合ノ峰【長野市】
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 819m
- 下り
- 814m
コースタイム
- 山行
- 9:38
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 10:58
(ルートは手書きですが、現在地確認のため、GPSは携行していました。GPSなしでは極めて困難な山だと思います。)
天候 | ☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
自然園の休憩舎(現地表示は休憩所)から未舗装の林道を進みます。途中に鎖とトラロープを張った簡易ゲート?が二ヶ所あります。 その奥は廃林道で倒木や土砂崩れ現場があります。土砂崩れ現場には登山靴が埋まるぬかるみがあり、今回は長靴を持参し、土砂崩れ現場から濁川左岸の小尾根取付き点まで長靴でした。濁川の渡渉も登山靴では濡らさずには不可、長靴なら問題なしでした。 |
写真
感想
長野市鬼無里の奥裾花自然園の北東にある合ノ峰(1740.4m)は、予想以上の素晴らしい展望でした。樹林に隠されて見えなかったのは北東の妙高山ぐらいで、裾花川が流れる南西方向以外は、周囲を高い山に囲まれている割には、ほぼ360度の展望でした。
登頂したのは24日ですが、10月15日(大木場ノ辻へ登った翌日)にも行っていました。その時は合ノ峰北方の標高1660mから西へ真っすぐ下る尾根を目指しましたが、標高1338m地点で尾根の両側が崩落していて通行不能、左側は急すぎてトラバースできず、右側はどこまで行っても崩落の上端が空洞になっていて尾根に復帰することができず、退却しました。
今回は6号堰堤の奥から左岸の尾根へ入りました。地形図には表示されていない小尾根や谷筋があり、危険な急斜面ばかりでした。
地形図1484mピークから南西に伸びる尾根に上がり、そこで初めて百均で買った赤のガムテープで目印を残しました。
1484mPから先は、地形図では分かりませんが、合ノ峰方向へ高低差10mほど下ります。以後は笹藪の平らな尾根ですが、ほぼ真っすぐ上がると頂上直下で草木の全くない岩壁に出ました。
ザイル等登攀装備は一切用意してなく、それで登れなければ潔く引き返すつもりでしたが、岩壁基部を左(北)へ左へとトラバースしてましたら、物凄い急斜面(60〜80度?)ですが、灌木に掴まって登れそうな所があり、足元は苔だらけでした。
合ノ峰の北尾根に上がってから頂上はすぐ近くでしたが、ネズコなどの激しい灌木藪でなかなか進みませんでした。
頂上は狭いですが灌木に覆われてなく、西側の北アルプスや東山〜堂津岳、東側の戸隠連峰全山(乙妻山〜一夜山)が素晴らしい眺望でした。
下りは地形図の崖記号を避けて1680m付近まで北へ下り、そこから登りに辿った尾根へ戻るために南西に下りましたが、山腹は小尾根か雨樋状の凹地でした。急斜面の凹地には草が多くて木が少なく、下るのもトラバースするのも危険な状況でした。
1484mPの南西尾根途中から北西に下る小尾根も下りにはとても分かりにくく、谷筋の凹地は掴まるもののない危険な斜面でした。
何とか無事に河原まで降り立ち、登山靴から長靴に履き替えて廃林道へ。
奥裾花自然園内のブナの黄葉は、15日にはまだまだ早いようでしたが、24日は盛りを過ぎているようでした。
今回も、自然園入口への近道にある山の神に対し、行きは安全祈願、帰りは無事下山の感謝を込めて合掌しました。
観光センター駐車場から帰途に就く時、今日という一日を存分に楽しませてくれた山に向かって感謝の黙礼、「山よ、ありがとう!」。
※ 自分が付けた赤テープの目印は下りで回収しましたが、笹薮を抜け出た岩壁直下では、下りでは通りませんでしたので未回収です。
コメント
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ご無沙汰しております。
魅力的な山行でワクワクする文章を楽しませていただきました🎵
これからも怪我に気をつけて、まだあまり知られていない美しい山に登って下さい。次のレコも楽しみにしております!
rizojazz さん、こんにちは
コメントありがとうございます。
関東甲信越で、山地図に登山道が記されている山は一部を残して登り尽くし、今はその未踏の一部を登るかたわら、登山道がなくて展望の良い山を探して登っています。
登山道がない山(=藪漕ぎを強いられる&ルーファイが必要)の頂上に立って、そこから展望があるのとないのとでは、目的達成感や充実感が大違いです。
ネットの記録などであらかじめ調べ、展望の良い山へは好天の日に行くようにしています。
60代後半となり、行きたいけど日帰りでは行けなくなった山が何座かあります。
また、事故を起こしやすい下りでは歩くのがとても遅くなり、
『山は逃げない』とは言葉のあやに過ぎないと思う今日このごろです。
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