登山歴2座の留学生と行く富士登山
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- GPS
- 08:52
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,604m
- 下り
- 1,610m
コースタイム
- 山行
- 7:14
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 8:52
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰るときには庭園駐車場までほぼ満杯でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
7〜8合目の岩場が歩きにくかったです。 |
写真
感想
前週の金峰山では、登山靴の靴擦れもあり、実力を出せなかったタイからの留学生。大学院の3年生ですから、まだあと1年富士山に登るチャンスはありますが、土曜日の天気は登山に適しているとの予報から、夜登りを決行することになりました。
週の半ばから後半にかけて仕事が忙しく、前日も山梨に日帰り出張して深夜帰宅。金曜は仕事を終えて、19時に大学に車で戻り、留学生をピックアップ。21時30分にスバルライン5合目駐車場について、2時まで仮眠してからのアタックというスケジュール。まさに、自粛を叫ばれている「弾丸登山」に近い計画。
10時30分まで寝酒を食らっていた関係で、あえなく寝坊し、3時過ぎに出発となったのは、体が休息を欲していたからでしょうか?しかしながら、想定以上に深い仮眠が取れたので、体調は良さそうでした。
単独登山ではないので、当然ペースも落ち着きそうですし、多くの登山客が登る富士吉田コースということもあり、とちょっと山を侮っていた感もありました。
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到着時から、空に満天の星をたたえていたそのままの天気で、朝3時過ぎにスバルライン5合目を出発。ゆっくりと下り坂を下っていきます。前回の入りは飛ばしずぎと、留学生に教えたため、今回は彼女もゆっくるとしたペースで入ります。
6合目の安全指導所で、彼女は地図をもらいましたが、これが後で役立ちました。実は紙の地図は山ガール1号に貸したまま帰ってきていないので、今回はヤマレコのルート図のみ。しかしそれも、後で気づいたのですが、車に放置したまま出発したのでした。
吉田ルートは初めてでしたが、なにせ山小屋がたくさんあります。トイレが頻繁に存在するのはありがたいのですが、いったい何合目を歩いているのかがはっきりしません。富士宮ルートは、各合目ごとに小屋があるので(ただし、新○号目、元祖○号目とかありますが)現在位置を把握しやすいのですが、吉田ルートではところどころの小屋に書いてある案内しか情報がありません。こうすこし、事前に小屋の名前と高さを調べておけばよかったと思いました。
7合目から8合目からは意外と急な岩場で、多くの人がここを登っている割には厳しい道でした。段差が大きく、足を使うので、疲労しやすい道です。
8合目を少し超えたあたりで「ご来光」。とにかく晴れていないと拝むことができないので、とてもラッキーでした。留学生も初めての富士登山で、ご来光を拝むことができて何よりでした。
8合目から上は、やはり空気が薄い分皆さん苦しいみたいで、数歩歩いては一休みといった人も多く見受けられました。自分もなるべく深い呼吸で息を吐き出して、効率よく空気を取り込むように心がけました。
単独ではありませんでしたので、時間がかかることは覚悟していましたが、4時間20分ちで吉田口山頂に到着。一人なら4時間は軽く切れそうでした。
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お鉢巡りの間も雲海の上の快晴で、ポカポカ陽気。楽しく、留学生と巡ることができました。剣が峰手前の急坂は、初めて来たときはトレッキングポールで登りましたが、今回はなし。今後季節が進み、9月の終わりごろになると、ご来光直後はこのあたりが凍りますので注意が必要です。
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吉田ルートの下山道はブル道。ブルとすれ違った後は、そのキャタピラーあとが歩きやすく、どんどん下れます。ただし、弾丸登山組なのかやたらと道端で寝たり、座り込んだりしている人が目立ちました。また、足や膝に痛みが来たのか、後ろ向きに降りている人も複数見かけました。ある程度体重がある人は、決して太っていなくても、下りはひざに来ますので、十分なトレーニングを積んで登山に挑戦してもらいたいものです。
登山経験わずかに2座の留学生でしたが、日ごろからフルマラソンに備えてトレーニングしているだけのことはあり、前回のような靴擦れも起こさず、下りは2時間10分で下山。ひざは少しだけ違和感が出たようでしたが、良い思い出が残せたようです。
まあ、こちらも約束は果たしたので、ほっとしました。
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