船窪小屋-七倉岳、久し振りの山行はきつかった
- GPS
- 07:23
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,627m
- 下り
- 1,615m
コースタイム
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 7:18
天候 | 曇り-晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
3連休も土日は強風と雨で予定した山行も中止となった。
最終日のこの日、当初県北部も好天の予報だったので日帰りで紅葉を愛でながらできれば乾いた登山道がいいかな?、それになまった体にぴりっと効いたスパイスのような山行ができるところ・・・?。そういえば船窪小屋がそろそろ小屋締めかな、七倉岳辺りでのんびり昼食でもいいかなと思って出かけた。
6時前に到着した七倉の駐車場は、3連休の最後とあって歯抜け状態、登山口に近いところに駐車、支度をして6時に出発した。天気は曇り気温12度、すぐ上には重いガスがかかっていて、今後の天候が不安になる。それに1ヶ月以上山歩きをしていないので、歩き出してから体は緩みっきりでしばらくはペースが上がらない。
急登も終わり、1500m付近で尾根に出る辺からはガスで時折霧雨も混じる。寒く感じたのでカッパを着ようか迷ったが、それ以上に体が蒸して汗もしっかり出てくるのでそのまま進んだ。しばらく行くと道はなだらかになってからアップダウンを繰り返す。唐沢のぞきではガスで何も見えなかった。
途中大きなザックを背負った男性が下って来て、「山頂は快晴で素晴らしかった、しかしガスが上がってきているのでいつまでこの先はどうかな」と言っていた。
半分この日の天候を諦めていた自分は、俄然やる気が出て頑張って登ろうと気が急いだ。
ところが結構登ったと思っても出だしが1050m程なので2時間経ってもまだ1900m少し、さすがにバテてきたので休憩をしてから登る。6合目の標識には「鼻突八丁」ここからがもうひとがんばりだ。3年前にみんなで北葛岳まで日帰りをして以来の船窪尾根、久し振りに登ってみるとこんなにきつかったかなと思う。
6合目から天狗の庭までの標高差300mは、きつかったが変化に富んでいた。
標高が2000m近くになるとそれまで白い靄がかかっていたところに、薄日が差し込んできて露に濡れたシャクナゲの葉が光り輝く、そうして登っていく先、明るく青みがかかってきた。すっとガスが後方に回ると、今まで見えてこなかった稜線を従えた北葛岳は、ぽっかりと雲海に顔を出して、反対側には唐沢岳が浮かんでいた。
天狗の庭まで来ると唐沢岳から槍ヶ岳まで、野口五郎岳、赤牛岳と3年前見た風景が目に飛び込んできた。ここからは気持ちの良いいハイマツの稜線を登っていく。登るにつれ蓮華岳、針ノ木岳など見えてきて楽しい。しかし松本平は厚い雲で覆われ、今日は曇りだろう。山に登ったものだけがこの好天に恵まれたようだ。
この日の服装は、ずっと山頂までアンダーウェアにメリノウールの長袖だけだった、登山道は出だしこそ寒かったが、日が当たると今度は急に暑くなって半袖になりたい気分、それでも日影には霜柱もあってこの時期の服装の難しさを痛感した。
船窪小屋は閉店準備に忙しそうだった。お茶を頂いて邪魔をしないようその場を離れ、七倉岳でのんびり過ごした。周りの山々は、裸木ばかりで岩がむきだしすっかり冬支度、いつ雪が降ってもおかしくない。ここから船窪小屋への稜線だけが緑が濃くてほっとする。一人だけの山頂で、ゆったりのんびり秋ののどかな時間をすごした。ただ休んでいても何度も左足が痙攣したのには閉口した、足がすっかりなまっていた。この先行っても左足が不安もあって、充分景色を堪能したので11時には静かな登山道をくだり始めた。
下りは森林帯に入ると、ガスの中に突入、道は急で大きな木の根ばかり、それも濡れていてツルツル、本当に気を遣った。いつもなら半分駆け下るところが、この日は足が切れてしまって踏ん張りがきかなかった。あと少しで1合目と言うところでよろけて藪に滑落、左臀部を痛打してしばらく枯葉の中にうずくまっていた。幸い怪我はしなかったが、登山道まで降りてきたときはよれよれのボロボロ、直ぐ横の七倉山荘の温泉でなんとか復活して帰路についた。
やっぱり定期的に山行をこなさないと直ぐに体はさび付いてしまうと痛感した。
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