晩秋の穂高(奥穂高岳・前穂高岳・涸沢岳)

- GPS
- 17:02
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 2,439m
- 下り
- 2,415m
コースタイム
- 山行
- 9:24
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 10:23
- 山行
- 6:16
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 6:38
| 天候 | 晴れ(稜線は風が強い) |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【帰り】10/30 上高地BT13:20−15:14松本15:47−あずさ26号 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
雪はまるっきりなかった。凍っている箇所もない。まだ秋の山だった。 |
| その他周辺情報 | 風呂に入ってさっぱりしようと上高地アルペンホテルにいったら冬季休業に入っていた。去年はあいていたんだけど。小梨平までもどるのもおっくうなので西糸屋でカレーを食べてバスターミナルに向かった。 |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
アイゼン
ピッケル
|
|---|
感想
昨年も10月末の土日で登ったが雪が少しあった。奥穂の取り付きの梯子の下あたりは氷が張っていてそこだけアイゼンが必要だった。今年もアイゼン、ピッケルを持っていったが出番がなかった。
今回初めて東京駅から上高地行きバスに乗った。3列シートで隣席と通路で隔てられているのでしっかり眠ることができた。以前は上高地BTに6時頃ついたと思うが5時20分には着いてしまうので行動が少し早くなる。バスターミナルはまだ暗い。ヘッドランプをつけて歩き始める。少し雨がぱらついている。小梨平を過ぎる頃ライトを消して薄く明るくなってきたシラビソの道を進む。もう雨は降っていない。明神岳には雲がかかっている。明神で休憩、朝食のおにぎりを1個食べる。朝が始まったばかりの徳沢園を通り過ぎ、横尾山荘前で休憩しおにぎりを1個食べる。空は青空になっている。
屏風岩をまわりこみ、本谷橋につくと仮橋になっていた。ここから涸沢にでるジグザグの登りでこの春、帽子を置いてきてしまった。遠くに涸沢ヒュッテの屋根が見えてから着くまでが長い。やっと涸沢ヒュッテに着いたら冬支度の最中だった。もう数日で小屋閉めだから忙しそうだ。ベンチでまたおにぎりを1個食べる。妻が作ってくれたおにぎりもこれで全部食べた。白出のコルが見えるがここからまだかかる。今回は涸沢山荘から登ることにした。涸沢山荘も冬支度の最中だった。ガレの中を登って行くと長いトラバースの後ザイテングラードに取り付く。今日は見晴らしがいい。朝、覆って雲はなくなり、瞬間雲ができても陽にあたるとすぐに消えていく。ザイテングラードは岩をつたい上へ上へとつづいている。何人か降りてくる人がいた。石の斜面を左にトラバースすると小屋が見えそこが白出のコルだった。コルにでると急に風が強くなった
小屋で受付を済ませザックを置いてカメラと水をジャケットのポケットに入れ上をめざす。去年は登り口に氷が張っていてアイゼンをつけ登ったが今年は乾いている。風が強い。梯子をのぼり、夏道どおりに頂上についた。雪のあるときと違い白丸を追いながら落石しないよう通路を登る。頂上にはだれもいなかったが岳沢側から人が登って来た。今日は晴れているしまだ体は動くので涸沢岳に登り返した誰もいなかった。
小屋で自炊なのでテーブルでお湯を沸かしホットウィスキーを飲んですごした。この日は自炊の人が少なかった。多く持ってきたつまみでおなかいっぱいだがアルファ米とレトルトのハヤシとスープで夕食をとり18時過ぎには眠ってしまった。
翌日5時前に起床し、スパゲティとスープで朝食をとり、支度をして6時前に出発した。今日も風が強い。空気も冷たい。手袋をしても鎖や梯子や岩は冷たかった。岩などに霜も降りている。昨日登った奥穂までの道を再び登るのは疲れる。山頂に着くと陽の光が雲間からさしてきた。陽の光を浴びると暖かくなる。昨日は前穂側は風がなかったが、今日はどこまでも風が吹いている。吊尾根をまずはどんどん降る。たまに涸沢側ほとんど岳沢側を降る。南稜の頭をすぎ長い鎖場をおりると途中で雷鳥にあった。雷鳥は岩陰から出てきて岩の上でじっとしていた。2羽がそれぞれになにかつついて食べている。食事時だったようだ。最低鞍部にくだると紀美子平はすぐ。ザックを置いて空荷になり往復した。山頂では明神岳を登攀してきた三人のクライマーがいた。しばらく写真を撮って降る。
もう後は岳沢に降り上高地に向かうだけだが、筋肉が疲れてきたようだ。昔は石をとぶように降りられたはずだが、今は急な登山道なので一歩一歩降りるしかない。こんなところでもころんだら大変だ。もう少しと思い始めたら慎重にするほうがいい。だが、このくだりは長い。赤い屋根の小屋が下に見えているのにいくらおりても近づいてこない気がする。やっと谷におり向こうに小屋が見えるころは本当につかれた。小屋の前で一休み。ここも冬支度で水場のホースの片づけをしていた。ここからは傾斜もゆるく大して時間もかからないはずだが、河童橋周辺のカラマツが見えるのになかなか近づいてこない。やがて樹林の中にはいり古くなった木道がでてきてやはり古い木橋をいくつか渡り沢音が少ししてきたと思ったら登山口が見えた。
ここからは観光客の世界、湿原の木道を何人もの人がいる。その列のなかに続いて河童橋まで歩き今回の山行を修了した。















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