飛越新道~北ノ俣岳


- GPS
- 25:39
- 距離
- 43.3km
- 登り
- 3,576m
- 下り
- 3,571m
コースタイム
- 山行
- 8:19
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 8:24
天候 | 1日目雪のち晴 2日目ハードガスのち雪 3日目晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス | 和佐府バス停付近に駐車 |
その他周辺情報 | ガス缶中×2 一缶使いきり もう一缶少し 計画240g |
写真
平坦なところになって、しばらくテレマークにしたりしつつ、地形図の「富山市」表記の登り返し地点まで移動できた。(と
この辺りでボードにしたが使い物にならずスプリットスキーでしばらく滑走(も
装備
個人装備 |
ザック
行動着
ハードシェル
防寒着
帽子類
手袋類
ブーツ
ヘルメット
滑走用具
シール
ビーコン
スコップ
プローブ
ストック
クトー
アイゼン
ヘッドライト
飲料水
行動食
地形図・コンパス
貴重品
ピンチパック
笛
日焼け
サングラス
ゴーグル
トランシーバー
シュラフ
個人マット
食器
テントシューズ
スタッフバック適
モバイルバッテリー
ピッケル
|
---|---|
共同装備 |
ツエルト
グランドシート
鍋
食材
火器
雪袋
ソーラーランタン
ゴミ袋
スノーソー
|
感想
初めは薬師と黒部五郎の欲張り計画だったが、2日目の天候が悪く計画変更。
2日目の夜の雪のおかげでパウダーだった。
下山時はシールが下駄になり戦力外になったが無事下山できて良かった。
真っ白な薬師はカッコよかったので行きたい。
薬師岳、黒部五郎岳いければとおもって二泊三日で計画。
前回は大雪で膝~腰ラッセルのため鏡池までいけなかったが、3月に入り降雪量も落ち着き、1日目で難なく避難小屋までいけた。
しかし、翌日は稜線上はガスと風のため避難小屋にて停滞。
三日目は天気よく稜線あがるが、源流側の広大な斜面への誘惑にまけてドロップ。あと、わりと気温低く風も少しあって寒かったので、はやく標高落としたい気持ちが勝った。
金曜日と土曜日の降雪でパウダーだった。
残雪期は縦走でこっちがわの斜面で遊んでる暇もなかったので、よかった。
次は北ノ俣岳からもっと足を伸ばしたい。
当初薬師岳、黒部五郎を目指す計画であった。
前回は寺地山手前で降雪過多の為敗退したが、今回は北ノ俣岳まで辿り着くことができた。
雪が圧密沈降していてもやはりアップダウンのある飛越新道はかなり大変。
登山道の両サイドは割と急斜面であることから巻き道を工作するのも至難の業であることが良く分かる。
薬師岳までワンデイで行く某軍団には改めて体力、ルート工作共に脱帽である。
また、どの程度の速度でどの様なルート工作で行くのか非常に興味深い。
話は逸れたが、今回の山行はなかなか計画通りにいかないながらも1日目2日目の降雪からの3日目晴天でかなり充実した山行となった。
晴天に輝く白銀の薬師岳や黒部五郎あるいは岩稜を抱き険しくそびえる水晶や赤牛の斜面を目に焼き付けることができた。
稜線は連日の風によりカチカチ山。
思う様に進めず連日避難小屋に飛び込んだ。
やはり冬の黒部源流域は厳しい。
当然自分たち以外に人影はない。
気温も連日低く夜は冷えた。
厳しくエスケープできないこの山域で何かあれば容易に命を落とすことが想像できた。
今回滑走した北ノ俣岳の黒部側斜面は良く雪が吹き溜まっていた。
メロウで良い斜面が無数にある。
気持ちの良い斜面、滑り出すと余りの気持ちよさにどんどん標高を下げた。
そして沢に吸い込まれる。
良い雪が溜まっていた。ハーフパイプ状の地形を思う存分に使いシュプールを描いた。
沢の下部はライチョウの楽園となっていた。この辺りのライチョウは立山よりも警戒心が強いようですぐに逃げていく。
板を履き遠く人のいない場所まで歩き良い斜面を見つけて滑走する
これはスキーアルピニズムの醍醐味の一つだと思った。
心奪われる美しい景色、良い雪、誰もいなくても静かにそこにある山々。
心満たされる山行であった。
目に焼き付けた山々、またいつかもっと遠くへ静かなこの山域で訪れてみたい。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する