新穂高〜槍ヶ岳 テント泊
- GPS
- 32:00
- 距離
- 33.3km
- 登り
- 2,646m
- 下り
- 2,246m
コースタイム
天候 | 晴れ&雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:上高地〜新島々(バス)〜自宅(電車) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所特になし。 殺生ヒュッテ〜槍ヶ岳山頂まで梯子、鎖あり。濡れている場合は岩がスリップするので慎重に。 |
その他周辺情報 | 殺生ヒュッテ備忘録 テント場は岩ゴツのイメージでしたが、整地が素晴らしく快適でした。ペグも刺さり、手頃な石多し。料金千円+水代で1ℓ200円かかります。 翌日が雨予報だったからか平日だからか、全部で7張程しかおらず非常に静かでした。風はほどほどに吹きますが、槍ヶ岳山荘よりは大分穏やかでした(風が心配でこちらにしました)。 槍ヶ岳山荘の方も当日私が着いた時は数張しか設営されていませんでした。殺生ヒュッテも、槍を見上げる立地にあるので、展望は勝るとも劣らずまた行ってみたいと思うくらいでした! ※ソフトバンクの電波は通じませんでした |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
今シーズンのSWは諸々の事情で自堕落に過ごしてしまいました。トホホ。
ということで、今回はリベンジマッチ! 今年の目標は黒部五郎だったのですが、一泊ということで槍ヶ岳に変更。初日は快晴とはいかずとも、素晴らしい展望に恵まれました。山に感謝せねば!
飛騨沢ルートは、自分は初めてでした。朝到着した時点で既にかなりの冷え込み。最初間違えて笠ヶ岳に向かう左俣ルートに行きそうになり慌てる。右俣はロープウェイ駅をそのまま通過し林道に入って行きます。しかし誰もいない…。皆上高地の方から登っているんだろうかと不安になる。奥穂登山口を抜けるとようやく山道らしくなります。ここまでの林道が本当に辛かった。林道アレルギーなんでしょうか?(涙) ここから槍平小屋までは非常に緩やかな登りです。避難小屋の存在はわかりませんでした。ようやく数人とすれ違う。槍平小屋は居心地良さそうな場所にあります。ここで大休憩。林道歩きで既に結構疲れた。
が、ここからが正念場です。それまでの距離を稼ぐ山歩きから標高を稼ぐ山歩きに変貌します。しかし眺望は素晴らしい! 双六、三俣蓮華、笠ヶ岳、黒部五郎…私の憧れでござんす。そして槍と山荘も見えてきました。「やったーもうすぐじゃないか!」と思ったのですが、実はここからが長い道のり。直線だとすぐのようなのに、九十九折をくねくね登っていくためなかなか着きません。槍沢ルートもそうでしたが、最終盤にやられる人が多いので、中盤までの比較的緩やかな道を飛ばしすぎない方がよいと思います…。
大喰岳の勇姿を右手に見ると山荘がようやくお目見え。しかし風が強い。槍ヶ岳山荘テン場もいいなと途中思っていましたが、風におののきあえなく殺生ヒュッテに下ることに。そのまま山頂を踏めばよかったんですが、寝床を確保してないと不安なので明日にパスしました。
殺生ヒュッテまで、東鎌尾根に伸びる道では小さな梯子ありますが大したことないと思います。テントサイトらしきものが見えましたが、東鎌側は設営禁止だそうで小屋正面に回ります。テント場はガラガラで好きな場所に張ることができました。槍の穂先を見上げる場所で夜を明かすなんて何とも贅沢な体験だと感じ入ってしまいます。予報通り夜からは雨が振り出し、さすがに10月に入る頃で冷え込みました。
翌朝は雨。雨が小康状態になるのを待っていると既に6時を回っている。そしてここでデジカメが寒くてダウン。コダックよ、肝心なところで何てザマなの? 仕方なくスマホにがんばってもらいました。
山頂までの道は人の気配がほとんどありません。おかげで山頂も独り占めでした。しかし何も見えましぇん。そそくさ下り、テントを撤収して下山します。雷鳥の家族と遭遇。かわいい声で鳴いていました。そしてついでに猿にも遭遇。槍ヶ岳山頂直下に猿!? ドキュメンタリーで餌を求めて登ってくる群れがあると聞いたことはありましたが、何頭もが登山道をのしのし横切っていました。
下山は特に面白いことはありませんでしたw ひたすら長し。特に横尾からの林道がとにかく長し! ひたすら食べ物をむさぼりながら、どうにか上高地に到着した感じでした。
久方ぶりのアルプスはよかったです。山では既に晩秋の雰囲気さえありますが、もう一度くらいは遠征したいです。
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