飛越新道経由で黒部五郎岳に行くともれなく黒部十郎(どろー)岳にアップグレードする(泥耐性アップ)


- GPS
- 13:57
- 距離
- 30.3km
- 登り
- 2,365m
- 下り
- 2,343m
コースタイム
- 山行
- 2:53
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 2:55
- 山行
- 10:06
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 11:01
天候 | 1日目曇り一部雨、2日目晴れ(2400m以上はガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
泥ーです |
写真
感想
飛越新道と言えば必ず泥沼登山道のことが話題にあがる。ご多分に漏れず雨翌日であったため、1日目は泥沼に大いにやられることになった。
たいてい道の中心に泥沼ができている。たいてい誰かがハマった跡があるので気がつく。横の藪を通過しようとすることで回避できるが、藪が道に傾斜しているので斜面で何度も滑ることになる。中央突破を図ろうと落ちている枝や根っこを狙うがどれも垂直に足を置かないと横スライドする。最悪なのは丸太を切って年輪が見えるようにした飛び石だ。わざわざ溝をカービングしているのだが(すばらしいチェーンソー業師ですな)、そんなのお構いなしに滑りまくる。丸太トラップと名付けることにした。かなりμが低いので、地面に水平方向のベクトルはもれなくスリップとなる。
さらにソールについた泥はなんということのない石の上や根の上でもスリップを誘発する。
そういう訳で、北ノ俣避難小屋につくまでに2回ほど臀部を接地するはめになった(ただし泥の上には落ちないで済んだ)。
今日は午前に娘の小学校最後の参観日があったため、嫁さんの顔色を伺うと何も言い出せず午後からの出発となったので少々焦っていたのも関係するのかもしれない。
避難小屋には富山から来たTさんという方がすでにいらっしゃった。寝るまでいろんなお話をさせてもらった。たいそう多趣味な方で興味をそそられる話ばかりだった。
さて、翌朝。夜間に少しの降雨があり朝露もそれなりに。4時に起床、5時出発。薄暗い中でもガスっているのは明白。今日は消化試合か…
北ノ俣稜線までの道のりは、やはり多数の泥沼トラップだらけ。唯一の救いは雷鳥さん。道半ばで出会った彼(オスだと思う)は、なぜか登山道を登っていく。少しいくと立ち止まり振り返り私を見る。近づくとまたたたたっと登っていく。そんなことを20分ほど繰り返して先導!?してくれた。滑りそうなおっさんが心配だったのだろうか…
稜線に出てもガスは晴れず結構風は冷たい。それなりの装備にして先を急いだ。ここからは泥沼トラップはなく快適な道のりだった。
黒部五郎の肩では一瞬晴れ間が見えて見渡せたのだが、その後はまたガス。ピークでもやはりガスのままだった。
ガスの中だったので、確かではないのだが恐らく黒部五郎のピークだと思うのだが…
帰りは作業のような行動ながら、時々晴れ間が出て、薬師岳がきれいに見えたり、雲ノ平山荘が見えたりと多少は楽しませてくれた。それも北ノ俣岳稜線分岐まで。
下りはまた泥沼トラップ作動(今日一日晴れていたので比較的乾いてはいたが)し、臀部接地1回を被った。
明らかに今回の山行で泥耐性がかなりアップし、黒部五郎岳も黒部十郎(どろー)岳にアップグレードしたかな…とガスで何も見えなかったのでネタにするしかありませんでした…(泣
泥耐性を身につけたい方、横乗り系で横滑りは俺の望むところだぜーという方、ぜひ雨翌日にトライください。十郎岳が待っています。
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