鳥倉林道ゲートから塩見岳 日帰りピストンで南アルプス中央部へ

2016年09月01日(木) [日帰り]

• GPS: 13:49
• 距離: 25.7km
• 登り: 2,505m
• 下り: 2,501m

コースタイム

日帰り

• 山行: 13:04
• 休憩: 0:45
• 合計: 13:49

2:39 鳥倉林道ゲート（駐車場）
3:15 3:17 鳥倉林道登山口
4:00 4:00 豊口山のコル
4:35 4:37 水場
5:01 5:07 塩川・鳥倉ルート合流点
5:30 5:30 三伏峠小屋
5:42 5:42 三伏山
6:31 6:31 本谷山
7:57 7:57 塩見小屋
9:14 9:15 塩見岳
9:33 9:59 塩見岳東峰
10:03 10:03 塩見岳
11:14 11:14 塩見小屋
12:37 12:39 本谷山
13:28 13:28 三伏山
13:55 13:55 三伏峠小屋
14:07 14:11 塩川・鳥倉ルート合流点
14:36 14:36 水場
15:05 15:06 豊口山のコル
15:45 15:46 鳥倉林道登山口
16:28 鳥倉林道ゲート（駐車場）

天候

曇りのち晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中央道松川インターから大鹿村、鳥倉林道経由で鳥倉林道ゲートまで約1~1.5時間程度。林道は舗装路ですが、一部道幅狭くすれ違いに要注意。
カーナビで「鳥ヶ池キャンプ場」で検索するとよいです。

コース状況／危険箇所等

・鳥倉林道ゲート〜鳥倉林道登山口
　　ほとんどがアスファルト舗装の林道。危険個所無し
・鳥倉林道登山口〜三伏峠小屋
　　とても歩きやすい登山道。ただし、木橋や木階段は濡れていると滑るので要注意。
・三伏峠小屋〜塩見小屋
　　とても歩きやすい登山道。
・塩見小屋〜塩見岳
　　岩場で登下山ともに要注意。落石にも要注意。
　　マークのルートを外さず登れは、浮石はほとんどない。

写真

9/1 3:42

とても歩きやすい登山道を黙々と登っていると三伏峠までの道しるべが現れる。
単調なナイトハイクだが、こういう目印があると飽きずに頑張れる

9/1 5:24

出発地点のゲートから2時間45分、ぼんやり明るくなってきたところで、この看板。
三伏峠小屋まであと200歩だって。

9/1 5:26

よし、歩数数えながらGo！

9/1 5:29

あれ〜、215歩だ。
足が短い・・・、いや基本に忠実に小幅で歩いたからでしょう！！！

9/1 5:30

ちょっと自信なさげな看板

9/1 5:34

ちょっと珍しい分かれ道

9/1 5:35

靄が幻想的だけど、心はブルー

9/1 5:41

天気予報は晴れだったのに！
眺望を期待していたが、この天気。
ショックで足取りがメチャ重い。。。

9/1 5:43

三伏山山頂は眺望ゼロ

9/1 5:44

晴れていれば、目指す塩見岳も見えるんだろうに、、、
と、トボトボ進む

9/1 5:53

でも、こういう森の稜線歩きは嫌いじゃないので、気持ちを切り替えて幻想的な雰囲気を楽しむ

9/1 6:04

ガスの中から本谷山が姿を現した！

9/1 6:05

塩見岳は頭隠し状態

9/1 6:05

南側には荒川岳とずっと奥に赤石岳が見える

9/1 6:06

心なしか雲が薄くなってきたような。。。

9/1 6:11

本谷山の南斜面は花が多くみられました。
マツムシソウ

9/1 6:17

タカネナデシコ

9/1 6:19

クマモスミレ？タカネスミレ？どっちだ

9/1 6:20

ウメバチソウ
この斜面にたくさん咲いていました

9/1 6:30

本谷山に到着。
団体がいて、休憩できる雰囲気ではなかったので、そのまま先に進む

9/1 6:31

よっしゃー！
雲間から塩見岳が姿を現し始めた！！

9/1 6:35

俄然やる気が出てきました。
足取り軽く雰囲気の良い尾根道を下っていきます

9/1 6:37

朝陽が差し込んで、すがすがしい気分だ

9/1 6:44

青空サイコー！

9/1 6:44

本谷山の尾根から見る南側の展望1

9/1 6:46

ヤマハハコ
本谷山の北側尾根はほとんど花が見られなかった

9/1 6:50

本谷山の尾根から見る南側の展望2

9/1 6:51

塩見岳から登る朝日を浴びる

9/1 6:52

シラビソ林の尾根歩き、癒される〜

9/1 7:06

塩見岳シルエット

9/1 7:08

権右衛門山のトラバース道は苔むした森

9/1 7:22

ここで手のひら大のキノコ発見。
そして、よく見ると顔？！
これは自然のイタズラか？

9/1 7:25

権右衛門山をトラバースを超えると、、、

9/1 7:26

権右衛門山と塩見岳のコルにある沢

9/1 7:27

ここでこの絵か！
良い味だしてる〜

9/1 7:27

元気をもらい、そして気合を入れなおして歩き始めた

9/1 7:39

メッセージ通り、なかなかの急登。
長いアプローチで疲れた体にこの登りはこたえる

9/1 7:41

塩見新道分岐から塩見小屋まで近いと思ったら、実際は15分ほどかかりました

9/1 7:43

歩いてきた三伏峠からの稜線が一望できる

9/1 7:47

北側の展望もばっちり

9/1 7:51

急登を休み休み登る

9/1 7:56

塩見岳のとがった山頂部。
遠いなぁ

9/1 7:58

塩見小屋に到着。
たくましい主人＆お兄さんが荷物整理してました

9/1 8:09

ミヤマアキノキリンソウ

9/1 8:10

ナナカマドの実が色づき始めてます

9/1 8:13

塩見小屋で一休み後、山頂目指して出発。
ここからが今回の山行の核心部。
左の影部分がバットレス

9/1 8:11

森林限界を超えて、素晴らしい眺めに感動

9/1 8:14

雲も徐々に薄まり、雄大な眺めが続く

9/1 8:27

天狗岩の南側を巻くため、北側の展望は一次おあずけ

9/1 8:35

青空に向かって岩場を登る

9/1 8:36

高度感が増してきたぞ

9/1 8:41

切れ落ちた狭い足場にちょっと（かなり？）緊張

9/1 8:44

大迫力の岩塊、塩見岳すげ〜

9/1 8:46

天狗岩と塩見岳のコルにある印象的な大岩

9/1 8:48

ここで北側の光景を目に焼き付けて、再び塩見岳南壁から山頂を目指す

9/1 8:49

なんちゃってダイヤモンド塩見岳！？

9/1 8:54

落石に注意しながらマークに沿って進む

9/1 8:57

あっという間に天狗岩が眼下に。
その右下に塩見小屋の赤い屋根も見える

9/1 8:58

絶景だ〜

9/1 8:58

目の前の烏帽子岳と小河内岳の稜線もいつか歩いてみたい

9/1 8:58

目を凝らすと中央に三伏峠小屋が見える

9/1 8:59

あとは集中して岩場を登り切るぞ！

9/1 9:10

岩場を登り切れば、山頂はすぐそこ

9/1 9:16

塩見岳西峰に到着！
富士山見えてます

9/1 9:17

素晴らしい眺めだ！

9/1 9:16

富士山と塩見岳東峰
5mほど高い東峰を目指します

9/1 9:59

塩見岳東峰に到着！
天気が良いのでじっくり眺望を楽しむ

9/1 9:22

東側の展望。
蝙蝠岳に続く尾根。
いつか歩きたいよ〜

9/1 9:30

雲海に浮かぶ富士山。
もうちょっと下まで見たかった。。。

9/1 9:23

南側の展望。
北俣尾根の先に荒川岳がで〜んと鎮座している

9/1 9:41

荒川岳、中岳、そして右奥が光岳？

9/1 9:57

北側の展望。
塩見岳から見ると、間ノ岳と農鳥岳の存在感がスゴイ

9/1 9:26

間ノ岳に続く長大な尾根

9/1 9:57

間ノ岳、農鳥岳アップ
間ノ岳の左奥に北岳も見える

9/1 9:57

仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳アップ

9/1 9:57

西側の展望
雲が躍動している

9/1 10:02

もういっちょ撮って、山頂を後にしました

9/1 10:10

天狗岩と塩見岳のコルを見下ろす。
人がゴマ粒並みに小さい

9/1 10:11

落石とすれ違いに注意しながら慎重に下山

9/1 10:19

陽の光で輝くトウヤクリンドウ

9/1 10:19

イワベンケイ

9/1 10:29

あっという間に高度を下げます

9/1 10:34

天狗岩から塩見岳の岩塊を振り返る。
いや〜、なかなか手ごたえありました

9/1 10:44

これから正面の長〜い尾根を歩くと思うと、愕然とする

9/1 10:51

塩見小屋目指して下山。
日当たり良くて、暑い！ちょっとバテてきた

9/1 11:04

核心部終了。
名残惜しい、、、いつか泊まりで再訪したい

9/1 11:15

塩見小屋と塩見岳山頂部

9/1 11:17

塩見小屋で一休みしたら三伏峠まで長い道のりのスタートです

9/1 11:25

塩見新道方面は通行止め

9/1 11:28

急登はザレで滑らないよう慎重に下山

9/1 11:52

権右衛門山の巻道からはとても歩きやすい道で安心

9/1 11:57

塩見岳付近に雲が湧いてきた。
ちょうど良いタイミングだった

9/1 12:09

歩きやすい尾根道なのですが、、、

9/1 12:33

ジワリジワリと登っていく長い尾根道に体力が削られていく。。。

9/1 12:37

かなりバテぎみで本谷山に到着。
ベンチに座って休みたいところだが、そんなものはないので、先に進む。しかし、これが後に響く結果に。。。

9/1 12:45

ハクサンボウフウ

9/1 12:52

この斜面、7月には花いっぱいになるんだろうなぁ

9/1 12:54

のぞき岩、高所恐怖症なので近づかない

9/1 12:56

アザミ

9/1 12:56

ミヤマヒゴタイ

9/1 13:18

疲れと空腹、そしてだらだらと登っていく登山道でバテバテ。
三伏山山頂で休もうと思ったが、なかなか山頂にたどり着かない。
山頂までの登りが果てしなく長く感じた

9/1 13:31

フラフラになりながら三伏山に到着。
ようやく座って、エネルギー補給し、しばし休憩

9/1 13:31

雲が湧いてきて、三伏峠小屋もガスに包まれそう

9/1 13:37

青空も残りわずか

9/1 14:00

三伏峠小屋で再び小休止して、下山開始。
とても歩きやすい登山道で助かる

9/1 14:34

ほとけの清水で給水

9/1 14:36

木橋や木階段、濡れていると滑りやすく、特に下りは要注意。
手すりが役立つ

9/1 14:38

カニコウモリ

9/1 14:48

レイジンソウ

9/1 14:49

サラシナショウマ

9/1 14:53

ミヤマダイモンジソウ

9/1 15:09

フジアザミ
大きな花で抜群の存在感

9/1 15:12

マルバダケギク

9/1 15:15

9/1 15:32

コウシンヤマハッカ
登山口近くにたくさん咲いていました。

9/1 15:40

行きは真っ暗で黙々と登ったから感じなかったけど、結構長い。なかなか登山口につかない。

9/1 15:46

かなり飽きてきたところで、ようやく登山口到着。
そしてここから林道歩きスタート

9/1 15:47

登山口の看板。思わず、じっくり見てしまった。
岩石マニアにはたまらない登山道だろう

9/1 15:50

これが石灰岩なのかな？

9/1 15:58

向かいの山腹に駐車場が見えます。
遠い。。。

9/1 16:28

焦らず、のんびり歩いてゲート到着！

撮影機器：

COOLPIX P340 ニコン

D700 ニコン

感想

hmnt

とにかく登山口からアプローチが長いので、本当は泊まりで行きたかった場所です。でもなかなか思ったように2日間山行の時間が取れない。

そんなことを考えていたら、ちょうどぽっかり一日休みが取れたこの日、夕方まで天候が安定してるということで、早出ナイトハイクの日帰りで登ることにしました。

塩見小屋直下までは、割と平坦な道が多く、意外に余力を残して塩見岳に行けるじゃん。そう思っていたものの、塩見岳直下の岩場の登下山の緊張感と帰りの本谷山、三伏山までの登りで体力を削られ、後半バテて行動時間も短縮できず。やっぱり甘くない行程でした。

それでも塩見岳山頂では素晴らしい眺望が見られ、南アルプス真っ只中を実感。想像以上に良い山でした。またいつか行きたい山です。今度は泊まりで。。。

コメント

yzz

ハードすぎｗ
塩見岳お疲れ様でした。
計画で見てえらくハードな山行だなと思ってましたけど
やはりハードでしたかｗ

高山なのに一面緑一色ってのは南アルプス特有って感じですよね。
南アルプス南部の方は計画練ることもありますけど
アクセスの悪さと工程が厳しくなりそうって点で
いつも頓挫してますね。

hmnt

Re: ハードすぎｗ
たしかに日帰りはハードだった。
本当は、泊まりにして蝙蝠岳まで行きたかったんです。。。

私も南アルプス中部以南は初めて。行ってみると不思議と魅力を感じました。
深い緑に包まれた高山とアプローチし難い奥深さがそうさせるのかな？
紅葉シーズンはきっと素晴らしいんだろうな。