★感動の県境完結★終点は大パノラマの笊ヶ岳。青薙山〜笊ヶ岳(山梨県境・完)
- GPS
- 18:40
- 距離
- 30.4km
- 登り
- 3,245m
- 下り
- 3,061m
コースタイム
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:45
天候 | 14日 晴れ 15日 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ガレ部の縁や踏み跡のはっきりしない藪道。 山と高原の地図では点線でもそれなりに危険が伴う。 |
写真
感想
前回の県境は、雷雨などで山伏〜青薙山ピストンに終わってしまいました。
待ちに待った秋の青空がやっとやってきた感じでこのタイミングで
山梨県境のフィナーレを飾るべく県境ラストを歩いてきました。
これで山梨県境が繋がりました。
今回は、niko-raccoonさんの笊ヶ岳 希望もあり、
二人で一緒に行くことになりました。
niko-raccoonさんとは6月の鋸岳以来の山行です。
日曜が快晴になる予想なので、ここに笊の山頂にタイミングを合わせ計画。
木曜移動で車中泊しました。
◆一日目
青薙登山口まで暗い中徒歩。
青薙登山口からいきなりの急登で汗が噴き出す(^^;)。
池の平で給水し、何年生き続けているのだろうかイチイの古木に感激する。
赤崩れを堪能しながら、さらに青薙山まで容赦ない急登&斜面(カカトが痛くなる) (>_<)
前回来た青笹ルート分岐で、前回のポイントに合流。ここから未踏の県境を歩く。いざ。
時々展望を楽しみながら稲又山までは難なく到着。
ここからは今ルートの一番の核心部。一番気を使った場所である。
迷いやすい情報があり出来る限り調べて行った。
しかし、情報には限界もあり詳細は、自分目で確認するしかない。
案の定、稲又山山頂ではペイントやテープや標識が乱立している。
山頂から所ノ沢方向へ直進するような標識もあるが、今回は
稲又山山頂から来た道を10m程戻り山梨側を指し示す矢印に従い東側へテープを追って降りていく。
少し降りると、小さな段(平らな所)があり、さらにテープや赤ペイントを追っていくと
大きな段に出る。ここで方向を北に変え所ノ沢へ向かう尾根に乗る。
小さな段は、これがそうかな?というくらいの狭いスペース。
数年前の山高地図では、こんな内容で示されていた。
最新の山高地図では、
”稲又山山頂手前から東へトラバース。下りながら窪地を通り尾根に出る”
と書いてある。数年前の表記よりかは判りやすいと個人的には思う。
小屋跡手前は、テープもまばらでやや不明瞭な所もあり、こちらの方が迷い易かった感じだ。
ここは慎重にテープを探す。怪しければすぐに戻り次の道を探るといった感じ。
所ノ沢にて美味しい水を頂きながら晩餐。
この日の就寝装備と環境 夜〜ほぼ無風、朝の気温 2℃
シュラフカバー:バイラス(好日山荘ブランド)
シュラフ:monbel ULスーパースパイラル ダウンハガー#3
ダウン 上衣、ズボン
SeaToSummit シルクトラベルライナー(ストレッチパネル)
レインジャケット(これが無いと寒かったです)
レインジャケットを着て快適に眠れた。
◆二日目
まだ暗かったが、ヘッドライトを点け、5時過ぎに出発。
しかし暗いのでテープを見つけるのに時間がかかり遅々として進まず。
やはりフライングスタートはそれなりにハンデがある。
じきに足元が明るくなり、布引山が眼前にそそり立つ。
これを登ると思うとぞっとするが、先人たちのように後を追って一歩づつ登って行く。
ここも急斜面でカカトに悪い。
やっとで布引に到着し、山梨県境の一周が完結した(^^)/。
感激覚めぬうちに笊の風景が見たく先を急ぐ。
笊への最後の登りを終えると快晴の大パノラマが待ち受けてくれていた。
塩見、荒川、赤石、聖、上河内、茶臼、富士山や
前に歩いた山伏までの稜線が見渡せ、ラストに相応しい見事な光景だった。
椹島下降点からトラバース道へ進み、予約していた椹島ロッジへ向かう。
これが長いのなんの、延々と進むが標高が下がらず2000m辺りでウロウロしたまま。
この間UP/DOWN激しく、精神的にやられ体力を消耗した。(^^;)
足裏が痛く引きずりながらやっと椹島ロッジへ到着。ヘロヘロでした。
この後風呂で汗を流し、生ビールで祝杯!
今回は素晴らしい笊の景色に恵まれ、記憶に残る良い山行となりました。
同行頂いた、niko-raccoonさん、ありがとうございました。
良い思い出を共有できました。
そして山梨県境一周という変わったテーマですが、
無事にやり遂げられ、山梨での単身赴任の良い記念になりました。
これでようやく腰の治療に移れます。
最後までお付き合いありがとうございました。
コメント
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Hikaruさん お久しぶりです ichigeです
山梨赴任中に県境完歩おめでとうございます。山梨には大きな山があり、また道のないところも藪漕ぎ、渡渉など 多分いろいろな思い出、苦労なども多かったことでしょう。いい思い出になりそうですね。
私も若いころに群馬県境一周を考えたことがありました。途中であきらめ日本百名山に興味が移り一昨年羊蹄山で完結しました。
山登りも何か目標を持って続けるのも楽しいものですね。それが完結するのも楽しいものです。
私は今ちょっとした油断からアクシデントがありリハビリ登山に励んでいます。今年は、穂高岳の大キレット、ジャンンダルムなど計画していましたが無になってしまいました。
これからは2度目の群馬百名山に向かっています。
ichige さん
こんばんわ。
ichige さんも、群馬県境一周を考えていたんですね。
何か嬉しくなります。
昨年お会いした時に、大キレット、ジャンンダルムの縦走をするとおっしゃっていましたが、残念ですね
私もここのラインを歩きたかったんです
ichige さんの山頂のビールはまだですか?
10000歩、歩けるように回復されたとのこと、良かったです。
2度目の群馬百名山頑張ってください 。
早くの回復を願っています。
私も腰のテコ入れをします。
山梨県境踏破おめでとうございます
そして、お疲れ様でした〜
マイナーでも無い様な秘境の地を自らの野性的感!?
いやいや 自らの体験・コンパス・地図・・・を駆使しての
県境踏破凄いです
私に体力・知識・経験・勇気があれば、
テント張れる各所で泊まってみたいものです
信念貫く 男前ですね
tukihiyoko さん
こんばんわ。
お褒めいただきありがとうございます。
やっとのこさ終えることができました。
やり切って、今は心の中は空っぽです。
が…明日あたりどこ行こうか?なんて悩んでるかもしれません。
山百達成のお祝いや沢山のコメントなど今まで本当にありがとうございました。
tukihiyoko さんも信州百行けますよ
Hikaruさん、山梨一周おめでとうごさいます!
念願のテーマが終了して、安堵と淋しさではないですか?
今回の笊は晴天に恵まれて富士山との一直線が見られて良かったですね。これは羨ましい。
寒くなって、腰痛にも響くと思いますので、労ってください。
naoe さん
こんばんわ。
ありがとうございます。
そうなんですよ、3度目の今回の笊は、本当に晴天に恵まれて富士山 まで綺麗に見えました。
ほっとした半面、ちょっと目標を失ってしまった状態で、なぜか心は不安です。
早く次の目標を見つけないと…です
笊ヶ岳付近で一名の登山客(やはり健脚)と出会いました。
先々週は二日間、誰一人と会いませんでしたので
人に会うのはちょっとびっくり!、笊がメジャールートのようでした。
コメントありがとうございました。
すごいなあ〜〜〜
こんな山歩きがあるんだなと思わせていただきました。
青空も祝福してくれましたね。
テント泊できそうな場所を見つける度に「おっ」と思うところがまたいいですね!
なんだかまた来そうですね。
こういう線を繋ぐ山歩き、大好きです。
残念ながら私が住んでいる和歌山県は南部は三重県と川で隔てられているんです。それも、奈良県、三重県と複雑に入り組んでいます。とても県境を歩くなんてできません。
これからの山歩きは何を目指すのでしょうか?
楽しみにしていますね。
mayutsubo さん
こんばんわ。
mayutsubo さんも赤線引き楽しんでいますよね。
南アのここら界隈は野宿なので、非常時のビバークを考えると、
詳しいテン場情報を得てから、山行に出かけています。
ネットで情報を探すんですが、なかなか手に入りにくいところもあり、
行って見ると、ついつい気になってしまい情報として写真をUPしています。
そうですね、次のテーマは何にするか…?
南ア深南部などもありますので、これからじっくり考えます。
応援ありがとうございます。
では。
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