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Yamareco

記録ID: 968103
全員に公開
アルパインクライミング
剱・立山

龍王岳東尾根

2016年09月24日(土) ~ 2016年09月25日(日)
 - 拍手
GPS
61:51
距離
9.4km
登り
702m
下り
1,314m
天候 2016/9/24(土)曇り時々晴れ
2016/9/25(日)霧のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
その他周辺情報 ●一の越山荘:素泊まり(5,500円)
※スタッフの方に許可を頂いてから、食堂で自炊させて頂きました。

●湯けむり屋敷 薬師の湯(700円)JAF会員は100円引
http://www2.plala.or.jp/yakushino-yu/
アルペンルートで扇沢から入山
黒部ダムは観光放水中
2016年09月24日 13:21撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 13:21
アルペンルートで扇沢から入山
黒部ダムは観光放水中
大タテガビン南東壁
2016年09月24日 13:21撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 13:21
大タテガビン南東壁
2016年09月24日 14:22撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/24 14:22
2016年09月24日 14:33撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/24 14:33
室堂の紅葉は見頃でした
2016年09月24日 14:41撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 14:41
室堂の紅葉は見頃でした
初日は遊歩道のような道を一の越まで歩く
2016年09月24日 14:43撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 14:43
初日は遊歩道のような道を一の越まで歩く
チングルマの綿毛
2016年09月24日 14:48撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 14:48
チングルマの綿毛
2016年09月24日 14:50撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 14:50
2016年09月24日 15:02撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
9/24 15:02
2016年09月24日 15:07撮影 by  iPhone 6, Apple
1
9/24 15:07
ナナカマドが真っ赤に色付いていました
2016年09月24日 15:07撮影 by  iPhone 6, Apple
1
9/24 15:07
ナナカマドが真っ赤に色付いていました
2016年09月24日 15:08撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 15:08
一の越からの龍王岳東尾根
泊まった小屋の部屋から取り付きが見えるロケーション
2016年09月24日 15:38撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 15:38
一の越からの龍王岳東尾根
泊まった小屋の部屋から取り付きが見えるロケーション
一の越から室堂を見下ろす
2016年09月24日 16:23撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 16:23
一の越から室堂を見下ろす
2016年09月24日 20:24撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/24 20:24
2016年09月24日 19:11撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/24 19:11
2016年09月24日 18:38撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
9/24 18:38
●2016/9/25 出発!
2016年09月25日 05:48撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/25 5:48
●2016/9/25 出発!
龍王岳の取り付きにある池
2016年09月25日 06:11撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 6:11
龍王岳の取り付きにある池
2016年09月25日 06:14撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 6:14
池に映る東尾根
2016年09月25日 06:14撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 6:14
池に映る東尾根
最初の岩場
2016年09月25日 06:38撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 6:38
最初の岩場
2016年09月25日 06:49撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 6:49
2016年09月25日 06:51撮影 by  iPhone 6, Apple
1
9/25 6:51
2016年09月25日 06:51撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 6:51
喫北壁
稜線から15mほどトラバースして取り付く
2016年09月25日 07:13撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 7:13
喫北壁
稜線から15mほどトラバースして取り付く
喫北壁1ピッチ目(20m,掘)
ロープが重くなったので途中でピッチを切った
2016年09月25日 07:29撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 7:29
喫北壁1ピッチ目(20m,掘)
ロープが重くなったので途中でピッチを切った
1P目をリードするyachimayuさん
2016年09月25日 07:29撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 7:29
1P目をリードするyachimayuさん
●2P目をリードするmsatoさん
2016年09月25日 07:51撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/25 7:51
●2P目をリードするmsatoさん
2ピッチ目(15m、)
壁を抜けたところのピナクルでビレイ
2016年09月25日 08:04撮影 by  iPhone 6, Apple
2
9/25 8:04
2ピッチ目(15m、)
壁を抜けたところのピナクルでビレイ
景手前
2016年09月25日 08:21撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 8:21
景手前
2016年09月25日 08:47撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/25 8:47
登ってきた岩稜
2016年09月25日 08:59撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 8:59
登ってきた岩稜
景南面は切り立った壁
2016年09月25日 08:59撮影 by  iPhone 6, Apple
1
9/25 8:59
景南面は切り立った壁
景への登り
2016年09月25日 09:06撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 9:06
景への登り
あと少し
2016年09月25日 09:08撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 9:08
あと少し
龍王岳頂上
2016年09月25日 09:30撮影 by  iPhone 6, Apple
1
9/25 9:30
龍王岳頂上
●奥へ続く道は五色ヶ原へ
2016年09月25日 09:37撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/25 9:37
●奥へ続く道は五色ヶ原へ
2016年09月25日 11:08撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/25 11:08
東尾根全景
2016年09月25日 11:08撮影 by  iPhone 6, Apple
1
9/25 11:08
東尾根全景
正面から見ると両側壁は切り立っている
2016年09月25日 11:17撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 11:17
正面から見ると両側壁は切り立っている
2016年09月25日 11:23撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 11:23
下山はダム方面へ降りる
こちらも紅葉が綺麗
2016年09月25日 11:28撮影 by  iPhone 6, Apple
1
9/25 11:28
下山はダム方面へ降りる
こちらも紅葉が綺麗
鬼岳(右)、獅子岳(左)
2016年09月25日 11:37撮影 by  iPhone 6, Apple
3
9/25 11:37
鬼岳(右)、獅子岳(左)
2016年09月25日 11:37撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 11:37
タンボ平
きれいに色付いていた
2016年09月25日 12:00撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 12:00
タンボ平
きれいに色付いていた
タンボ平と黒部ダム
2016年09月25日 12:09撮影 by  iPhone 6, Apple
9/25 12:09
タンボ平と黒部ダム
2016年09月25日 12:26撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/25 12:26
●ロープウェイ大観峰駅が見えます
2016年09月25日 12:56撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/25 12:56
●ロープウェイ大観峰駅が見えます
●最後は笹薮を分け入って、
2016年09月25日 13:16撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/25 13:16
●最後は笹薮を分け入って、
●ロープウェイ黒部平駅に到着
2016年09月25日 13:33撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/25 13:33
●ロープウェイ黒部平駅に到着
●黒部ダムに到着
2016年09月25日 14:11撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
9/25 14:11
●黒部ダムに到着
撮影機器:

感想

初級バリエーションルート 龍王岳東尾根&I峰北壁に行ってきました。
立山エリアでは、剱、雄山、大汝山、別山には行ったことがあったのですが、龍王は初めて。

龍王岳・・・
アプローチが楽、クライミング中に見える景色が最高。
一般登山道での登頂から、ロープ不要の東尾根クライミング、
初級登攀ルートの北壁、かなり立っていて難しそうな南壁・・・とマルチで楽しめるお買い得な山でした。


2016/9/24(土)
●扇沢〜黒部ダム〜室堂〜一の越
当日朝、横浜発。トロリーバス&ケーブルカー&ロープウェイで室堂へ。
室堂の紅葉は見頃〜見頃少し前くらい。
とくにナナカマドの赤がとても綺麗。
写真を撮ったり、立山の景色を楽しんだりしつつ、遊歩道と少しの上り坂を経て一の越山荘へ。
自身に写真の技術がないので、msatoさんにカメラを渡し丸投げしたり(笑)。

日の入りの時刻。
雄山真下にある一の越山荘からは、雷鳥沢方向の景色と見上げる雄山がとても綺麗。
山荘の部屋から龍王岳取り付き&全容を眺め、アプローチの予習。
一の越山荘は個室、水洗(!)、食堂での自炊可、スタッフさんが優しい素敵山荘でした。

msatoさんプロデュースの芋煮はお醤油味の仙台風。〆はうどんで(^-^)。

2016/9/25(日)
●アプローチ
薄くガスがかかる中、6:00前に出発。
東の一の越への登山道を途中から外れ、取り付きに向かいます。
踏み跡はほとんどないですが、目指すところは明瞭。
小屋から30分くらい。尾根下の小さい池が目印。

●東尾根〜I峰北壁
東尾根取り付きでハーネス&ガチャを装備し、アプローチシューズで登攀開始。
出だしが少し悪く、ロープを出す場合もあるようですが、ジムで登っている人ならロープ無しで大丈夫。
「登れると思うならチャレンジして良いよ(by msatoさん)」とのことだったので、I峰北壁にチャレンジすることに。
東尾根からトラバースし、登れそうなルート下&ビレイ出来そうなスペースを見つけ、クライミングシューズ装着。

・トポなし(登山大系には載っているらしき)
・グレード不明
・残置なし(後でハーケン発見)

「行けるかどうか」「どこを行くか」は自身のルーファイで判断という状況でのクライミング。
出だし、今までのクライミングの中で一番緊張しました。

1P目 yachimayuリード
カムと小ピナクルで中間支点を取る。
ルート取りが悪くてロープが重くなったので、登攀しやすそうなルートの下でカム2つで支点構築。
次のピッチも出だしハーケン以外に支点が無さそうだったのと、壁の上の見えない先がどうなっているか分からなかったので、支点にカム3つを使ってしまうことにためらい、2つに。
もろい部分もありますが、クラックあり・スメアリングで突破可な楽しいピッチ。

2P目 msatoリード
適度なクラックが入り、小さなスタンスも豊富で、気持ちよく登れるピッチ。
壁を抜けた先で東尾根に戻るので、小さなスペースで注意しながらシューズを履き替える。

●II峰〜III峰
ところどころ木登りあり。
一部、薄〜い踏み跡がある部分も。
II〜III級程の岩稜越えですが、人が(あまり)入っていない感が良い。

●III峰前で
後続もいないので、ここで南壁を眺めたり、クライミング講座をやったり。

問い「ここは安定したテラスです。支点を作り、セカンドを引き上げましょう。」

足場は腰掛けられる程度の広さ(と仮定)。少し上と足元にハイマツ。
壁面の凹凸やハイマツを使えないかあれこれ思案。
中々適度なリスを見つけられず、強度チェック中に岩が剥がれたり。
自身の引き出しの少なさにしょんぼり。
さらりと適当な横リスにハーケンを打ち込んで、支点を作るmsatoさんに感動。
ハーケンを打つ練習をしたりしている間に晴れ間が現れ、谷側の紅葉を堪能することも出来ました。

●山頂〜一の越
一般登山道で一の越に降りてくるのですが、東尾根に平行に走る登山道なので、今まさに登ったルートを見ながらの下山。
同じ高さでルートを見られる機会なんて滅多にないので、道すがらも写真を撮ったり、ルーファイしたり。

●下山:一の越〜東の一の越〜雷鳥平
東の一の越までは、雄山をトラバースする形で高低差もなく周囲の紅葉を楽しみながら下山。
おぉ!こちら側からだと、龍王岳東尾根を正面から見たり、南壁を見たり出来るのですね。
東の一の越では、黒部ダムを含む360度景色を堪能。
立山方面にガスがかかっていたのが残念でしたが、ダムからだと見えなかった赤沢岳奥壁も見えます。かっこいい。
東の一の越〜雷鳥平は、ロープウェイの下をやはり紅葉を楽しみながら(若干笹薮を分け入りながら)下山。
紅葉の中、下から眺める立山の稜線も○。

1泊2日とは思えないくらい充実した山行でした。
素敵ルートを提案してくれ、今回は自身の好きにやらせてくれたmsatoさん、ありがとうございました!

ここは本当にお勧めルートです。
また紅葉の時期に、ハイキング・縦走・クライミング等 色々な人と来たいと思います。

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