鳳凰三山落し物探し、薬師岳-観音岳-赤抜沢ノ頭
- GPS
- 17:50
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 2,282m
- 下り
- 2,270m
コースタイム
天候 | 晴れ、午後少し曇り。午前中は強風、午後は風も弱まる |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
夜叉神峠までの道路状況は以下。 http://www.pref.yamanashi.jp/rindoujyouhou/kisei.php?id=4 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<夜叉神峠の駐車場から夜叉神峠> 最初雪は有りませんが、暫く歩くと氷が地面と混じってきます。もう少し歩くと雪になり歩きやすくなります。登りだとアイゼンは無くてもOKですが、下りは軽アイゼン位は必要です。 暗い内に出発すると、この区間は甲府の夜景がきれいです。 <夜叉神峠から杖立峠> 前半は氷と雪がまじり時々地面も出ています。ここは下りではアイゼンは必須です。登りでも履いたほうが楽でしょう。 後半は圧縮された雪で歩き易いです。夜景も綺麗です。 <杖立神峠から苺平> ここはずっと雪です。圧縮されているので歩き易いです。1月5日より雪は多い様に感じました。焼け跡から見える月明かりに浮かぶ北岳と白峰三山は幻想的です。寒いですが。。。 <苺平から南御室小屋> 右側に綺麗な夜景が見れます。雪も踏み固められているので歩きやすいです。 <南御室小屋から観音岳> 出だしは少し急登なので、アイゼンを履いたほうが良いかもしれません。砂払の頂上から薬師ヶ岳小屋までの出だしは暗いと少し迷いそうです。薬師岳小屋は、前回は正面入り口の扉が開きましたが、今回はほぼ雪に埋もれていました。この区間は全体的に雪に覆われていますが踏み後がしっかり有りました。 <観音岳から赤抜け沢ノ頭> ここからは強風の為か所々で地面が露出していました。踏み後は大体有りましたが、コルに下りる最後の所は無くなっていました。ここは急で雪も深くこのコースでの一番の難所です。今回は4本歯の軽アイゼンだったのでピッケルを出しました。コルから赤抜け沢ノ頭までは楽な登りです。ただそこから観音岳への登り返しは結構きついです。ここは観音岳までより少し大変です。体調と天候と相談し、少しでも悪い前兆が有れば、無理せずに観音岳で引き返した方が楽です。 <お風呂> 天笑閣 : 日帰り500円。芦安から甲府に戻る途中、車で7、10分ほどの道路の右側に看板。地元の人が多い。 |
写真
感想
1月5日のご来光登山で落とした片方のアイゼンを探しに、また鳳凰三山に行きました。 前回と違って満月に近いお月様で、星は今一でしたがヘッドランプが不要な位の明るさで、北岳と白峰三山が月明かりに幻想的に浮かんで見えて良かったです。
今回は前回より出だし部分は雪が少なく、凍っていて歩き難かったのですが、それ以降は前より雪が多い感じでした。21時頃に寝て23時30分頃に設定したアラームで起きるのは前回と同じでしたが、今回は寝つきが悪くて殆ど寝れなかったので、焼け跡から苺平までは半分寝ながら歩いていました。条件が悪かったせいか前回より南御室小屋着が50分程遅く、ご来光は見れませんでした。
温度計を持っていませんが、気温は前回と同じ位だと思います。1月7日のpuyoさんの富士登山で、山頂12時の気温が-24度となっていました。鳳凰三山は1000メートル位低いですが、一日で一番気温の低い日の出前の気温は-20度より低いかもしれません。薬師岳小屋の前で風を避けて食事をしたのですが、ポットのお湯を上蓋に注いだ後、飲み干して次を注ごうとした際のわずか数分の間に中蓋の注ぎ口が凍って、お湯の出口を開く事が出来なくなりました。しかたが無いので中蓋を外して注ぎました。またコップを節約してポットの上蓋を代用したのは誤りでした。残った水滴が凍って上蓋が開かなくなりました。
この日は朝方は凄い強風で、私が南御室小屋に到着した時に出発したテントの方々は、多くの人が薬師岳止まりだった様です。地蔵岳まで行くと言っていた人もその後で会っていないので、引き返したのでしょう。実際のところ何度か身体がもっていかれましたので、耐風姿勢を維持しながらの歩行はきつく、体感気温もとっても寒かったです。1時間位、前回より遅いですが取りあえず観音岳まで行きました。ここには先行者が1パーティー2名いました。南御室小屋でキャンプをしているそうです。
強風で条件は前回より悪いですが、アイゼンの片方を落としたのはこの先なので、進まないと意味が有りません。取りあえずここもコルまで探しに降りる事にしました。このコースの難所はコルの手前の急な下りです。前回と違って踏み後がこの区間は無くなっていたので余計に時間がかかりました。コルに着いた時点で既に前回の戻り始めた時間より遅くなっています。先に進めば日没後も歩かなければならないのは必至です。今から引き返せば明るい内に戻れます。悩んだすえainuさんやkankotoさんのレコを思い出し、頑張って探しに行く事にしました。
結局アイゼンは見つからず、それからの長い帰りの工程を失意の内に歩く事になりました(´_`。)グスン それから今回、4本爪のアイゼンを持って行きましたが、この片方が壊れました。アイゼンが靴底からずれて横になるので変だと思ったのですが。30年弱前に白馬の雪渓を登る際、入り口で500円で売っていたのを買ったので随分使っています。紐は布だったので既に切れて買い換えていますが、本体ももう買い換えるべきですね。
この強風を思えば、本来の1月末の予定だった、ドンドコ沢の氷瀑巡りをして地蔵岳の登るコースの方が正解でした。去年は途中で敗退しているので。あそこなら樹林帯なので強風も関係ないですからリベンジすれば良かったですね。午後は風も弱まってきたし。。。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-56089.html
ちなみに今回も筋肉痛は無いんですね。どうしたのでしょうか?他の人と比べても一番遅いからでしょうか?前は登山後は筋肉痛が有ったのですが。。。最近登りに加えて下りも遅くなったのが筋肉痛が無い理由かもしれませんね。翌日の筋肉痛が無いという事は、その山行はまだ頑張りがたらなかったという事ですね。
Futaroさん
鳳凰山お疲れ様でした。
夜叉神駐車場0:23発ですか
暗い山中を6時間も・・・毎度凄いです。
夜景、展望は楽しめたようですね
アイゼンは残念でした。
新しいの買って下さい。
最近のは軽くていいですよ
その最近は軽くて良いアイゼンを昨年の暮れに買い、使ったのが南八ヶ岳と鳳凰三山の2回のみ、ちょっとショックです。その前の古い12本爪のアイゼンは20年以上前に買った物ですが、落とした事は無かったのですが。。。
片一方ずつ履こうかとか思っているのですが、ainuさんの富士山の様に山で壊れるのも怖いし、思案中です。
名前があがってびっくり!
お互いアイゼンに泣かされてますね。
それにしても、またまた18時間行動、いやスゴイですね。
この時期に地蔵ヶ岳方面行ったこと無いので分からないですが、
風といい積雪といいかなり厳しいところが多いみたいですね。
体温管理も難しいところですが、無事戻られて何よりです。
ainuさん、今晩は。
ヤマレコで調べて見たのですが、前日の土曜日に登ったyoutaroさんやk_shimagさんのレコですと、風も無く穏やかな登山日和だったそうです。
僕と同じ翌日の日曜日に登ったyamabukiさんのレコですと、南御室小屋でキャンプしていた人達と同じで、強風の為、薬師岳で引き返していますね。冬の天気ですから、山の頂上だと日によって随分変わるという事ですね。
ただ積雪は23日もそれ程でも無いです。観音岳のコルの直下が少し多い程度です。
ちなみに僕を含めたこの4人で、僕が一番歩くのが遅いですね ただ危険では無いのですよ。翌日に筋肉痛が無い様に、体力的には余裕を残しているし、帰りは暗くなりましたが、そもそも出発時は0時20分と深夜に歩いた場所ですから、18時頃なら問題は有りません。決して危険な登山はしないので。。。
ところでこの時期、鳳凰小屋方面から登って来る人はいないですね。前回といい今回といい。。。
1月5日のご来光登山の時に、アイゼンを落としていなかったらドンドコ沢から氷瀑を巡りながら、地蔵に登る周回コースを計画していたのですが、そちらはやっぱり単独行は、踏み跡無しのラッセル地獄ですね。
あそこのルートこそ、ヤマレコで申し合わせて同じ日に行けば楽なんですが。歩くのが速い人はその分、先頭でラッセルで疲れるのでペースが合いますし
アイゼン、もしかしてこの人かなぁ?
http://misawa7.exblog.jp/15392760/
携帯からで仕事中なもんでコース違うかも。
でもアイゼン拾うなんて珍しいので一応、貼っておきます。
違ったらゴメンナサイ。
bansheeさん、有難うございます。
残念ながら硫黄岳だったので僕のでは有りません。僕のアイゼンも誰かに見つかって、山小屋に届いていれば良いのですが(といってもあの辺りの山小屋は全て閉まっていますが。。。)。
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