を来たのですが、酷い藪になっていました。今はどうなんでしょうか？

9/1 11:26

と思ったら、この先の道を随分笹が覆い始めていて、びっくり！初めて来られる方は、気持ちが引けると思います。

9/1 11:34

標識はちゃんとあるのですが、土鍋山まで歩く方は少ないのでしょうか？

9/1 11:46

枝に隠されそうな標識ですが、ここまで来れば後少しです

9/1 11:46

山頂に到着
御飯岳と破風岳を正面に見る展望台(^^)/

9/1 11:47

毛無峠の景色も俯瞰

9/1 12:09

見晴らしは最高なのですが、三角点はここにはないので来たついでに、以前偶然発見した土鍋山三角点まで足を伸ばして見ることにします(^^)/

9/1 12:13

笹原の中にこじんまりとありましたよ♪注意して見ないと通り過ぎてしまいそうですが…

9/1 12:14

懐かしい古い標識

9/1 12:14

今は浦倉山までの道はどうなっているのでしょうか？笹の勢いは物凄く、せっかく御苦労して刈って頂いても数年で藪に戻ってしまいます。正にいたちごっこ！

9/1 12:24

破風山との鞍部
遠目には綺麗なのですが、掻き分けるのはあまり気持ちの良いものではありません(-_-;)

9/1 12:31

鞍部付近の笹原は陽が良く当たるので極端に伸び出している感じ。樹林帯の中は逆なので、踏み跡も分かり易く歩きやすいのですが。この道も廃道になってしまうのでしょうか？

9/1 12:32

この笹の茂り具合はまだ良い方

9/1 12:43

五味池・破風高原分岐に戻りました

9/1 12:53

破風岳に向かいます

9/1 12:59

破風高原に下る道
緩やかな下りです。以前この道を使って下った時、歩きやすく感じました。

9/1 13:00

破風岳山頂
1,999mはちょっと歯切れが悪いかも！1m足してあげたい(^^)/

9/1 13:01

怖いもの見たさに垂壁を覗きます。自分の性格が良く分かる瞬間！

9/1 13:11

破風岳さんさようなら。又来たくなります！

9/1 13:28

毛無峠まで後僅か

9/1 13:35

破風岳・土鍋山登山口に無事帰還

9/1 13:38

振り返った破風岳。これから、老ノ倉山に向かいます

9/1 13:50

車道を万座峠分岐まで戻った地点に老ノ倉山登山口があります。路肩に駐車。

9/1 13:50

酷い藪に登山道は隠されてしまっていました。殆ど登る人はいなそう(/_;)

9/1 14:00

振り返ると大きく御飯岳

9/1 14:03

ウメバチソウが人知れず咲き誇っていました

9/1 14:03

老ノ倉山はウメバチソウの山でした(^_^)

9/1 14:03

三角点のない寂しい山頂ですが、山名が書かれているだけでも嬉しいですね

9/1 14:03

笠岳が間近
老ノ倉山は簡単に登れて、しかも志賀高原をはじめとする付近の山々の大展望台。

9/1 14:03

横手山
手前の形の良いピークは万座山だと思います

9/1 14:03

本白根
手前に万座温泉に繋がる車道も見えます。

9/1 14:03

威容を誇る御飯岳
ここからの眺めが最高に素晴らしいと思います。山は見る角度によって全く変身しますね！いつも見ている長野市からの御飯岳はふんわり御飯の盛られた飯茶碗ですから(^^ゞ

9/1 14:04

破風高原の向こうに並ぶ四阿山と根子岳の仲睦まじそうなコンビ

9/1 14:07

可愛くて、何枚でも写真を撮りたくなります

9/1 14:08

一瞬、後光が射した毛無山。こんな眺めの素晴らしい山頂が藪の中に埋もれてしまうのは寂しい気がします。

9/1 14:20

藪道から脱出！
予定通りに快調に登れ、大満足(*^^)v帰りは子安温泉に浸かってのんびり!(^^)!

撮影機器：

TG-835 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

kyom4

2004年、長野市内の山岳会に入会後ひと月足らずでしたが
御飯岳登山の計画が立てられたのを知り
信州百名山に興味を持ち始めていた自分には一人で登るのが難しい
当時夏道のなかった山がどうしても登りたくて
いきなり参加させてほしいと願い出ました。
新参者がいきなり！と廻りの方々を随分驚かせたようです。

張り切って新しく買ったばかりの登山ズボンは笹藪に散々引っ掻かれ
見事に毛羽立ち、帰宅してから相当ショックだった事を覚えています。
藪山には新品はタブーと手痛く学習しました。
数年後、笹が刈り払いされ、夏でも簡単に登れるようになったと聞き
いつかそんな楽々な道で、もう一度登ってみたいと思っていました。

大日三山縦走後、膝の調子がおもわしくなく、自宅謹慎しておりましたが
そろそろ訓練も兼ね、登るのに手頃な行程のこの付近の山を
天気の良い日に行って見ようと待ち望んでおりました。
予報通りの好天とまではいきませんでしたが
まあまあの晴れ、それに初めての山にはない
（道の分かっている）安心感があり、ゆったりのんびり散歩気分。

あの日は又、帰りの破風岳で雷雨に襲われる寸前でした。
破風岳を駈け下り、車に逃げ込むのと、土砂降りの雨がほぼ同時で、
それもまた強烈な恐怖として刻みつけられており、
雨の心配がなく、ゆっくり歩けたことも、何よりでした。

ただ、整備された登山道がある一方で廃道化して行く道があり
昔と全く変わらないように見える廻りの山々の様相も
一方でやはり刻々と変化して行く事実を常に認識せねばならないと
寂しさも含めて、改めて実感する山行でした。